2006年 09月 14日

VENGA! VENGA! ブエルタ−その17

<第61回ブエルタ・ア・エスパーニャ>ダニエルソン 第17ステージを制する - スペイン

【グラナダ/スペイン 13日 AFP】自転車レース、第61回ブエルタ・ア・エスパーニャ(61st Vuelta a Espana)、第17ステージ(アドラからグラナダ、167キロメートル)。ディスカバリーチャンネル(Discovery Channel)のトーマス・ダニエルソン(Thomas Danielson、米国)は、4時間09分55秒のトップタイムをマークし、ステージ優勝を飾った。(c)AFP/Jaime REINA

AFPBB News


ゆるやかな登り基調のスタートからそのまま1級山岳に突入。このアルボンドン峠を越えると3級山岳ポイント。そしてさらに1級のモナチル峠。ゴールは、峠から一気に下った先にあることから、ドラマが動きはじめた。

ステージ優勝:トーマス・ダニエルソン(ディスカバリーチャンネル)

総合1位     :アレクサンドル・ヴィノクロフ(アスタナ)
ポイント賞    :トル・ハスホフト(クレディアグリコル)
山岳賞      :エゴイ・マルチネスエステバン(ディスカバリーチャンネル)
コンビネーション賞:アレハンドロ・バルベルデ(ケスデパーニュ)


§アスタナの戦略は手堅かった

 ヴィノクロフでも、カシェキンでも、勝てる方が勝てばいいというようにも見えたアスタナの戦略は、まさにキッチリはまっていた。
 ゴール前に立ちはだかる1級山岳ポイントのモナチル峠を登り出すと、カシェキンがアタック。そしてゴメスマルチャンテ(サウニエルドゥバル)がつづく。
 やはりチーム内でのエース争いかと思うと、つづいてヴィノクロフがアタック。ヴィノクロフの勢いは、そのままカシェキンとゴメスマルチャンテに追いつき、3人の小集団を形成。
 先行している6人の逃げ集団には、さらにアスタナはパウリーニョを配置している。しかし、ここまでに脚を使ってきたパウリーニョは、すぐに落ちていきゴメスマルチャンテがその役割をはたす格好になった。
 マイヨオロのバルベルデ(ケスデパーニュ)もヴィノクロフを追いモナチル峠の下りでようやくとらえるが、ここがジャージが動くポイントとなった。
 バルベルデが追いついたタイミングでヴィノクロフが加速。みるみる差を広げていく。反応し遅れたバルベルデは当然追いたいが、カシェキンはもちろんだがゴメスマルチャンテまで協力しない。怒るバルベルデをいたぶるように、後ろからプレシャーをかけつづけた。
 このカシェキンの援護をうけヴィノクロフはさらに差をつけ、トップを逃げ続けたのダニエルソン(ディスカバリーチャンネル)と合流。総合を狙うヴィノクロフとステージを狙うダニエルソンの利害関係は一致し協調体制が確立。バルベルデのタイムはさらに削られはじめた。
 そしてゴール。バルベルデとのタイム差はまだ微妙なところで、ヴィノクロフにとってゴールのボーナスタイムは貴重だ。1位と2位のボーナスタイムの差は8秒。このボーナスタイムのために協調体制は破棄されるかとも思ったが、ゴール直前、ヴィノクロフはダニエルソンに譲った。これがロードレースである。
 結果はバルベルデのゴールは1分39秒遅れ。2位のボースタイム12秒も加わり、1分42秒あったタイムも完全にを削られたかたちで、この8秒が響くことなく9秒のアドバンテージでヴィノクロフが総合首位にたった。
 このステージ、バルベルデの先にカシェキンがガッツポーズをしながらゴールした姿が印象的だった。

カテゴリー[ ブエルタ•ア•エスパーニャ ], コメント[0], トラックバック[0]
登録日:2006年 09月 14日 15:04:35

カレンダー
< 2006年 09月 >





1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
プロフィール
小林昌幸
小林昌幸
(男)
1968年05月10日
自転車ずきのライター稼業。
就職・進学情報誌のライター、二輪・自動車メーカーのコピーライターを経てフリーランスに。
実は、デジタル機器、ゲームやホビーの仕事も多く、アキバ系もテリトリー。
お仕事のご依頼は−
 coba☆m9.dion.ne.jp
(お手数ですが、☆を@にかえてご入力ください)
検索