2006年 10月 28日

あの騒ぎはなんだったのかなぁ

<自転車>ヤン・ウルリッヒ 今後スペイン国内での告訴・調査が無い事を発表 - スペイン

【スペイン 25日 AFP】エウフェミアノ・フエンテス医師(Eufemio Fuentes)のドーピング幇助を受けたとされ、ツール・ド・フランス(2006 Tour de France)の開幕直前に出場停止となり所属チームのTモバイル(T-Mobile)を解雇されたヤン・ウルリッヒ(Jan Ullrich)が、自身の公式サイトでスペイン当局が今後ウルリッヒを告訴、調査しないとの書面を送ってきた事を発表した。
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(c)AFP/FRANCK FIFE

AFPBB News


 ここにきてツール前後のドーピング疑惑について、ちらほらと動きが出始めた。
 アスタナの2名の選手の無罪も早々にあって、けっこうさんざん騒がせたわりには意外と早いなというのが、僕の感想。けっこう長引くはずなんだけどね、いままでの例を考えると。

 バッソも証拠不十分で無罪。この「証拠不十分」というのがクサい。本当にドーピングはあったのか?なかったけど、濡れ衣きせちゃって、いまさら言えないから証拠不十分ということで…というような勘ぐりさえしたくなる。

 そしてウルリッヒも、この記事のように告訴・調査をしないという裁定となっている。この告訴・調査をしないというのはなんだろう。告訴はともかく、調査をしないというのは結論を出さない、出したくないという当局側の姿勢ではないだろうか。もしなにもなかったら、風当たりは強さは想像を超えたものになるだろう。でも自信があれば進めるだろうから、結局もともと有罪にするだけの根拠そのものがなかったのではないだろうか。
 そもそも、例の医師のリストにあったとされるのは彼を匂わせる符号というか表記であり、ウルリッヒという実名はなかったと言う話だ。

 これでランディスも無罪ということになったら来年のツールのプロローグはどうなるか。すでに順位が繰り上がりケスデパーニュのペレイロがチャンピオンとなっているが、無実が決まればまたひっくりかえすのか?たとえひっくりかえせたとしても彼のチームはすでになく、プロローグにマイヨジョーヌ不在とという事態になるだろう。
 本人も主張しているように、僕はランディスの無罪を信じる。それは、本当にドーピングをしているならあそこまで無罪を主張する行動をとらないと思うからだ。どこか後ろめたいところがあればあんなにできないという意味ではない。ほとぼりがさめれば、彼ほどの選手ならまた復帰できるだろう。嘘をついているのなら、適当に正当性を主張しながらその期を待つほうが賢いような気がする。
 だが彼はブエルタに顔を出したり、あらゆるところで自分の正当性を主張する。嘘なら、嘘がばれたときのリスクを考えればそこまでできないのではないだろうか。
 無実だとしてもランディスについては、もうしばらくかかるだろう。かけなくては当局のメンツもたたないだろうし、なにより来年のツールのスタートに混乱が生じるだろうから。

 早い解決にはこしたことがないが、それが今回のドーピング疑惑の不自然さをさらに強調していると感じるのは僕だけだろうか。
 

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登録日:2006年 10月 28日 22:10:23

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プロフィール
小林昌幸
小林昌幸
(男)
1968年05月10日
自転車ずきのライター稼業。
就職・進学情報誌のライター、二輪・自動車メーカーのコピーライターを経てフリーランスに。
実は、デジタル機器、ゲームやホビーの仕事も多く、アキバ系もテリトリー。
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