2007年 02月

日本だったらどうだろう?

行政裁判所、レンタル・サイクル・システムのサービス提供契約保留の判断 - フランス

【リヨン/フランス 8日 AFP】行政裁判所は8日、大手ビルボード広告会社ジェーシードゥコー(JC Decaux)が市と結んだレンタル・サイクル・システム「ベロヴ(Velo’v)」のサービス提供契約につき、一時保留の判断を下した。ライバル会社の米国のクリア・チャンネル(Clear Channel)が契約に対し異議を申し立てていたもの。写真は同日、ベロヴの自転車に乗る人と専用駐輪場。(c)AFP/JEAN-PHILIPPE KSIAZEK

AFPBB News


 記事の本論である契約問題は、こうしたサービスが日本で確立していないこと、フランスの交通広告事情を把握していないので、ちゃんとコメントできません。あしからずというか、むしろスミマセン。

§自転車文化の違いかな

 この記事の写真をみて思ったのは、やはりヨーロッパという文化圏には自転車という道具が確立した文化として根付いているにだなということです。
 市民の利便と広告というサービスがうまくタイアップしていることもそうですが、こうしたサービスについて競合企業があるということが、なるほどヨーロッパという気がしました。
 それは、こうしたビジネスが、一企業のユニークなアイデアでの注目ではなく、すでに数社が参入したジャンルとして確立していることが記事から読めるからです。
 日本でも有料のレンタルサイクルのサービスはありますが、観光地であったり、なにかのサービスの片手間メニューのひとつという感じがあります。また通勤通学の駐輪問題の解決の一環として行われているレンタル自転車も、それほど浸透しているように思えません。
 それに、やっぱりこの記事の写真の広告スペースはオシャレですよね。ママチャリに広告の入ったプラ板をくくりつけているのとはワケが違います。


§ママチャリの功罪

 こうした違いについて思うのは「ママチャリ」という存在です。このママチャリというのは日本で独自に進化した自転車のタイプです。
 そこそこの荷物が詰めて、気軽に乗れるポジションで、本来の実用自転車(リヤカーを引いたりするゴッツイ奴。最近見ないなぁ)と違い軽くて取り回ししやすいと、ちょっとした街のコミューターとしては手頃です。
 最近は値段も安くなり、本当に街にあふれています。
 このため、あまり大事にされている“道具”ではなくなって来ているのも事実。先のセンテンスに記した日本のレンタルサイクルにある自転車を見ても、歪んだりガタがきているモノが多いのは、借り物なのに…と思ってしまいます。
 放置自転車を見ても、あまりに手頃すぎるため使い捨ての“道具”と同じ感覚になっていることがわかるでしょう。
 便利で手頃というのは商品としての美徳ではあるのですが、その弊害が、駅前などの放置や、道路の逆走、歩道の暴走という交通の問題や迷惑だったりすると思うと複雑な気がするのです。
 たぶん個人の台数からすると、これほど自転車が身近な国もないでしょう。しかし、その使い方やマナーという点では、これほど遅れている国もないような気がします。
 ママチャリの普及が日本人にとって自転車を身近にし、そして同時におかしな交通問題を引き起こしている。うーん、ムズカシイ問題です。
 今度の道路交通法改正においての「自転車の歩道走行」問題により、こうした自転車のありかたについて、ようやく目がいくようになりました。
 今言われている自転車レーンの導入についても、初期には、慣れないとまどいはもちろん、路肩の違法駐車スペースになったりなど細かな問題が吹き出すことでしょう。でも、そうしたことをクリアしていってはじめて自転車という文化がこの国にできるのだと思います。
 この写真にある自転車レーンのマークが日本でも普通に馴染んで見られるようになるまでには、まだ相当時間がかるんだろうなぁ。

 それにしても、この広告スペースになっている泥ヨケ(?)。ちょっと欲しいぞ。
 

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登録日:2007年 02月 25日 00:53:53

ランディスの件も擁護してほしいな

IOC アームストロング氏の禁止薬物使用に関わる発言でパウンド会長を非難 - 米国

【ロサンゼルス/米国 12日 AFP】国際五輪委員会(IOC:International Olympic Committee)が2日に倫理委員会を開き、自転車ロードレースのツール・ド・フランス(Tour de France)で7連覇を飾り2005年に現役を引退したランス・アームストロング(Lance Armstrong)氏へ批判するコメントを発している世界反ドーピング機構(WADA:World Anti-Doping Agency)のディック・パウンド(Dick Pound)会長を非難する決議を採択したとロサンゼルスタイムズ(Los Angeles Times)紙とニューヨーク・タイムズ(New York Times)紙が報じた。
≫続きを読む…
(c)AFP/Timothy A

AFPBB News


 この件となるといつも疑問に思うには、なぜランスは疑惑があってもチャンピオンを剥奪されず走り続けられていたかということだ。
 べつにアンチ・ランスファンではないが、その後、他選手のドーピング騒動を見ると、白も黒もはっきりしない状態でも、次々と出走停止や辞退を求められるような状況が起きている。
 去年のツール・ド・フランスでチャンピオンを剥奪されたランディスも、言ってみれば当時のランスと同じ状況ではないのだろうか? なのになぜ、ランスは走り続けながらそうした状況と闘うことができ、ランディスは走ることもできず孤独に闘わなければならないのか。
 どちらもアメリカ人ということから、国籍で差別されているわけではなさそうだ。
 この記事は、バウンド会長についての非難で、単にランスに対することだけではないようにもとれるが、ランスに関わるドーピングについてのトピックはこれにかかわらずいつも「特別」な気がする。
 やはりランスはスペシャルな選手ということなのだろうか。プロのスポーツであるのだから、競技ルール以外では、格の違いや対応の不平等があってもしかたないことだ。しかし、「スキャンダル」とワイドショー的な言い方をしてもドーピングは法にれる事柄であり、そこに温度差があるのはおかしい。
 その差には、表に出ないが客観的に納得できる明確な理由があるかもしれない。きっと僕よりもこうした問題に詳しい事情通なら、こうした僕の意見は鼻白むものであるのだろう。
 しかし、こうした問題であるからこそ、普通のファンが理解できる説明がもっと明確にあってもいいと思う。
 いつも思うのは、疑惑ばかりセンセーショナルに報道され、その真実はうやむやなままフェードアウトしていくことだ。こうした不透明な空気が、どこか自転車競技にダークなイメージをつきまとわさせているように感じる。
 こうして今もランスのドーピングが話題になる。きっと話題的には面白いのだろうが、どんな実績を持っていようとすでに終わった選手だ。それよりも、今を闘う選手についての正しい擁護をあまり耳にしないことがさびしい。
 ランディスやウルリッヒにも、こうした擁護の論調がほしい。彼らはランスと違い、まだ現役なのだから。

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登録日:2007年 02月 18日 18:03:12

及川、ワールドカップの表彰台へ

<自転車 UCIトラック・サイクリング世界選手権>Mouris/Stam組 男子マディソンの優勝を果たす - ロシア

【モスクワ/ロシア 17日 AFP】06-07UCIトラック・サイクリングW杯クラシックス(UCI Track World Cup Classics)第2戦、男子マディソン決勝。オランダのJens MourisDanny Stam組は、42分34秒620をマークしてこのレースの優勝を果たした。(c)AFP/TATYANA MAKEYEVA

AFPBB News


第3戦ロスアンゼルス大会の配信がないので、とりあえず写真は第2戦からです。

 第1戦、第2戦と配信があったのですが、どうしてか第3戦がきません。これは僕の推測ですが、アメリカでの大会ということもあるのでしょうか。
 アメリカには、自転車競技の良い選手は大勢いるはずなんですが、競技自体はどうも人気がないようです。最近はランス・アームストロングのおかげでロードレースにはある程度注目が得られるようになってきたようですが、それまでは全くだったと言われています。トレックなど良い自転車メーカーが多いのに(ただMTBからのメーカーが多いのでドロップハンドルは最近)と不思議と思いますが、どちからというと子供時代にBMXという感じなのかもしれません。
 余談ではありますが、国際的に人気のあるサッカーも注目があまりないようです。野球とアメリカンフットボール(あと、アイスホッケー)が中心となった独自のスポーツ文化が強固に形成されて国であるということなのでしょう。
 国際大会であるにもかかわらず、国内でマイナーなため興味を持つカメラマンがおらず、提供される写真がなかったのかもしれませんね。後日、配信があったら写真を差し替えたいと思います。


§ボスがいない第3戦

 この大会には残念なことにオランダのテオ・ボスが欠場。会場にはあのラボバンクカラーのユニフォームが見られないのでオランダチーム自体が欠場のよう。
 圧倒的な強さのボスがいないことでレースがどう動くかという期待も高まる。しかしスプリントでフランスのボジェ、ケイリンでイギリスのホイの優勝と、僕の中ではこのボス、ボジェ、ホイが3強なので予想通りという感じだった。
 ただ意外だったのは、ホイの優勝が世界戦初だということだ。イメージではもっと勝っていてもいいと思う選手なんだけどなぁ。
 ボスは今回欠場しても、前回、前々回のスプリントを優勝していることからもアルカンシェルはしかり射程に入っている。


§及川裕奨、1kmタイムトライアルで銅メダル

 今回の日本チームは、成田和也、及川裕奨、永井清史、新田祐大、西谷泰治、盛一大という顔ぶれ。
 そして、ついに日本人が今シーズン初の表彰台に立った。1kmタイムトライアルで及川は1分4秒814というタイムで第3位。本人は3秒台を狙っていただけに若干喜びきれない表情も見られたが、見事に銅メダル。フレデリック・マニエをナショナルディレクターに迎えた日本チーム新体制のスタートに華を添えたといっていいだろう。
 個人的に注目は、成績としては16位とイマイチかもしれないがポイントレースを走った盛である。盛はもともとロードの選手であるので、ピストで見るのは新鮮だった。
 あとは成田がケイリンで10位。第1回戦で2位と好調のすべり出しだったが、準決勝となる第2回戦で5位と決勝へは届かず残念。
 成田・及川・新田のチームスプリントが7位となった。

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登録日:2007年 02月 14日 21:17:21

スーパーの売り場に、新しい広告チャネル

日本初、「タマゴ広告」がお目見え - 東京

【東京 3日 AFP】「タマゴが先か、ニワトリが先か」。
≫続きを読む…
(c)AFP/ KAZUHIRO NOGI

AFPBB News


一応、コピーラーターという肩書きもあるので、たまにはPRやプロモーションの話などを。
ちなみに「チャネル」とはマーケティングによく使われる言葉で「チャンネル」の脱字ではありません。平たくいうと、ある事柄や商品を生活者にアプローチするための手段や媒体をひっくるめて指して使う、いろいろ便利な言葉です。


§これぞ「コロンブスの卵的な…」

 良く言われる慣用句ですね。テレビなどの紹介でも使われていましたね、まぁ卵つながりということで。そこまでは言いませんが、ウマイなと思う施策です。
 この施策を取り上げたニュースによると、日本の卵の消費量は1人当たり年間平均300個と世界でもかなり上位で、家事をあずかるひとが手に取るものとしては相当頻度の高い商品です。それだけに広告媒体としては有効で、言われてみればなんで今までという気もします。ただこのことについては、生鮮食品ということで、考えても実行するのに担当者の気持ちのどこかにブレーキがっかって「まさかね」と企画を寝かしてしまっていたケースもあるでしょう。思いついても、そんな気持ちのブレーキで提案できなかったプランナーはさぞかし悔しがっているのではないでしょうか。
 そしてシャレているなと思うのは、そのタイアップ商品です。記事にもある通り「チキンラーメン」とは、つい微笑んでします。 
 さらに、こうして各種の媒体で紹介されることがかなりの広告効果になっています。僕は、PR会社にいたこと(バイトだけど)もあるのですが、この効果が一番大きいのではと思います。こうしてニュースとして取り上げられることで、この広告付き卵が販売されていない地域まで話題として提供されているのですから。
 しかし、このニュースの注目は「広告付き卵」の仕掛け人であるPR会社の名前が出ていることです。本来、裏方である代理店までがニュースとして取り上げられている。こうした自社にとっての話題づくりも含めてウマイなぁと思ってしまいました。
 ところで、近所にそのスーパーがないのでこの広告付き卵は実際に手にしていないのですが、広告の入っていない卵よりは安くなっているのでしょうか?


§なにかと話題の仕掛け人集団

 かねてよりこの卵広告を仕掛けた会社については知っていました。ただ一番最初に認識したのは、この記事で記されているPR会社ではなく、スポーツ選手やスポーツ出身のタレントを中心にマネジメントするプロダクションとしてです。スポーツビジネスが確立している海外では一般的なエージェントですが、日本ではまだ珍しくそれで覚えていたのですが、今回の施策も含めて、先見性のある展開を行うグループと注目している企業です。

ちなみに…
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登録日:2007年 02月 04日 16:06:05

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プロフィール
小林昌幸
小林昌幸
(男)
1968年05月10日
自転車ずきのライター稼業。
就職・進学情報誌のライター、二輪・自動車メーカーのコピーライターを経てフリーランスに。
実は、デジタル機器、ゲームやホビーの仕事も多く、アキバ系もテリトリー。
お仕事のご依頼は−
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