2007年 03月
地球と走るF1
<07 F1>ホンダが新車「RA107」のニューカラーを発表 - ロンドン
【ロンドン/英国 26日 AFP】F1、ホンダ(Honda)は26日、2007年シーズンのニューマシン「RA107」のニューカラーを発表した。一新されたカラーリングは地球環境に対する意識を高めるような地球の模様を特徴とし、レース中はスポンサー・ロゴをつけずに走行する。写真は、新型マシンの側に立つドライバーのルーベンス・バリチェロ(Rubens Barrichello、左)とジェンソン・バトン(Jenson Button)。(c)AFP/CARL DE SOUZA
§スポンサーの英断
このマシンにはレギュレーションとしてコンストラクチャーとタイヤメーカーのロゴは入っているが、基本的にスポンサーのロゴマークがない。しかし、ホンダが初参戦した頃のように自社の資金だけで運営しているわけでなく、商標表記の必要があるスポンサー名のある可能性もあり下記に商標注記を入力するのも大変なのであえて明記しないが、音楽会社やパソコンメーカーなど10社程のスポンサーは存在している。興味がある方は公式HPやホンダ、F1、スポンサー等で検索すれば出てくるはずです。
せっかく資金を提供するのにロゴマークも入れずに宣伝になるかという疑問もあるだろうが、こうした話題になることで気になった生活者が検索したりすることで知ることになるので全然宣伝にならないということはない。この場合むしろ、こうした環境への取り組みへの協賛ということでアピールになるうえ、自らアクセスし調べた企業名は一方的に見せられるロゴマークとちがいその奥ゆかしいイメージとともに記憶に残りやすい。
こうした手法は「ティーザー」といわれ、広告・広報では別に新しいモノではない。が、媒体はF1である。通常1平方センチメートルいくらと言われるぐらいであり、スポンサー名がどこにマークされるかで何千万円も動く世界だ。マシンが話題になっても、そのスポンサーにまでどのくらいの生活者が興味を持ってくれるのか、事前の調査や予測の立案など当然あっただろうが、確実といいきれはしない。
1社、2社がロゴのブラインドをOKしても、その企業の出資する資金だけでまかなえなければさらに他のスポンサーが必要になる。そして、それらの企業がロゴにこだわれば成立しないだけに、今のところホンダばかりが注目されるが、このプロジェクトはこうした協賛するスポンサー各社の英断によるものといえるだろう。
§走る実験室
「F1」と「環境」。燃料をまき散らしながら走るマシンで環境を語るとは偽善的と考える人もいるだろう。しかし、ホンダは真剣のはずだ。
それはホンダのレース活動は「走る実験室」というテーマの上にあるからだ。これまでのレース活動も、得るモノがその時点でなくなれば参戦を休止するなどの姿勢からもうかがえる。
今までにもこうしたレース活動の成果が、VTECなどの技術として市販車にフィードバックされてきた。
このマシンはカラーリングやスポンサードの話題ばかりが先行するが、今回も、このデザインに象徴されるような高効率エンジン等のテーマがあると僕は期待している。
§それはそれとして、もうひとつの趣味的な興味。(プラモ話でゴメン)
こうしたマシンを見ると、すぐに連想するのはミニカーやプラモにするとき、どういうふにこのカラーリングを再現するかということだ。
なぜここでプラモの話になってしまうかというと、それは僕がモデラーだから。ちなみに雑誌のコンテストでも入賞したことがあるので、口だけの積んどくモデラーではないヨ(証拠→http://csx.jp/~firstair/miniafvcon4_result.htm エントリNo.6 ただ最近、完成させてないのであまり威張れない)。
完成品のミニカーの場合、最近はある程度の凹凸ならフィルムを水圧で圧着させる方法や立体印刷などの技術が考えられるが、プラモの場合はデカールになるのが普通。あらかじめこの地球柄を転写したボディを同梱するというのもあるだろうが、作成手順からすると現実的ではない。それはカーモデルはボディの仕上げがポイントとなるため、完璧に仕上げようとすると成型時に発生する金型のラインやヒケの修正はどうしても避けられない。この修正時の作業でせっかくの地球柄も剥ぐことになるだろう。
するとやはり定番のデカールか。曲面やパーツ分割に合わせていくつかに分けられるのか? もしくは下地に海の部分のブルーを塗装し、大陸ごとに載せていくことになるのか?
今シーズン注目を集めるマシンだけに、きっとどこかのメーカーからリリースされるだろうことが予想できるため、どうのような仕様でこのカラーリングを再現するのか興味深い。
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登録日:2007年 03月 10日 21:48:32
- プロフィール

- 小林昌幸
- (男)
- 1968年05月10日
- 自転車ずきのライター稼業。
就職・進学情報誌のライター、二輪・自動車メーカーのコピーライターを経てフリーランスに。
実は、デジタル機器、ゲームやホビーの仕事も多く、アキバ系もテリトリー。
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