オンリーワンじゃダメなんです


「2位じゃダメなんですか」と、カッコつけたスーパーコンピュータが世界1位になり、彼女は「オンリーワンを…」などと、やっぱり何もわかってないことがバレバレの負け惜しみをカメラの前でしていた。
たしかにオンリーワンも大切だ。しかし、こうした分野では「オンリーワン」だけでは世界と戦えない。わかりやすくいえば、よくいわれるガラパゴス化である。「たしかにスゴイが日本以外では使い道がない技術」では、先がないのである(6月29日追記:世界的に通用する技術としても、有用であるほど追従が出てき、結局はトップ争いになっていくのが常です)。その前に2位の技術なんて、どこも欲しがらない。
たぶん、そのへんは全くわかっていない。スーパーコンピュータ世界1位についての質問に、冷静に感想を述べているふりをしていても、カメラに映る姿というのは正直であり、感情的にとりつくっての発言であることは、わかりやすく見えた。すなおに「おめでとう」といえばそれですんだのに。
ただ、そのへんの演技ができるようなら、女優としても大成していたのだろうから。

と、もっともらしいことを言いつつ、20代中頃ぐらいまでアイドルミーハーをしていた(オタクまでは熱くなれなかった)身として、昔のニッチなアイドルが時を経て意外なところから出てくるとなにか機会があれば話したくなるということで…以下、私のミニ蓮舫考。

最初に蓮舫大臣を私が見たのは、高校生の頃「セーラー服通り(石野陽子がカワイかった)」というドラマの端役でした。当時は「斎藤蓮舫」とクレジットされていたと覚えています。
次に蓮舫大臣を見たのは、クラリオンガール、その次はビールのポスターでのビキニ姿でした。
以降は、午後の奥様ワイドショーのレポーターやアシスタント、深夜のお色気番組のMC、スーパージョッキーに代表されるバラエティー番組。
そうです。知的そうなイメージとは違い、タレント時代には殆どインテリジェンスな活動はしていません。

実際、例の一連の仕分けショーにも見られた彼女の、必要以上にカメラを意識した言動や振る舞いは、やっぱり女優は無理だったのだろうと納得できるものに映りました。叩きやすそうな案件を選び、叩いて悦に入る。どうみても茶番劇。元大根役者が、やっとまわってきた主人公を得意げに演じているふうにしか見えませんでした。
口で言えばわかることを大げさなジェスチャーにしたり、キャッチーな言葉を気持ち良さそうに語ったり。「2位じゃ」の発言も、前後のくだりはあるにしても得意げな表情からは勢いだけな感はぬぐえず。日本語で言った方が短くわかりやすい事を、わざわざカタカナ言葉で言ってみたり。公開するなら誰にでもわかる言葉を使うべきなのに、推測しなければ理解できないジェスチャーなど使ったりと。またそうした行動、言動は会場に入っている報道のカメラを意識しているとしか思えませんでした。
それは若かりし頃、思うような注目を得られず、いつのまにか芸能界からいなくなっていたタレントが、ようやくあたったスポットライトにはしゃいでいるように私には見えました。
ファッション誌の件も、またしかり。

蓮舫大臣の行動、言動、ジェスチャーは、いかにも民主党そのもののイメージです。ある意味、広告塔としては良くも悪くも適役だったでしょう。今はあまりパッとしませんけど。まぁ、この震災対応の大切な時期に、客寄せパンダを出してもマイナスなことぐらい、あの内閣でも分かっているということでしょう。

私もまだ若い頃、アイドルファンだった一時期、好きだったタレントさんだっただけに、残念。正直、あのひとは今のような番組で、たまに見かける程度にフェードアウトをしていてくれればと思うのであります。わりと面白かったんですよ、彼女の出ていたバラエティーって。優等生的にまとめようとするところをいじられ、その反応が活きる、そんな感じのタレントさんでした。

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登録日:2011年 06月 25日 15:22:17

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プロフィール
小林昌幸
小林昌幸
(男)
1968年05月10日
自転車ずきのライター稼業。
就職・進学情報誌のライター、二輪・自動車メーカーのコピーライターを経てフリーランスに。
実は、デジタル機器、ゲームやホビーの仕事も多く、アキバ系もテリトリー。
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