私的ジロ観戦日記−06 Final

<自転車レース 2006 ジロ・デ・イタリア>バッソ 大会初優勝を飾る - イタリア

【ミラノ/イタリア 28日 AFP】自転車レース、第89回ジロ・デ・イタリア(2006 Giro d’Italia)、最終第21ステージ(ムゼーオ・デル・ギザッロからミラノ間140キロメートル)。総合トップでスタートしたチームCSC(Team CSC)のイヴァン・バッソ(Ivan Basso、イタリア)は、トップと同じ3時間56分03秒のタイムで48番手でゴールし、合計タイム91時間33分36秒で大会初優勝を飾った。(c)AFP/Filippo MONTEFORTE

AFPBB News


<第21ステージ>
自転車の聖地ギザッロ教会からミラノへ向けての最終ステージ。ミラノは11周のクリテリウム。198名だった選手は151名に。

ステージ優勝:ロベルト・フェルスター(ゲロルシュタイナー)


<2006年ジロ・デ・イタリア総合成績>
優勝       :イヴァン・バッソ(CSC)
2位       :ホセエンリケ・グティエレス(フォナック)
3位       :ジルベルト・シモーニ(サウニエルドゥバル)

ポイント賞    :パオロ・ベッティーニ(クイックステップ)
山岳賞      :フアンマヌエル・ガラーテ(クイックステップ)
コンビネーション賞:パオロ・サヴォルデッリ(ディスカバリーチャンネル)


§クイックステップ、ジャージ2枚獲得

 ポイント賞は例年通り最終日まで決まらず。58km地点のガゼッタ紙110周年賞ポイントは、同賞だけでなくポイント賞のポイントもかかっているため、ベッティーニ(クイックステップ)がガゼッタ賞を狙うドラマージュ(フランセズデジュー)とカルカーニ(リクイガス)らとスプリント勝負を演じ見事に獲得。ゴールで3ポイント以上獲れば賞を確実とした。ただ、このためドラージュとカルカーニのガゼッタ賞は同ポイントとなり、これまでのガゼッタポイント通過の1位順位獲得数の差での判定へ。ガゼッタ紙110周年賞は、最終的にドラージュとなった。
 そしてゴールスプリント。ベッティーニはステージ優勝は逃したものの4位に入り14ポイントを獲得。スプリンターの名誉、今年のポイント賞を決めた。
 このベッティーニのマリア チクラミーノの獲得によりクイックステップは、ガラーテによる山岳賞マリア ヴェルデと合わせて2枚のジャージを手中に納めた。チームとして最高の出来映えでははないだろうか。


§新しい伝説が始まる予感

 2位に9分18秒という大差をつけてバッソが優勝。今年のジロは、スタート前からバッソの評判は高く、この結果と合わせて、正に彼のレースと言ってもいいだろう。バッソ自身のピーキングとコンデション、そして監督である往年の名選手ビャルネ・リースの戦略が見事にシンクロした結果だ。同じく前評判の高かったクネゴは結果4位となったが、期待に反して振るわなかった。僕個人としては、非常に残念だ。
 ジロの期間、バッソの表情には終止、余裕があったように思い返される。ぜひともこのコンデションで7月のツール・ド・フランスに臨み、Wツールを達成してほしい。僕はかねがねWツールを手にした者こそ最強だと思っている。バッソのWツールから始まる新しい伝説を期待したい。


§シモーニ
 
 今年のジロのもう一人の主役。それはシモーニではないかと思う。最後までベテランの意地を見せ、表彰台に上がった。勢いある若手、とくにエースであったチームを出るきっかけとなったクネゴより上の順位での終了。バッソに挑む姿に気迫、そして威厳すら感じたが、実はそこにも意地があったのではないかと思う。
 たしかに今年のジロは、これまで期待されながらも今ひとつはじけきれなかったバッソのついに来た爆発的な輝きに目を奪われるものだった。しかし僕は、後半のシモーニの姿のほうが強く印象に残るレースだった。

 それにしてもグティエレス、気がつけばそのまま2位。すごい成績なのに、どこか影がうすいんだよなぁ。

カテゴリー[ Giro d' ITALIA ], コメント[2], トラックバック[0]
登録日:2006年 05月 29日 12:30:23

コメント

ジロ終わりましたね。
よくわからないなりにcobaさんの記事で楽しませて頂きました。
なかなか面白かったです。

実はここを見るまでジロの事は知りませんでした。
ツールは有名ですし、イタリアでも何かやってるよなぁぐらいで。

・・・かれこれ20数年前、
ミヤタのル・マンのスポルティーフ(ロードはパンクが恐かったし高くて)に乗ってました。
軽くて、当時はやりのエアロペダルが自慢でした。
とはいっても普段着で普段乗りでした。
カンパニョーロの赤いリュックを背負ってチャリ通学もしてたなぁ。

その頃ロード関係で覚えている名前やシーンは、
ツール・ド・フランス 、 イノー 、 レモン 、
黄色いマイヨ 、 赤水玉のマイヨ 、 
どこかの石畳でコケて血まみれになっても走り続けるだれか 、
山岳の下り前で新聞紙を選手に渡すギャラリー 、・・・・

ぐらいで詳しい事はさっぱり記憶になし。
多分「サイクルスポーツ」かなんかを読んでいたと思います。

あらためて、イチからロード入門というよりは、
cobaさんのブログで美味しいところだけをササッっと楽しませて頂こうと
目論んでおります。
今後も宜しく。

ファイター3 @ 2006年 05月 31日 12:35:18

○ファイター3さん

そういってもらえると嬉しいです。
ロードレースは連ドラですから、見ていると代わり映えしないのに、目を離すとついていけないといったところがありますので、前回のあらすじみたいな感じでやってみました。
つぎはツール・ド・スイスで、また観戦日記をやろうと思っています。
またツッコミをお願いしますね。

小林昌幸 @ 2006年 06月 01日 09:11:54

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プロフィール
小林昌幸
小林昌幸
(男)
1968年05月10日
自転車ずきのライター稼業。
就職・進学情報誌のライター、二輪・自動車メーカーのコピーライターを経てフリーランスに。
実は、デジタル機器、ゲームやホビーの仕事も多く、アキバ系もテリトリー。
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