風邪もひけないドーピング

<自転車>ランス・アームストロング ドーピング疑惑が晴れる - オランダ

【オランダ 31日 AFP】自転車ロードレースのツール・ド・フランス(Tour de France)で7連覇を飾るなど輝かしい成績を残して現役を引退したディスカバリーチャンネル(Discovery Channel)のランス・アームストロング(Lance Armstrong、米国)は、その驚異的な成績からかねてよりドーピング疑惑の対象になっていたが、31日、優勝した1999年の第86回ツール・ド・フランスに関してのドーピング違反の疑惑がオランダの調査機関によって晴らされ、また同調査機関は反ドーピング当局に対してアームストロングに関する今回の不祥事を非難しているとオランダの新聞「De Volkskrant」が伝えている。
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(c)AFP/SEBASTIEN BERDA

AFPBB News


§自転車競技のドーピングは、かなりキビシイ

 「ドーピング」という言葉は、かなりダークなイメージをもっている。薬の力をかりて勝とうという行為だから、その通りなのだが自転車競技の場合ちょっと行き過ぎているのではないかと思う。
 たしかに一時期、自転車競技の世界には悪質な故意のドーピング事件や疑惑があった。しかし今はその時の反省をふまえて他のスポーツを超えるかなり厳しい規定がとられている。それは僕たちがちょっと風邪気味のときに飲む風邪薬の成分にもおよぶ。そんなレベルであるから、普段から気をつけていないとちょっとつまんだ食品や飲料物に使われた添加物が検査にひっかかるなんてことだってありえるのだ。
 さらに取り締まりも厳しく、ジロ・デ・イタリアのようなビックレースにいきなり警官隊が宿舎に現れ抜き打ちの捜査が行われることすらある。そして、こうした行為に選手が抗議をしその日のレースをボイコットするという騒動も起こり、自転車競技にあまり興味のない人たちに、そこばかり印象に残って妙な注目をされてしまったりする。
 自転車競技においてドーピングということがよく話題になり、そのことでダークな競技というイメージを持っている人もいるかもしれない。しかし、自転車競技の基準で検査を行うなら、他のスポーツ競技でもドーピング問題は今よりぐんと増加することだろう。


§どこかやっかみすら感じる疑惑

 ツール・ド・フランスは世界的大会であるが、もともとはフランスのお祭りだ。だからフランス人選手またはフランスのチームが活躍し、優勝しなければならないというのが本音のレースなのだと思う。
 だから、このドーピング疑惑も、どこかフランス人を差し置いて前代未聞の連勝記録を打ち立てたランスに因縁をつけている雰囲気を感じていた。
 もう引退してしまったが、このツールで当時の現役で最多ステージ優勝記録をのばしていたイタリア人のチッポリーニは、なんだかんだと理由をつけられチームごと出場できなくなり12勝でストップ。そんなことがなければ記録はさらにのびていたはずだ。それはチッポリーニがジロ・デ・イタリア最多の42勝を上げていることでも容易に想像できる。要はイタリア人にフランスで記録をつくられたくないのだ。
 こうしたことがあるから、このランスのドーピング疑惑にも同じニオイが感じられてならなかった。僕はチッポリーニのファンなのだが今回、ランスの疑惑が晴れたことで少し溜飲がさがった気がする。

カテゴリー[ 自転車競技 ], コメント[8], トラックバック[0]
登録日:2006年 06月 02日 13:13:12

コメント

こんばんわ~。詳しい背景が分かるエントリ、ありがとうございます。
>いきなり警官隊が
なんてことがあるんですか!
確かに体調管理も仕事の内(特にスポーツ選手は)という薄情な言い方もできるかもしれませんが、にしても実際に競技を行っているのは生きた人間ですしねぇ。風邪薬飲めないってたとえ話の通り、もっと考えられないものか、と思ったり。

ランスの件は、ほんとホッとしましたけれども。

山猫屋 @ 2006年 06月 03日 00:46:09

名前だけ知っている、ランス・アームストロング。(素人なもんでぇ)
調べてみるとスゴイ人ですねぇ。
癌、そしてツール7連覇、しかも6回は総合タイム6分以上!(きっとスゴいの・・かな?) ナイキの10/2ブランド。
見たいなぁ・・・でもJ-SPORTS見れません。(TT)

99年のドーピング疑惑が今頃晴れるってのは・・・何でしょう?
何に6年もかかったんでしょうか?
検査はすぐやるのでしょうし、結果の解釈でモメてた・・・のかなぁ?

ファイター3 @ 2006年 06月 03日 01:27:17

○山猫屋さん
そう言っていただくと甲斐があります。
ただ、後半は僕の私観と憶測ですので…。

○ファイター3さん
>何に6年もかかったんでしょうか?
僕もそこが疑問です。

小林昌幸 @ 2006年 06月 03日 11:29:52

素人考えですが。

風邪でつらいときには解熱剤くらいいいぢゃん、って思うのです。
この薬をのんだら、この成分がこのくらいでる、と事前にちゃんとデータをとって。
薬の成分・種類・量を協会が調査・決定し、協会専属の医師が処方したものなら、飲んでもいいよシステムがあるといいかな、と。

妊婦も妊娠初期には、薬や食料飲料に相当気を使うが、その比ではないですねぇ。この厳しさは・・・。
私、二人目のときは誘惑に負けっぱなしでした。臨月でも晩酌してたし。。。
はい、だめだめちゃんです。

ちえ @ 2006年 06月 06日 12:06:43

こらこら、ドーピング(?)アウトぉぉぉ!δ(^ ^ )

ファイター3 @ 2006年 06月 06日 12:31:38

◯ちえ さん
仕事仲間の出産祝いにシャンパンを送ったら、女友達に怒られました。授乳期にお酒なんてと。

◯ファイター3さん
母にしかわからん限度ってのがあるんですよ、きっと。

小林昌幸 @ 2006年 06月 07日 11:05:30

私は3800gで生まれた娘(他の子より1kgオーバー)を半年母乳のみで育てたつわものです。ほっほっほ。
そもそも、哺乳瓶が大嫌いで、ガンとして口をひらかない奴でした。
試供品でもらった粉ミルクは、シチューつくるのに使いました。
それでも母乳があまってねー。出ないように毎日脇を冷やしてました。

飲酒はちょっとしたコツがあるんですよ。
授乳直後にいっきのみ。そうすると次の授乳にはさめてるからね。
体から水分も栄養分も出てったあとだから、これがまた、うまいっ!!
ま、多少はアルコールでるんだろうけど、気にしない気にしない。

シャンパン、産婦さんはすごく喜んだと思いますよ。

どいつもこいつも、ベビー服だのおもちゃだの、子供へのプレゼントばっかりで。
しんどいのは、あたしだ!あたしにモノもってこい!って思いましたもの。
だから一番うれしかったのは、元同僚が送ってくれた、抱えきれないほどの花束。

あとは覚えてません。ほんとに。

ちえ @ 2006年 06月 07日 12:13:58

◯ちえさん
母は、母にしかわからない裏技を持っているのですね。
頑張ったのは奥さんだから、お前が飲むんじゃないよと渡したのは、それはそれでよかったんだ(子供用品も考えたけどいっぱいもらっているだろうし、ダブるとカッコわるいから目出たそうな消えモノと思ったのが本心)。怒られたから、ちょっと救われた気が。

小林昌幸 @ 2006年 06月 09日 00:14:22

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プロフィール
小林昌幸
小林昌幸
(男)
1968年05月10日
自転車ずきのライター稼業。
就職・進学情報誌のライター、二輪・自動車メーカーのコピーライターを経てフリーランスに。
実は、デジタル機器、ゲームやホビーの仕事も多く、アキバ系もテリトリー。
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