カテゴリー [自転車]

日本だったらどうだろう?

行政裁判所、レンタル・サイクル・システムのサービス提供契約保留の判断 - フランス

【リヨン/フランス 8日 AFP】行政裁判所は8日、大手ビルボード広告会社ジェーシードゥコー(JC Decaux)が市と結んだレンタル・サイクル・システム「ベロヴ(Velo’v)」のサービス提供契約につき、一時保留の判断を下した。ライバル会社の米国のクリア・チャンネル(Clear Channel)が契約に対し異議を申し立てていたもの。写真は同日、ベロヴの自転車に乗る人と専用駐輪場。(c)AFP/JEAN-PHILIPPE KSIAZEK

AFPBB News


 記事の本論である契約問題は、こうしたサービスが日本で確立していないこと、フランスの交通広告事情を把握していないので、ちゃんとコメントできません。あしからずというか、むしろスミマセン。

§自転車文化の違いかな

 この記事の写真をみて思ったのは、やはりヨーロッパという文化圏には自転車という道具が確立した文化として根付いているにだなということです。
 市民の利便と広告というサービスがうまくタイアップしていることもそうですが、こうしたサービスについて競合企業があるということが、なるほどヨーロッパという気がしました。
 それは、こうしたビジネスが、一企業のユニークなアイデアでの注目ではなく、すでに数社が参入したジャンルとして確立していることが記事から読めるからです。
 日本でも有料のレンタルサイクルのサービスはありますが、観光地であったり、なにかのサービスの片手間メニューのひとつという感じがあります。また通勤通学の駐輪問題の解決の一環として行われているレンタル自転車も、それほど浸透しているように思えません。
 それに、やっぱりこの記事の写真の広告スペースはオシャレですよね。ママチャリに広告の入ったプラ板をくくりつけているのとはワケが違います。


§ママチャリの功罪

 こうした違いについて思うのは「ママチャリ」という存在です。このママチャリというのは日本で独自に進化した自転車のタイプです。
 そこそこの荷物が詰めて、気軽に乗れるポジションで、本来の実用自転車(リヤカーを引いたりするゴッツイ奴。最近見ないなぁ)と違い軽くて取り回ししやすいと、ちょっとした街のコミューターとしては手頃です。
 最近は値段も安くなり、本当に街にあふれています。
 このため、あまり大事にされている“道具”ではなくなって来ているのも事実。先のセンテンスに記した日本のレンタルサイクルにある自転車を見ても、歪んだりガタがきているモノが多いのは、借り物なのに…と思ってしまいます。
 放置自転車を見ても、あまりに手頃すぎるため使い捨ての“道具”と同じ感覚になっていることがわかるでしょう。
 便利で手頃というのは商品としての美徳ではあるのですが、その弊害が、駅前などの放置や、道路の逆走、歩道の暴走という交通の問題や迷惑だったりすると思うと複雑な気がするのです。
 たぶん個人の台数からすると、これほど自転車が身近な国もないでしょう。しかし、その使い方やマナーという点では、これほど遅れている国もないような気がします。
 ママチャリの普及が日本人にとって自転車を身近にし、そして同時におかしな交通問題を引き起こしている。うーん、ムズカシイ問題です。
 今度の道路交通法改正においての「自転車の歩道走行」問題により、こうした自転車のありかたについて、ようやく目がいくようになりました。
 今言われている自転車レーンの導入についても、初期には、慣れないとまどいはもちろん、路肩の違法駐車スペースになったりなど細かな問題が吹き出すことでしょう。でも、そうしたことをクリアしていってはじめて自転車という文化がこの国にできるのだと思います。
 この写真にある自転車レーンのマークが日本でも普通に馴染んで見られるようになるまでには、まだ相当時間がかるんだろうなぁ。

 それにしても、この広告スペースになっている泥ヨケ(?)。ちょっと欲しいぞ。
 

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登録日:2007年 02月 25日 00:53:53

赤水玉の塗装をしてみたいセイサク君

村田製作所、自転車ロボ「ムラタセイサク君」を披露 - 千葉

【千葉 3日 AFP】村田製作所は3日、幕張メッセで開催中のIT&エレクトロニクスの国際展示会「シーテック・ジャパン(CEATEC Japan)」で、自転車ロボット「ムラタセイサク君」を発表した。「ムラタセイサク君」は身長50センチ、体重5キロのロボットで、最高時速2キロで走ることができるほか、停止したままバランスを維持したり、バック走行したりすることも可能。写真は、同社ブースでS字平均台の上を走る「ムラタセイサク君」。(c)AFP/TOSHIFUMI KITAMURA

AFPBB News


§自転車は左右対象ではないのです

 坂を登るといういうのは、重力との闘いである。下に転がろうとするタイヤを逆回転させるわけだからトルクも高めなければならない。このトルク=力のかける瞬間がバランスが崩れるきっかけになりやすい。
 これはロボットという話ではなく、自転車で坂を登るときに感じることなのだけれど、このムラタセイサクくんがどんな偉業を成し遂げたのかを考えるうえで大切なことなのでちょっとふれておきたいのです。
 自転車というのは、一見左右対称のように思うのですが実はそうでもありません。車輪が前後の直線上にあるため、後輪を駆動させるチェーンとギヤは左右どちらかにしなければなりません。そして、このギヤを回すクランクはペダリングするために左右180度に取り付けられているということを思い返してください。
 平らなところではスムーズに回すことができるペダルも、坂が急になればなるほど力をかけることになるわけですが、このときの力は交互にかかるため自転車自体が左右に振られることになります。自分のレベルを超えた坂を登るときにヨタってしまうのは、この振れを身体で制御しきれないほどアップアップになっているからです。お恥ずかしい話、和田峠に挑戦したおり僕はその斜面に負け、途中ペダルを回しきれずに踏み込んだ際、バランスを崩し落車しました。
 何が言いたいかというと、自転車で坂を登るというのは、大変なことなのです。


§ヒルクライマー、セイサク君

 左右非対称の重量のものを、交互に力をかけながら、倒れないように進む。人間ならなんでもないことのようですが、これをロボットが行う。そもそも人間だっていきなり補助なしで乗れないのに、ましてやスタンディングまでできてしまう。
 自転車レースでは速いことが重要ですが、この場合は低速ということがさらに重要です。自転車は、ある程度の速度があれば慣性の力により自立しますが(なのでラジコンのオートバイと比べてはいけません)、このような低速でバランスをとることがどんなに大変か、ましては静止するなんて。ちなみに僕は、スタンディングといえるほど静止できないのですから、完全に負けています。
 ホンダの二脚歩行ロボットで驚いたのもつかの間、TVCMで初めてムラタセイサク君を見たときは本当にすごいと思いましたが、今回の坂を登るというニュースはそれを超えるオドロキを感じました。
 ムラタセイサク君は、ついにヒルクライマーになったのだ!今のところ、このセイサク君以外にロボットのヒルクライマーはいないので当然彼が山岳王。シャレで赤水玉(ご存知、ツール・ド・フランスの山岳賞ジャージのカラーです)に塗装してみたいと思ったサイクリストはけっこういるのではないでしょうか?
 なんか、支離滅裂な文章になってしまいましたが、それぐらいこのムラタセイサク君のニュースは僕にとって衝撃だったのです(正直、ロボット大好きです)。

 だいたいにしてアノ斜度、写真でもわかるように人間サイズなら“壁”ですよ、ホントに。

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登録日:2006年 10月 06日 15:37:02

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プロフィール
小林昌幸
小林昌幸
(男)
1968年05月10日
自転車ずきのライター稼業。
就職・進学情報誌のライター、二輪・自動車メーカーのコピーライターを経てフリーランスに。
実は、デジタル機器、ゲームやホビーの仕事も多く、アキバ系もテリトリー。
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