自民党総裁選に望む

 自民党総裁選は今日15日立候補締め切り、23日に投票となった。昨日までかなり混迷していたようだが、結局、福田氏と幹事長の麻生氏の一騎打ちとなりそうだ。新聞報道では福田優勢とある。勝ち馬に乗ろうとするすさまじい、いや浅ましいまでの駆け引きが行われたことだと思える。

▲憲法の定めによって衆議院で多数を占める自民党の総裁がほぼ自動的に我国の首相となり、内閣を構成する。ゆえに自民党総裁選の行方に自民党議員諸氏の関心が以上に高いのは理解できる。しかし忘れてもらっては困ることは、同時に国民の間にも関心が高いと言うことだ。

▲それゆえに、少し待ってもらいたい。いや、冷静になってもらいたい。我々国民の生活に密接な問題が山積している今、「自分の選挙に有利な政策を持論とする候補者選び」や「来るべき選挙で勝てる顔」など人気投票的な考えで総裁を選んではもらいたくないのだ。

▲報道によると、例えば「小泉チルドレン」と言われている議員たちが小泉前首相を担ぎ出そうと13日に奔走したと言うではないか。彼らにとって、次に来る選挙において自分たちの有利な政策を持つ総裁を選ぶことは、無論重要だろう。しかし彼らの行動や思考に山積する問題を解決するためには誰が首相になればいいのかという視点が抜けているように思える。つまり国民置き去りの行動パターンと見える。

▲ともあれ、自民党総裁選びは、即ち、我国の首相選びなのだ。「選挙に強い顔」を持つと言うだけで初の戦後生まれの首相をたった一年前に選んでこの体たらくなのだ。それでは、国政に対しては無論、世界に及ぼしたダメージは計り知れない。出来ることならこのダメージを金に換算して自民党と安倍首相に請求したいものだ。

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登録日:2007年 09月 14日 12:36:33

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