パーツラフ広場と「プラハの春」
【2月13日 AFP】チェコの首都プラハ(Prague)の市議会は、市内中心部のバーツラフ(Wenceslas)広場でソーセージの屋台の営業を禁止する条例を廃止した。
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(c)AFP
1968年の40年前頃、ソ連軍の戦車や装甲車がパーツラフ広場を占拠していました。
チェコ-スロバキア共和国で起きた「プラハの春」の事件のことです。
当時、東欧のチェコ-スロバキア、ポーランド、ハンガリーや東ドイツなどではソ連の共産党の影響下にあった社会主義国でした。東欧社会のくわしい情報は一般社会へはつたわらない、ベールに包まれた東欧の社会でした。そのなか、突如としてチェコ-スロバキア共和国のドプチェク第一書記の名前があがり、「プラハの春」という民主化・自由化政策が掲げられたのです。ドプチェクの柔和な知的な雰囲気が共産圏というイメージとは違い、「プラハの春」という民主化ののイメージにぴったりだっだのかもしれません。
「プラハの春」以前、1956年にソ連が軍事介入を行ったハンガリー事件があり、ドプチェクの民主化への改革が、ソ連の圧力を受けずにできるかどうかというものでした。
ソ連の共産党第一書記はブレジネフでしたが、ソ連がドプチェクをモスクワに呼びつけたときには、このまま、捕らえられるのではないか、母国へは帰れないのではないかとか、その動静にもやきもきしたことを記憶しています。
数日間、動静が伝えられませんでしたが、やっとドプチェクの元気な姿が見られたときには安堵したものです。ソ連を説得し、民主化が成功するやに思えていたのですが、ソ連は同じ年の1968年8月軍事介入を行ったのです。ニュースでは戦車部隊が続々と侵入していく姿が報道されていました。
占拠されたパーツラフ広場に学生を中心とし、2万人が集まり立ちはだかったのです。しかしソ連の軍事力には敵わず「プラハの春」が終わりました。
ドプチェクは抹殺されてもおかしくない状況でしたが、更迭され、地方の営林署の職員として働いている姿が新聞に掲載されていました。
以来、ドプチェクの名前も消えてしまいました。それから21年後、1989年ソ連体制の崩壊から、チェコスロバキアに民主化新政権が誕生し、再度、ドプチェクの名前を聞く事ができました。ドプチェクは連邦議会議長という要職につきましたが、交通事故や蝕まれた病で1992年に亡くなり、その年の終わりに、チェコとスロバキアが分離することにもなりました。
映画で「存在の耐えられない軽さ」でも1968年の「プラハの春」について、ソ連の侵攻の報道ニュースも使われ、当時の様子が伝えられていましたが、さらに詳細に当時の様子を伝える本が「プラハ春」(堀江一也著作・集英社文庫)です。当時の様子が克明に記述され、改めて感動させられました。1968年にはチェコ-スロバキア日本国大使館に勤務しておられ、まさに革命を目の当たりにし、日本へ情報を報じていたことを知りました。
このことは、「サイゴンから来た妻と娘」の著者、近藤氏がジャーナリストの立場で、サイゴン陥落を報じていたことと重なります。
1989年パーツ広場では新政権のもとに10数万人の人達が集まりあらたに「プラハの春」が始まりました。
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登録日:2008年 02月 14日 00:11:49
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