大国中国は環境にやさしい、安全安心の国です?

五輪開催中に大気汚染の問題なし、北京市当局が発表

【2月29日 AFP】世界で最も大気汚染が深刻な都市の1つ、北京市では五輪開催中の大気汚染について懸念されているが、同市環境保護局の杜少中(Du Shaozhong)副局長は27日の記者会見で、大気汚染は五輪の国際基準に見合うまでに改善されてきていると述べた。
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(c)AFP

AFPBB News


 中国北京オリンピックまで約5ヶ月、2008年の8月8日から8月24日までの期間に開催されます。

 招致運動から決定後の運営のための準備には国を挙げて取り組んでいる姿勢はよく理解できます。オリンピック開催の本来の趣旨からすれば、日本の国体のように持ち回りで開催する方が趣旨としてはよいのでしょうが、選手が安全に安心して、ベストを尽くせる環境という前提に立てば、残念ながら限られれてくることでしょう。そのような環境の中で選考地として名乗りを挙げることは国家の威信がなくてはできないことでもあります。中国も威信を賭けて開催までの準備をすすめていますが、事は施設や受入態勢だけでなく、環境面まで問われています。

 近年、中国では70年代末以降、年平均10%近い成長率を遂げ続けていることは、国内各地において大きな開発がされていることが一因であることは間違いないようです。しかし、開発よる弊害はあまりに大きく、北京近郊からも含めて渤海までに流れ出る汚染は顕著な例でもあります。日本も例はありますが、「垂れ流し」によるものです。衛星写真でみる渤海湾は大きな範囲で黄色く染まっています。おそらく国としても規制は行っているものの、開発による利益を考えれば国益の点で緩みもあるのかもしれません。しかし、このツケは大きな犠牲となって返っていくのかもしれません。

 先般の餃子事件にしても、日本の検査を受け入れない姿勢、五輪でも他機関の大気汚染調査資料を受け入れないなど、独自の見解だけを主張する姿勢は中国の政治体制や威信をかけたオリンピックを前にした現在の状況からは選択の余地がないのかもしれません。ただ、グローバル社会のなかでは自国の論理だけをを主張しても受入れられなくなっていくのではないでしょうか。

 中国全体が環境対策への取組みや生活ヘの安全安心のための取り組が出来たときが本当の意味での大国中国と世界から認められることになるものと確信します。

 北京五輪組織委員会は大会のスローガンとして、「One World, One Dream」を掲げています。

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登録日:2008年 03月 04日 19:29:45

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