2007年 07月 16日

ツール第7ステージ(1)-アルプス初日、ゲルデマンの大逃げ

カンチェッラーラ 第7ステージで総合108位に後退

【7月15日 AFP】2007ツール・ド・フランス(2007 Tour de France)、第7ステージ(ブールガンブレスからグランボルナン、197.5キロメートル)。チームCSC(Team CSC)のファビアン・カンチェッラーラ(Fabian Cancellara、スイス)は、首位と22分47秒差の5時間16分00秒を記録して148位でステージを終え、合計タイム35時間05分55秒で総合108位に順位を下げた。(c)AFP

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 ツールドフランス第7ステージはいよいよアルプス山岳地帯に突入。今日のステージはブール・アン・ブレスからル・グラン・ボルナンまでの197km。山岳が3級、3級、4級と続き、最後にガツンと来るのが1級山岳のコロンビエール峠です。
 優勝の行方を占う意味で重要なステージと見ていました。前半から積極的なアタックが繰り返され、TVの放送が始まった直後に、ディスカバリーのエゴイ・マルチネスやアスタナのサヴォルデッリを含む10人ほどがようやくプロトンから抜け出しました。さらにフレチャなどが逃げに加わり、最終的に15人の逃げ集団ができあがります。
 この中には第5ステージで大きく遅れたものの、ジロで2度の優勝があるサヴォリデッリ、ツールでもステージ優勝のあるフレチャの他にも、総合で20位以内の選手が4人も含まれています。かなり強力な逃げ集団ができあがりました。プロトンとのタイム差は最大で8分30秒まで開きます。
 2つ目の3級山岳に向けてプロトンもペースを上げ、タイム差を縮めにかかりますが、3級山岳でマキュアン等のスプリンターが遅れ始めると集団がそれを待つという展開で6分前後の差がなかなか詰まらなくなりました。3つ目の4級山岳では差は6分30秒にまで開いてしまいます。ゴールまで60kmを既に切っています。逃げが決まるか、メイン集団が追いつくか微妙な状況になりました。コロンビエールの麓まででどこまで差が詰まるのか?
 逃げ集団は後続との差が4分30秒でコロンビエールに突入します。逃げ集団からグティエレスがアタック!この逃げ集団では脚の違いが現れ、フレチャは遅れ気味。先頭グティエレスにデラフエンテが追いついた。これで先頭は2人。後ろからはゲルデマンが追走中。サヴォルデッリは早くも遅れてしまった。ここまで暫定のマイヨジョーヌだったヴォグルナールもサヴォルデッリに続いて逃げ集団から遅れてしまった。ピノーも脱落。そしてメイン集団からも脱落する選手が続出しており、マキュアンやフースホフトも遅れた。そして最後までプロトンの先頭を引いていたマイヨジョーヌのカンチェラーラも遅れ始めた。ここまでチームメートのために集団を引いていたカンチェラーラはカメラに手を振ってサヨウナラー。
 替わって集団をコントロールし始めたのがラボバンク。ラスムッセンのために果敢な引きを見せるも逃げる2人との差はなかなか詰まらない。先頭ゲルデマンとフォフォノフは快調に登っていく。メイン集団とのタイム差は依然として5分ほど。
 先頭2人を追うのはランダルーチェ、グティエレス、デラフエンテの3人だ。4分40秒後方のメイン集団は依然ラボバンクがコントロール。ここから飛び出す選手はいない。コロンビエールの頂上まで残り5kmで、ドイツ応援団の声援を受けたゲルデマンが一人果敢に飛び出した。ゲデルマン?プロローグでエース、マイケル・ロジャースに1秒遅れの22位でゴールし、総合でも21位に位置しているドイツの若手24歳。マイヨブランのグセフとのタイム差は13秒。CSC時代の2005年にツールドスイスでもステージ優勝の経験がある選手。T-モバイルに移籍した昨年もステージ2位という結果を残していましたが、第8ステージの山岳でコンタドールに大きく遅れていた選手です。

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登録日:2007年 07月 16日 16:43:33

ツール第6ステージ-ボーネンの意地炸裂!!

ボーネン 第6ステージを制しマイヨ・ヴェールを奪還

【7月14日 AFP】2007ツール・ド・フランス(2007 Tour de France)、第6ステージ(スミュール・アン・オーソワからブール・アン・ブレス、199.5キロメートル)。
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 ツール第6ステージはアルプスまでの繋ぎの平坦コースで、昨日とは異なり、総合狙いのチームはアルプスにそなえ静観するのでスプリンターたちのステージになるだろうと予測していましたが、最初に飛び込んできた映像はブラドレー・ウィギンズ(イギリス、コフィディス)のひとり逃げの姿でした。タイム差がなんと17分以上ついているではありませんか?今年のコフィディスの活躍には敬服しています。オジェ、シャバネルに加え今日のウィギンズも敢闘赤ゼッケン間違いなしの走りでした。
 単騎逃げとあって、後続も静観しているのかリラックスモード。昨日のステージが厳しいものだっただけにできるだけ脚を使いたくはなかったのでしょう。一時は20分以上の差になるかなという雰囲気もありましたが、後続では熾烈なスプリントポイント争奪戦があり、その度にタイム差が縮まって行きました。
 この日は夜10時半からサッカーのアジアカップのグループリーグ予選があり、途中でチャンネルを切り替えながらの気ぜわしい観戦になるかなと危惧していましたが、サッカーの方は前半に日本が3得点で試合を決めてくれましたので、11時20分頃からはツールに集中することができました。グループリーグ最終戦は16日の月曜日でツールはお休みですから、今度はサッカー観戦に集中したいと思っています。
 とはいえ、今日のステージはスプリンター勝負と決まっていましたから、サッカー中継が終わってからでも充分でした。大逃げが決まったとはいえ、風の影響もあり平均時速は30km台で推移し、レースが終わったのは深夜の1時を過ぎていましたので、今年のツールは観戦する側も容易ではありません。
 今日は第1スプリントポイントからクイックステップが積極的に動いて、2位4ポイントをボーネンが積極的に取りに行きました。最後のスプリントポイントこそ他に譲ったものの、第2スプリントも2位で通過したボーネンが暫定マイヨヴェールを獲得。
 連勝を狙うミルラムが先頭でラスト1kmを通過。フアンアントニオ・フレチャ(スペイン、ラボバンク)、その後ろにはクイックステップ。ジュリアン・ディーン(ニュージーランド、クレディアグリコル)が前に出るがフースホフトがいない。ラスト300mでロバート・ハンター(南アフリカ、バルロワールド)がスプリントを開始。しかしハンターは伸びない。その横からトム・ボーネン(ベルギー、クイックステップ)、反対側からロベルト・フェルスター(ドイツ、ゲロルシュタイナー)。トム・ボーネン(ベルギー、クイックステップ)が伸びる。その後ろからフレイレとツァベルが迫るが、追いつけない。前半であんなに脚を使っていたのでは、ゴールスプリントは厳しいだろうという私の思惑をよそに勝ったのはボーネンでした。
 前日8つの山岳越えで脱落し、ゴールスプリントに加われず、ツァベルにマイヨヴェールを奪われた悔しさが今日の勝利に結びついたようです。これで今日からのアルプス3日間はマイヨヴェールを着ていられることが確実になりました。ボーネンにはリタイアしなければという条件が付きますが・・・
 落車が相次ぎ、思わぬ展開になることが多かった今年のツールも前半を終えました。ちなみに、落車によってメディカルコミュニケに記載されるほどの怪我をした選手は10人。シャルトー(クレディアグリコル)、ディーン(クレディアグリコル)、ガラテ(クイックステップ)、ホステ(プレディクトール・ロット)、ヴァンスーメレン(プレディクトール・ロット)、マヨ(サウニエルドゥバル・プロディール)、クレーデン(アスタナ)、ヴィノクロフ(アスタナ)、ルキャトル(コフィディス)、ノバル(ディスカバリーチャンネル)。ヴァイクス(ディスカバリーチャンネル)などリタイヤした選手は含まれていません。この中ではヴィノクロフやクレーデンは勿論ですが、山岳には欠かせないマヨやガラテなども含まれていて、それぞれの容態が心配されるところです。
 何はともあれ、本格的なツールはまさに今日から始まるといってもいいでしょう。コロンビエールで最初に飛び出すのは誰か?最初に遅れるのは誰か?フランスの革命記念日ですから、ここまでマイヨアポアルージュを着ているS・シャバネル、ドーフィネを征したC・モローを初めとするフランス人選手が活躍したいところですが、果たしてコロンビエールの山頂を誰がトップで通過するのでしょうか?山頂ゴールではありませんが、下り14.5kmがゴールですから、コロンビエールの山頂で勝者は絞られるはずです。いよいよ総合争いの選手たちの調子と実力が計ることのできる緊迫したステージが見られると思うと胸が躍ります。
 私の予想としてはTTを苦手とするクライマーたちが思いっきり攻めるステージになると思います。まずは前半は死んだふりのケースデパーニュ勢。特にプロローグでの成績が良くなかったバルベルデ。それにCSCのサストレとF・シュレク。昨年の山岳王のラスムッセン。フランス人ではモロー。ディスカバリーでは第5ステージの最後の下りでカンチェラーラをあわてさせたポポヴィッチ。プロローグで遅れたライプハイマーが自ら動くのか?プロローグでライプハイマーより5秒も速かったコンタドールはアシストに使って欲しくないところです。プロローグ上位のグセフとカルペツがどのくらい登れるのか?アスタナ勢は無事にゴールできるのか?などなど興味の尽きないステージになるでしょう。

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登録日:2007年 07月 16日 11:48:25

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