2007年 07月 17日

ツール第8ステージ(2)-またまた重大な落車が!!

ロジャース 落車で負傷しリタイアに終わる

【7月16日 AFP】2007ツール・ド・フランス(2007 Tour de France)、第8ステージ(グランボルナンからティーニュ、165キロメートル)。
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(c)AFP

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 今年は有力選手の落車が目だっていますが、この日もロズランの下りで、なんとここまで暫定でマイヨジョーヌだったロジャースがアローヨと共に落車。ロジャースはガードレールにぶつかり、アローヨはガードレールを飛び越えて崖下に転落。下りということもあってなんとか先頭集団に復帰しましたが・・・
 先頭6人がメイン集団から4分のアドバンテージを得てオートビル山の登りに突入した頃、プロトンではライプハイマー(アメリカ、ディスカバリーチャンネル)はリアディレイラーが破損している。下りでは前に進んでいたが、ペダリング出来ない状態。チームカーを待たざるを得なくなってしまったようです。
 オートビルの登りで先頭ラスムッセンが再びペースアップ!これにロジャースが堪らず千切れる。先頭はラスムッセンとアローヨ、コロムの3人に。コール、グベールも遅れている。ロジャースも同様に遅れている。
 相変わらずプロトンはランプレのベンナーティが引いている。メイン集団内にはヴィノクロフ、クレーデン、カシェチキンのアスタナ勢が虎視眈々。マイヨジョーヌのゲルデマンもなんとか喰らいついています。他にもカルロス・サストレ(スペイン、CSC)、デニス・メンショフ(ロシア、ラボバンク)と言ったエース級の選手たちは全てメイン集団の中。
 残り31kmでラスムッセンとの差が5分。たまらんという感じでアスタナがプロトンの先頭に姿を見せ始めた。TTで逆転可能なタイム差まで詰めるのでしょう。残り29kmでロジャースがバイクを降りた。リタイヤらしい。ゼッケンを剥ぎ取られチームカーに乗るロジャースの顔に涙が見えた。ロジャースを失ったT-モバイルがゲルデマンのマイヨジョーヌを守ろうとするが、チームメイトがほとんど残っていない。レース後、シンケウィツが宿泊先へ自走中に観客のもとへと突っ込み、鼻骨骨折というニュースまでもが飛び込んできました。T-モバイルは一日にして天国と地獄を味わうことになってしまったようです。
 残り26kmでよやくアスタナが今年のツールで本格的に始動を始めます。セルゲイ・イワノフ(ロシア、アスタナ)が前を引き始め、その後ろには表情を変えないヴィノクロフ。ディスカバリーチャンネルもヴィノクロフをマークして前に上がってきた。
 先頭ラスムッセンは最後のティーニュ山の登りに入った!あとは20kmを登るのみ。ラスムッセンはひたすら前を牽き続ける。コロムとアローヨはずっとついていく。ラスムッセンのマークというよりついていくことしか出来ないという感じです。案の定、残り18kmで先頭ラスムッセンのグループからアローヨが脱落。アローヨは総合も狙える選手です。でも、ラスムッセンはマイペースでアローヨを置き去りに。ラスムッセンには総合成績でも大きくジャンプアップする可能性がでてきました。現在4分42秒遅れの総合39位。ラスムッセンはステージ優勝とともにマイヨジョーヌまでも見えてきた。
 ここでモローがメイン集団から飛び出して先頭を追撃。そして続いてイバン・マヨ(スペイン、サウニエルドゥバル)がアタック!!!メイン集団から飛び出したマヨにアレハンドロ・バルベルデ(スペイン、ケスデパーニュ)、カシェチキン(カザフスタン、アスタナ)、コンタドール(スペイン、ディスカバリー)、フランク・シュレク(ルクセンブルク、CSC)等が続く。
 残り15km。マイヨジョーヌのいるメイン集団はサヴォルデッリが懸命に引いている。ヴィノクロフとクレーデンがこれに続く。その前ではポポヴィッチまでが加わりアタックが繰り返されるが、カシェチキンがマークに入りアタックを阻止し続ける。さすがアスタナ。優勝候補は逃がさない!

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登録日:2007年 07月 17日 18:35:26

ツール第8ステージ(1)-序盤から果敢なアタック合戦

ヒンカピー 第8ステージを50位で終える

【7月16日 AFP】2007ツール・ド・フランス(2007 Tour de France)、第8ステージ(グランボルナンからティーニュ、165キロメートル)。ディスカバリーチャンネル・プロサイクリングチーム(Discovery Channel Pro Cycling Team)のジョージ・ヒンカピー(George Hincapie、米国)は、首位と17分26秒差の5時間07分06秒を記録して50位でステージを終えた。(c)AFP

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 翌日に今大会1回目の休息日を控えた第8ステージはル・グラン・ボルナンからティーニュまでの165km。距離は短いが内容は濃い。計6つの山岳ポイントが設定され、後半にかけて3つの1級山岳が連続して登場すすます。そしてゴール地点はツール初登場の標高2088mのティーニュ。
 レースはスタート直後から活発なアタックが繰り返される。昨日、思わぬ形でマイヨジョーヌを手にしてしまったT-モバイルのコントロールが全く機能していません。たまりかねたラボバンクがプロトンを引くことになりました。ラスムッセンまでが先頭に顔を見せるシーンも・・・しかし、2つ目の3級山岳を前に30人ほどの大きな逃げが決まってしまいます。
 3つ目の2級山岳を越えたあたりでようやく先頭の人数が固定化されました。逃げ集団はトマ・ヴォクレール(フランス、ブイグテレコム)、ホセイバン・グティエレス(スペイン、ケスデパーニュ)、イェンス・フォイクト(ドイツ、CSC)、ステファン・グベール(フランス、アージェードゥーゼル)、ベルンハート・コール(オーストリー、ゲロルシュタイナー)、ジョージ・ヒンカピー(アメリカ、ディスカバリーチャンネル)、アントニオ・コロム(スペイン、アスタナ)、マイケル・ロジャース(オーストラリア、Tモバイル)等を含む18人。かなり強力な逃げになりました。メイン集団は相変わらずラボバンクがコントロール。
 残り100kmあたりでようやくレースは落ち着きを取り戻したようです。逃げ集団との差は2分少々。プロトンは徐々に前との差を詰めながら今年最初の1級山岳ロズランに突入。
 ロズラン峠に入ったメイン集団からカルデナスがアタック!これにはラスムッセンがチェックに入る。このアタックによってメイン集団から6人が飛び出している状態。登りが始まるとメイン集団から遅れる選手が出てきている中、メイン集団から飛び出した追走集団をラスムッセンが引く。あわててケースデパーニュはアローヨをディスカバリーはパウリーニョをマークに送り出しました。どうやらラスムッセンはチームエース(メンショフ)のアシストの役から解き放たれたようです。アルプス2日目でのラスムッセンのアタックを許したということは、今年のラボバンクはラスムッセンで行くのかもしれません。ラスムッセンのアタックと同時にラボバンクはプロトンの先頭から下がって行く。当然の作戦です。
 ラボバンクのコントロールを失ったプロトンは速度が上がらず、先頭集団を追走するラスムッセンの集団と見る見る差が開いて行きます。先頭コールからメイン集団までは3分のタイム差が開いている。ヒンカピーのいる追走集団はペースが上がっていない。後ろからはラスムッセンらが追いついてきた。ヒンカピーやフォイクトらはラスムッセンのペースについていけない。そしてラスムッセンの後ろにはロジャース、グベール、アローヨ、グティエレスが続く。この先には、後ろから順に、ルメヴェル、コロム、そして先頭コール。ロジャースはラスムッセンに並走して登っていく。一方、その前ではルメヴェルがコロムを抜いて2番手に上がった。
 先頭を追うラスムンセンのペースは驚異的で、ラスムッセンのグループはあっという間に先頭3人に追いついた。レース先頭はラスムッセンが牽く。ロズラン峠の頂上まで残り4km弱。コントロールを失ったプロトンではなんとランプレのバッランとベンナーティが引いている?スプリンターが引く登りでは当然プロトンのペースが上がらない。先頭6人はロズランの頂上に近づく。この登りを最速で駆け上がったのはラスムッセン。そのラスムッセンが先頭で頂上を通過。
 それにしても、プロトンの先頭をスプリンターに任せるなんて・・・?確かに逃げの集団に選手がいるラボバンク、ゲロルシュタイナー(コール)、アージェードゥーゼル(グベール)、ケスデパーニュ(アローヨ)、Tモバイル(ロジャース)、アスタナ(コロム)は追う必要はないし、先頭から遅れた集団にヒンカピーとパウリーニョがいるディスカバリーも動きが取れないという状況では止むを得ない展開かもしれませんが・・・ディスカバリーの陽動作戦が完全に裏目に出てしまったようです。

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登録日:2007年 07月 17日 13:21:43

ツール第7ステージ(2)-新人ゲルデマン驚きの快走でマイヨジョーヌ

ゲルデマン 第7ステージを制し総合首位に浮上

【7月15日 AFP】2007ツール・ド・フランス(2007 Tour de France)、第7ステージ(ブールガンブレスからグランボルナン、197.5キロメートル)。
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 追走集団は優勝候補たちがズラリと顔をそろえ、ケースデパーニュが懸命に引いていましたが、山頂通過時点でのタイム差が3分38秒。16kmの1級山岳でクライマーたちが追う集団と1分しか差を詰められなかったのは驚異的でした。14.5kmの下りも積極的に攻め、コロンビエール山頂での差をそのままでゴール!!ステージ優勝でマイヨジョーヌを手にしてしまいました。
 追走集団は怪我をしているアスタナのヴィノクロフとクレーデンを抱え、互いの牽制もあったのでしょうが、3分半というタイム差は決して小さなものではありません。しかもチームは名門のT-モバイルなのですから。エースはロジャースですが、決して山岳が得意という選手ではありません。ゲルデマンがここまで山が登れるなら、チームとしてマイヨジョーヌを守りに行くことも充分に考えられます。
 とはいえ今日のステージでおおよその勢力図が見えてきました。怪我を心配されていたアスタナ勢もヴィノクロフ、クレーデン、カシェキンの3人がメイン集団でゴール。ケースデパーニュはバルベルデを筆頭にO・ペレイロ、カルペツ、アロヨの4人。ディスカバリーもエースのライプハイマー、コンタドール、グセフ、ポポヴィッチの4人。CSCはサストレとF・シュレクだけになってしまいました。ラボバンクはラスムッセンとデッケル。
 総合で見るとクレーデンが3分39秒遅れの6位、グセフが3分51秒遅れの7位、カルペツが3分52秒遅れの8位、デッケルが3分57秒遅れの10位、コンタドールが4分1秒遅れの11位、カシェキンが4分1秒遅れの12位、O・ペレイロが4分3秒遅れの15位、ライプハイマーが4分6秒遅れの16位、バルベルデが4分9秒遅れの18位、ポポヴィッチが4分14秒遅れの19位、サストレが4分22秒遅れの27位、シュレックが4分23秒遅れの28位、ヴィノクロフが5分16秒遅れの44位と続きます。マイケル・ロジャースやデニス・メンショフの名前もまだ上位にありますが、アルプス初日で遅れての結果ですから、これからまだまだ順位を落とすでしょう。個人TTが2度ありますが、山岳であまり遅れると優勝争いに加わるのは苦しいはずです。
 ここから今日の山頂ゴールでさらに優勝候補が絞られるはずです。トップの11人の中に新人賞候補が4人というのが今年を象徴しています。ジロのアンディ・シュレクに続き、ツールでも若手のホープがポディウムに立つことも充分に期待できます。ゲルデマンがアルプスでどこまで耐えられるか、今日のステージが試練になるでしょう。3つ連続する1級の山岳で最後まで残るのは誰なのか?ステージ優勝はまた逃げで決まるかもしれませんが、優勝候補たちがどの位置でゴールするのか、非常に楽しみです。できればティーニュの登りで、総合争いのバトルが見たいと願っています。特にマイヨブランを手放したグセフ、マイヨブラン候補筆頭に名が挙がっているコンタドールの走りに注目しています。デッケルは1級山岳3つでは辛いはずです。
 TTが得意とはいえない、ライプハイマーとサストレは積極的に動きたいところでしょう。ディスカバリーはコンタドールとグセフをアシストに使うのでしょうか?ここまでの結果ならコンタドールをエースにしてもいいような気がします。アシストが前半で力を使っているサストレは逃げに乗るしかないかもしれません。

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登録日:2007年 07月 17日 00:52:24

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