2007年 07月 28日

運命を分ける1分50秒差!!

エヴァンス 第18ステージを14位で終え総合2位をキープ

【7月28日 AFP】2007ツール・ド・フランス(2007 Tour de France)、第18ステージ(カオールからアングレーム、211キロメートル)。プレディクトール・ロット(Predictor-Lotto)のカデル・エヴァンス(Cadel Evans、オーストラリア)は、ステージ優勝を果たしたフランセーズデジュー(Francaise des Jeux)のサンディ・カザール(Sandy Casar、フランス)と8分34秒差の5時間22分05秒の14位でステージを終え、合計タイム86時間06分06秒で総合2位をキープした。(c)AFP

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 コンタドールはリバティー・セグロスに所属していた昨年のツールでオペラシオン・プエルトのリストに名前が挙がり、チーム名がアスタナに変わったものの、出場前夜に除外されたという苦い経験を持っている。しかしその後の捜査で関与については認められなかったことが判明した。その結果を受けてのディスカバリー移籍であり、ブリュイネル監督もプレスに対し「UCIはこの事件にコンタドールの名前を含めたことが間違いだったことを認めている」とコメントしている。
 2006年5月に薬物容疑でサイス監督とフエンテス医師が逮捕されたリバティー・セグロスはこれを受け、同年5月25日、スポンサー打ち切りを通告される。その後、同年6月、ヴィノクロフの仲介でカザフスタン政府と企業グループがスポンサーに名乗りを上げ、正式に「アスタナ・ウルト」チームとなったという経緯を持つ。そのアスタナは今年ツール参戦を果たしているものの、ヴィノクロフのドーピング違反でツールを去ってしまっている。「僕はクリアだ。そうでなかったらここにいない。僕はタイミング悪く、悪いチームにいただけ」とコメントしているように、コンタドールとしてはチームの移籍は大きかったはずだ。そのチームのためにもマイヨジョーヌを守って欲しいと願っている。
 レース後「土曜日はキャリアで最も難しい1日になるだろう。このタイムトライアルで全てが変わる可能性がある。僕の人生も変わるかもしれない。だから今現在は、出来るだけ早くホテルに帰って、マッサージを受けて、休んで、夕食をとって、そして映画を1本見たいね。明日の朝はタイムトライアルのルートを下見するために、早起きする。それから少し休んで、レースに向けて集中していくさ」と語っていたコンタドール。一体どんな映画を見てレースに臨むのだろう?記者には無実が確定しているオペラシオン・プエルトに関する無意味な質問よりも、映画のタイトルを訊いてもらいたい。その方がよほど気が利いている。
 エヴァンスとコンタドールのバトルは昨年もあった。2006年のツール・ド・ロマンディーで最終日の個人TTは、総合でコンタドール1位、エヴァンス2位でスタート。そしてエバンスが逆転に成功し、総合優勝を奪っている。距離は20.4km、エヴァンスのタイムは26分19秒、コンタドールは27分10秒だった。
 第13ステージアルビの個人TTでつけた差は1分4秒。天候やコースを考えても1分50秒は微妙な差だ。死の淵から甦り、オペラシオン・プエルトを乗りこえ、チームを変えプラトードベイユを征して臨むコンタドールに天はどのようなギフトを用意しているのだろう?

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登録日:2007年 07月 28日 19:48:36

コンタドール若さを見せて3秒を失う!!

コンタドール 第18ステージを終え総合首位をキープ

【7月28日 AFP】2007ツール・ド・フランス(2007 Tour de France)、第18ステージ(カオールからアングレーム、211キロメートル)。
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 終盤エウスカルテルの強烈な引きで8分30秒までタイム差を詰めたメイン集団は、クイックステップトレインに発射されたトム・ボーネン(ベルギー、クイックステップ)が危なげなく先頭を穫っている。これでボーネンはポイント賞争いのリードを更に広げた。何事もないゴールスプリントかと思いきやポポヴィッチまでもがスプリントに加わっている。画面左側にはエヴァンスの姿も・・・その後方でマイヨジョーヌも懸命にスプリントをしている。エっ・・・という感じ。総合2位のカデル・エヴァンスはボーネンと同じ集団でゴール。マイヨジョーヌのコンタドールも同じ集団でゴールしたが、前走者と距離が開いていたと判断され、エヴァンスから3秒を失うことになってしまった。これによってコンタドールとエヴァンスの総合のタイム差は1分50秒に・・・
 ポポヴィッチはそれを察していち早く反応したがコンタドールが切れてしまったのだろう。この辺りにコンタドールの若さが見えた。ランスのアシストとをこなしながらマイヨブランも獲得した男は1秒の大切さを身にしみて感じていたはずだ。それにしてもディスカバリーらしくないミスである。通常は集団ゴールとしてタイム差を付けないケースがほとんどだが、ポポヴィッチやエヴァンスが懸命にスプリントに参加していたことを考えると、タイム差が開く可能性を知っていたとしか思えない。ポポヴィッチとしては後ろにコンタドールがいるものと信じて踏んでいたはずなのだ。ところが結果としてエヴァンスの前でゴールしてしまった。エヴァンスの後ろにいたセバスチャン・イノー(クレディアグリコル)とコンタドールとの間が2秒ほど開いてしまったのだ。総合3位のライプハイマーもエヴァンスと3秒のタイム差を開けられてしまった。ブリュイネルの心境は複雑だろう。
 今日はいよいよ総合成績を決定づける55kmの個人タイムトライアルだ。ここに来て経験の無さを露呈し始めているコンタドールがどんな走りを見せるかがポイントになるだろう。1分50秒という差はブリュイネルもコンタドールも充分と見ているようだが、この日のゴール前の姿を見る限りエヴァンスの必死さが伝わって来た。この3秒差が天国と地獄を分ける差にならないことを祈りたい。幸いコンタドールは最終走者で前のエヴァンスのタイムを確認しながら走ることができるという有利な立場にある。1分50秒の貯金をいかに巧く活用して走り切れるか?コンタドールにはプラトードベイユの覇者に恥じない走りを期待したい。

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登録日:2007年 07月 28日 17:22:09

地元フランスのファンを勇気付ける勝利!!

カザール 第18ステージを制する

【7月28日 AFP】2007ツール・ド・フランス(2007 Tour de France)、第18ステージ(カオールからアングレーム、211キロメートル)。
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 翌日に総合成績がかかった重要な個人タイムトライアルを控えた第18ステージ。コースは平坦基調で、序盤に4級山岳が4つ設定されているものの後半はほぼフラットだ。前日の第17ステージに引き続いてこの日も序盤からアタックがかかったようだが、TV中継が始まった時には既に4人の逃げが決まっていた。
 逃げの4人は、アクセル・メルクス(ベルギー、Tモバイル)、マイケル・ボーヘルト(オランダ、ラボバンク)、ローラン・ルフェーヴル(フランス、ブイグテレコム)、サンディ・カザール(フランス、フランセーズデジュー)。この逃げの中で総合成績の最高位はボーヘルトで、27分50秒遅れの総合16位。山岳賞もポイント賞も上位を争う選手は逃げに入っておらず、メイン集団はこの逃げを許した。
 この日再びマイヨジョーヌがツールに戻って来た。コンタドールは終始笑顔でTVカメラに対している。繰上げマイヨジョーヌ対するこだわりは感じられない。マイヨジョーヌ擁するディスカバリーチャンネルがメイン集団をコントロールしたがペースは上がらない。タイム差は5分、10分、15分と順調な広がりを見せ、ゴールまで50kmを残してこの日最大の17分30秒にまで開く展開。この時点でステージ優勝は実質的に先頭の4人に絞られた。
 昨日の逃げメンバーとは一転して、今回の4人はベテランぞろい。今年で引退を表明しているボーヘルトは35歳、メルクスは32歳、ルフェーブルは31歳、唯一カザールだけが28歳。しかし、最も若いカザールは落車をしたらしくバイクパンツが破れ血の跡が痛々しい状況だ。個人的には長年メンショフやラスムッセンのために献身的に尽くしてきたボーヘルトに優秀の美を飾ってもらいたいと思っていた。
 今季限りでの引退を表明しているボーヘルトとメルクス。フランスチームにステージ優勝を捧げたいルフェーブルとカザール。この4人は牽制とアタックを繰り返すがどれも決まらずにラスト3kmに突入。するとカザールが中央分離帯を利用して絶好のタイミングで飛び出し、他の3人から数十メートルのアドバンテージを得た。途中再三メディカルバイクで治療を受けながら、痛々しい姿を見せていたカザールだが、ここはフレンセスデジューのエースとしてしての意地を見せた。中央分離帯を利用したアタックは絶妙だった。
 しかしこのカザールのアタックもラスト1kmで封じ込められ、ここからは再び4人は牽制に入る。そして誰も仕掛けないままラスト200m。先頭を走るカザールが先陣を切ってスプリント体勢に入ると、遅れてボーヘルト、メルクス、ルフェーブルがスプリントを開始。先頭カザールは登り基調のゴール前で3人を置き去りにし、最後までリードを保ったままゴールに飛飛び込んだ。1秒遅れでメルクス、ルフェーブル、ボーヘルトの順でゴール。カザールのツール初優勝が決まった。
 メルクスはまたまた2着。偉大な父を持つ男はツールで勝利を飾ることなく自転車を降りることになった。ボーヘルトも勝ちたかったのだろうが、山岳でのアシストで疲労が残っていたのだろう。アタックにも生彩を欠いていた。スプリント勝負ではルフェーブルに初めから勝機はなかった。これでセドリック・ヴァッスール(フランス、クイックステップ)に次ぐフランス人の2勝目が決まった。この1勝はドーピングに揺れている地元フランスのファンを勇気付ける勝利となったはずだ。

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登録日:2007年 07月 28日 15:48:47

ドーピング問題を考える!!

コフィディス モレーニのドーピングにより大会から撤退へ

【7月26日 AFP】2007ツール・ド・フランス(2007 Tour de France)に参戦しているコフィディス・ル・クレディ・パール・テレフォン(Cofidis - Le Credit Par Telephone)のクリスティアン・モレーニ(Cristian Moreni、イタリア)から、ドーピング検査で陽性反応が検出されたことが25日に明らかになった。
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 ドーピングというと当然悪いことというイメージがありますが、警官に逮捕されるほどの罪なのでしょうか?プロツールの選手たちは大会の有無に関係なく24時間UCIの監視下に置かれ、抜き打ちのドーピング検査を受けなければならない状況にあります。陽性反応がでれば警官に逮捕・連行されることも珍しくないのです。こんなことをしているのは自転車ロードレース界だけです。
 しかも禁止薬物が非常に多く、現在自転車ロードレースでドーピングと呼ばれているものは日常にあふれています。近くの薬局やコンビニでも売られているものまでが対象となっているのです。たとえば、仕事の疲れを取るために誰もが飲むような栄養剤は必ず引っかかります。風邪薬も同様です。パスタだけで毎日200km走ることができるか、やってみるまでもないでしょう。
 そういう意味で、自転車は現在もっともクリーンなスポーツのひとつに挙げられるでしょう。プロ選手の人権は無視され、風邪薬も無断で飲めず、プライベートはない状態で生活しているのですから。貧しく腹をすかせた子供に、満足な食事も与えず、盗みは犯罪だと言っているようなものです。さらに、自転車ロードレースでは一定以上のパフォーマンスが要求されるのです。それができなければプロ・ツールの世界で生き残ってはいけないのです。つまり生活の場を失うことに直結するので、選手も必死なのは当然でしょう。
 これだけドーピングが問題になっているのに、ドーピングで陽性になる選手が後を絶たないことを不思議に思う人も多いと思います。理由は簡単です。戦後の日本を思い出してください。腹をすかせている子供の前におにぎりを置いて、ちょっとでも目を離せば、おにぎりも子供ももうそこにはないのと同じです。一番の被害者は選手かもしれないのです。そしてその苦しさが判るだけに「まだドーピング撲滅に協力的ではない選手もいるのは確かだ。名前は言わないけど、今の状況で得している選手はいる」と言ってはばからない選手もいるほどなのです。知っているけど言わないという仲間意識がドーピング問題の根の深さを物語っているのではないでしょうか?
 これからどうするかを選手や主催者ばかりでなく、私たち観客も真剣に考えなければいけない時期にきているのではないでしょうか?私たちに何ができるかを考えてみましょう。まずは自転車ロードレース界のドーピングの状況を正しく理解すること、単なる推測だけで選手を疑うことを止めることなど、私たちにもできることはあるはずです。ワイドショーさながら連日報道されていますが、事実はどこにあるのかをしっかりと見きわめなければいけません。

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登録日:2007年 07月 28日 13:36:53

相次ぐドーピング疑惑、自転車関係者の首脳会議呼びかけへ

ウイギンズ ツール・ド・フランスへの懸念を表明

【7月27日 AFP】2007ツール・ド・フランス(2007 Tour de France)。
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 7月27日付けの読売新聞に『相次ぐドーピング疑惑、自転車関係者の首脳会議呼びかけへ』という見出しが出ていました。自転車ロードレースが日本で新聞の見出しになるのは決まってドーピング問題の時だけなのは残念です。
 記事の内容は「開催中の自転車ロードレスのツールドフランスで禁止薬物使用(ドーピング)疑惑が相次いでいることに対応するため、世界反ドーピング機関(WADA)は26日、自転車競技の関係者たちによる首脳会議(サミット)の開催を近く呼びかけると発表した」というものです。「国際自転車競技連合(UCI)や自転車競技会の主催者をはじめ、選手や医師などのチーム関係者のほか、放送局やスポンサーなどにも参加を呼びかけ、自転車競技の信頼性を取り戻す方法などを話し合う計画」だそうですが、遅きに失した感は否定できません。特にUCIとツールの主催者であるASOとの不仲説は有名で、そうすんなりとこの計画が実現するとも思えないのですが、こうした動きが出てきたことは大いに歓迎すべきだと思います。
 ツールドフランスは29日にパリにゴールしますが、優勝候補筆頭ののアレクサンドル・ビノクロフ(カザフスタン)が血液ドーピング検査に陽性を示してレースを離れ、25日まで首位に立っていたミカエル・ラスムセン(デンマーク)がUCIへの所在地の虚偽申告でチームを解雇され棄権するスキャンダルがあり、該当選手だけでなくアスタナとコフィディスの2チームがドーピング疑惑関連でレースから撤退するというツールにとっては危機的な状況を迎えていることは確かです。クリスティアン・モレーニ(Cristian Moreni、イタリア)からドーピング検査でテストステロン(testosterone)が検出されたことが判明し、第16ステージを最後に今大会を棄権したコフィディス・ル・クレディ・パール・テレフォン(Cofidis - Le Credit Par Telephone)のブラドレー・ウイギンズ(Bradley Wiggins、英国)が、マンチェスターで記者会見を行い,会見に臨んだウイギンズは「今年のツール・ド・フランスは全ての信頼を失った。レースが無効にならないかどうか心配している」と語ったとAFPは伝えているほどなのです。

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登録日:2007年 07月 28日 03:13:11

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