2007年 08月 10日
自転車競技が必要としている調和と安定とは?
【8月10日 AFP】携帯電話会社T-モバイル(T-Mobile)は9日、2010年までプロサイクリングチームのスポンサーを務めることを明らかにした。
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(c)AFP
T-モバイルのHamid Akhavan氏は「我々は自転車競技が必要としている調和と安定を達成することで、正しさを証明したいと思っている。今後も競技に関わり、クリーンなスポーツに生まれ変わる過程を支えて行きたい。新たなドーピング違反が発覚した場合には、即座に撤退する用意ができている」と語った上で2010年までのスポンサーを務めることを明らかにした。
「自転車競技が必要としている調和と安定」が何を意味しているかは不明であるが、現在の自転車ロードレース界はUCI、IOC、WADA、AIGCPそれにグランツール主催者が一体となって調和が取れた、安定したレース運営が求められていることは確かである。
チームもまた同様であろう。スポンサーが替わってもチームそのものはほとんどそのまま引き継がれることの多い自転車ロードレース界では、チームの体質改善が難しい状況である。今回のアスタナやT-モバイルのドーピング事件はその証拠だろう。チームの体質を根本から変えて行く努力もまた不可欠なのである。
また、Hamid Akhavan氏はドイツ国内の反ドーピング機構へ100万ユーロ(約1億6000万円)を提供し、選手やチームスタッフはドーピング対策の為に給与の一部を寄付するとも語っている。ブエルタ主催者Unipublicも、相次ぐドーピングスキャンダルの再発防止に備え、新たな検査の実施に180,000ユーロもの予算を投入することを発表しているが、これらの予算が実際どのように使われるかは不透明なままだ。単にドーピング検査の回数を増やすというのではあまり意味がない。むしろ現在問題になっているドーピングの検査方法の見直しや、新たな検査技術の開発などに利用されることを切に願っている。また、WADA機関だけではなく中立の第三機関による検査の速やかな実施も期待したい。
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登録日:2007年 08月 10日 12:38:54
カザフ人スターの相次ぐスキャンダル!!
アスタナのカシェチキンからドーピング検査で陽性反応が検出される
【8月9日 AFP】プロサイクリングチームのアスタナ(Astana)に所属するアンドレイ・カシェチキン(Andrey Kashechkin、カザフスタン)からドーピング検査で陽性反応が検出されたことが8日に明らかとなった。
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(c)AFP
ヴィノクロフに続いて第2エース格のアンドレイ・カシェチキンも抜き打ちドーピングでAサンプルが陽性と判定されてしまったようだ。
アスタナのドーピングがらみのスキャンダルとしてはこれで今シーズン4人目となる。マティアス・ケスラー(ドイツ)がフレーシュ・ワロンヌ前のドーピング検査でテストステロンの陽性反応が出て、Bサンプル検査結果も陽性でチームはケスラーを即刻解雇した。
そしてジロ・デ・イタリア総合3位のエディ・マッツォレーニ(イタリア)も「オイル・フォー・ドラッグ」というドーピング捜査の捜査線上に上がり、現在CONI(イタリアオリンピック委員会)による審議が進められている。マッツォレーニは疑いがあることだけですでにチームから解雇処分を受けている。
アスタナは昨年のオペラスオン・プエルトの主犯の一人とされたサイス監督率いるリバティー・セグロスのスポンサー撤退に伴い、アスタナ・ウルトとしてチームを引き継いだ経緯を持つ。その後ヴィノクロフの働きかけで、アメフトフ元カザフスタン首相(および同国自転車競技連盟会長)がパトロンとなりカザフスタンが国営スポンサーを努めるチームとなったのである。スポンサーは替わっても、リバティー・セグロス時代からのチーム体質は変わっていないのかもしれない。アスタナはブエルタ・ア・エスパーニャへの出場招待を受けていたが、カシェチキンがBサンプルでも陽性反応が出た場合、主催者のウニプブリクはどうするのだろう。
スポンサーが替わってもチームの体質が変わらないことは、T―モバイルが証明している。T-モバイルはドイツ・テレコム時代にチームぐるみでドーピングを行っていたとされ、既にエリック・ツァベルとビャルネ・リースといったかつての所属選手がドーピングを「告白」している。昨年のウルリッヒ問題を受けてクリーンなチームを目指してツール・ド・フランスに参加しながらも、パトリック・シンケウィッツに高濃度のテストステロンが検出されるという事態を惹き起こし、ドイツ国内でツール・ド・フランスの放送をボイコットするという騒ぎにまで発展している。
チームのパトロンであるアメフトフ元カザフスタン首相(および同国自転車競技連盟会長)はヴィノクロフの解雇後もチームのサポートを続けることを発表していたが、カザフ人スター2人の相次ぐスキャンダルは再びチームの存続に関わる問題にまで発展するに違いない。このままではカザフスタン=ドーピングというイメージができあがってしまう可能性があるのだから・・・
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登録日:2007年 08月 10日 12:10:42
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