2007年 08月 17日

アメリカはドーピング大国?

アディダス T-モバイルチームとの契約を続行

【8月17日 AFP】スポーツ用品メーカーのアディダス社(Adidas)は16日、プロサイクリングチーム、T-モバイルチーム(T-Mobile Team)とのユニフォーム契約を今後も継続していくことを明らかにした。
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(c)AFP

AFPBB News


 自転車ロードレース界がドーピング問題で大きく信頼を失いかけている中、スポーツ用品メーカーのアディダス社(Adidas)は16日、プロサイクリングチーム、T-モバイルチーム(T-Mobile Team)とのユニフォーム契約を今後も継続していくことを明らかにした。
 ドイツ国内ではチームミルラム(Team Milram)のエリック・ツァベル(Erik Zabel、ドイツ)、ツァベルの元チームメイトで現在T-モバイルチームのスポーツディレクターを務めるメイトロルフ・アルダグ(Rolf Aldag)、1996年のツール・ド・フランス覇者のビャルネ・リース(Bjarne Riis、デンマーク)氏がテレコム時代に禁止薬物を使用していたことを認めている。このような事態にもかかわらずアディダス社(ドイツ本社)は、チームに新たなドーピング違反が発覚した場合には即座に契約を打ち切るという条件のもと、T-モバイルチームとこれまでの関係を保っていくことを決めた。
 アディダス社は「スポーツからドーピングを根絶するために、契約の続行は既に決定されたことだ。撤退するという選択肢もあったが、撤退はドーピング問題に屈することを意味する」との声明を出している。この決断はスポーツに関わる企業としては大いに評価に値する。ドイツという国のスポーツに対する強い誇りと愛着が感じられる。
 それに対してアメリカはどうか?アメリカにはナイキ(NIKE)という今やアディダスをしのぐスポーツ用品企業があり、ディスカバリーチャンネルにユニフォームなどを提供していた。しかし、テイル・ウインドはついにスポンサーを獲得できずに解散が決まった。これは単にチームの問題というよりアメリカ企業のエゴのような気がしてならない。あるいは国策なのかもしれないが・・・ドイツではこれだけドーピング問題が発覚しているにも関わらず、T―モバイルもアディダスもスポンサーを継続することを決めている。T-モバイルに至ってはドイツ国内の反ドーピング機構へ100万ユーロ(約1億6000万円)を提供し、選手やチームスタッフはドーピング対策の為に給与の一部を寄付することを決定してさえしているのである。
 ドーピングに真っ向から立ち向かう姿勢を見せているドイツに対し、アメリカはおそらくドーピングの隠蔽に必死なのだろう。スポーツ大国アメリカは同じくドーピング大国なのかもしれないのだ。ウイルス兵器を開発しておきながらその存在を認めない国なのである。ドーピング隠蔽に関する技術も世界一なのかもしれない。アメリカがドイツ並みにドーピング問題を追及すればMLB、NFL、NBA、NFLなどのメジャースポーツが存続しえなくなるという危機感を持っているはずである。そのためにマイナーな自転車ロードレースは切り捨てる。そういう疑惑が浮んでくる。
 かつてUSポスタルサービスがスポンサーを降りざるを得なくなった時、国営的な企業がスポーツのスポンサーをすることが問題とされたと報じられたが、あの時もドーピング問題がアメリカという国に及ぼす影響が懸念されていたのではなかろうか?今度のディスカバリーチャンネルのスポンサー撤退も表向きは経営者交代によるトップの判断ということになっているが、実際にはドーピング問題の渦中にあったバッソを雇用したことにあったのではなか、そしてそれに関与した(バッソの雇用を決断した)ヨハン・ブリュイネールもその責任を問われたのではないか?その結果が、スポンサーの撤退、ブリュイネールの引退、チームの解散へと推移したのではないかと私は推測している。
 ご存知の通り今年のディスカバリーはエコロジーをモチーフにしたグリーンを配したユニフォームを採用していた。ディスカバリーチャンネル(Discovery Channel)は、独特なドキュメント、自然番組の多様なプログラムを持つアメリカのケーブルテレビネットワークチャンネルであるが、日本を初めとする世界各国でも視聴可能なメディアである。自転車ロードレースは宣伝効果として極めて有効だったはずだ。ところが石油大国でもあるアメリカにとって自転車というエコロジーはあまり歓迎されていないような気がしている。嘗て「プリズン・ブレイク」というTVドラマがあったが、石油を使わないエコロジー燃料開発をめぐる陰謀が扱われていた。湾岸戦争やイラク戦争も石油の問題が根本にあった。ディスカバリーチャンネルのエコロジー・グリーンにこうしたアメリカに対する抗議の意味を感じるのは私の考え過ぎだろうか?
 ドイツがスポーツを真摯に考えているのに対し、アメリカはスポーツを商品として考えているように感じる。大金を投じて世界各国から選手をかき集め、アメリカ人のためだけにプレーさせている。今年のWBCを見た方ならご承知と思うが、メジャーリーガーの有力選手の多くが他国のチームでプレーしていたのである。そしてアメリカはあっさりと負けた。オリンピックにMLB選手の参加を強行に拒み続けたアメリカ。そしてオリンピック種目からも野球が姿を消すことになった。この事実をどう受け止めるか?何故MLBの選手をIOCの大会に参加させないのか?その理由は充分に推測ができる。そしてWBCでのアメリカの敗北も同様である。

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登録日:2007年 08月 17日 14:15:04

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