2007年 09月
サンチェス怒涛の2連勝で表彰台をGET!!
サムエル・サンチェス 第20ステージの個人タイムトライアルを制す
【9月23日 AFP】第62回ブエルタ・ア・エスパーニャ(62nd Vuelta a Espana)、第20ステージ(ビジャルバからビジャルバ、25キロメートル)・個人タイムトライアル。
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(c)AFP
ヴエルタ・ア・エスパーニャはトップ不動のまま最後の個人TTを迎えた。2・3・4位はタイム差があまりない状況で表彰台争いが微妙な状況だ。ツール・ド・フランスではわずか8秒のタイム差で2位を死守したカデル・エヴァンス(オーストラリア、プレディクトール・ロット)は4位のサムエル・サンチェス(スペイン、エウスカルテル)に9秒差に迫られ、表彰台の座が微妙になってしまった。
この日強烈なスピードを見せたのはブイグテレコムのスタフ・クレメント(オランダ)だった。平坦基調のステージとはいえ平均時速53.6kmで暫定トップに躍り出た。しかし、前日の勢いをそのままにサムエル・サンチェスが第2計測ポイントでそのクレメントのタイムを2秒上回って通過した。重いギアを踏んでいるせいかサンチェスの走りにそれほどの速さは感じなかっただけにこのタイムには驚かされた。
結局総合トップのデニス・メンショフ(ロシア、ラボバンク)のタイムを12秒も上回る驚異的なタイムでステージ2連勝を飾り、総合でもこの日の走りに生彩を欠いたエヴァンスを逆転して総合3位を確定させた。ワンデイ・レースや1週間程度のステージレースならスペシャリストが圧倒するTTだが、グランツールは一味も二味も違った結果になることが多い。さすがに3週間に及ぶグランツールでは優勝争いのモチベーションは勿論、後半のピーキングが大きくものをいうようだ。この日のサンチェスの走りがまさにその典型だった。
サンチェスの走りで地元スペインは大いに盛り上がったことだろう。エウスカルテルの表彰台が始めてとあってはなおさらだ。地元スペインを代表するエウスカルテルがヴエルタ・ア・エスパーニャでの表彰台が1度もなかったというのは驚きだ。
しかし、個人的には今年のヴエルタ・ア・エスパーニャはデニス・メンショフの強さばかりが目立ち、全体として盛り上がりに欠けた感が強かった。20ステージを終えて全てのジャージをメンショフが手にしている。最終ステージで変動の可能性があるのはポイント賞だけという状況だ。それともう一つ気になった点は現地TV中継のお粗末さだった。天候などによる電波の乱れは止む終えないとしても、勝負所にバイクカメラがいないことが多かったような気がしてならない。特に山場で最初に集団から飛び出す選手を捕らえられていないことが多すぎた。まるで自転車ロードレースの素人が映している感じだ。ツール・ド・フランスを見た後だけに余計にそう感じてしまうのかもしれないが、今年のヴエルタ・ア・エスパーニャはちょっとひど過ぎた。
気持ちは既に30日の世界選手権のエリート・ロードに向いている。それほど今年のヴエルタ・ア・エスパーニャは盛り上がりに欠けた感じが否めない。ドーピング問題もなかったが盛り上がりもなかったというのが今年のヴエルタ・ア・エスパーニャだったような気がしてならない。昨年のアスタナの活躍を見ているだけに物足りなさを感じてしまう。2009年からグランツールはUCIプロツアーから外れそうな気配だが、世界選手権と日程が近い限り、ツール・ド・フランスのようなメンバーを期待することは難しい状況は変わらないだろう。
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登録日:2007年 09月 23日 08:38:56
2対1でランディス敗訴!!
ランディス ツール・ド・フランスのタイトル剥奪と2年間の出場停止
【9月21日 AFP】5月に9日間に渡り行われた自転車ロードレース選手、フロイド・ランディス(Floyd Landis、米国)のドーピング疑惑に関する公聴会の評決が20日に下され、2対1の多数決により同選手に対し2006年ツール・ド・フランス(2006 Tour de France)の総合優勝タイトル剥奪と2年間の出場停止の処分が下された。
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(c)AFP
公聴会から4ヶ月、発覚から1年以上を擁して、ようやくフロイド・ランディスのドーピング問題に一応の決着がついた。今年5月に9日間に渡り行われたアメリカ仲裁委員会の公聴会では、ドイツスポーツ大学(German Sports University)の生化学者やUCLAオリンピック分析研究所(UCLA Olympic Analytical Laboratory)の元所長等の専門家が弁護側証人としてWADAの検査方法と基準に問題があることを指摘していた。
一方のUSADA側の弁護士は、先の専門家たちの証言に一切反証することなく、レモン氏への脅迫と陽性反応が明らかになってからのランディスの不審な行動が有罪の証拠であるとして弁論を終えた。通常3人の陪審員によるランディスへの判決は6~7週間後になると見込まれていたが、結局4ヶ月以上を擁する結果となった。そして判決は2対1でランディス側の主張は退けられることとなった。
通常アメリカの陪審員制度では全員一致を原則としている。専門家たちの証言を聞き入れランディス無罪を主張し続けた陪審員がいたことが、この公聴会の評決を長引かせた原因だろうと推測している。こうした形(全員一致ではない評決)でしか結論を出せないことが今の自転車ロードレース界のドーピングの現状である。
それにしてもUSADA側の弁護士が先の専門家証人の意見に対し一切反証しなかった(できなかったのかもしれない)ことは事実であり、専門家の意見の信憑性を認めた陪審員がいたこともまた事実である。この事実を私たちはしっかりと受けとめる必要があるのではなかろうか。マネージャーがグレッグ・レモンを脅迫していたことは事実であり、それが陪審員に悪い印象を与えたことは否定できない。しかし、そのこととWADAの検査方法や基準が正当なものであることとは全く関係がないはずである。
ランディスはスポーツ仲裁裁判所(CAS:Court of Arbitration for Sport)へ提訴することができる。膨大な費用がかかるが、WADAの検査方法や基準を見直すためにもランディスの提訴を期待している。ドーピングの検査方法や基準が曖昧なままではいつまでたっても自転車ロードレース界のドーピング問題はなくならない。
もしランディスが提訴を断念したら、大会史上初めてとなるタイトル剥奪という異例の事態になる地元フランスでは、今年も多くのドーピング問題を抱えてしまったことを重要視して、ドーピングに関する国際サミットを10月に開催すると発表している。ロズリーヌ・バシュロ(Roselyne Bachelot)保健・スポーツ・青年相が主催するこのサミットでWADAの検査方法や基準の正当性を議論してもらいたいと切に願っている。単なる罰則規定の強化だけではドーピング問題が解決しないことは明らかなのだから。
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登録日:2007年 09月 22日 08:40:32
サムエル・サンチェス切れる下りでステージ優勝!!
【9月17日 AFP】第62回ブエルタ・ア・エスパーニャ(62nd Vuelta a Espana)、第15ステージ(ビジャカリジョからグラナダ、201.4キロメートル)。
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ヴエルタ・ア・エスパーニャは最後の休養日を終え、後半戦に突入する。第15ステージは1級山岳モナチル峠の下りで真価を発揮したサムエル・サンチェス(スペイン、エウスカルテル)がマヌエル・ベルトラン(スペイン、リクイガス)をスプリントで下して優勝。サンチェスは総合争いのライバルを41秒引き離し、総合でも5位に上がった。
しかし総合上位陣は同じ集団でゴールしたため順位もタイム差にも全く変動はなかった。残念なのがこの日果敢な攻めの走りを見せていたダミアーノ・クネゴ(イタリア、ランプレ)のリタイヤの報である。落車で13針も縫う怪我の治療とリハビリということらしい。来期に向けて順調な回復を願っている。そして来期こそはツール・ド・フランスでのクネゴの雄姿を期待したい。
ヴエルタ・ア・エスパーニャもいよいよ後半戦に突入するが、総合争いの興味は最早ない。わずか2分少々の差ではあるが20kmのTTでの逆転が難しい状況なだけにデニス・メンショフ(ロシア、ラボバンク)の総合優勝は動かしようがないだろう。残るはポイント賞と山岳賞争いにしぼられた。ペッタキが連勝を伸ばせばベッティーニを逆転することも可能だろうし、ヴァンホーレンも残る山岳で逃げに乗れれば山岳賞ジャージをキープできるかもしれない。しかし、ヴァンホーレンは純粋なクライマーではないので、いくら小さなポイントを積み重ねるかが鍵となる。
既に207名中35人以上の選手がリタイヤしており、今後も世界選手権に向けて続々とリタイヤする選手がでるだろう。シーズン終盤にグランツールを置くのはいかがなものか?以前のようにジロ・デ・イタリアの前に開催することは難しいのだろうか?そうしなければヴエルタ・ア・エスパーニャのグランツールとしての意味合いが薄くなることは間違いないだろう。
35名のリタイヤで驚いてはいけない。ツール・ド・ポローニュの最終第7ステージではなんと完走したのは63人。この日だけで91人がリタイアするというまさにサバイバルレースになったようだ。半数以上がリタイヤというのは異例のことだと思う。最終ステージを征したのはプレディクトールロットの若手ヨハン・ヴァンスーメレン(ベルギー)。プロ6年目にして手にした初勝利は、なんとプロツアーレースの総合優勝だった。春から若手の台頭が目立っていた2007シーズンだったが、この傾向は今後のトレンドになるに違いない。またポポヴィッチを2008年から迎えるプレディクトールロットもカデル・エヴァンスとのWエースとなり、若手の成長を加味すれば、マキュアンのスプリンターチームからグランツールの総合優勝を狙えるチームへの変貌が期待される。問題はコンタドールとライプハイマーがどこに移籍するかだろう。
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登録日:2007年 09月 18日 16:01:43
ディスカバリー久々のグランツール勝利!!
【9月16日 AFP】第62回ブエルタ・ア・エスパーニャ(62nd Vuelta a Espana)第14ステージ(プエルト・ルンブラレスからビジャカリジョ、207.0キロメートル)。
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距離の短いヴエルタ・ア・エスパーニャにしてはめずらしく13・14ステージと逃げが決まる展開となったようだ。第13ステージでは雨や雹の影響でリスク回避のため集団が無理に追わなかったためだが、第14ステージは3級山岳が4つもあり、スプリンターを抱えるチームが優勝を早目に諦めたのと、総合に関わる選手がいなかったこともあり、ラボバンクが無理をしなかった結果のようだ。最終的な逃げ集団で最高成績がクリスティアン・ヴァンデヴェルデ(アメリカ、CSC)で、29分58秒遅れの総合40位。ラボバンクが無理して追う必要はない。
本来なら逃げ集団にホセビセンテ・ガルシアアコスタ(スペイン)とシャビエル・ザンディオ(スペイン)の2選手を送り込んだケスデパーニュ勢が何とかしたかったのだろうが、前日の奇策でちぎれた後続を引き離そうとしたりと、何とかしてラボバンクの牙城を崩そうとしているようだが、ツール・ド・フランスで辛酸を舐め尽くした観のあるラボバンクの結束は固そうだ。総合上位の選手が動かなければ自ら動くことはないだろう。第14ステージを征したのはディスカバリーチャンネルのジェイソン・マッカートニー(アメリカ)。クリスティアン・ヴァンデヴェルデ(アメリカ、CSC)、ステファン・シューマッハー(ドイツ、ゲロルシュタイナー)、フアンマヌエル・ガラーテ(スペイン、クイックステップ)等を押さえての勝利だけに価値がある。解散が決まってから生彩を欠いていたディスカバリーだが久々の優勝で勝利の味を思い出して欲しいと願っている。マッカートニーにとってもグランツールでのステージ優勝は移籍に大きなアドバンテージなるはずである。
ラボバンクが完全に守りの体制に入っているので、逆に考えると、最終19ステージの登りゴールを除けば、残り3つの山岳ステージでは同様の逃げが決まる確率は高くなるはず。この日序盤のステージで山岳賞ジャージを着ていたセラフィン・マルティネス(スペイン、カルピンガリシア)が早々にリタイアしたことによって山岳賞争いも混沌としてきている。山岳賞トップのメンショフがマイヨ・オロを着ているためユルゲン・ヴァンホーレン(ベルギー、ディスカバリーチャンネル)が今日から山岳賞ジャージを着ることになる。第15ステージの1級山岳の結果しだいではヴァンホーレンにも山岳賞のチャンスは充分にある。この日のマッカートニーの勝利がディスカバリーの闘志に火をつけてくれることを願っている。
ツール・ド・ポローニュ第6ステージは第5ステージに続き集団スプリントを征したフィリッポ・ポッツァート(イタリア、リクイガス)が2連勝を飾ったようだ。標高差300mとはいえ登りのコースが設定されたコースでスプリンター・ポッツァートの勝利には驚いている。リーダージャージも登りで遅れなかったムリロ・フィッシャー(ブラジル、リクイガス)の手に渡ったようだ。エースのダニーロ・ディルーカ(イタリア)も集団の中でゴールし世界選手権に向けての調整が進んでいるようだ。
ただ、最終の第7ステージは唯一の登りゴール。総合成績は19秒差の中に73人がひしめく混戦状態で最終ステージを制した選手が総合優勝に輝く可能性が高い。最後のカルパッチの登りを誰が征することになるのか、ツール・ド・ポローニュは最後まで手に汗を握る展開になるだろう。
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登録日:2007年 09月 16日 10:50:06
一億ドルの罰金の意味を問う
【9月14日 AFP】F1、フェラーリ(Ferrari)の機密情報がライバルチームのマクラーレン・メルセデス(McLaren-Mercedes)へ流されたとされる一連のスパイ疑惑で、国際自動車連盟(Federation Internationale de l’Automobile:FIA)は、今シーズンのコンストラクターズポイント剥奪と1億ドル(約114億円)の罰金をマクラーレンに科した。
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(c)AFP
F1のフェラーリ(Ferrari)の機密情報がライバルチームのマクラーレン・メルセデス(McLaren-Mercedes)へ流されたとされる一連のスパイ疑惑で、国際自動車連盟(Federation Internationale de l’Automobile:FIA)は、今シーズンのコンストラクターズポイント剥奪と1億ドル(約114億円)の罰金をマクラーレンに科すことを決めた。
しかし、ドライバーにはお咎めなしで、ドライバーズポイントはそのままという何ともスッキリとしない結果に終わった。これがFIA側がマクラーレン・メルセデスの「スパイ疑惑」は認めたが、同時にマクラーレン側の「今シーズンのレースに臨んでいるマシンであるMP4-22はこの機密書類の情報を一切使用していない」という主張を認めた結果に他ならない。
一部の報道ではマクラーレンは2007・2008シーズンの出場停止も報じられていたが、ドライバーズポイントが有効ということはFIAは今後もマクラーレンのFI参加を認めるという方針のようだ。それにしても1億ドルという罰金は通常のスポーツ界では考えられない額である。
私自身、セナの死亡事故以来F1には全く興味を失ってしまった。というのもFIAがHONDAのターボエンジンの強さに脅威を覚えたヨーロッパのチームの意向を組み入れてターボエンジンの使用を禁じ、さらにはアクティブ・サスペンションなどのハイテク技術までも一機に排除するレギュレーションを急遽決定した結果が、アイルトン・セナの死亡事故を惹き起こしたと考えているからに他ならない。
セナの死亡事故はFIAが惹き起こした人災であったと今でも思っている。FIAの基本的な考え方は今でもドライバーという人間本位ではなく、マシーン本位でレギュレーションを考えているように思えて仕方がない。マシーンに制約をかけることでコンストラーズ間の不公平感を無くし、ドライバーの純粋な技量を競うといえばいかにも正論に聞こえるかもしれないが、マシーンに不要な制約をかけるためにこうしたスパイ問題も浮上することになるのではないだろうか?
そしてこうした問題を全て金銭で解決しようとする。FIAの姿勢は今も昔もほとんど変わってはいない。エコロジーが盛んに取上げられる時代にあって燃費の良いターボエンジンこそ最適なのに旧態以前とした燃料喰いの自然吸気エンジンにこだわり、ドライバーに負担をかけないハイテク技術も安全面では欠かせない技術のはずであるにも関わらず規制され続けている。
犯罪を犯しても全て罰金で処理され出場停止などが一切課されないとすれば、金銭的に余裕のあるチームがますます幅を利かせることになる。これではハイテク技術を排除した意味がなくなるのではいか?金のあるチームが何をしてもお金さえ払えば済んでしまうとすれば、こうした問題はまだまだ続くに違いない。F1もれっきとしたスポーツである以上コンストラーズ側のモラルも不可欠である。それが産業スパイまがいの行為をしたという事実はもっと深刻に受け止めるべきではないのか?罰金の額の問題ではないはずである。
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登録日:2007年 09月 15日 09:15:25
ペッタキ完全復活の兆し!!
【9月14日 AFP】第62回ブエルタ・ア・エスパーニャ(62nd Vuelta a Espana)、第12ステージ(アルヘメシからエジン、176.0キロメートル)。
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ヴエルタ・ア・エスパーニャ第12ステージは、前日とは一転したハイペースでレースが進んだ。ゴールスプリントを征したのはアレッサンドロ・ペタッキ(イタリア、ミルラム)で2連勝を飾った。11ステージのようにミルラム・トレインが機能しての結果ではなく、ダニエーレ・ベンナーティ(イタリア、ランプレフォンディタル)を自分の力で打ち負かしての勝利だけにペタッキ完全復活を予感させる勝利だったように見えた。
ポイント賞ジャージのパオロ・ベッティーニ(イタリア、クイックステップ)は集団後方でのゴールとなったが、これは落車などの影響ではなくペタッキの復活で勝機のないステージでは無理をしないということだろう。
残念だったのは山岳賞のジャージを着ていたレオナルド・ピエポリ(イタリア、サウニエルドゥバル)がリタイヤしてしまったことだ。前日に出産した奥さんの状態が思わしくないというのが理由のようだが、家族を大切にする欧米の選手らしい。また、ディスカバリーは前日の落車の影響でエゴイ・マルチネスデエステバン(スペイン)までを欠く結果となってしまった。
こうなるとディスカバリーにはヴァンホーレンの山岳賞とステイン・デヴォルデルの上位入賞しか目標がなくなった。ペタッキが復活した以上アラン・デーヴィスではステージ優勝は厳しいだろう。
ちなみにツール・ド・ポローニュは最長ステージ(255km)である第5ステージが行われ、前日に逃げたムリロ・フィッシャー(ブラジル、リクイガス)がリーダージャージを着るダニーロ・ナポリターノ(イタリア、ランプレフォンディタル)をスプリントで下して優勝を飾ったようだ。リーダージャージはナポリターノが守っているが、今日からの2つの山岳で順位は大きく変わることになるはず。
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登録日:2007年 09月 14日 15:49:00
ペッタキ復活の狼煙!!
【9月13日 AFP】第62回ブエルタ・ア・エスパーニャ(62nd Vuelta a Espana)、第11ステージ(オロペソ・デル・マールからアルヘメシ191.3キロメートル)。
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ヴエルタ・ア・エスパーニャは最初の休養日を終え、中盤戦に突入した。オスカル・フレイレ(スペイン、ラボバンク)が世界選手権準備のためにレースを去った。ポイント賞ジャージはアルカンシェルのパオロ・ベッティーニ(イタリア、クイックステップ)に移っていた。
地中海沿いのオロペサ・デル・マールからバレンシア州アルヘメシまでの191kmとヴエルタ・ア・エスパーニャとしては比較的長いステージのためか、強い風のためか、平坦コースにしてはスローな流れで終始した。このステージを征したのはエリック・ツァベル(ドイツ、ミルラム)によって発射されたアレッサンドロ・ペタッキ(イタリア、ミルラム)だった。
まだまだペッタキ本来の調子ではないのだろうが、ジロ・デ・イタリアでのサブタモール服用問題でツール・ド・フランスを棒に振ることになったペタッキがようやくグランツールに戻って来たようだ。今シーズンはブランクがあったにも関わらずこれがシーズン18勝目で、ブエルタ通算18勝目の栄冠となった。ペタッキといえばグランツールの顔的な存在である。多くのファンのためにもこうした選手のドーピング問題の取り扱いはより慎重にあって欲しいと思う。
ポイント賞ジャージーを引き継いだベッティーニも世界選手権に向けて順調に調整できているようで、このステージもツァベルやアラン・デーヴィス(オーストラリア、ディスカバリーチャンネル)といった純粋なスプリンターを押さえて2位でフィニッシュしている。逆に第1ステージでツール・ド・フランスのシャンゼリゼゴールに続きグランツール2連勝でスタートしたダニエーレ・ベンナーティ(イタリア、ランプレフォンディタル)は8位という結果に終わっている。
シーズン終盤の難しさはあるのだろうが、世界選手権に向けてモチベーションを挙げている選手との差がしだいに大きくなり始めているようだ。世界選手権に出場の決まっているデニス・メンショフだが、マイヨ・オロを自ら捨てることはないだろう。2005年のマイヨ・オロはロベルト・エラス失格による繰上げだったことを考えるとメンショフは最後までマイヨ・オロを守りたいはずである。
ツール・ド・ポローニュ第4ステージではゴール前で大きな落車が発生し、リーダージャージを着るワウテル・ウェイラント(ベルギー、クイックステップ)をも巻き込んでしまったようだ。最後はこの落車を避けたナポリターノが先頭でゴール。後方からトーマス・ヴァイクス(リトアニア、ディスカバリーチャンネル)やロベルト・フェルスター(ドイツ、ゲロルシュタイナー)らが追い上げたが届かなかった。ツール・ド・フランスの第2ステージで落車に巻き込まれリタイヤを余儀なくされたヴァイクスの復活を喜びたい。本来ならヴエルタ・ア・エスパーニャに出場していてもおかしくはない選手だが、多分リトアニア代表として世界選手権に出場するのだろう。
ツール・ド・ポローニュ第4ステージは242.3km、翌第5ステージは今大会最長の255.7kmで行なわれる。こうして見るとヴエルタ・ア・エスパーニャのステージの距離がいかに短いかがはっきりとする。
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登録日:2007年 09月 13日 14:20:09
U22日本代表C組首位も前途が多難!!
【9月12日 AFP】サッカー北京五輪アジア最終予選・グループC、日本vsカタール。試合は日本が1-0でカタールに勝利し、勝ち点を7に伸ばしてグループC組の首位に立った。(c)AFP
U22日本代表がホームでカタールを1―0で降しグループ首位に立ったが、前途が多難である状況は変わらない。後半退場により10人になったとはいえホームで1―0というのは決して評価できる内容ではない。
来月にはカタール、ヴェトナムとアウェイで厳しい2試合が残されているのだから、ホームでの得失点差を広げておかなければならなかったはず。これでアウェイでの2戦を最悪でもドローでいかなければならなくなった。負けられない1戦が続くことになる。
今年のアジアカップを見る限りアジアのチームの差はどんどん縮まっていることは確かである。加えて中東、東南アジアと気温の高い地域と長距離移動も大きな壁として日本の前に立ちはだかることになる。比較的守備の安定しているチームではあるが、アウェイでは何が起きるかわからない。日本代表のアジアカップ4位にも失望させられたが、U22日本代表が北京への切符を失う可能性もまだまだあると考えるべきだろう。
日本代表はトルシエ、ジーコと1999年のワールド・ユース準優勝メンバーに頼りすぎ、若手の育成が充分になされてこなかった。オシム監督の現在の課題がそこにある。彼は監督就任時からずっと国内組起用にこだわってきた。これは国内にいる若手にチャンスを与え次世代を狙える選手の育成を見すえてのもの。オシムにとってはアジアカップは次のワールドカップに向けての中間点としての位置づけでしかなかった。
欧州組を除くと日本代表の戦力は大幅に落ちることはオシムも充分に承知しているはずである。にも関わらず国内組を積極的に起用するのは、次世代の若手の育成にあることは明らかだ。ワールドユース準優勝の選手たちも次のワールドカップが年齢的な限界だろう。そうした意味でも今回のU22メンバーは重要な意味をもっている。彼等が北京オリンピックの切符を逃すようなことがあれば日本サッカーは再び暗黒の時代に入ってしまうことになるだろう。
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登録日:2007年 09月 13日 14:09:16
3大陸トーナメントで初タイトル獲得!!
【9月12日 AFP】サッカー国際親善試合、3大陸トーナメント、スイスvs日本。試合は日本が4-3で逆転勝利を収め、日本は勝ち点を4に伸ばし優勝を果たした。(c)AFP
オーストリア・クラーゲンフルトで行なわれた3大陸トーナメントの第2戦でスイスと対戦した日本は、2点のビハインドを背負いながらも後半に4ゴールを奪って試合をひっくり返し、4対3と逆転勝利。勝ち点を4に伸ばし、欧州開催の大会でタイトルを獲得するという偉大な結果を残した。
4日前に行なわれた第1戦のオーストリア戦を、90分をスコアレスドローで終えたのちにPK戦で敗れるという消化不良のゲームで終えた日本。オシム監督はこの日、前戦の矢野、田中達の2トップから巻の1トップにシステムを変更したほか、オシムジャパン初先発となる松井、中村俊、稲本という欧州トリオを中盤に配す布陣で試合に臨んだ。
アジアカップで4位に終わり不安感の高まる中での欧州遠征で、オシム監督の手腕が問われる大会と見ていたが、さすがに欧州組が地元で加わるとこれほど違うチームになるのか?高原抜きでのこ結果は評価していいだろう。そかも4-3で逆転勝利である。
もう1試合のオーストリア対チリの一戦は、チリが2対0と勝利。この結果、日本が勝ち点4でトップとなり、同トーナメントの優勝を決めた。チリが2位に入り、以下、スイス、オーストリアという最終順位となった。オシム監督はこれでも満足はしないだろうが、アジアカップ4位という嫌なイメージは払拭されたはずである。今後も欧州組をどのようにチームに組み入れるかが大きな課題となりそうだ。
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登録日:2007年 09月 12日 20:02:52
マイヨ・オロの行方がほぼ決まってしまった!!
【9月11日 AFP】第62回ブエルタ・ア・エスパーニャ(62nd Vuelta a Espana)、第10ステージ(ベナスケからオルディノ・アルカリススキー場、214キロメートル)。
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(c)AFP
ヴエルタ・ア・エスパーニャは個人TTに続く2つの頂上ゴールの山岳ステージを終え、初めての休養日を迎えた。世界選手権までの間隔が短いため、途中リタイヤする選手も多いヴエルタ・ア・エスパーニャだが、今年はプロローグなしでスタートいう主催者の苦心も虚しく、前半の10ステージでほぼマイヨ・オロの行方が決まってしまった観がある。
個人TTで好成績を残したステイン・デヴォルデル(ベルギー、ディスカバリーチャンネル)が続く第9ステージの登りで大きく遅れてしまい、優勝候補に挙げられていたオスカル・ペレイロ(スペイン、ケースデパーニュ)も早々にリタイヤしてしまった。
マイヨ・オロを手にしたのがデニス・メンショフ(ロシア、ラボバンク)。個人TTではデヴォルデルに30秒の遅れをとったものの手堅い走りで山岳をこなし、2位のウラディミール・エフィムキン(ロシア、ケスデパーニュ)に2分以上の差をつけている。
第19ステージの個人TTは20kmと距離が短いため、3位のカデル・エヴァンス(オーストラリア、プレディクトールロット)も2分27秒の差を逆転することは難しいはず。今年のヴエルタ・ア・エスパーニャは後半にも5つの山岳ステージが設定されているが、頂上ゴールは1つだけ。山岳スペシャリストにとっても逆転は難しい。怖いのは大逃げだが、距離の長いステージもほとんど残されていない。
メンショフは今年のツール・ド・フランスではミカエル・ラスムッセン(デンマーク)のアシストにまわり、懸命に尽くしたものの、ラスムッセンがチーム解雇でレースを去ってしまった。ラボバンクに対するバッシングも相当強く、ストレスがかなり溜まっていたに違いない。そのストレスを発散するかのようなラボバンクの活躍には目を見張るものがある。チームが大きなミスをしない限りメンショフのメイヨ・オロはほぼ確定と見ていいだろう。
一方、9月9日からはポーランドでツール・ド・ポローニュが開催されており、こちらはGPウエストフランス・プルエーからのメンバーが主流をしめ、ジロ・デ・イタリアの覇者ダニーロ・ディルーカ(イタリア、リクイガス)、2位のアンディ・シュレック(ルクセンブルク)と兄のフランク・シュレック、ジロ・デ・イタリアの山岳でピエポリと共に活躍を見せたジャパンカップ覇者のリカルド・リッコ(イタリア、サウニエルドゥバル)、今年で解散が決まっているディスカバリーからもヤロスラフ・ポポヴィッチ(ウクライナ)とウラディミール・グセフ(ロシア)や期待の別府史之も出場している。
しかし、第2ステージで期待していた別府選手が早々にリタイヤしてしまった。GPウエストフランス・プルエーではエースのポポヴィッチやグセフを押さえてチーム最先着の17位と好走をしていただけに残念で仕方がない。ヴエルタ・ア・エスパーニャでもトム・ダニエルソン、パウリーニョ、エースのヤネス・ブライコビッチが早々にリタイヤしており、ディスカバリーの不振が目立っているのは残念だ。解散が決まっているだけにチームとしてのモチベーションは期待できないが、移籍先が決まっていない選手たちにとっては個人でも力を見せなければならないだろう。しかし、ツール・ド・ポローニュでもトップ10にディスカバリーの選手の名前は見当たらない。
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登録日:2007年 09月 12日 19:41:21
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- nori
- (男)
- 1955年12月15日
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