2007年 09月 04日
コバドンガの頂上ゴールの行方は?
【9月4日 AFP】第62回ブエルタ・ア・エスパーニャ(62nd Vuelta a Espana)、第3ステージ(ビベイオからルアルカ、153キロメートル)。
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(c)AFP
ヴエルタ・ア・エスパーニャが第3ステージを終えた。一方、GP西フランス・プルエーでトマ・ヴォクレール(フランス、ブイグテレコム)が優勝し、ダニーロ・ディルーカ(イタリア、リクイガス)が3位でUCIプロツアーポイントを加算し、我等が別府史之(ディスカバリーチャンネル)が総合17位に健闘したという嬉しいニュースも飛び込んできた。やはりこちらのレースが見たかった!!
またアメリカではナショナル選手権ロードレースが行なわれ、リーヴァイ・ライプハイマー(ディスカバリーチャンネル)が独走で初の栄冠を掴んだようだ。まあツール・ド・フランス総合3位、最後の個人TTの結果を見れば当然の結果ともいえる。タイムトライヤルではデーヴィット・ザブリスキー(CSC)が2年連続のアメリカチャンピオンに輝いた。ロードでは前年度チャンピオンのジョージ・ヒンカピーが2位に入り、ディスカバリーチャンネルがワンツー。応援したい選手がTV放送のあるヴエルタ・ア・エスパーニャ以外のレースで活躍を見せているのは非常に残念である。
ヴエルタ・ア・エスパーニャの話題にもどろう。前半の3ステージは平坦コースとはいえ結構アップダウンのあるコースで、特に第2・3ステージはゴール前に登りがあり、純粋なスプリンターたちにとってはかなり厳しい結果となってしまった。第2ステージではゴール前2km地点で大きな落車があり、マイヨ・オロのベンナーティが巻き込まれてしまった。ツール・ド・フランスではゴール前3km以内の落車では救済措置がありタイム差はつかないが、どうやらヴエルタ・ア・エスパーニャは違うようだ。またゴールでのボーナスタイムもどうやら設定されていないらしい。
第2ステージでスプリントを征したオスカル・フレイレ(スペイン、ラボバンク)が第3ステージでも2位に入り、マイヨ・オロを確保した。第3ステージはゴール遥か手前の最後の3級山岳でペッタキやボーネンが遅れてしまい、ゴールスプリントに加わることさえできなかった。優勝はアルカンシェルを着たパオロ・ベッティーニ(イタリア、クイックステップ)だった。コースがワンデイレース得意のベッティーニに味方したようだ。3位にはディスカバリーのアラン・デーヴィス(オーストラリア)が入っている。マイヨ・オロのフレイレもこの日の優勝者のベッティーニも目標は世界選手権にあるため、途中リタイヤになるはずである。ペタッキやボーネンの活躍の場は後半戦にしかないかもしれない。ただ3級山岳で遅れるようでは調子に?が付くことは確かだ。
いよいよ今日の第4ステージから本格的な山岳コースに突入する。特に今日の第4ステージは今大会で最も厳しい登りコバドンガの頂上ゴールが設定されいる。総合の行方というより選手たちのコンディションを見極めるレースになりそうな気がしている。特に第1ステージで落車しているクネゴの状態が気になるところだ。ディスカバリーのヤネス・ブライコビッチの走りにも注目したい。いずれにしてもコンチネンタル・プロチームの選手がまた逃げるのだろうが、頂上ゴールでは自力に勝るプロ・ツアーの選手たちの勝負になる。クネゴの調子が厳しそうなだけに、2005年の覇者デニス・メンショフ(オランダ、ラボバンク)と今年のジロ・デ・イタリアの山岳王ピエポリ(イタリア、サウニエルドゥバル)が有力な候補といえるだろう。
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登録日:2007年 09月 04日 10:22:11
UCIはドーピング基準をIOCに合わせるべき!!
【9月1日 AFP】プロサイクリングチームのアスタナ(Astana)は31日、Bサンプル検査で血液ドーピングの陽性反応が確認されたアンドレイ・カシェチキン(Andrey Kashechkin、カザフスタン)を解雇処分にすることを発表した。
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(c)AFP
今年で解散が決まっているディスカバリー・チャンネルのヨハン・ブリュイネールに来期の監督のオファーをしていることが伝えられるアスタナだが、アレクサンドル・ヴィノクロフに続きアンドレイ・カシェチキンにもBサンプル陽性が確認されたことを受けて彼の解雇を発表した。地元カザフスタンのエース級の選手を二人も失ったアスタナがこのままカザフスタンの国営企業のスポンサーを維持することは多分難しいはずだ。
そもそもアスタナというチームは昨年のツール・ド・フランスに参戦するためにヴィノクロフの働きかけでできたチームである。今年のツール・ド・フランス開幕前には来期のヴィノクロフ監督説まで流布していたチームなのだ。それが急遽ブリュイネールに来期監督のオファーを出すということは、チーム母体はそのままにスポンサーを新たに見つけようという目論見があるような気がしている。したがって、ブリュイネールがオファーを断ればチームの解散も十分にありえる状況だと推測している。
昨年はランディスのドーピング問題でフォナックはあっさりとチーム解散を決めているように、チームのエースをドーピングで解雇せざるをえないチームはスポンサーを維持することが困難になるのが一般的である。チームのエース級の選手を2名もドーピングで解雇したアスタナが解散を発表しないことのほうがむしろ珍しいことなのだ。
世界陸連(IAAF)がドーピング規則の見直しを提言し、現行の2年の資格停止処分を倍の4年に引き上げ、ドーピング違反者は資格停止処分が解けても次のオリンピックには参加させないという意向を示したことに対しIOCも同調のかまえを見せ始めた。IOCの下部組織である世界ドーピング機構(WADA)も当然その方針を受け入れるはずである。となれば自転車ロードレースでもドーピングが発覚すれば4年間の出場停止になる。よほど若い選手でなければドーピング発覚は即引退ということにもなりかねない状況になる。
先日大阪で閉幕した世界陸上では今のところドーピング陽性反応はゼロだという。20日の開始から検査を受けた選手は500人に達し、195の尿検体と363の血液検体が採取された。大会を通じて合計約1000の検体を調べる予定らしい。世界陸連(IAAF)がドーピングに対し自信を見せるのもうなづける。この辺りがUCIとの体質の違いなのだろう。何度も述べていることだが、UCIもドーピング基準をIOCに合わせるべきである。守れない基準をいくら作っても選手やファンを混乱させるばかりなのだから・・・
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登録日:2007年 09月 04日 09:22:57
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