2008年 06月

ツール・ド・スイス開幕!!

バルベルデ 第5ステージ終え総合首位を守る

【6月14日 AFP】自転車レース、第60回ドーフィネ・リベレ(60th Dauphine Libere)第5ステージ(ヴィル・ラ・グランからモルジン、125キロメートル)。
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 第60回ドーフィネ・リベレの第5ステージがヴィル・ラ・グランからモルジンまでの125kmで行われ、総合首位からスタートしたケースデパーニュのアレハンドロ・バルベルデ(スペイン)は、首位と18秒差の3時間08分04秒を記録してステージを3位で終え、総合首位の座を守った。

 昨年のツール・ド・フランス総合2位のカデル・エヴァンスとのタイム差が37秒のまま、アスタナのライプハイマーは3位につけている。

 やはり期間の短いステージレースではバルベルデは強い!彼にとっての最大の壁は3週間のステージレースになるだろう。

 一方、スイスではツールの前哨戦とされるツール・ド・スイスが開幕。その第1ステージはラボバンクのオスカル・フレイレがゴール前のスプリントを征し、リーダージャージを獲得。

 ツール・ド・スイスにはプロツアーのチャンピオンジャージを身につけたダミアーノ・クネゴ(ランプレ・イタリア)やシュレク兄弟(CSC・ルクセンブルグ)、トーマス・デッケル(ラボバンク・オランダ)という期待の若手が顔を揃えていた。

 ドーフィネ・リベレへライプハイマーを送り出したアスタナはツール・ド・スイスにはアンドレアス・クレーデン(ドイツ)が参戦している。

 コンタドールの姿がないのは残念だが、ツール・ド・スイスは風景を堪能することができるので、毎年楽しみにしているレースなので、今年は割り切って観戦するつもりでいる。

 ツール・ド・スイスの第1ステージを見て感じたことはレースの速度の速さである。特にまったりとした流れになることが多かったジロ・デ・イタリアの後だけに痛感させられた。

 2級の下りでカンチェラーラが猛烈に集団を引きちぎらんばかりに引き、最後の2級の登りでは早くも総合上位の選手たちが集団先頭に顔を見せ、最後の緩斜面ではラボバンクが強烈な引きを見せていた。

 残り40km少々で7分以上あった逃げる3人とのタイム差があっという間に詰まってしまった。これぞプロのレース。今年のジロ・デ・イタリアはコースレイアウトが厳しすぎたようだ。これだけスピーディなレースになれば居眠りをする余裕もない!!

 アスタナを参加させないツール・ド・フランスは見るつもりがないので、この9日間をめいっぱい楽しみたいと思っている。

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登録日:2008年 06月 15日 09:47:16

ドーフィネでバルベルデがリーダーに!!

バルベルデ 第3ステージを制し総合首位に

【6月12日 AFP】自転車レース、第60回ドーフィネ・リベレ(60th Dauphine Libere)第3ステージ(サンポール・アン・ジャレ、31キロメートル)・個人タイムトライアル。
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 ジロ・デ・イタリアが終わりほっとしていたら、もうツール・ド・フランスの前哨戦第一弾のドーフィネ・リベレで熾烈な戦いが始まっていた。

 アヴィニョンで行なわれた5.6kmの初日プロローグはリーヴァイ・ライプハイマー(アメリカ、アスタナ)がトル・フースホフト(ノルウェー、クレディアグリコル)を1秒差で破って勝利。

 リーダージャージを獲得し、総合優勝に向けて幸先よいスタートを切った。

 ジロ・デ・イタリアでは全く生彩を欠いていたライプハイマーアメリカチャンピオンの意地を見せた。

 続く第1ステージでは、上り基調のゴールスプリント勝負を制したアレハンドロ・バルベルデ(スペイン、ケスデパーニュ)がリエージュに続く今シーズン4勝目を見事に飾った。

 スプリントで2位に入ったトル・フースホフト(ノルウェー、クレディアグリコル)がボーナスタイムにより総合トップに立った。

 ドーフィネ・リベレの第2ステージでは、ゴール前で集団から抜け出したジョージ・ヒンカピー(アメリカ、チームハイロード)がスプリンターたちを振り切って優勝。

 ステージ5位に入ったトル・フースホフト(ノルウェー、クレディアグリコル)がリーダージャージを守って序盤の平坦ステージを終えた。

 長年見慣れたヒンカピーだがユニフォームが変わるとどこか別人のような感じがした。

 ランス・アームストロングのツール・ド・フランス7連覇を支え、昨年もコンタドールに様々なアドバイスを送り総合優勝に貢献した。

 14年のキャリアの中で8度のツール・ド・フランス制覇に貢献したことになる名脇役である。これが映画界なら助演男優賞間違いなしの存在だ。

 ディスカバリーの解散に伴いTモバイルへの移籍を果たしたヒンカピーだが、ドイツ・テレコムのスポンサー撤退に伴い、チーム名がボブ・ステプルトン氏が代表を務めるチーム運営会社「ハイロード・スポーツ」となり、拠点もドイツからヒンカピーの地元であるアメリカに移された。

 若手が多いハイロードにとっては彼の経験は貴重なものとなるだろう。それとマイヨジョーヌのくびきを解かれ自分のために走ることが許されるレースも確実に増えるだろう。

 レース後ヒンカピーは「チームハイロードはディスカバリーチャンネルとは違う。何よりツール・ド・フランスの最有力チームじゃない。でも他のどのチームよりも勝利数は多い。最強スプリンターと呼べるような選手もいるし、どんなレースでも勝てる選手がチームには揃っている。プロ15年目の僕にとって、若手に経験を伝えられることはいいことだ。ツールではもう一度ステージ優勝を狙いたい。北京オリンピックも視野に入れている」と力強いコメントを残している。

 第3ステージの個人TTではケースデパーニュのエース、アレハンドロ・バルベルデ(スペイン)がTTのスペシャリストのライプハイマーやカデル・エバンスを押さえて勝った意味は大きい。

 ワンデーからステージレースまでこなすオールラウンダーでジュニア時代から注目を集め、年俸も自転車ロードレース界では最高額と云われているバルベルデだが、ツール・ド・フランスでは2年連続リタイア。

 昨年は何とか完走を果たしたが、同じスペイン人のコンタドールに栄冠を奪われてしまった。バルベルデの中では今年こそはという思いが強いことは間違いない。

 ましてアスタナのコンタドールが出場できないとなればなおさらだろう。この勝利でバルベルデはリーダージャージを着ることになったが、これを最後まで守りきってツール・ド・フランスに臨みたいところだろう。

 そうして当面の最大のライバルである昨年2位のカデル・エバンスは叩いておきたいところ。ただ、バルベルデにとってはライバルは相手ではないはず。彼の最大のライバルは3週間の長丁場を乗り切るスタミナなのだ。

 ワンデーから1週間のステージレースではめっぽう強いバルベルデもグランツールは2003年のヴエルタ3位が最高という結果を見ても明らかだろう。

 リタイヤ・リタイア・6位と来ていることを考えれば今年はツール・ド・フランス優勝候補の筆頭に名前が挙がる選手だが、私は彼の精神的なスタミナを心配している。

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登録日:2008年 06月 13日 09:35:40

カジノドライヴ無念の取り消し!!

ダタラ 第140回ベルモントステークス制す

【6月8日 AFP】米国競馬のGⅠレース、第140回ベルモントステークス(140th Belmont Stakes、3歳、ダート12ハロン約2414メートル)がベルモントパーク競馬場(Belmont Park)で開催され、終始先頭を走ったアラン・ガルシア(Alan Garcia)騎手騎乗のダタラ(Da'Tara)が逃げ切り優勝を果たした。
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 アメリカ3冠の最終戦ベルモントSが行われた。

 出走を予定していた藤沢和雄厩舎のカジノドライヴは直前で出走を取り消していた。

 大いに期待をしていただけに非常に残念な結果になってしまった。

 このレースで3冠を目指していたビッグブラウンも大差のしんがり負けという信じられない結末を迎えた。

 藤沢和雄調教師のコメントによるとレース当日の調教終了後にカジノドライヴは「左脚を気にする様子があったため、万全の状態で出走できないことから大事をとって出走を取り止めました」ということらしい。

 帰国後は一度放牧に出し、「今後は、9月にアメリカ(西海岸)へ再度遠征をして前哨戦を使った後、ブリーダーズカップに出走することを目標」にするようだ。

 藤沢調教師ならではの配慮と決断だが、おそらく調教師本人が一番残念に思っているに違いない。

 アメリカでは日本調教馬の取り消しよりも2冠馬ビッグブラウンの大敗の方がショックだったようだが、日本の競馬ファンとしてはここまできての取り消しは無念の一言に尽きる。

 日本では第13回 ユニコーンステークスが行われユビキタスが後続に5馬身もの大差をつけて圧勝している。

 端午Sでこの馬にさらに5馬身先着しているサクセスブロッケンの強さはどれほどのものなのかと思わずにはいられない。

 サクセスブロッケンはダービーに出走ししんがりに敗れているので、今後はダート路線を進むと思われる。

 帰国してこれらの馬たちとの対戦も見てみたい気持ちもないではないが、藤沢調教師の目指す目標はブリーダーズカップにある以上、国内でこの馬の姿を見るのは来年以降になりそうだ。

 今年の3歳牡馬のレベルは低いと見ていたが、ダービーの勝ち馬ディープスカイの指数83は前半の1000mが60秒8だったことを加味すれば充分評価に値する数値だ。

 昨年優勝のウォッカの指数が前半の1000mが60秒5と今年よりも早かったにも関わらず81だったのだから・・・

 3年前のディープインパクト世代と比較すれば見劣りはするが、この世代の馬たちはほとんどいない以上、今年の秋は3歳牡馬の天下になる可能性もある。

 それは安田記念の出馬表を見ても一目瞭然だ。ダイワスカーレットもカンパニーも出走しないとなるとまたまたウォッカの独壇場になりそうな気配だ。エイシンドーバーやスズカフェニックスといったディープ世代の馬たちがどこまでウォッカに迫れるかだろう。

 それよりも昨年の安田記念で大敗していた香港馬の巻き返しが怖い。とくに連勝して勢いのあるグッドババに注目している。

 嫌な流れをオークスで振り払った角居厩舎ならここは勝てると見ているが、馬券的な妙味はほとんどない。

 4歳・5歳世代に力のある牡馬がほとんどいない現状なら秋には3歳馬の天下がくることは明らかだろう。

 特に今年はダート路線が盛り上がりそうな気配だ。そこにカジノドラヴが加われば益々楽しみになる。

 ベルモントSの取り消しは残念だが、それもカジノドライヴの将来のためと思えばやむ終えなかったと思うし、この藤沢調教師の決断はきっとこの馬の輝かしい将来に活きると信じている。

 唯一の不安は日本のダート馬のレベルが高くなりすぎて、こぞってアメリカに渡ってしまうことだろう。日本の競馬界までがMLB状態になることだけは避けたいものだ。

 その半面、カジノドライヴやサクセスブロッケンがアメリカで活躍する姿も見てみたい気がする。野茂がメジャーで活躍し始めた頃の野球を思い出す。

 そうすると10年後の競馬界も今の野球界と同じ状況になるのだろうか?

 カジノドライヴはベルモントSで第二の野茂になることはできなかった。

 しかし、まだその可能性が完全に閉ざされたわけではない。

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登録日:2008年 06月 08日 19:34:37

「ツール・ド・フランスに出場するために全力を尽くす」

コンタドール 「私は最高の選手の一人と言える」

【6月4日 AFP】(一部訂正)5月10日から6月1日にかけて行われた第91回ジロ・デ・イタリア(2008 Giro d'Italia)で総合優勝を飾ったアスタナ(Astana)のアルベルト・コンタドール(Alberto Contador)は3日、自身が自転車ロードレースにおける最高の選手の一人であると考えることができるとの見解を示した。
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 ジロ・デ・イタリアが閉幕し、ツール・ド・フランス開幕まで一ヶ月に迫った。

 ツール・ド・フランスの主催者ASOはアスタナが過去のドーピングスキャンダルを理由に7月5日から27日にかけて行われる2008ツール・ド・フランス(2008 Tour de France)への出場を認めていない。

 しかし、国際自転車競技連合(International Cycling Union、UCI)は、(アスタナを除外するという)ツール・ド・フランス大会主催者の決定に反対の立場を示し、解決策を見つけ出すように提案しているというが、未だ解決していない。

 ジロ・デ・イタリアの主催者ガゼッタも当初はアスタナの参加を拒否していたが、急遽方針を転換してアスタナの参戦を認め、その結果12年振りにマリアローザがイタリア人以外の手に渡ることになった。

 もし、最初の決定どおりアスタナが参戦できなければ今年のジロ・デ・イタリアはどうなっていただろう?厳しいコースと移動距離などを考慮して多くのプロチームの有力選手がジロ・デ・イタリアをスキップしていた状況では、地元イタリアでは盛り上がりは見せても、世界的に見るとTVの視聴率などは大きく低迷したに違いない。

 かくいう私もアスタナの参戦が決まり、昨年のグランツールの覇者が全て顔を揃えるということで例年に無く注目していた。

 プロチームの有力選手がスキップしたことでコンチネンタルプロチームが活躍を見せ、個人的には大満足のジロ・デ・イタリアだった。

 ジロ・デ・イタリアをスキップしてツール・ド・フランスに照準を合わせる選手が多く、ASOは満足していたのかもしれない。

 しかし、アスタナがドーピングの問題をクリアしコンタドールがマリアローザを獲得したとあってはASOも静観はしていられない状況のはず。

 個人的にはASOに対し、メールで抗議文を送らせて頂いた。おそらく世界各国の自転車ロードレースファンから同じようなメールが多く送られていると私は信じたい。

 そもそも過去のドーピング問題を理由にチームの参加を認めないという決定に問題があるはずだ。確かに昨年のアスタナには問題があった。しかし、ドーピングで有罪と判定された選手はすでにチームにはいない。

 さらにアスタナは昨年で解散が決まっていたディスカバリーからヨハン・ブリュイネールをGMとして引き抜き、チームの再生に努力してきたはずである。

 そしてコンタドールでジロ・デ・イタリアを征した。今のところドーピングの問題は全く取りざたされていない。今年最も強い選手をASOは招待しないままで済ませられるのだろうか?

 グランツールの主催者がそろってUCIのプロプアーからの離脱する中UCIには何の力もない。今年のジロ・デ・イタリアを見る限りプロチームとコンチネンタル・プロチームの力差はなくなってきているようにも見えた。

 ディルーカやシモーニがそうだったように今後はグランツールに出るためにコンチネンタルプロチームに移籍するプロ選手が出てくるかもしれない状況にある。

 もし仮にコンタドールがツール・ド・フランス連覇を狙って地元フランスのコンチネンタルプロチームに移籍した場合、そしてそのチームがツール・ド・フランスに参加が決まっていた場合ASOはどうするのだろう?

 参加拒否はチームとしてのアスタナに対するものであって選手個人に対するものではないとすれば当然参加が認められることになってしかるべきだろう?

 しかし、多分そうはならないだろう?ASOは「アスタナの過去のドーピング問題」を理由に挙げているが、それはあくまでも表向きの理由で、本音はコンタドールのオペラシオンプエルト疑惑にあるのではないかと私は推測している。

 昨年のツール・ド・フランス以降もドイツ国内のレースからコンタドールは参加を拒否され続けた。その理由がオペラシオンプエルトに関するものだった。

 昨年のツール・ド・フランス前には徹底的に調査をされ、一度は白と判定されていたにも関わらず、コンタドールのオペラシオンプエルトの問題が再燃した格好になり、ASOは面目を潰した格好になってしまった。

 ならば、徹底的な調査をして早く結論を出すべきではないのか?それをうやむやにしているから「チームの過去のドーピング問題」などいう苦しい理由が出てきてしまうのだ。

 個人的にはASOが考えかたを改めてくれることを強く望んではいるが、フランス人の気質から考えるとジロ・デ・イタリアのように急遽方針転換をするとは考え難いことも確かである。

 それにオペラシオンプエルトの問題が絡んでいるとなるとなおさらだろう。しかもそれを表立って公言できないということは疑いは大いにあるが明確な証拠がないということでもある。

 ASOは昨年は一度潔白という判断を下したのだから、それを貫くべきではないのか?ドイツの検察当局が言うように確たる証拠があるのならASOやUCIにも開示すべきではないのか?

 ガゼッタはコンタドールに正式にマリアローザを授与した。ASOもその英断を見習って欲しいと願っている。

 ツール・ド・フランスは世界で一番強いロードレーサーを決めるレースなのだから、ASOは胸を張って今世界で最も強いコンタドールを招待すべきだと考えているのは私だけではないはずだ!

 仮にツール・ド・フランスに出られなかったとしても、コンタドールはヴエルタでグランドスラムを達成するに違いない。そうなって赤っ恥をかくのは誰でもない。ASO自信なのだ!

 コンタドール自信「今でも根拠がなく納得のいかない決定だと思っている。アスタナは今年のツール・ド・フランスに出場するために全力を尽くす」と語っているようだが、是非参加してもらいたいと心から願っている。

 ジロ・デ・イタリアを急遽走らざるを得なくなり、ピーキングは難しい状況に違いない。ツール・ド・フランスの連覇はともかく、Wツール制覇は相当に難しい。達成すればパンターニ以来ということになるのだろうか?

 「伝説の域に達するためにはまだ成すべきことが多くあるが、ジロ・デ・イタリアとツール・ド・フランスを制したので、自分が最高のロードレーサーの一人だと胸を張って言える」と語っているが、ランス・アームストロングやマルコ・パンターニの域には達してはいないが、それに近い能力の高さは充分に見せてくれている。

 昨年のマイヨジョーヌはともかくとして、今年のマリアローザは真に彼のものである。これでヴエルタも征すれば名実ともに彼らの仲間入りができると私は考えている。

 これだけ才能のある選手をいつまでも過去のドーピング問題で苦しめるのは辞めてもらいたい。オペラシオンプエルト問題が発覚してから既に3年の歳月が流れているのだから、若い才能のためにも一日も早い解決を願うばかりである。

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登録日:2008年 06月 04日 18:33:48

コンタドールが安定した走りで総合優勝!!

コンタドール 初出場でジロ・デ・イタリアで総合優勝

【6月2日 AFP】第91回ジロ・デ・イタリア(2008 Giro d'Italia)第21ステージ・個人タイムトライアル(チェザーノ・マデルノからミラノ、28.5キロメートル)。
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 グランツールの覇者が全員顔を揃えた第91回ジロ・デ・イタリアの最終日はミラノまでの28.5kmの個人TT。

 中盤にスタートした選手たちが好タイムでゴールする中で、後半にスタートした総合争いの上位陣のタイムが全く伸びない。

 本来TTを得意にしているメンショフやブルセギンがTOP10にも入れないという予想外の結果に終わった。

 優勝はイタリアのTTチャンピオンマルコ・ピノッティ(チーム・ハイロード)。2位にも7秒差で同じハイロードのトニー・マルティン(ドイツ)が、さらに4位にもハイロードのブレッドレー・ウィギンズ(イギリス)入ると結果に終わった。

 総合上位陣では唯一マリアローザのアルベルト・コンタドールが39秒差の11位が最高順位だった。

 ブルセギンやメンショフとというTT得意の総合上位陣が次々と遅れてしまったところを見ると、最後のドロミテからスイス・アルプスにかけての山岳コースがいかに厳しかったかが分かる。

 これまでのグランツールの最後の個人TTは総合上位陣の争いになるのが通例だった。ところが今年のジロ・デ・イタリアは最後の山岳ステージが相当に総合上位陣のスタミナを奪ってしまっていたようだ。

 グランツールのように3週間にも及ぶ長いステージレースの個人TTはナショナル選手権などの個人TTとは全くその性格を異にする。

 コンタドールが昨年のツール・ド・フランス以降個人TTが得意と言われるようになっているが、彼の体型を見る限りランス・アームストロングやヤン・ウルリッヒのような選手とは明らかに異なるタイプである。

 コンタドールはワンデイでヨウイドンのTTなら決して上位に食い込むことは多分できないはずだ。グランツール後半の個人TTは単に絶対的なスピードだけでは勝てないレースなのである。

 3週間に及ぶステージレースは確実に選手個々の体力を確実に奪ってゆくからである。各国のTTチャンピオンが最後の個人TTではどうしても遅れてしまうのはそのためだ。

 昨年のツール・ド・フランスではロンドンのプロローグを圧倒的なスピードで後続を千切ったカンチェラーラが最後の個人TTではライプハイマーやエヴァンス、コンタドールにも遅れを見せるのがグランツール終盤の個人TTの特徴といえる。

 ところが今年のジロ・デ・イタリアは後半の山岳ステージがあまりにも厳し過ぎたたため、総合優勝争いを繰り広げた選手たちの疲労はピークに達していたのだろう。その結果、最後の山岳をグルペットで体力の温存が可能だった選手たちが一機に台頭したと私は見ている。

 従ってコンタドールは決してTTが得意な選手だとは今でも考えてはいない。山岳のスペシャリストの中ではTTを苦手にはしていない選手のひとりに過ぎないはず。

 ただ、彼の最大の特徴は若さに似合わずクレバーでステージレースでのペース配分が非常に上手いという点だ。

 今年のジロ・デ・イタリアを振り返ってみてもコンタドールが山岳で積極的に動くことは一度もなかったと記憶している。

 それがリッコとのタイム差がわずか4秒にまで詰まってからも同じであった。仮にこの差が1秒であっても、仮にタイム差を逆に1分程度付けられ、マリアローザを一度手放していたとしても、コンタドールは慌てることはなかったと推測している。

 多分、ヨハン・ブリュイネールの指導が大きいと思っているが、晩年のランス・アームストロングはアシストの負担を軽くするために、意図的にマイヨジョーヌを手放すことが度々あった。これもヨハン・ブリュイネールの指示によるものと私は考えている。

 ディルーカのように一機に勝負に出る選手も魅力的だが、一発勝負で総合優勝を手にするのは3週間のグランツールでは非常に難しい。

 それができる選手は全盛期のマルコ・パンターニやランス・アームストロングくらいなものだろう。今のコンタドールはまだまだ完成途上で、ひとつの登りゴールで相手に大差をつけるだけの力はまだない。

 それを知り尽くしているブリュイネールはコンタドールにグランツール全体を俯瞰してトータルのタイム差の範囲で走りをコントロールする術をコンタドールに教え込んでいると私は推測している。

 だからこそディスカバリーの解散の後、コンタドールは移籍先としてブリュイネールのいるアスタナを選んだはず。本来なら地元スペインのケースデパーニュ辺りに移籍してもよかったはずである。移籍金も年俸もそちらの方が良かったに違いない。

 ランス・アームストロングのツール・ド・フランス7連覇という偉業もブリュイネールという名匠がいてこそ可能だったと私は考えている。ブリュイネールとの出会いがなければランスのツール・ド・フランスの連勝は4程度終わっていたに違いない。

 過去9年でツール・ド・フランス8勝という快挙はブリュイネールの頭脳の賜物といえるだろう。

 今年のジロ・デ・イタリアは急遽参戦が決まりチームとしての準備がほとんどできていなかったはずだ。それはライプハイマーの不調やクレーデンのリタイヤを見ても明らかだろう。コンタドールにしても体調万全で臨んだとはとうてい思えない。

 ブリュイネール自信にとってジロ・デ・イタリアの優勝は2005年のサヴォルデッリ以来の2勝目となったわけだが、今年のジロ・デ・イタリアは彼のキャリアの中でも難しいレースだったに違いない。

 ブリュイネールはアスタナのGMであり、直接監督車から指示を出す立場にはないが、彼の意向は確実にチームに伝わっていたはずだ。

 さすがだと思ったのは第19ステージでLPR勢の思わぬ下りでの奇襲があり、総合のタイム差が一機に詰まってしまった後の対応である。

 ライプハイマーで不調でクレーデンに大きな負担がかかってしまった。その結果が第20ステージのガビア峠でのクレーデンのリタイヤに繋がったと見ている。

 そしてアスタナが最も怖れたのは第20ステージで再びLPRの下りでの仕掛けだったはず。そこでアスタナはアシストの中で最も調子の良かったコロムの逃げを選択した。

 結局LPRには下りで再度仕掛けるだけの余力は残っておらず、ディルーカは大きく遅れることになったが、モルティローロの下りでコンタドールに合流したコロムはリッコにプレッシャーをかけることには成功している。

 セッラやシモーニが最後に動いた時にリッコが動かなかったのは、コロムの存在があったからだと私は推測している。ピエポリを怪我で欠いたリッコは単独走行を強いられていた。そこに4秒差とはいえアスタナが二人になった状況では、リッコが動けばコロムがマークに入ることは明らかな情況だった。

 翌日のTTを考えれば、それでもリッコは動くべきだったと私は考えている。万が一にも個人TTでコンタドールに勝つことは不可能な状況なら、一か八かの賭けに出るのが追う立場の選手の使命だろう。

 ディルーカはその賭けに出て敗れはしたが、リッコが本気でマリアローザを狙っていたのならセッラのアタックに反応するべきだったと私は思っている。ディルーカには総合2位も着外も同じだった。彼はあくまでも総合優勝を狙って前日の賭けに出た。対するリッコはあくまでも表彰台に拘った結果、何もできないまま終わってしまった。

 今回のジロ・デ・イタリアは若いリッコには学ぶべきことが数多くあったと思っている。ピエポリが無事なら総合優勝も夢ではなかったはずなのだ。

 昨年のツール・ド・フランスも最後の最後でマイヨジョーヌのラスムッセンが去り、繰上げでマイヨジョーヌを手にしたコンタドールだが、今回のジロ・デ・イタリアもピエポリの怪我がコンタドールに幸運をもたらした。

 運も実力のうちだが、一度は死をも覚悟しなければならなかった大病を克服したコンタドールには今勝利の女神が取り付いているのではないかと思いたくなる。

 開幕直前まで参加することさえ、考えていなかったジロ・デ・イタリアでマリアローザを獲得してしまったのだから・・・

 これで未だアスタナのツール・ド・フランス参戦を拒否しているASOに対する風当たりが益々強くなるだろう。

 昨年の3大ツールの覇者が顔を揃えた今年のジロ・デ・イタリアはツール・ド・フランスの覇者に凱歌があがった。加えて12年振りにイタリア人以外から優勝者が出た。

 さらに今年はコンチネンタルプロチームの活躍も異常なほどに目立っていた。おそらく全ステージの半分以上がコンチネンタルプロが勝っているはずだ。3大ツールの主催者がそろってUCIから離脱をし、UCIのプロツール制度がほとんど機能しなくなっていることを如術に実証したことになる。

 有力選手はこの後、ツール・ド・スイスやドーフィネリベレなどをステップにしてツール・ド・フランスを目指すことになる。

 ガゼッタは急遽アスタナを参戦させたことでツール・ド・フランスのチャンピオンが最も強かったことを証明してしまうことになった。しかし、ガゼッタの行動は間違ってはいなかった。過ちを正すのに遅すぎるということはないのだから、ASOもアスタナの参戦を認めるべきだと思っている。

 ASOへは抗議のメールを送ってみようと思っている。最後にこの過酷なジロ・デ・イタリアをを完走した選手たちには「お疲れ様」と「ありがとう」というメッセージを送りたい。

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登録日:2008年 06月 04日 17:03:43

コンタドールがマリアローザのままミラノへ!!

コンタドール ジロ・デ・イタリア第20ステージを終え総合首位を守る

【6月1日 AFP】第91回ジロ・デ・イタリア(2008 Giro d'Italia)第20ステージ(ロヴェッタからティラーノ、232キロメートル)。
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 チマコッピのガビア峠の下りでLPRのアタックが見られることはなかった。

 コンタドールはガビア頂上付近で最大のアシスト・クレーデンを失っていた(リタイヤ)というのに、この日のLPRは動かなかったのか、動けなかったのか?

 結局モルティローロの上りで遅れたディルーカはこの日タイムを大幅に失い、総合優勝争いから脱落してしまった。

 モルティローロでのディルーカの脱落はコンタドールを非常に楽にしてしまった。セッラが仕掛けリッコが追うという展開を横目でみながらコンタドールはほっとしていたに違いない。

 この日のアスタナは昨日のLPRの攻撃を教訓にして、コロムを逃げに乗せていた。クレーデンのリタイヤは予想外だったかもしれないが、チマコッピのガビア峠を無事にクリアした段階で、先にコロムが直近にライプハイマーを配したアスタナの体制は万全に見えた。

 アスタナの思惑通り、コロムが先頭でモルティローロの下りに入る。後は追走のコンタドールたちが追いついてくるのを待つだけだった。

 2級山岳アプリカの上りでセッラが飛び出したが誰も反応を見せなかった。しばらくしてシモーニが意地のアタックを見せたが、シモーニのジロは前日で終わっていた。

 続いてロドリゲスもアタックするが、総合上位陣は全く動かない。唯一ディルーカとの表彰台争いをしているブルセギンだけが追いたい素振りを見せていたが、リッコも全く動きを見せなかった。

 リッコはシモーニにまで追いつければボーナスタイムでコンタドールを上回りマリアローザを手にするチャンスはあった。しかし、それでも動かなかったのは、動けなかったのか、仮にここで数秒のアドバンテージを得てもミラノの個人TTでは到底コンタドールには叶わないと諦めたのかのどちらかだと思っている。

 それにしても三千数百キロ以上走って来てわずか4秒のタイム差が明暗を分けるのだから自転車ロードレースというのは過酷なスポーツだと思う。またそれが魅力でもあるだが・・・

 前日あれだけ果敢な走りを見せていたディルーカが完全に脱落してしまうなどということは誰も予想していなかったに違いない。前日の走りで全ての力を出し切ってしまったのだろうか?

 コンタドールはとうとうミラノまでマリアローザを守り通すことになった。急遽の参戦に加え、落車により右腕を亀裂骨折している状況でである。コンタドールにとっても苦しく長いステージだったと思っている。

 ツール・ド・フランスに参加できていればここでこんな厳しい走りを求められることもなかったはずで、決して満足の行く走りができていたわけではない。それでもここまで無難にマリアローザを守り通すのだから、改めて彼の能力の高さと、ヨハン・ブリュイネールの手腕には感心させられる。

 TVをご覧の方ならお分かりのことと思うが、逃げたコロムが再三無線で指示を仰いでいた。そして、コンタドールに合流してからもしきりに無線を触っていた。コンタドールが追いつくまではタイム差などの指示があるのは当然だが、合流してまで無線で何を話していたのだろうか?

 プロのロードレーサーなら自分の役割は分かっているはずなのに、コロムは何度も無線で指示を求めていた。おそらく指示は何もするなということだったのではないかと私は推測している。それに対してコロムは本当にそれでいいのかと確認をしていたのではないかと・・・

 コンタドールに合流してからのコロムの仕事はリッコが動いた時に彼をマークすることだけだったはず。それよりも彼の最大の仕事はモルティローロまで逃げ、後続のアタックを封じ込めることだったはず。

 結局リッコが動かなかったためコロムの仕事はコンタドールと合流した時点で終わっていたことになる。これぞブリュイネール采配の妙だ。アスタナにとって残す仕事は後ひとつ。全てはコンタドールに託された。

 今日も一番最後にスタートしリッコとのタイム差に応じた走りをすればいいのだから、コンタドールも楽なはず。ブルセギンとは2分あるので、よほどのアクシデントさえなければ、コンタドールはリッコとのタイム差を広げてマリアローザを確定させることになるだろう。

父の日の贈り物で、お父さんの毎日が楽しくなる。

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登録日:2008年 06月 01日 19:48:07

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nori
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