ツール第6ステージ-ボーネンの意地炸裂!!
【7月14日 AFP】2007ツール・ド・フランス(2007 Tour de France)、第6ステージ(スミュール・アン・オーソワからブール・アン・ブレス、199.5キロメートル)。
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(c)AFP
ツール第6ステージはアルプスまでの繋ぎの平坦コースで、昨日とは異なり、総合狙いのチームはアルプスにそなえ静観するのでスプリンターたちのステージになるだろうと予測していましたが、最初に飛び込んできた映像はブラドレー・ウィギンズ(イギリス、コフィディス)のひとり逃げの姿でした。タイム差がなんと17分以上ついているではありませんか?今年のコフィディスの活躍には敬服しています。オジェ、シャバネルに加え今日のウィギンズも敢闘赤ゼッケン間違いなしの走りでした。
単騎逃げとあって、後続も静観しているのかリラックスモード。昨日のステージが厳しいものだっただけにできるだけ脚を使いたくはなかったのでしょう。一時は20分以上の差になるかなという雰囲気もありましたが、後続では熾烈なスプリントポイント争奪戦があり、その度にタイム差が縮まって行きました。
この日は夜10時半からサッカーのアジアカップのグループリーグ予選があり、途中でチャンネルを切り替えながらの気ぜわしい観戦になるかなと危惧していましたが、サッカーの方は前半に日本が3得点で試合を決めてくれましたので、11時20分頃からはツールに集中することができました。グループリーグ最終戦は16日の月曜日でツールはお休みですから、今度はサッカー観戦に集中したいと思っています。
とはいえ、今日のステージはスプリンター勝負と決まっていましたから、サッカー中継が終わってからでも充分でした。大逃げが決まったとはいえ、風の影響もあり平均時速は30km台で推移し、レースが終わったのは深夜の1時を過ぎていましたので、今年のツールは観戦する側も容易ではありません。
今日は第1スプリントポイントからクイックステップが積極的に動いて、2位4ポイントをボーネンが積極的に取りに行きました。最後のスプリントポイントこそ他に譲ったものの、第2スプリントも2位で通過したボーネンが暫定マイヨヴェールを獲得。
連勝を狙うミルラムが先頭でラスト1kmを通過。フアンアントニオ・フレチャ(スペイン、ラボバンク)、その後ろにはクイックステップ。ジュリアン・ディーン(ニュージーランド、クレディアグリコル)が前に出るがフースホフトがいない。ラスト300mでロバート・ハンター(南アフリカ、バルロワールド)がスプリントを開始。しかしハンターは伸びない。その横からトム・ボーネン(ベルギー、クイックステップ)、反対側からロベルト・フェルスター(ドイツ、ゲロルシュタイナー)。トム・ボーネン(ベルギー、クイックステップ)が伸びる。その後ろからフレイレとツァベルが迫るが、追いつけない。前半であんなに脚を使っていたのでは、ゴールスプリントは厳しいだろうという私の思惑をよそに勝ったのはボーネンでした。
前日8つの山岳越えで脱落し、ゴールスプリントに加われず、ツァベルにマイヨヴェールを奪われた悔しさが今日の勝利に結びついたようです。これで今日からのアルプス3日間はマイヨヴェールを着ていられることが確実になりました。ボーネンにはリタイアしなければという条件が付きますが・・・
落車が相次ぎ、思わぬ展開になることが多かった今年のツールも前半を終えました。ちなみに、落車によってメディカルコミュニケに記載されるほどの怪我をした選手は10人。シャルトー(クレディアグリコル)、ディーン(クレディアグリコル)、ガラテ(クイックステップ)、ホステ(プレディクトール・ロット)、ヴァンスーメレン(プレディクトール・ロット)、マヨ(サウニエルドゥバル・プロディール)、クレーデン(アスタナ)、ヴィノクロフ(アスタナ)、ルキャトル(コフィディス)、ノバル(ディスカバリーチャンネル)。ヴァイクス(ディスカバリーチャンネル)などリタイヤした選手は含まれていません。この中ではヴィノクロフやクレーデンは勿論ですが、山岳には欠かせないマヨやガラテなども含まれていて、それぞれの容態が心配されるところです。
何はともあれ、本格的なツールはまさに今日から始まるといってもいいでしょう。コロンビエールで最初に飛び出すのは誰か?最初に遅れるのは誰か?フランスの革命記念日ですから、ここまでマイヨアポアルージュを着ているS・シャバネル、ドーフィネを征したC・モローを初めとするフランス人選手が活躍したいところですが、果たしてコロンビエールの山頂を誰がトップで通過するのでしょうか?山頂ゴールではありませんが、下り14.5kmがゴールですから、コロンビエールの山頂で勝者は絞られるはずです。いよいよ総合争いの選手たちの調子と実力が計ることのできる緊迫したステージが見られると思うと胸が躍ります。
私の予想としてはTTを苦手とするクライマーたちが思いっきり攻めるステージになると思います。まずは前半は死んだふりのケースデパーニュ勢。特にプロローグでの成績が良くなかったバルベルデ。それにCSCのサストレとF・シュレク。昨年の山岳王のラスムッセン。フランス人ではモロー。ディスカバリーでは第5ステージの最後の下りでカンチェラーラをあわてさせたポポヴィッチ。プロローグで遅れたライプハイマーが自ら動くのか?プロローグでライプハイマーより5秒も速かったコンタドールはアシストに使って欲しくないところです。プロローグ上位のグセフとカルペツがどのくらい登れるのか?アスタナ勢は無事にゴールできるのか?などなど興味の尽きないステージになるでしょう。
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登録日:2007年 07月 16日 11:48:25
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