ツール第9ステージ(3)-マイヨジョーヌも見えてきた!!
【7月18日 AFP】2007ツール・ド・フランス(2007 Tour de France)、第9ステージ(ヴァルディゼールからブリアンソン、159.5キロメートル)。
≫続きを読む…
(c)AFP
残り42km。メイン集団からアルベルト・コンタドール(スペイン、ディスカバリーチャンネル)が強烈なアタック!一昨日に続いてコンタドールが動き出した!レース後「先頭に立って戦えたことを誇りに思うよ。非常に見ごたえのあるレースになったと思うし、今の自転車界にはこんな戦いが必要なんだ」とコメントしているが、まさにコメント通りの走りだ。エヴァンスとバルベルデがこれを懸命に追うが、コンタドールの勢いが素晴らしい!!コンタドールにエヴァンスが何とか追いついた。バルベルデは付いて行けない。メイン集団との差は一気に30秒まで開いた。しかし、その2分も前にソレールが単独で逃げている。
残り40km。先頭は依然としてソレール一人。一人で淡々とガリビエ峠を登っていく。その後ろではコンタドールが追撃している。コンタドールのペースにはエヴァンスがつけない。先頭・ソレールからマイヨジョーヌグループまでは3分差だ。ヴィノクロフはさらにその1分後方。ヴィノクロフはフランク・シュレク(ルクセンブルク、CSC)らのいる第2集団からも遅れ始めた。マキシム・イグリンスキー(カザフスタン、アスタナ)が前を引くがペースは上がらない。ヴィノクロフが大ピンチだ!!
先頭ソレールはそのままガリビエ峠(カテゴリー超級)の頂上を通過!山頂直前で3番手を走っていたコンタドールが前のポポヴィッチに追いつくもソレールとのタイム差は2分10秒。残り32kmで1対2。コンタドールがソレールに追いつければ、ステージ優勝で総合上位が見えてくる。メイン集団はバルベルデがペースを上げる。そして先頭から3分10秒遅れでガリビエ峠を通過した。ヴィノクロフはマイヨジョーヌグループからさらに2分遅れで頂上を通過。
先頭ソレールは単独で下っていく。ガードレールの無いハイスピードコーナーを攻め続ける。そしてその後ろではコンタドールとポポヴィッチのディスカバリーチャンネルコンビが追撃しているが、タイムがなかなか詰められない。先頭ソレールはラスト20kmのアーチを潜る。依然としてコンタドールとポポヴィッチから1分30秒のアドバンテージだ。このディスカバリーチャンネルの2人は先頭交代して追撃している。
残り15km。ポポヴィッチとコンタドールは先頭交代を繰り返してソレール懸命にを追う。その後ろのメイン集団ではライプハイマーが抑えの動きを見せている。しかし、残り12kmの地点でマイヨジョーヌのグループのエヴァンスが中切れを起こしてしまった。抑えに入っていたエヴァンスとライプハイマーが離れていく。前に残ったバルベルデ、グティエレス、アスタルロサ、キルシェン、ラスムッセンの5人がライプハイマーの抑えを逃れ一気にスピードを上げる。
バルベルデ、グティエレス、アスタルロサ、キルシェン、ラスムッセンの5人はローテーションを回して懸命に先頭を追う。残り10kmでコンタドール・ポポヴィッチとの差が20秒にまで縮まった。先頭のソレールとの差は57秒。微妙なタイム差だ。
残り5km。コンタドールとポポヴィッチにメイン集団(ラスムッセン、バルベルデ、グティエレス、アスタルロサ、キルシェン)が追いついた。総合争いのライバルを捕まえたことでメイン集団はペースを落とす。それでも先頭を追うポポヴィッチとコンタドールは必死だ。しかし、マイヨジョーヌ集団からは抜け出せない。逆に中切れを起こしていたモローやエヴァンス、ライプハイマー、クレーデン、マヨ、サストレがメイン集団に追いつく展開になってしまった。先頭ソレールの勢いは衰えを知らない。メイン集団から1分のアドバンテージを保ってラスト2km。
先頭ソレールがブリアンソンのゴールに向かう。ゴール前は再び登り基調だ!メイン集団はポポヴィッチが懸命にペースを上げる!先頭ソレールは逃げ続ける。後ろからはメイン集団が迫っている!ソレールが最後の登りを登る!一方のメイン集団でははラスムッセンがペースを上げる!このペースにはモローらが堪らず千切れる。
ソレールが後ろを振り返る!そこに追走の姿は無い!ソレールがゴールに飛び込む!40秒ほど後方でバルベルデがアタック!バルベルデが2位でゴール!バルベルデらはソレールらから38秒遅れでゴールに飛び込んだ。3位にはエヴァンス。4位に健闘虚しくコンタドールが続く。ガリビエの登りで1分以上の差を付けていただけに、コンタドールにとっては悔しい結果になってしまった。でも、目標のマイヨブランはライバルたち3分以上の差をつけてしっかり獲得。ラスムッセンは42秒遅れの6位でフィニッシュして、マイヨジョーヌをキープした。
このステージでディスカバリーが積極的にレースを運びながら、最後の最後でライプハイマーが中切れを起こして、優勝候補たちを解き放ってしまったことが響いた。コンタドールは総合で5位に上がったものの、このステージで先着を許したバルベルデが総合2位で、タイム差も33秒と開いてしまった。ライプハイマーが何とか巧くマイヨジョーヌグループを牽制できていたら、コンタドールの総合2位も可能だったはず。一昨日のライプハイマーのメカトラブルやコンタドールのパンクなど、積極的に仕掛けながらもディスカバリーには今ひとつツキがない。
コンタドール自身レース後に「パリの表彰台に登りたいと心から願っているけど、でも僕はまだまだ若い。それに3週間の戦いは長くて辛い。今現在はうまく体力回復できているけれど、まずはツールを完走することだけを考えたい」とコメントしているが、このアルプスの登りでの彼のスピードを見る限り、第13ステージの個人TTを無難にこなせば、登りゴールが2つあるピレネーでのマイヨジョーヌにも期待がもてそうだ。ツールに来年がない事はI・バッソの例を見るまでもないし、A・シュレクやT・デッケルという若手も虎視眈々と狙っているのだから。
初めてのマイヨジョーヌでステージに臨んだラスムッセンも非常に落ち着いて、いい走りを見せていた。エースのメンショフが遅れたため、ラボバンクは迷いなくラスムッセンをエースにするはず。ケースデパーニュは間違いなくバルベルデがエースになる。問題はディスカバリー。アルプスでの活躍を見る限りコンタドールだが、ライプハイマーとのタイム差はわずかに45秒。第13ステージの個人TTまでWエースのような形で行くのだろうか?
優勝候補筆頭に挙げられていたヴィノクロフはここで脱落!!アスタナ勢では唯一クレーデンが優勝争いに残っている。ただ、第8ステージでヴィノクロフを待って失った1分は痛い。それでもアスタナが優勝を狙うためにはクレーデンをエースに臨むしかないだろう。
カテゴリー[ 自転車 ], コメント[0], トラックバック[0]
登録日:2007年 07月 18日 17:35:55
コメントを追加
Trackback
この記事に対するトラックバックURL:
- プロフィール
- nori
- (男)
- 1955年12月15日
- 新Cycling Fan!!
- インターネットFAQ!!
- Mobile Life 2008
- 最近のエントリー
- [07/11] ブログ移転のお知らせ!!
- [07/09] リッコを優勝候補に押す理由!!
- [07/02] ドーピング検査は中立の第三国で!!
- [06/15] ツール・ド・スイス開幕!!
- [06/13] ドーフィネでバルベルデがリーダーに!!
- [06/08] カジノドライヴ無念の取り消し!!
- [06/04] 「ツール・ド・フランスに出場するために全力を尽くす」
- [06/04] コンタドールが安定した走りで総合優勝!!
- [06/01] コンタドールがマリアローザのままミラノへ!!
- [05/31] 余裕の4秒差・・・?
- 最近のコメント
- [07/07] ドーピング問題とスポンサー この一文はどうなのかな?
- [03/03] プレディクトールがサイレンスに・・? lottoman
- [03/01] 何故中国はここまで日本を憎むのか? 地球人
- [02/24] 何故中国はここまで日本を憎むのか? bacation
- [08/26] ドーピング報道のあるべき姿 かず
- [08/20] コンタドールがヴエルタ・エスパーニャを回避!! patrocle
- [08/02] ヤン・ウルリッヒ 引退を発表 nori
- [08/01] ヤン・ウルリッヒ 引退を発表 coba
- [07/31] ランディスの陽性反応を受けてフォナックが解散に!! coba
- [07/26] マイヨジョーヌのラスムッセン夢を果たせず!! coba
- 最近のトラックバック
- お気に入りリンク
- 検索