2007ツールドフランス展望(8)-個人TTを前にラスムッセンに逆風!!

プリュドム氏 「ラスムッセンは第12ステージに出場する」

【7月20日 AFP】2007ツール・ド・フランス(2007 Tour de France)の大会総合ディレクターを務めるクリスティアン・プリュドム(Christian Prudhomme)氏は、第12ステージ前に行われた記者会見に出席した。
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(c)AFP

AFPBB News


 第11・12とステージを重ね、いよいよ今日は個人TT。ここまでマイヨジョーヌを守っているラスムッセンにとっては正念場になります。第12ステージの2級山岳で山岳ポイントを狙いに動かなかったラスムッセンは本気でマイヨジョーヌを狙っているように見えます。ただ、プロローグをカンチェラーラから1分16秒遅れの166位で終えているように、TTが得意な選手ではない純粋なクライマーです。純粋なクライマーでマイヨジョーヌを獲得しているケースは98年のパンターニ以来ありません。昨年も最後の個人TTでランディスがO・ペレイロを逆転しています。
 今年のツールは最初の個人TTが13ステージと後半に組まれていることもあって、山岳でのタイム差がほぼそのまま総合の順位になっていますので、この個人TTで順位に大幅な変動があるでしょう。注目はクレーデン。プロローグではあのカンチェラーラにわずか13秒遅れの2位という成績を残しています。昨年も最後のTTでサストレを逆転して総合3位にジャンプアップしているのです。彼のプロローグのタイムを基準に考えると、ラスムッセンとの3分50秒差は一機にひっくり返ると考えていいでしょう。7.8kmのプロローグで1分以上の差があれば、54kmなら単純計算で6分以上の差になりますから、クレーデンが普通に走ればラスムッセンに2分以上の差をつけてしまうことになります。
 さらにラスムッセンにとって逆風になるニュースが飛び込んで来ています。抜き打ちドーピング検査を受ける為にトレーニング場所を国際自転車競技連合(International Cycling Union:UCI)に知らなければならないという規則に違反したとして、デンマーク自転車競技連合(Danish Cycling Union:DCU)からナショナルチームを解雇されたというものです。ドーピング違反ということではないので、レースディレクターのリュドム氏も会見で「総合首位に立つラスムッセンは、第12ステージに出場するでしょう」と語り、ラスムッセンの出場を強調しています。さらに、プリュドム氏は、DCUに対して「なぜ、ツール・ド・フランスの開催中にこの情報を流したか?」と語り、この報道でツール・ド・フランスの会場では一時的に混乱が起きた事への謝罪とラスムッセンを罰したことへの説明を要求したようです。とはいえ、ラスムッセンにとってショックなニュースであることは間違いないでしょう。
 12ステージ終了時点でマイヨジョーヌ候補はタイム差4分以内にいる8人にほぼ絞られたと考えていいでしょう。この段階で8分以上の差があるヴィノクロフは厳しくなっていることは確かです。今日のTTで差を詰めたとしても、ピレネーでまた差をつけられるはずです。昨年のランディスの例もあるので、そう簡単に逃がしてももらえないでしょう。

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登録日:2007年 07月 21日 16:13:05

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