ツール第13ステージ(1)-ヴィノクロフ復活の激走!!

ヴィノクロフ 第13ステージを制す

【7月22日 AFP】2007ツール・ド・フランス(2007 Tour de France)、第13ステージ(アルビからアルビ、54キロメートル)・個人タイムトライアル。
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(c)AFP

AFPBB News


 南フランスのアルビを中心に行なわれた第13ステージの個人TT。コースはアップダウンを含む54kmで、途中には4級山岳が設定された難しいステージだ。テクニックと独走力、登坂力が要求されるコースレイアウトで、雨が更にその難易度を上げた。
 レースがスタートすると天気は徐々に下り坂。雨が本降りに変わる中、まず19番スタートのブラドレー・ウィギンズ(イギリス、コフィディス)が1時間8分49秒のトップタイムをマークした。ウィギンズは4つの中間計測ポイント全てでトップタイムをマークし、このタイムは長くトップに君臨することになった。
 個人TTで優勝候補に上げられていたファビアン・カンチェラーラ(スイス、CSC)やパオロ・サヴォルデッリ(イタリア、アスタナ)は本降りの雨の中を走らざるを得なくなり、カンチェラーラに至っては下りのカーブでコントロールを失って落車。両者とも最後まで思うような走りができず、降りしきる雨の中に沈んでしまった。
 レースが中盤を過ぎると雨は小降りに変わり、そして総合上位陣が走る頃には雨は上がった。シルヴァン・シャヴァネル(フランス、コフィディス)やヤロスラフ・ポポヴィッチ(ウクライナ、ディスカバリーチャンネル)がウィギンズに迫る勢いのタイムをマークすると、続々と好タイムを叩き出す選手が現れた。その筆頭は、落車の怪我によって総合成績で大きく遅れていたアレクサンドル・ヴィノクロフ(カザフスタン、アスタナ)。
 ヴィノクロフは序盤の中間計測ポイントからウィギンズを大きく上回るタイムを連発し、雨に濡れた下りコーナーも慎重にこなした。この日の落車を一番怖れていたのは彼だろう。平坦路では持ち前の高出力エンジンをかき鳴らして突進し、危なげない走りでゴールに向かった。
 コース後半に入るとヴィノクロフは更にペースを上げ、ウィギンズを2分14秒も上回る圧倒的なタイムでゴールに飛び込んだ。そしてこのカザフスタンの英雄の走りに続いたのがアンドレアス・クレーデン(ドイツ、アスタナ)とアンドレイ・カシェチキン(カザフスタン、アスタナ)の2人だ。
 序盤からペースの上がらなかったクレーデンとカシェチキンだが、後半にかけて徐々にペースを上げた。クレーデンに至っては途中で落車したものの、その後持ち直してスピードを上げた。結局カシェチキンは暫定2位でゴール。そしてクレーデンがそれを上回って暫定2位。一時的にではあるが、アスタナがワンツースリーというトップ独占状態になった。
 クレーデンがゴールすると残りは総合トップ6。その中で最も冴えた走りを見せたのがカデル・エヴァンス(オーストラリア、プレディクトールロット)だ。総合4位につけていたエヴァンスは序盤から快調に飛ばし、ヴィノクロフから1分14秒遅れの2位でゴール。ラスムッセンの走り次第ではマイヨジョーヌに最も近い男として後続の走りを待った。

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登録日:2007年 07月 22日 15:26:09

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