ツール第14ステージ(1)-ヴィノクロフの夢ピレネーで砕け散る!!

ヴィノクロフ 第14ステージを81位で終える

【7月23日 AFP】2007ツール・ド・フランス(2007 Tour de France)、第14ステージ(マザメからプラトードベイユ、197キロメートル)。アスタナ(Astana)のアレクサンドル・ヴィノクロフ(Alexandre Vinokourov、カザフスタン)は、首位と28分50秒差の5時間54分38秒を記録して81位でステージを終えた。(c)AFP

AFPBB News


 今年のツールも後半戦に入り、舞台はピレネーの本格的な山岳地帯に移された。前日の個人タイムトライアルで遅れた選手にも充分逆転のチャンスのある山岳コース。第14ステージはゴール50km手前に超級のパイエール峠、そして最後も超級プラトー・ド・ベイユの頂上へと続く197km。
 レースは序盤の2級山岳からアタックが繰り返され、一時的にマイヨジョーヌのラスムッセンを含む27人の巨大な逃げ集団が形成されていたようだ。メイン集団はこれを許すはずも無く、やがて追撃が始まると先頭から6人が飛び出して逃げ始めた。ラスムッセンはメイン集団に吸収される一方で、先頭6人は順調にタイム差を広げていく。TVの映像はここからだった。ホセイバン・グティエレス(スペイン、ケスデパーニュ)、ルーベン・ペレス(スペイン、エウスカルテル)、敢闘赤ゼッケンのアメツ・チュルーカ(スペイン、エウスカルテル)、アレクサンダー・クチンスキー(ベラルーシ、リクイガス)、カルロス・バレード(スペイン、クイックステップ)、アントニオ・コロム(スペイン、アスタナ)の6人の逃げが決まった。クチンスキー以外の5人は全てスペイン人で、いかにもピレネー初日らしいメンバーがそろった。
 このスペイン人メインの逃げは63km地点で最大11分20秒のアドバンテージを得たが、ここからラボバンクとサウニエルドゥバル主導の追撃が始まるとタイム差は縮小していく。この日最初の勝負どころパイエール峠の登りが始まる頃にはタイム差が7分にまで縮まった。先頭6人はエウスカルテルが主導権を握ってパイエール峠を駆け上がり、ペレス、チュルーカ、コロム、グティエレスの順で頂上を通過。その後方のメイン集団ではサウニエルドゥバルが登りに入ってなおもペースを上げ続け、特にデーヴィット・ミラーのハイペースによってヴィノクロフを含む多くの選手が遅れ始めた。昨日の快走で復活をアピールしたヴィノクロフが最初の超級でカメラバイクに手を振っている。元来山岳を得意とする選手ではないが、こんなところで遅れる選手でもない。全世界が震撼した瞬間だったはずだ。
 パイエール峠の頂上が近づくとラボバンクがメイン集団の先頭に出るが、ここからマウリシオ・ソレール(コロンビア、バルロワールド)がアタック。ソレールは望み通りラスムッセンの前で頂上を通過し、山岳賞争いで同ポイントに並んだ。3位のポポヴィッチは登りで遅れている。 メイン集団はこの登りで20人ほどに選手を減らし、そして先頭の4人から3分遅れで頂上を通過。前日のステージ優勝で復活を思わせたヴィノクロフは明らかにペースが上がらず、この登りだけでメイン集団から5分以上遅れている。ヴィノクロフの夢はプラトー・ド・ベイユを待たずにもろくも砕け散ってしまった。

カテゴリー[ 自転車 ], コメント[0], トラックバック[0]
登録日:2007年 07月 23日 10:06:47

コメントを追加

Trackback

この記事に対するトラックバックURL:

カレンダー
< 2007年 07月 >
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31



プロフィール
nori
(男)
1955年12月15日
新Cycling Fan!!
インターネットFAQ!!
Mobile Life 2008
最近のトラックバック
お気に入りリンク
検索