ツール第16ステージ-マイヨジョーヌの夢ピレネーに散る!!

コンタドール 第16ステージを終えて総合2位をキープ

【7月26日 AFP】2007ツール・ド・フランス(2007 Tour de France)、第16ステージ(オルテーズからグレットオービスク峠、218.5キロメートル)。
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(c)AFP

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 第15ステージではコンタドールのインターバル走行に苦戦をしいられていたラスムッセンは確実に進化した走りでコンタドールのアタックを封じてしまった。
 コルドービスクの登りで定石通りディスカバリーが仕掛けた。残り11.8km地点でそれまで先頭を引いていたメンショフが脱落すると、ポポヴィッチが急加速。ポポヴィッチの引きですでにメイン集団は完璧に絞り込まれ、もはや総合上位4選手しか残っていない状況になってしまう。
 ライプハイマーとコンタドールが次つぎとアタックをしかけるが、ラスムッセンはシッティングのまま差を詰める。このインターバル走行に、エヴァンスがたまらず脱落。厳しい山岳で勝ち残ってきた今大会最も優秀な3選手の戦いとなった。
 残り5km、ラスムッセンとの総合タイム差を考えれば、追う立場のコンタドールに残された距離はわずかしかない。マイヨジョーヌを狙うためには、ここで差を付けなければ、その可能性は低くなるばかりだ。しかし、彼は動かない。いや、動けないのだ。時折腰を上げながら、ライプハイマーの作るペースに合わせているしかできないように見えた。
 残り1km、コースに柵が設置されたパートに出ると、ラスムッセンが腰を上げ、スッと先頭に出る。彼は、コンタドールとの間にできたわずかな距離を見逃さなかった。そのまま加速すると、ゴールまで一気に駆け上がり、第8ステージに続く2勝目を飾る。この結果、彼はボーナスタイムを含め総合2位のコンタドールに3分10秒のタイム差をつけることに成功した。完璧な王者の走りを見せつけた。
 コンタドールはライプハイマーにも付いて行く事ができず3位でゴールとなった。しかし、コンタドールが並みの新人ではないことは証明された。彼は残り1kmまで王者ラスムッセンを欺いていたのだ。ダンシングでアタックのタイミングをうかがうふりをしながら、自分の脚のなさを残り1kmまで隠していた。ラスムッセンに早く気づかれていたらさらに大きな差をつけられていたはずだ。
 恐るべき24歳。今日のステージは、彼にとって悔しい結果となったかもしれないが、得たものは大きかったはずだ。若干24歳。ツール2度目の参戦で山岳の王者ラスムッセンを破ってツールでの初勝利も挙げている。王者の風格さえ見せ始めたラスムッセンに対して個人TTでの3分10秒差はあまりにも大きすぎる。最後までコンタドールには追い風は吹かなかった。しかし、果敢に攻めた結果なのだから彼にとってはいい経験になっただろう。こうした過酷な優勝争いをして始めてツールから学ぶものが生まれるのだ。

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登録日:2007年 07月 26日 14:23:12

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