自転車ロードレース界の複雑さが浮き彫りに・・・
【ローマ 15日 AFP】イタリア五輪委員会(Italian Olympic Committee:CONI)で反ドーピング検察官を務めるEttore Torri氏は15日、ドーピング問題の渦中にいるイヴァン・バッソ(Ivan Basso、イタリア)に対して圧力をかける人々を激しく非難した。
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(c)AFP/ANDREAS SOLARO
バッソの未遂発言の裏にはどうやら、主催者やスポンサーの思惑が絡んでいたようだ。2005年にスタートしたUCIのプロツアーは、プロツアーライセンス(基本的に4年間有効)を発行し、各チームはこのライセンスを買い取るという形をとる。
プロツアーの最大のメリットは、世界3大ツール(グランツール)などもツアーに組み込まれたことから、プロツアーへの参加を認められたチームは、それら有力レースへの出場権が自動的に確保できるということだった。
しかし、プロツアー制度の導入に伴い、三大ツールの主催者は従来各主催者が独自の基準で行っていた出場チーム選考の権限を、事実上UCIに奪われることとなってしまったため、三大ツールの主催者はたびたびプロツアーからの離脱をほのめかす行動を取り、実際2005年と2006年12月には、ASO(フランス)・RCSスポルト(イタリア)・ウニプブリク(スペイン)は、三社が主催する3大ツールを含む11レースをプロツアーから離脱させることを提案するに至る。
結局2007年3月にUCIとASOら三社の間で交渉が持たれた結果、2007年シーズンに関しては三社の主催レースをプロツアーに組み込むことで暫定的な合意が成立。ただ三社主催レースに関する出場チームについて、各レースの主催者が独自に選考を行う方針は維持されることとなった。
ここでいうジロ・デ・イタリアの主催者とはイタリアのスポーツ紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』等を発行するメディアグループ・RCSの関連会社であるRCSスポーツ社である。UCIとグランツール主催者との確執がこんなところにも顔を出すとは、自転車ロードレース界の複雑さが浮き彫りにされた格好だ。
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登録日:2007年 08月 04日 19:18:54
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