ドーピングに対するマスコミのあり方を問う
【6月14日 AFP】サウニエルドゥバル・プロディール(Saunier Duval-Prodir)のイバン・マヨ(Iban Mayo、スペイン)が、バスク(Basque)の現地テレビ局に、第90回ジロ・デ・イタリア(2007 Giro d’Italia)で行われたメディカルチェックでテストステロン(Testosterone)の陽性反応が検出されたと報道されたため、2007ツール・ド・フランス(2007 Tour de France)への出場が危ぶまれている。
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(c)AFP
どうしてレースが終わってからこのような報道がなされるのか?ジロ・デ・イタリアのようなグランツールに限らず、今の自転車ロードレース界のドーピング検査は非情を極めている。ジロ・デ・イタリア終了後にUCIから何らの告発を受けていないということは、「マヨがジロ・デ・イタリアの第19ステージでステージ優勝を果たした後のメディカルチェックで、陽性反応が出たとされている3人の選手のうちの1人だと」いうバスクのテレビ局EITBの主張は嘘だったということになる。
現にUCIは「マヨはステージ優勝を飾った第19ステージ終了後にドーピング検査を受けており、ドーピング規定には違反していない」として処分を見送っているのである。そして現にマヨはツール・ド・フランスに出場を果たしている。
ドーピングが事実であることも悲しいが、あらぬ噂をこのように撒き散らすマスコミの姿勢はもっと悲しい。事実の報道が使命であるマスコミがことさらにドーピングをあおるような報道をすることは、自転車ロードレース界の品位を貶めるばかりではなく、子供たちの夢を奪ってしまうことにもなりかねない。
UCIの規則によればAサンプルが陽性と判断されても、本人やチームがBサンプルの検査を求めれば、Bサンプルの結果が出るまでは処分を保留することになっている。従って、Aサンプル陽性の段階でUCIがそのことをプレスに発表することはないはずである。ところが、必ずといっていいほど、「Aサンプル陽性」が記事になるのである。この情報は一体どこから漏れるのだろうか?
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登録日:2007年 08月 13日 22:16:55
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