ドーピング報道のあるべき姿

サウニエルドゥバル マヨのドーピングを発表

【7月31日 AFP】2007ツール・ド・フランス(2007 Tour de France)に参戦したサウニエルドゥバル・プロディール(Saunier Duval-Prodir)は30日、チームに所属するイバン・マヨ(Iban Mayo、スペイン)から同大会の期間中に行われたドーピング検査で、禁止薬物に指定されているエリスロポエチン(Erythropoietin:EPO)の陽性反応が検出されたことを発表した。
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(c)AFP

AFPBB News


 「7月24日の休息日に行われたドーピング検査でマヨからEPOの陽性反応が検出されたとの通知を受けた」というチーム発表が1週間後の31日。それから2週間を経過してもBサンプルの検査結果は発表されていない。
 ヴィノクロフの場合は21日に行われた第13ステージのTT後のドーピングでAサンプル陽性とチームが発表したのは25日。そして30日にBサンプルも陰性ではなかったとしてアスタナはヴィノクロフの解雇を発表している。ドーピング検査からBサンプル陽性の結果がでるまでわずか10日だった。マヨの場合は検査日の24日から3週間が経過しているにもかかわらずBサンプル陽性の報告はなされていない。
 ヴィノクロフもマヨもAサンプル陽性を発表したのはチーム自らである。こうしたチームの姿勢はマスコミにあらぬ噂を流される前に先手を打った形のようである。Aサンプル陽性とUCIから報告を受けたことは事実なのだから、チーム自らが発表することはなんら問題はない。ただし、Aサンプル陽性=黒ではない。Bサンプルが陽性とされて始めてドーピング違反となることを忘れてはいけない。
 これはたとえ警察に逮捕されても、裁判で有罪が確定するまでは容疑者であって犯人ではないのと同じである。かつて警察権力が幅を利かせていた時期に冤罪が多発していたことを思い出して欲しい。Bサンプルの検査結果がなかなかでないマヨの場合は検査方法に何か問題があるのかもしれない。
 このような報道は、決して望ましいものではないが、正しい報道のあり方であることには違いない。マスコミにあらぬ噂を撒き散らされる前にチーム自らが事実を報道する傾向が今後も増えていくだろう。マスコミには売れる記事を書くのではなく、事実を書いてほしいと心から願っている。

カテゴリー[ ドーピング ], コメント[1], トラックバック[0]
登録日:2007年 08月 13日 22:54:54

コメント

こんにちは & はじめまして。

一連のドーピング報道に関するご意見、全く同感であると共に改めてとても悲しく感じています。http://kazu-style.com/blog2/index.php/2007/08/01/660/にも書きましたが、特に一般紙は誤解をまき散らすだけで、その影響力から言ってゴシップ紙よりもタチが悪いと感じています。特に日本の報道だけを見ていると、まだまだ自転車後進国(ってこと場は使っちゃいけないんですね、発展途上国?)だと感じます。

それと同時に、私自身は、UCIのドーピング・コントロールにも不信感を持っています。あまりにも不透明です。マヨのファンは(私はそうでもありませんが)何の追加情報も与えられず、悶々としているはずです。ツールの中継中に栗村ミヤタ監督が怒りを爆発されていましたが、選手達に鬱積する「不透明で一方的なUCI」に対する不満を代弁しているように感じました。

かず @ 2007年 08月 26日 12:29:26

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