反ドーピング倫理規定・・・?
【12月30日 AFP】ブエルタ・ア・エスパーニャ(Vuelta a Espana)を3度制したの経験を持ち、2007年10月にドーピングによる2年間の出場停止が解かれたロベルト・エラス(Roberto Heras、スペイン)が現地29日、現役引退を決意したことを明らかにした。
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(c)AFP
どうやらUCIには「反ドーピング規定」の他にも「反ドーピング倫理規定」というものが存在するらしい。
UCIの出場禁止期間が過ぎても「プロツアー(ProTour)に出場するチームに2年間加わることが出来ない」というものらしい。
コンチネンタル・チームなら問題はなく、何故プロツアーには参加できないのか?
犯罪を犯したものは、その刑期を終えても中小企業には就職できるが大企業には就職できないという日本社会の現状に似ている気がする。
では何のための法であり刑期なのかということになる。刑期が明けるとは、法的責任がなくなるということである。民事で争っている加害者ならともかく、遵法社会がそれを受け入れないのは不当としかいえない。
自転車ロードレース界では「反ドーピング倫理規定」はあくまでもプロチームとしてのローカルルールに過ぎない。企業における社内規定のようなものでる。
結局、自転車ロードレース界ではドーピング違反で処分を受けた者はUCIの出場停止期間+2年間はプロツアーには戻れないことになてしまう。
一度は北京オリンピックには出場可能と言われたヴィノクロフが引退を表明したのもおそらくこの「反ドーピング倫理規定」のためだろう。
ヤン・ウルリッヒは既に引退しているが、イヴァン・バッソが今出場停止期間中だ。個人的にはバッソは出場禁止が明ければすぐにでもどこかのチームに所属しツール・ド・フランスへの参戦をするものと思い込んでいた。できるならコンタドールとの対決を楽しみにしていた。
しかし、現在30歳の彼にとってプロチームへの復帰は33歳か34歳ということになる。これは自転車ロードレーサーにとってはピークを過ぎる年齢である・・・
バッソは好きな選手だけに何とかプロツアーへの復帰を願って止まないが、この倫理規定をなんとかしなければ、復帰は難しくなるだろう?
今回ロベルト・エラスが語っているように「今サイクリング界は悪い期間に入っている。チーム、主催者、国際自転車競技連合(International Cycling Union:UCI)は争っていて、結束していない。この危機から抜け出すのは容易ではない」ことが最大の問題なのだ。
新生アスタナがジロ・デ・イタリアからもツール・ド・フランスからも出場を拒否された問題の根幹もここにあるような気がしている。
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登録日:2008年 02月 15日 11:09:07
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