ドーピング検査は中立の第三国で!!

CAS ランディスの申し立て退ける

【7月1日 AFP】スポーツ仲裁裁判所(Court of Arbitration for SportCAS)は6月30日、2006ツール・ド・フランス(2006 Tour de France)を制したものの、ドーピング検査で陽性反応が検出されたため優勝を剥奪されたフロイド・ランディス(Floyd Landis、米国)の申し立てを退けた。
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AFPBB News


 スポーツ仲裁裁判所(Court of Arbitration for Sport、CAS)は6月30日、研究所は「研究所の国際基準を違反していない」とし「フロイド・ランディスのサンプルに存在する外因性のテストロテンや代謝の前駆体が、ICUの反ドーピング規則に彼が抵触していることを証明している」としてランディスの申し立てを退けた。

 結果は真摯に受け止めなければならないが、昨年のツール・ド・フランス開幕前には決着が付くと思われていたランディスの裁判がここまで長期化した理由に注目しなければならい。

 詳細は当ブログの過去の「ドーピング」記事に譲るとして、CASでも争点は「研究所の国際基準」だった。

 これはドーピング検査をする研究所の基準やレベルが一定ではないとするランディス側の主張の目玉でもあったわけだが、結局CASでもその主張は認められなかったことになる。

 しかし、何故ツール・ド・フランスだけこうもドーピング問題で揺れるのかという疑問はさらに深まるばかりだ。

 現にヴエルタでもアスタナの急遽参戦が決まったジロ・デ・イタリアでもほとんどドーピング問題は出てきてはいない。

 ここまでは静かな様相を見せているツール・ド・フランスではあるが、例年ドーピング問題が噴出するのはこの辺りからになる。

 3年前はオペラシオン・プエルト問題で開幕直前にウルリッヒやバッソが出場辞退に追い込まれているのだから・・・

 そして一昨年はランディスの問題が、昨年はヴィノクロフの問題が大きな波紋となった。そして直接ドーピングに関わった訳ではないが、ドーピング検査のための所在地申告に虚偽があったとしてマイヨジョーヌのラスムッセンまでがツールを去ることになってしまった。

 そして今年は過去2年にわたるドーピング問題を理由にASOはアスタナの招待を見送った。これでランス・アームストロングの引退以後4年連続でグラン・デパールにマイヨジョーヌの姿がないという異例の事態が続くことになった。

 こうした問題に終止符を打つためには、ASOはドーピング検査を第三国の研究機関に依頼すべきだと私は思っている。検査に時間と費用がかかるとしても、大会に全く中立な国の研究機関での検査結果なら誰もが納得するはずなのだ。

 ランディス問題がここまで長期化したのもフランスの研究機関に対するアメリカ人の根深い不信感によるうものが大きかったはず。これはランスの時代からもさんざん問題になっていたことだ。

 日本には世界的にも優秀な検査機関や研究所がいくつもある。残念ながらツール・ド・フランスに出場する選手はいないが、少なくてもドーピング検査に関わることで日本もなんらかの貢献ができるはずである。

 日本とフランスとの友好関係を考えても日本でドーピング検査を受け持つことは決して不可能なこととは思っていない。献体は空輸で、結果はメールやFAXで送れば時間はそんなに掛からないはず。

 少なくても2年越しで裁判をすることから比べればはるかに効率的なはず。そうしたことを私たちファンも声を大にして訴えていかなければならないと私は考えている。

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登録日:2008年 07月 02日 11:14:42

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