勝てない喧嘩はしないのが《オトナ》

ベッテル 2戦連続でシーズン3度目のポール獲得、英国GP

【6月21日 AFP】(写真追加)09F1第8戦英国GP(British Grand Prix 2009)予選。
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去年、モンツァで初優勝した時
「コイツは大物になるべ」と予感させられたベッテル君ですが、
もう確実に「第2のミハエル」への道を歩み始めてます。
この人のマシンの潜在能力を確実に引き出せる才能は並み大抵ではない。

「ミハエルからお誘いが来るんでない?」とか冗談言ってたけど
本当にアチコチからオファーが舞い込んでいる様子。
今年から来年に向けて「イス獲り合戦」の中核になるのは間違いない。
来年、座るコクピットは「真っ赤」か「銀色」か、さてさて如何に。

バトンも今年のチャンピオン獲得が現実化してくるにつれ、
来年の去就が気になるところ。
栄冠を手に入れた次は、当然「高額年俸」を手にしたいはず。
こちらは「先が短い」分、より慎重にコトを運びたい。

そんな先の明るい2人によって居場所が危ういのが
去年と一昨年のチャンピオン。
特にハミルトンは、例の「虚偽証言事件」でのイザコザと
最近の不甲斐ない戦績でチーム内で孤立しつつある気配濃厚。
イギリスGPゴール後に違反行為の「ドーナツ走行」なんてやらかしたのも
そんなモヤモヤや鬱憤を晴らしたい意識の表れでは?などと邪推。

しかし、我々日本人にとってイチバンのガッカリは一貴くん。
せっかく渾身の「5番グリッド」と頑張りの「4番手走行」が
「また?」ピット作業のミスとタイヤ選択ミスでフイになったコト。
今季初の「ワクワクドキドキ」がサイダーの泡みたいに消えてしまった。
ウィリアムズって、昔から「凡ミス」の多いチームだったけど、
今回のは悔やまれる。

で、レースそっちのけで騒いでる感ありの「F1分裂騒動」。
おそらく今年いっぱいアレコレ騒ぎ続けるかもしれませんが、
「分裂」なんか間違ってもありえないのでご心配なく。
アレは「権力闘争」の駆け引きの材料として持ち出されているだけ。

大体、今更「新F1団体」が発足したとして
来年、開催できるサーキットを何戦分確保できるか?
さらにそれにまつわる広報活動から運営準備、医療、警備などなど。
現状のF1と同じだけのクオリティーとグレードを揃えられる人材が果たしているか?
答えは「ノー」。絶対、できっこない。

では、なぜみんなあんな強硬な態度を取っているのか?
そりゃ「マックス・モズレーをギャフンと言わせたい」から。
それぐらいマックスへの鬱憤が溜まっているのだ。
「年間予算削減案への反対」という建前があるけれど、
実際のところ「年間予算削減」なんかいくらでもやろうと思えば出来る。
今年の大レギュレーション変更も元はと言えばマックスの大号令によるもの。
ところがコイツがなんだか評判いいみたい…。調子に乗ったマックスがさらに…。
そんなマックス独裁状態に「待った」をかけたいだけである。

昔、1980年にも似たようなコトがあった。
その時の問題になったのも「独裁体制」。
もともとあったFIA-CSIという組織の代表についた
ジャン−マリー・バレストルというわがままオヤジが、
勝手にFISAという組織を立ち上げ、F1の権力をすべてそちらに移譲させ始めた。

この頃は、まだ(今ほど)権力のなかったバーニー・エクレストンを中心とした
F1コンストラクター団体FOCAがコレに対し異を唱えはじめたコトで
両団体の間にのっぴきならない険悪な状況が生まれた。

そもそも「フランス対イギリス」の因縁対決という素地があり、
そこにフランス・ルノー社を中心としたターボエンジン推進派と
イギリス発祥のDFVエンジン支持派との綱引きが絡まり、
やがて、ターボ搭載車がボイコットしたレースをレース後に
FISAが「ノンタイトル戦」へと格下げしたコトで火に油が注がれた。

この騒動は、ブスブスくすぶり続けたまま2〜3年ほど
レースボイコットや失格騒動の引き金として争われ続ける。
この元凶であるジャン−マリー・バレストルを失脚させるために
バーニー・エクレストンが対抗馬として招聘したのが、
プライベートチーム「マーチ」の1/4オーナーであり、
辣腕弁護士として名を馳せていたマックス・モズレーである。

その後、永年の地道なロビー活動と権力分散活動が功を奏し、
1991年にFISA会長選挙でモズレーがバレストルを破ったコトをきっかけに
権力の座をこの傲慢なフランス人から奪い取るコトに成功。
「これで明朗なレース界が復活する」と皆、モズレーに喝采を浴びせたもんだ。

回る回る回る因果は糸車〜♪。
いまや「かつての英雄」が似たような独裁者としてやり玉に上がり、
今回の「分裂騒動」を招いていると思うと、なんともはやである。

でも、バレストルの「ワケ分かんない」ゴーマン政治に比べれば、
モズレーの活動なんて、キチンと理に適ってるだけず〜っとマトモ。
ただ、長く権力の座に就きすぎてる感は否めないが。

この「酸いも甘いも知り尽くしたオトナたち」が、
さてさて、どんな妥協点で折り合いをつけるか?がこれからご注目。

カテゴリー[ 2009年 F1GPテレビ観戦記 ], コメント[0], トラックバック[0]
登録日:2009年 06月 22日 16:58:19

チャンピオン決まったな…さ〜て、来年のF1GPは?

バトン 4連勝でシーズン6勝目、トルコGP

【6月8日 AFP】(記事更新、写真追加)09F1第7戦トルコGP(Turkish Grand Prix 2009)決勝。
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とでも言いたくなるようなブラウンGP&バトンの圧勝だったトルコGP。

前回のモナコGPでは、
「フェラーリ、マクラーレン復調か?」
なんて言われたけど、それが気のせいだったコトが今回きっちり証明された。

フェラーリの相手は、ルノー、ウィリアムズあたり。
一方のマクラーレンにいたっては、トロロッソか、フォースインディア。

つまり、去年のレッドブルとホンダのいた場所と
クルリと席を入れ替えた状態である。

当代随一を誇るマシンデザイナー、アドリアン・ニューウィーと
脂が乗りきったテクニカルディレクター、ロス・ブラウンが
去年1年間かけて作り上げたマシンなのだから、
「ハズレ」であるワケがない。

逆にマクラーレンとフェラーリには、
そうした人材が今、まったくいないコトがもっとも深刻な問題。

今回もっともガッカリさせられたのはハミルトンの不調ぶり。
金曜から土曜のプラクティスで一度としてピリッとした走りがなく、
マシンを真っ直ぐ走らせる事すら苦労し、何度もスピンしていた。
「スピンするまで限界を求めた走り」と言い訳していたが
予選Q1敗退という結果が、単にセッティングを決められなかった証拠だ。

同僚のコバライネンに速さで負けているのも情けない。
過去のチャンピオンドライバーは、どんなコトがあっても
「同僚には負けない」という気概があった。
セナやミハエルなんかは「絶対ありえない」コトであった。
それがハミルトンは「マシンが悪い」というコトを
言い訳に(しているかどうか知らないが)不調にあえいでいる。

セナやミハエルがマシンが悪い時にはどうしていたか?
ハッキリ言ってどうやってそのマシンで
そのタイムが出せるのか分からないような走りで
ポールはムリとしても上位グリッドを確保して見せていた。
当然、同僚を置いてきぼりである。
ハミルトンにも彼らのような「信じられない走り」を見せてもらいたい。
でなければ去年の「栄冠」をタナボタとしか思えなくなるだろう。

似たようなコトをベッテルにも言える。
予選での活躍振りは文句なしだった。
けれど、レースであんなポカミスを犯していては台無しだ。
レースで勝つための「貪欲な走り」がこれから求められるだろう。

でも、ベッテルの姿勢には感心させられる点が多い。
自分のマシンに「淫らなケイト」なんてフザケた愛称をつけながら、
そのマシンがコースアウト後、マーシャルに傷つけられないように
しっかり寄り添う姿には無条件に好感を覚える。
同僚のメカニックたちに好感を与えているコトは間違いない。

ブリヂストンの浜島さんもギモンに対して「ミハエル並み」に
しつこく質問してくるベッテルにいたく感心している。
これからますます期待大である。

それにしてもどこまで強いんだか?バトン&BGP001
F1レーシング誌6月号のインタビューによれば、
「車の感触がF2003-GAに似ている」とバリチェロが語っている。
2003年と言えば、バリチェロがNo.1ミハエルを差し置いて
イギリスと日本でポールトゥーウィンを成し遂げたシーズン。
そんな「かつての栄冠」を思い出させるほどの手応えがあるというコトか。

バトンにとっても誰よりも、ナニが何でも獲りたい母国優勝。
積年の夢が叶うか、イギリスGP。
意外な結末が待ってたりして…。

カテゴリー[ 2009年 F1GPテレビ観戦記 ], コメント[0], トラックバック[0]
登録日:2009年 06月 10日 11:25:47

スペインGPで運の悪かった男たち

バトンがシーズン4勝目 ブラウンGPが1・2フィニッシュ、スペインGP

【5月11日 AFP】(写真追加)09F1第5戦スペインGP(Spanish Grand Prix 2009)決勝。
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バリチェロがひさびさに優勝!?と思わせながらズルズル後退、結局2位。
バトンのシーズン4勝目。う〜ん、ジェシカちゃんが喜ぶ姿はカワイイけれど、
ちょっともう見飽きてきた感?
1周目のマルチクラッシュとリタイア以外には、さしたる順位変動もなく
マッサのガス欠ちびりラップという言語道断、問題外な展開を除けば、
概ね“つまらないレース”という印象だったスペインGP。

ところが舞台裏を聞くとかなりサスペンスたっぷりな展開だったらしい。

ひとつはブラウンGPのピットインタイミングの裏。
ポールのバトンが、スタートでバリチェロに先行されたコトと
オープニングラップの多重クラッシュでスロー走行が続いたために
すっかり「3ストップ」の計画がオジャン。

そこでバトンには「2ストップ」に作戦変更を指示。
一方のバリチェロには2周早めにピットインさせ「3ストップ」のまま続行させた。
ところが結果的には「2ストップ」のバトンが優勝。
「すわ、チームオーダーか!」と疑念がわいた方も多かったのでは?
ところが、この作戦変更の意図にはロズベルグが絡んでいたらしい。

タイミングモニターで各ドライバーのラップチャートをチェックしていたブラウンGPの首脳陣は、バトンとバリチェロの1回目のピットインに際して、どちらも下手をするとウィリアムズのロズベルグの後ろについてしまう可能性があるコトを懸念していた。
ロズベルグのタイムは不安定で、その後ろを走る事はイコール「タイムロス」を意味していた。

事実、レッドブルのベッテルは遅いフェラーリのマッサに頭を押さえられ、
折角のマシンの速さを生かせずジリジリと無駄な周回を重ねていた。

そこで首位のバリチェロには、ロズベルグの頭を押さえられそうな2周早いタイミングでピットインさせ、逆にバトンにはピットインを1回キャンセルする2回ピットインでロズベルグとニアミスする危険を回避させたという。

結局、バリチェロが後退したのは「操縦性の悪化」によるラップタイムの低下のせい。2回目のピットインで履いたタイヤの内圧が間違っていたのか、マシントラブルかは原因は分からないが、チームオーダーによる意図的な順位移譲ではなかったようだ。

せっかくのチャンスをフイにしたバリチェロには、
不運だったとしか言いようがない。

では、もう一人の不運な男。ベッテルはどうか?
なぜ、マッサについて回ってしまったのか?ギモンが大きすぎる。
2回ピットインのタイミングまでピッタリ、マッサと同じ。
早めるなり、遅く入るなりでマッサをやり過ごせば多分、ウェーバーの前。
つまり、表彰台に上がれたはず。上手くいけばバリチェロも食えたかも…。
後悔先に立たず。

そして、一番不幸だった人。マッサその人。
最終ラップを目前にしてチームラジオから
「ごめーん、なんか燃料が1周分足りなかったみたーい。燃費走行でヨロ」
なんて言われちゃって、「はあぁあああ????」だったコトでしょう。
「ワッキャナイドウ?(どないせえっちゅーん?)」
って、悲壮な嘆き声が同情を誘った。

結局、必死に押さえこんできたベッテルにも抜かれ、
地元の大声援を受けるアロンソにまで抜かれ、屈辱の6位フィニッシュ。

どーしちゃったのか?フェラーリ。
本当に「ダメ跳ね馬」時代に逆戻りしかねないこれまでの展開。
すでにメディアでは、戦犯捜しが始まっているようだが、
集中力の低下、疑心暗鬼、戦意喪失、戦線離脱、朝令暮改…。
ありとあらゆるダメダメスパイラルにチーム全体がかき乱され、
打開策の糸口が見えなくなるあの《暗黒時代》がまたやってくるのか?
ちょっと鬱。

マクラーレンも同様。
ホンダとセナを失った後の迷走時代に似てきている。
若いハミルトンには、まだチームに《勝つムード》を呼び込むほどに力がない。
それどころか開幕戦での「偽証疑惑」によってチームとの間に隙間風が生じさせてしまっている。後ろ盾、ロン・デニスも失い立場が不安定なハミルトン。
同様に決定権を持つ舵取り役がいないチーム・マクラーレン。
このフラフラ状態は、まだまだ続きそうな予感。

そして、トヨタ。
前回、バーレーンGPでせっかくの1-2スタートだったにもかかわらず、
戦略とマンパワーと気持ちの中で「絶対勝つ」ナニかが欠けていたのか?
結果、トゥルーリの3位という「いつもと大差ないポジション」に終わった。
その精神的ダメージのせいか?ここスペインではまったく光るとこナシ。
次戦、モナコまでに回復できるのか?こちらも不安だらけ。

開幕ダッシュの燦めきも何処へやらのウィリアムズ。
ロズベルグ一人の頑張りでなんとか体面は保てているものの、
ゆっくりゆっくりとチームの相対的評価は下降線を辿りつつある。
さらに中嶋一貴の評価も去年以上に厳しさを増していると思われる。
ルノーでは、ピケjr.のグロージャンとの交代が公然と囁かれているが、
ウィリアムズでも「2008-2009GP2アジア・チャンピオン」の
日本人へのスイッチが囁かれ始めていないだろうか?
とにかく「結果」がすべてである。

さあ、モナコでの運試し。吉凶や如何に!

カテゴリー[ 2009年 F1GPテレビ観戦記 ], コメント[0], トラックバック[0]
登録日:2009年 05月 19日 16:29:23

ついにロスがバナナ食った~!!

バトンがシーズン3勝目、バーレーンGP

【4月27日 AFP】(写真追加)09F1第4戦バーレーンGP(Bahrain Grand Prix 2009)決勝。
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いや~面白かったですね。
このフライアウェイ4戦の混戦っぷり。
万年下位だったホンダが「ブラウンGP」に変わった途端に大化け。
もうかつての「ミハエル黄金時代」の再来かと思えるほどの安定っぷりにビックリ。

前戦《中国GP》で「雨に弱い」という弱点を晒したものの
今回の《バーレーンGP》では、バトンがかつての「白ミハエル」を思わせる
完璧なコントローラブルなドライビングでロス・ブラウンの指示通りにレースを展開。
ロスがレース中にバナナを食うほどの余裕を見せる勝ちっぷり。
あ~あ、今年はもうコレで決まっちゃったかなあ。

カテゴリー[ F1・全般 ], コメント[0], トラックバック[0]
登録日:2009年 04月 28日 19:31:23

たしかにオーバーテイクは増えたね

豪雨によりレースは打ち切りに バトンが開幕2連勝、マレーシアGP

【4月5日 AFP】(写真追加)09F1第2戦マレーシアGP(Malaysian Grand Prix 2009)決勝。
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なんと、ブラウンGPの開幕2連勝という結果に終わったマレーシアGP。
スコールによるレース中断のまま終了という
サーキットに集まった観客にとっては不満の残るエンディングだが、
途中のレースはまさにFIAの思惑通り、
オーバーテイクに次ぐオーバーテイクの連続で見るものを飽きさせなかった。

マクラーレン・ハミルトンとレッドブル・ウェーバーの抜きつ抜かれつなんて
去年までのクルマなら、到底考えられなかったコト。
CERSの技術がまだ未成熟のために搭載車と未搭載車のパワーが拮抗し、
70年代終盤から80年代初頭のターボエンジン黎明期みたいに
各チームのマシン性能に一長一短があり、ストレートの長さやコーナーのスピード差によっても優劣が入れ替わり、コーナーごとに順位が入れ替わる面白さが生まれている。

去年までピットインの時にしか順位が変動しなかったこのサーキットで
これほどオーバーテイクが連続したコトは、
間違いなく今年のレギュレーション変更が功を奏しているコトの証し。
まんまとマックス・モズレーの術中にハマっているようで悔しい。

それでもブラウンGPのマシン・BGP001の持つポテンシャルの高さが
ここでも証明されたコトで開幕戦の結果が運の良さでもフロックでもなく
今年のシーズンの主役が間違いなくこのチームであるコトが決定的となった。

ロズベルグをたった一回のピットインで首位から引き摺り下ろした場面は、
かつての「フェラーリ・マジック」の再現を見ているようで
去年、不振にあえいでいた同じチームとは思えない。
ブラウン効果、健在なり。

逆にフェラーリのトホホ具合が明らかになってきた。
予選Q1でデッドラインを読み間違え、マッサを走らせなかったり、
電装系のトラブルからライコネンのコクピットが煙に包まれたり、
レースでもライコネンにウェットタイヤを履かせるタイミングが早すぎたり、
フェラーリのやること為すこと、すべてが失笑の的となっている。
F60自体は、マクラーレンのMP4-24ほど悪くないマシンだと思えるのに、
チームマネージメントの拙さが、レース戦略の足を引っ張っている気がする。

トヨタには、あともう少しだけ運があればと思う。
今回もグロックがハイドフェルドに引っかかっていなければ…。
表彰台の真ん中は、グロックだったかも。
トゥルーリの『様式美』復活もちょっと残念なトコロ。

ウィリアムズも今年こそは、長いトンネルを抜ける好機なのに
いまだに突破口が掴めないでいるのがもどかしい。
フリー走行王者のロズベルグだが、決勝でその速さを生かせないでいる。
今回の決勝も、序盤は素晴らしい展開で「初優勝?」などと期待したのに、
終わってみればたった1ポイント。
失敗作と言われるマクラーレンに乗るハミルトンに遅れをとっているのがギモン。
「勝負の年」と言う決意が結果に出てこない一貴も残念。

あと気になるのは、
ピケがいつまでルノーに乗っていられるか?
アロンソ相手で見劣りしちゃうのはしょうがないけど、
この開幕2戦の走りからもかなり、キビシイ評価が聞こえてきそう。
シビレを切らしたルノーがブリアトーレに
フランス期待の星ロマン・グロージャンを「乗せろ」とせっついている気がする。

カテゴリー[ 2009年 F1GPテレビ観戦記 ], コメント[0], トラックバック[0]
登録日:2009年 04月 06日 18:33:20

本当に“トヨタ叩き”はあったのか?

ライコネン フリー走行2回目でトップ、マレーシアGP

【4月3日 AFP】(写真追加)09F1第2戦マレーシアGP(Malaysian Grand Prix 2009)フリー走行2回目。
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よかったですね。トヨタ。
トゥルーリの3位表彰台を取り戻せて。
山科さんの涙に感動した日本人視聴者の思いも
これでいくらか報われた気がします。

予選でのタイム抹消&決勝でのペナルティー裁定で、
「トヨタ叩きだ!」と怒っていた皆さんもこれで落ち着くコトでしょう。

地元スチュワード側がもっと事情をキチンと把握するよう
落ち着いた対処をしていれば、こんな事態を招くコトはなかった気がします。
なんでこんなドタバタになったのか?
たぶんに「オーストラリア」って場所柄の問題もあったよーな気がします。

FIAに「トヨタ叩き」の意思はなかったはず。
あればはなから控訴を認めなかったでしょう。
でも、地元スチュワードがどうだったか…。
なんせ「日本嫌い」がデフォのお国ですからねえ。

ところが、今度はマクラーレンの発言が問題視され、
FIAは、意図的な情報操作があったとしてハミルトンを失格処分に、
マクラーレンはチーム責任者を停職処分にする事態に。

こっちはFIAの意図アリかもね。

カテゴリー[ F1・日本 ], コメント[0], トラックバック[0]
登録日:2009年 04月 04日 12:00:52

開幕戦オーストラリア決勝。笑った人、泣いた人。

ブラウンGP シーズン開幕戦を1・2フィニッシュで飾る、オーストラリアGP

【3月29日 AFP】(写真追加、記事更新)09F1開幕戦オーストラリアGP(Australian Grand Prix 2009)決勝。
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いや〜勝っちゃいましたね。ブラウンGP。
初参戦、初ポール、初優勝、初1-2の記録づくめの優勝。

人によっては「ほとんどホンダの金で作られたマシンなんだから
“新参チーム”とは言えないんじゃないの?」とケチつける向きもあります。
この優勝を「奇跡」と呼ぶか、「当然の結果」と見るかは人それぞれ。

でも、このマシンの積むエンジンがマクラーレンとは違っても、
フォースインディアと同じカスタマーメルセデスエンジンであるコトを思えば、
いかにこのマシンの素性が優れているかは、万人が認めるトコロでしょう。

しかも終始トップを快走し続けたバトンの圧倒的な強さや、
一端、下位へ沈んだバリチェロがベテランらしい落ち着いたレース運びで
ベッテルとクビサの相打ちに救われたとはいえ、
きっちり2位までこぎ着けたコトなどを見れば、
今このチームが「負ける気がしねえ」状態であるコトは明らか。

ユニホームの色が赤から白に変わって、
かつての「不敗フェラーリ」が復活したかのよう。
川井ちゃんじゃないけどロス・ブラウンが今にも
バナナを食い始めるんじゃないか?とドキドキして見ていました。

これでやや下降気味だったロス・ブラウンの株が
「グゥオオオオオオ〜」と轟音を上げセリ上がったコトでしょう。
爆笑が止まりませんね〜。ロスもニックもヴァージンの社長も。

個人的には、バリチェロの例の変なダンスで笑わせてもらいました。

・・・・・・
 ... 続きを読む

カテゴリー[ 2009年 F1GPテレビ観戦記 ], コメント[0], トラックバック[0]
登録日:2009年 03月 31日 19:29:45

逃がした魚は大きい?これが《ホンダ》だったらな〜

バトン 開幕戦でポールポジションを獲得、オーストラリアGP

【3月28日 AFP】(写真追加、記事更新)09F1開幕戦オーストラリアGP(Australian Grand Prix 2009)予選。
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ホントにビックリ。
去年、まったく鳴かず飛ばずで「解散?」とまでウワサされたチームが
いきなり開幕戦でポールゲット。
しかも「はっきり言って終わってる」と散々言われ続けたドライバーが
まるで別人かのようにサーキットを全開で駆け抜けて行く。

「もう2度目の優勝なんてない」と言われていたバトンや
「ただ参戦記録を伸ばすためだけにいる」と言われていたバリチェロが
同郷のハミルトンやマッサのお株を奪う勢いで。
誰が去年のシーズン中、こんな事態を予想できただろう?
部外者には、絶対ムリだ。

では、当事者はどうだろう?
チームをロス・ブラウンに売却したホンダは
この状況を把握した上で「撤退」したのだろうか?

もし、知らないで売ったとしたら、あまりに短慮に過ぎる。
もし、分かっていて売ったとしたら、あまりに太っ腹過ぎる。
9年間、投資し続けた実りをやっと収穫できる間際に
その畑をむざむざと他人にほぼタダ同然で叩き売ったのだから。

これで「まさかのポール・トゥー・ウィン」なんかしようものなら、
これがもし《ホンダ》のチーム名であったなら
つい先だってのWBCのジャパン2連覇に次ぐ
日本にとってビッグニュースだったのに…。

ましてや、今年優勝争いでチャンピオンを獲ろうものなら…。
ホンダは、不況を理由に撤退をしたけれど、
こんなに「おいしい広告」を全世界に発信する千載一遇の機会を失うなんて、
あまりにビジネスセンスがなさ過ぎる。

本当に本当にもったいない〜〜〜〜〜〜〜。orz

カテゴリー[ F1・全般 ], コメント[0], トラックバック[0]
登録日:2009年 03月 29日 11:55:09

早く言ってよ、ハミー。

マッサ 「F60は徐々に良くなっている」

【2月21日 AFP】F1バーレンテストに参加し、最終日にトップタイムを記録したフェラーリ(Ferrari)のフェリペ・マッサ(Felipe Massa)が、2009年シーズンの新車「F60」が徐々に良くなってきていると語った。
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ブリヂストン浜島さんのCS放送での発言より。
「今期のフロントタイヤを細くしたいなあと各チームに打診したところ、もう現行のタイヤ幅でマシン開発進めてるからダメだと言われました(笑)」

ああ〜なんてコトだ。もっと早く言ってくれていれば…。
今年のマシンももうちょっとマシな外見になったかもしれないのに。

浜島さんの意見としては、「グルーブド(溝付き)タイヤからスリック(溝無し)タイヤに変わるコトで現行のタイヤ幅だとフロントのグリップがリアより強めになってしまう。(グルーブドタイヤに移行した時には、逆の理由でフロントタイヤを大きくした経緯がある)ただでさえフロントウィングの巨大化でフロントグリップが増加傾向なので、リアとのバランスを取るためにもフロントタイヤを細くしたかった。」のだそうだ。

1993年のナロータイヤ導入、1998年のグルーブドタイヤ&ナロートレッド導入と規定が変更になる度にどんどん大きくなっていったフロントタイヤ。随分見慣れたとはいえ、やはりF1マシンのタイヤは、幅も径もフロントとリアでは差がある方が見栄えがいい。しかも今回の規定でフロントウィングがやたらドデカくなってしまった分、タイヤぐらいスッキリ細身になってくれた方が何かとバランスがよくなるのではないか?と思うのだが。

93年にタイヤのリム幅が最大18インチ(45.72センチ)から15インチ(38.1センチ)に制限された時、「マシンのグリップ能力が落ちてキケンだ」とかなんやかや文句を言っていたドライバーたち。
ところが、いざテストでナロータイヤを履いたマシンに乗ってみると、意外や意外、リアの空気抵抗が減り、さらにマシンのグリップバランスがフロントよりに変化したおかげで操縦性が向上し、かえって乗りやすくなっていた。以来、誰も文句を言わなくなったという経緯がある。

さて、今回のニュースリックタイヤ規定は、マシンやドライビング環境にどんな変化をもたらすのやら?
できればマシンが格好良くなり、白熱したバトルが増えるような変化を期待したい。

カテゴリー[ F1・全般 ], コメント[0], トラックバック[0]
登録日:2009年 02月 22日 16:30:49

今期F1で気になるコト

デニス代表 「F1のコストは大幅に削減される」

【2月11日 AFP】フォーミュラワン(F1)に参戦しているマクラーレン・メルセデス(McLaren-Mercedes)のロン・デニス(Ron Dennis)代表が10日、09年シーズンにF1へかけられるコストが大幅に削減されるだろうと語った。
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やっと全貌が見えてきた「2009年版F1」。
だが、CSの「F1GPニュース」で川井ちゃんや浜島さんが伝える情報を聞いていて思ったのは「今年はかなり荒れたレースが増えそう」だというコト。

「オーバーテイクを増やしレースを面白く」を目指して、新たに導入された数々の新レギュレーション。確かに、ある意味「レースは面白くなる」かもしれないが、かなり危うい面もいくつか見受けられる。

まず、思ったのがフロントウィングの大型化と可動化。
アレによって、テールツーノーズによる接近戦が増えるかもしれないが、それ以上にコーナーでの接触が増えそうな気がする。
去年の小さなウィングでさえ、散々、踏んだり踏まれたりがあったのに、タイヤ幅いっぱいのあんな大きなシロモノであれば、オーバーテイクで前に出たクルマがコーナー手前でちょっとステアリングを切り込むのが早かったり、ちょっとブレーキングが早いというだけですぐに接触してしまうのではないだろうか?
しかも壊れたウィングにフロントタイヤが簡単に乗ってしまいそうだ。そうなれば2008年カナダGPでの中嶋のようにソリ状態となって確実にコーナーを直進し、クラッシュしてしまうしかない。
今年のSCの出動回数は、去年のそれを軽く上回る気がする。

それと可動フラップの故障。
川井ちゃんがスタックした時のコトを心配していたが、それより怖いのは、先に接触かナニかで接続部が破損して、それに気づかずストレートを全開で走っている時にパンとフラップがふっ飛んでしまう事態。そもそもそういうキケンがあったから「空力付加物の可動を禁止」していたのではなかっただろうか?
いまだにまったくナットクのできないレギュ改変だ。

さらに鳴り物入りで導入される「KERS」も、各チームに災いをもたらす「CURSE(呪い)」にならなければと祈るばかり。
リアブレーキで発生した熱エネルギーを電気エネルギーに変換し、バッテリーに蓄電しておいて、任意にガソリン代わりとして駆動力に再利用するっていうのだけれど、やたらシステムが込み入っているワリに、その威力が走りに顕在化してこなさそうなのが残念である。

例えば、今は亡き「ターボエンジン」であれば、過給器が回る度に甲高いキーンという高周波が聞こえるし、コーナーのあちこちではパンパンとバックファイアが起こり、エグゾーストからも派手に炎が噴き上がる。見た目にも明らかにそのパワーが体感できた。早い話「速さがとっても分かりやすかった」のだ。
ところが今度の「KERS」にそんなスペクタクルが期待できるのか?・・ややギモンだ。

しかも、テスト中にBMWのメカニックが感電して倒れたコトからも充電された電気がボディーカウルを伝わって漏れる場合があるコトも分かっている。
アレ以降、マシンに触れるメカニックたちは絶縁用のゴム手袋をはめて作業しているが、果たしてドライバーはどう守られているのだろう?
多分、きっとフツーに走っている時の安全は確保されているかもしれない。
けれど、2007年カナダGPでのクビサのような大クラッシュが、これから以降、2度と起きない可能性なんて誰が保証できるだろうか?
そして、もしその時、コナゴナになったボディーの中から剥き出しになった充電器や配線が、ドライバーに、あるいはコースマーシャルに、最悪の場合、観客に接触しない可能性は?
「そんなコトは起きない」と誰が保証してくれるのか?
そして、それが現実に起きたら…考えるだに恐ろしい。

今年のレギュ改変が「面白さ」と「キケン」の天秤をどちらに大きく傾けたのか?
とても気になるトコロである。

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登録日:2009年 02月 20日 10:46:13

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プロフィール
斎藤モ吉
(男)
福岡の片田舎でデザイナー兼ライター営業中。F1にハマったきっかけは、仕事関係で見始めた1987年のドイツGP。プロストとピケの麗しい姿に感動。
好きなレーサーは、ジル・ヴィルヌーブとアイルトン・セナ。好きなF1マシンはフェラーリ312T4。好きなF1マンガは『赤いペガサス』。好きなF1映画は『グランプリ』。好きな言葉はジル・ヴィルヌーブの『来年がやってくるってどうして言えるんだい? 』
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