2007年 02月

「F1コマーシャルの世界に新風?地球色のホンダ」で一句

<07 F1>ホンダが新車「RA107」のニューカラーを発表 - ロンドン

【ロンドン/英国 26日 AFP】F1、ホンダ(Honda)は26日、2007年シーズンのニューマシン「RA107」のニューカラーを発表した。一新されたカラーリングは地球環境に対する意識を高めるような地球の模様を特徴とし、レース中はスポンサー・ロゴをつけずに走行する。写真は、新型マシンの側に立つドライバーのルーベンス・バリチェロ(Rubens Barrichello、左)とジェンソン・バトン(Jenson Button)。(c)AFP/CARL DE SOUZA

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守るのは 碧い地球と ホンダ言い

[解説]
これはビックリ。ボディ全体が《地球色》に塗られたホンダのニューマシン。
前年までのタバコ企業のスポンサーカラーから一転、近年ますます世界的に広まりを見せるエコロジー問題へ人々の目を向けさせるための「模様替え」。
↓ニューマシンをじっくり360度から見られます。
http://www.myearthdream.com/

ホンダ自身、企業として自動車を扱う社会的立場上、当然CO2削減問題など環境への配慮は怠れません。しかし、「マネーの論理」が最優先されるF1の現場で正面切ってこれほど思い切ったアクションを起こすとは想像できませんでした。
世の中、うわべでは綺麗事を並べても腹の底は旧態依然とした目先の利潤追求ばかり。一部では企業倫理さえ疑われるような独善が横行している有様です。
そんな時代にホンダが下した今回の英断は、F1のみに留まらない「企業広告の新しい地平」を切り拓くエポックとして後に評価される事になるかも?と予感させます。

[雑感]
昔は「ボロは着ててもココロは錦」なんて歌われたものですが、最近じゃ「世の中、見た目が9割」というのが常識。F1マシンも昔は「スポンサー名並べてりゃ文句ねえだろ」みたいなカンジで平気でしたが、最近はかなり洗練されてきました。新興チームながら「色」にこだわっていたと言えば今は無き《レイトンハウス》。あの微妙なレイトン・ブルーは、ル・マンでポルシェ917やフォードGT40などが纏っていたガルフ・ブルーと同じくらい強く印象が残っています。
そこでアドリアン・ニューウィーがまだデザイナーをしていた頃、リアウィングの裏を流れる空気の邪魔になるからとスポンサーステッカーを剥ぐよう指示したなんて話を聞いて、そのコンマ数ミリへのこだわりに「ひょえ〜〜」と驚愕したものです。最近のマクラーレンはステッカーの上からクリアコーティングして段差ゼロのツルッツルというのも、きっとニューウィーの残した遺産ですね。

◆2007年版マクラーレン
そんなマクラーレンが昨年のマシンを銀ギラメタル仕様にしたのには驚かされました。「企業ロゴがよく見えない」とスポンサーには評判が芳しくなかったらしいのですが、今年も銀ギラ続行の模様。車にタブーであるはずお酒ブランドとお酒大好きなライコネンの組み合わせというのもジョークっぽくて面白かったのですが、今年からは無難なボーダフォンに変わりました。

◆2007年版ルノー
今年ガラッと変わったといえばルノー。オランダ資本のグローバル金融機関「ING」の企業カラーである白とオレンジに変更。しかし、あまり速そうには見えない。去年までのブルーとイエローの印象が強烈過ぎたせいか、ちょっと馴染むのに時間がかかりそうです。

◆2007年版BMW
割とこのカラーリング好きなんです。白とメタリックブルーというシンプルなんだか派手なんだかよく分からない配色だけど、バランスが絶妙でロゴの入れ方も適度に上品で、いかにも洗練された「BMWらしさ」をカンジさせてくれます。メインスポンサーのインテルのロゴも似合ってます。

◆2007年もあまり変わらない面々
フェラーリは、変えようがない真っ赤か。しかし、メインロゴはマルボロの代わりに何が入るのでしょうか?まさかずっとバーコードなんて事はないでしょうが…謎ですね。
トヨタも相変わらずの白地に赤のブラシ柄。おそらくスーパーアグリも白地に赤ファイヤー柄。まさに「ニッポン」ですね。
レッドブルとトロロッソも相変わらず「赤ウシ」でしょうね。できれば、もうちょっと雰囲気を変えてくれると嬉しいんですがねえ。

◆さて、ウィリアムズ…
最近のウィリアムズですが、あまりに影が薄過ぎないでしょうか?
確かにマシンの出来不出来、ドライバーたちのイマイチさもあるでしょうが、何たってあの地味すぎるカラーリングがいただけません。
例えメインスポンサーRBSの企業カラーがブルーだとしも、あまりに「BMW」との印象がカブリ過ぎ。最近はアチラの方が勢いがあるので、相対的にウィリアムズの方が「亜流チーム」に見えてしまいます。
いっそかつての「ウィリアムズ・ホンダや「ウィリアムズ・ルノー」無敵時代を彷彿とさせるためにこじつけでも何でもいいから配色にイエローを使ってもらえないでしょうか。きっと運気もグッと上がると思いますよ。(適当)

◆ベスト・カラーリング
かつてのマールボロ・マクラーレンやJPSロータスもワン・アンド・オンリーな雰囲気を醸し出していて好きでしたが、ベスト・カラーリングと言えば、何と言ってもジョーダン191の印象が強烈です。新興チーム1年目でありながらナショナルカラーの「アイリッシュ・グリーン」と鮮やかなブリリアント・ブルーに彩られたマシンの美しさは新鮮で、しかもすでにスタンダードな趣きすら漂わせるハマリっぷりでした。内実はキャメルイエローをベネトンにさらわれたため「仕方なく」だったようですが、あの美しいカラーリングがたった1年で消えてしまったのが残念でたまりません。

↓雨&ピンボケでその良さが伝わるでしょうか…。
http://pt.wikipedia.org/wiki/Jordan_191

◆ワースト・カラーリング
ベストがあればワーストもあります。歴史をひもとくと金髪のお姉さんが横たわったモノやライオンさんがガオーと吠えているヤツなどカラーリングというよりペインティングと呼ぶべきようなものもあります。しかし、リアルタイムで見て空前絶後に「こりゃヒドイ」と思ったのは、1993年のローラT93/30(ローラBMSスクーデリア・イタリア)です。タバコ銘柄《チェスターフィールド》のパッケージカラーであるレッド&イエローをありえないほど下品にギザギザに配色したカラーリングは、マシン自体の出来の悪さと相まってサーキット上で悪目立ちしていました。こんなマシンに乗らざるを得ないルカ・バドエルやミケーレ・アルボレートたちが可哀相に思えて仕方ありませんでした。

↓ページ一番下。このアングルでは、そのヒドサが伝わりませんね…
http://www.racing.it/f1/teams/lola.htm

↓う〜ん、どうかなあ。これもずっと格好良く見えますね。
たぶんミナルディに周回遅れにされてる場面だと思いますが…。
http://f1.statistiker.org/Uebersicht/Produkt/1933

◆ホンダ・マシンの現実
ホンダは、今年のニューマシンRA107でカラーリング面だけでなく、デザイン面においてもかなり大胆なチャレンジを試みています。サイドポッド上面が後方に向かって急角度のスロープを描いているのです。これにより空力性能が劇的に向上するのでしょうか?かなり窮屈そうなエントリーダクト周辺の排熱に問題はないのでしょうか?ホンダがあえて選んだこのカタチやカラーリングが果たして新しい時代の扉を開く事になるのか?時代の徒花として語られるだけに終わるのか?
開幕戦が楽しみです。

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登録日:2007年 02月 28日 02:41:01

「前人未踏の『フル・ネルソン』ゲーム」で一句

<06 GP2・第9大会第16戦>ピケが完璧な走りで優勝 - ハンガリー

【ブタペスト/ハンガリー 5日】06年GP2シリーズ・ラウンド9(2006 GP2 Series Round9 Hungaroring)の第1レース(第16戦)がハンガリー・ブタペストのハンガロリンクで行なわれ、ネルソン・ピケJr(Nelson Piquet JrPiquet)がポールポジションから優勝した。
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来る果報 寝て待つタイプ? ネルシーニョ

[解説]
2005年はニコ・ロズベルグに。そして、2006年はルイス・ハミルトンに。2年連続してGP2では「やられキャラ」を演じるハメになってしまった《ネルシーニョ》ことネルソン・ピケJr.。
巷では「才能ねえんじゃね?」とか「弱いよね?」みたいに言われてるみたいですが…。たしかにF1経験のあるティモ・グロックやジョルジョ・パンターノの後ろで押しの弱さをカンジさせる場面が何度かありました。
ピケ父ことネルソン・ピケ・シニアは、ネルシーニョのレースに関しては常に厳しく、「ハングリー精神」を鍛えるために私生活でも絶対甘やかすような事はしない(ピケ・スポーツの存在自体が十分《大アマ》だと思うんですけど…)らしいのですが、んな親の思いを知ってか知らずか…ここイチバンで「待つ」カンジがあるネルシーニョ。かつてのブラバム時代のコネクションが幅を利かせているF1界ですが、ピケ父にもここから先はどうしてやりようもない「弱肉強食の世界」。どうする?ピケJr.!

[雑感]
ハミルトンが、第6戦イギリスと第10戦トルコで劇的な「メイク・ドラマ」レースを1人で脚色・演出・主演してしまいましたが、その間の第7戦フランス、第8戦ドイツ、第9戦ハンガリーではどんなドラマが起きていたのでしょう?ご本人による詳しい話↓を読めば分かる事ですが、
http://www.actiblog.com/piquet/
その間のネルシーニョの奮闘ぶりをビデオを見ながらザッと振り返ります。

◆表彰台に届かなかったマニクール・レース1
前戦モナコでの敗戦でトップのハミルトンとのポイント差が22点となったネルシーニョ。予選5番手と振るわず、4番グリッドハミルトンの後ろ。弱冠出遅れ気味のスタートでしかも前を行くハミルトンがアデレード・ヘアピンでキャロルに軽く追突したあおりを食い、9位まで下がってしまいます。
中団グループの膠着状態から抜け出すために7周目に早めのピットイン。それが功を奏し、14位からみるみる追い上げ、途中プレマに最終シケイン区間で押し出されたりしながらも29周目には3位表彰台圏までポジションアップします。
しかし、長時間使用でタレてきたタイヤでコーナーを踏みとどまれず、残り3周という場面でロペスにパスされ4位フィニッシュ。優勝はグロック。追突でハンドリング不調に陥ったハミルトンがはるか後方、周回遅れの19位に終わったのが救いでした。

◆優勝に届かなかったマニクール・レース2
リバースグリッド5番手スタートのネルシーニョは、巧みなドライビングで1周終了時点で3位までポジションアップ。一方、ポールスタートのディ・グラッシは3周目にアデレードヘアピンでパンターノに抜かれ2位となります。そして6周目、今度はネルシーニョとディ・グラッシの間で激しい2位攻防戦が各コーナーごとで繰り広げられます。次の7周目、最終シケイン区間で見事ディ・グラッシをパスしたネルシーニョは次にトップを行くパンターノを目指し追い上げます。
10周目、パンターノの背後につけたネルシーニョ。しかし、そこからなかなかプレッシャーをかけきれません。延々と周回を重ねるしかない焦りからか180°ヘアピンで2度も大回りするミスを重ね、0.5秒差で2位フィニッシュに終わります。表彰台に昇ったネルシーニョですが、レース1〜2ともあと一歩上のリザルトを取り損ねたため、表情は冴えませんでした。しかもハミルトンは、19位から驚異の追い上げで5位フィニッシュ。ネルシーニョとの差をなかなか詰めさせてくれません。

◆ホッケンハイムの悪夢
2番グリッドスタートのネルシーニョは、トップのブルーニを抜けず、しかも後方からフェイントを仕掛けられたグロックにまんまとパスされてしまいます。仕切り直しのタイヤ交換をするためにピットイン。ところがこの時、ピットレーンの60Km/h速度制限を違反したために再度、ピットスルーペナルティーを受けるハメに。やっと復帰した時には7位までポジションダウンしていました。
27周目には、キャロルとホイール・トゥー・ホイールの激戦を制して5位。
34周目には、パンターノを攻略して4位。そして、残り3周で3位のグロックを攻めます。
しかし、最終周グロックに突っ込みかけて挙動を乱します。その途端にマシンが加速不能状態となりスローダウン。最終コーナーを曲がりきれないまま芝生の上にストップ。ゴールまで残り数100メートルを残してリタイア、ノーポイントに終わります。ハミルトンは2位。ここでまた、ポイント差が開いてしまいました。
しかし、ホッケンハイムでのネルシーニョの悪夢はこれに終わりませんでした。
翌日のレース2。フォーメーションラップでスタートできなかったネルシーニョ。ピットスタートしようにもトラブルが解決せず、そのまま1周も走ることなくリタイア。レース1〜2ともにノーポイント。一方のハミルトンは7位からまたも3位表彰台。ポイントを重ねます。

◆背水のハンガロリンク
予選中のスピンでマンを壊したハミルトンは結局、タイム計測できず最後尾スタート。方、24ポイント差まで広がって後がないネルシーニョは、予選からフリープラクティスまで一番時計を叩き出し続けポールポジションスタート。必勝の構えです。
スタートでもネルシーニョは抜群の加速を見せ、トップで1コーナーを抜けそのままぐんぐん後続を引き離しにかかります。一方のハミルトンは狭いコース幅と前を行く遅い車に阻まれ、いつものオーバーテイクショーを見せられません。業を煮やし2周目にタイヤ交換に入ります。ところが今度はハミルトンがピットレーン速度違反を犯し、ピットスルーペナルティーで逆にハンディを背負うハメになってしまいます。悪戦苦闘を続けるものの10位フィニッシュがやっとでした。
そんなハミルトンを尻目にトップを快走するネルシーニョは、19周目に悠々とピットインを済ませ、トップのままコースに復帰。圧勝過ぎて画面に写る回数が少なかった事くらいが不満でしょうか。2位グロックに約33秒もの大差をつけ優勝。F1初開催の86年、父ネルソンが初代ウィナーとなったここハンガロリンクで待ち遠しかったシーズン2勝目を挙げたネルシーニョでした。

◆水煙の果てに
翌日のレース2は、朝から激しい雨が降り続くフルウェット・コンディション。ハンガロリンク22年の歴史で初の雨天開催。しかもGP2今シーズン初めてのウェットレースでした。
8位スタートのネルシーニョ。彼の真後ろにはハミルトンがいました。
スターティング・グリッドは[1番ロペス[2番キャロル[3番プレマ[4番ネグラオ[5番ヴィソ[6番パンターノ[7番グロック[8番ネルシーニョ[9番ピレラ[10番ハミルトンでした。
異例のセーフティーカー先導でレース周回が始まります。あまり雨脚が弱くなったとも思えないまま4周目から本格的にレース開始。水煙を上げホームストレートを駆け抜けるマシン、案の定1コーナーでは次々とマシンがコースアウトしていきました。そしてトップを行くロペスまでが3コーナー手前の短いストレート上でスピン、ガードレールに接触リタイアとなります。

http://www.youtube.com/watch?v=X6pVILwJkxU
↑ハンガロリンクのレース2。加速スタート直後の模様です。よくあるテレビ録画をダビングしたモノでなく珍しいナマ撮り映像。ターン14(最終コーナー)前の客席から撮られたものと思われます。ターン11から目の前ターン14までを数回に区切ってぎこちなくパンしています。その素人臭さが妙に臨場感を感じさせます。

◆消えていくライバルたち
5ラップ終了時点の順位は1位キャロル-2位ネグラオ-3位プレマ-4位ネルシーニョ-5位ハミルトン6周目、今度はネルシーニョ同僚ネグラオが1コーナーでブレーキングミスしてコースアウト。激しくタイヤバリアに突っ込みリタイアします。その事故に一瞬ひるんだプレマの隙を突きネルシーニョが2位へアップします。そして7周目、先頭を行くキャロルが9コーナーの立ち上がりで単独スピン。ガードレールにノーズから突っ込んでしまいます。ネルシーニョは労せずいつのまにかトップに立っていました。

◆レイニー・サイドウェイ・ネルシーニョ
雨は、小康状態どころか時に激しさを増し、各所でスピンしたり、コースアウトするマシンが絶えませんでした。そんな中をネルシーニョは、コーナー出口でテールスライドするマシンにカウンターを当てながら立て直し1分51秒台の最速ラップを叩き出します。その豪快かつ繊細なスロットル&ハンドリングワークは往年のジル・ヴィルヌーブや《サイドウェイ》ロニー・ピーターソンを彷彿とさせるものがありました。雨のレースに滅法強いネルシーニョのドライビング・テクニックは、かなりハイレベルにある事を伺わせました。

◆フル・ネルソン
本来28周を戦うはずだったレース2は、45分制限のレースに切り替わります。そして、完走15台となった大荒れのレース2をネルシーニョは、2位ハミルトンにも約13秒の差をつけて圧勝。最終的には木曜日から始まるすべてのセッション&レースでトップタイムを記録したネルシーニョ。この誰ひとり手が出せなかったハンガロリンクでの週末をレスリングの《羽交い締め》状態に引っかけて誰かが『フル・ネルソン』と名付けました。実に上手いネーミングです。ここで11ポイント差まで詰めより、残り2戦4レースにチャンピオンシップ獲得の望みを繋ぎます。しかし、結果は…。

◆ネルシーニョの強さと弱さ
ハンガロリンクでは、ネルシーニョの強い面が如実に現れたレースでした。美しく華麗で完璧、まさに彼が望むレースそのものでした。しかし、その完璧さを求めるレーススタイルがシルバーストーンやイスタンブールでは、逆にネルシーニョの弱さとしてここ一番という時に足を引っ張ったような気がします。それは父ネルソンから受け継がれた欠点なのではないかと思います。
かつてのネルソン・ピケも「勝てる」時には流麗なハンドルさばきと絶妙な駆け引きでレースを支配しました。そんな時には、アラン・プロストですら手が届きませんでした。その反対に「勝てない」と判断したレースでは途端に気の抜けたようなレースに終始し、適当にポイントを取ってレースを終わらせます。それでもこまめに拾ったポイントでアラン・ジョーンズやニキ・ラウダ、プロスト、マンセルを相手に3度もチャンピオンシップの頂点に登り詰めたのです。そんな血統が息子ネルシーニョにも受け継がれているのだとすれば、あと2代目ネルソンに必要なのは絶対的な『運の強さ』です。

◆妬み?ルックスの良さも善し悪し
今回も某サイトでネルシーニョの動画を探し求めたのですが収穫は今ひとつ。
http://www.youtube.com/watch?v=PjdfoMfBwD8
↑コレなんか、出だしはカッコイイのに途中から後半にかけては「これがトリビュート?」と思えるほどネルシーニョの負け続ける姿が…。コメントもハミルトンを褒め称えるものが多いカンジ。ひょっとしてファンのふりしたネガティブキャンペーン?と疑ってしまいます。音がやたらデカイのでご注意。

サラサラヘアーにツンとした鼻。涼しげな目元に小さな頭。その格好良すぎるルックスのせいで反感を買ってるんでしょうか?もう少しガムシャラになりふりかまわない所でも見せれば、好感度も上がる気がしますが、きっとそんなスタイルは彼の美意識が許さないでしょうね。とにかくルノーのサードドライバーになった今年、去年より数少ない限られたチャンスをしっかり生かして、関係者にもっとアピールし、ニコやハミルトンとコース上で対等に戦える日が早くやって来る事を望みます。

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登録日:2007年 02月 26日 03:00:09

「ハミルトン旋風に期待大」で一句

<07 F1>バルセロナテスト・最終日、ハミルトン 6番手タイムをマーク - スペイン

【バルセロナ/スペイン 14日 AFP】F1、バルセロナテスト・最終日。マクラーレン・メルセデス(McLaren-Mercedes)のルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)は、新車「MP4-22」で125周を走行し6番手となるベストラップ1分22秒292をマークした。(c)AFP/CESAR RANGEL

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春一番 銀色の燦めき 胸騒ぎ

[解説]
2年前、フェラーリ不振の間隙を突き、追いすがるキミ・ライコネンの野望を砕き、若くして王座へと上り詰めたアロンソ。去年はチーム復権とおのれの引退を賭け、死力を尽くして立ち向かってくる元・王者ミハエルと堂々渡り合い、真の王者たる証を立てて見せました。そして、今年。アロンソは新天地・マクラーレンを復活させるべく移籍しました。それはかつて、ミハエル・シューマッハがブリアトーレの支配下を逃れ、落ちぶれ果てた名門フェラーリへ移籍した姿とダブります。当時フェラーリがミハエルのチームメイトに選んだのは若き反逆児エディー・アーバインでした。やがてアーバインの存在は、フェラーリとミハエルにとって安心材料ではなくなり、彼の肥大し自我によって敵とも味方とも言えない「目障りな」不確定要素に育ってしまいます。
今年、アロンソのチームメイトに選ばれたのは「マクラーレンの秘蔵っ子」で「ニコラス・トッドのマネージメント(=支配?)下にある」ルイス・ハミルトンです。彼の存在が王者アロンソにもたらすのは吉か?凶か?そして、この人選がマクラーレンにもたらすのは王座か?更なる破滅への階段か?芽吹いた枝が春一番に揺れざわめくように、胸がざわめいて開幕をもう待ちきれません。

[雑感]
最初、大して期待もせず見始めたCS放送ですが、個人的にはいろいろ拾い物がありました。その中でもピカイチと言えるのが「ルイス・ハミルトンのGP2での活躍」でした。そこで彼の走りがもっとも冴え渡ったイギリス戦とトルコ戦を取り上げてみましょう。
ちなみにGP2って何?と言われる方は、とりあえずこちら↓を参考にどうぞ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/GP2
英語が分かる人は、もっと詳しいオフィシャルページを↓
http://www.gp2series.com/en//website/gp2series/index.php

◆ハミルトンVSネルシーニョ
2004年度英国F3チャンプの肩書きだけでなく、是が非でもGP2チャンピオンの勲章も獲って(ピケ親父の沽券かなあ?ケケ・ロズベルグの息子に負けたのが悔しい〜とか?)F1デビューの花道としたいネルソン・ピケ・ジュニアこと『ネルシーニョ』。しかし、GP2挑戦2年目となる彼の前に立ちはだかったのは、ユーロF3チャンプ、しかもマクラーレン全面バックアップという「褐色のサラブレッド」ルイス・ハミルトンでした。
第6戦イギリス以前の両者のポイント差は、1位ハミルトン49点、2位ネルシーニョ39点の10点差。前戦モナコではポールトゥーウィンという華々しい戦績を挙げたハミルトンに、是非ともここいらで一泡吹かせておきたいところ。ネルシーニョは、予選でトップタイムを叩き出しますが、黄旗無視違反によって記録を抹消され4番グリッド。ポールポジションは、ホンダの肝いり英国ドライバー、アダム・キャロル。2番グリッドにハミルトン。3番がハミルトンの同僚プレマというスターティング・ポジション。

◆第6戦イギリス
土曜午後に行われる《レース1》。スタートでいきなりトップに立ったハミルトンは、3回のペースカー導入にもトップを明け渡すどころか2位以下に大差をつけて圧勝します。ネルシーニョは、グロックとキャロルの2人を抜きあぐねたまま4位終わりす。
明けて翌日。F1の決勝レース前に行われる《レース2》は、たった23周で争われるスプリントレースです。しかもレース1の上8人の順位を逆転させるリバース・グリッド制(つまり1位だったハミルトンは8番手スタートになるという事)。
スターティンググリッド順位は[1番ポルテイロ[2番ピッチオーネ[3番プレマ[4番パンターノ[5番ネルシーニョ[6番キャロル[7番グロック[8番ハミルトン。

◆「伝説のレース」スタート
プレマとグロックは、マシントラブルでピットスタートとなり、3番&7番グリッドが空いた状態。スタートでネルシーニョは、その空きスペースをうまく活かしてパンターノを攻略、3位にポジションアップします。スタートの苦手なハミルトンもトップ集団の混雑に頭を抑えられつつ、キャロルとの抜きつ抜かれつを制し、1周目終了時には5位へ順位を上げます。5周目、後方の接触事故によってセーフティーカーが導入され、7周目にレース再開。そこでハミルトンは絶妙の加速を見せ、スタートライン上で鼻の差分だけパンターノの右後ろに着け、第1コーナー《コブス》の飛び込みで4位へポジションアップ。そして、2位ピッチオーネを抜けないでいる3位ネルシーニョの真後ろへつけます。

◆マゴッツ-ベケッツ-チャペル
まるで魔法の呪文のように聞こえますがシルバーストーンにある連続コーナーの名称です。以前の「マゴッツ」はベケッツ・コーナーへ飛び込む手前の高速左カーブを指す名前でしたが、1991年の改修以降は現在のようなワインディング区間最初の右コーナーを指す名前となりました。今回の「伝説」は、そのマゴッツが舞台となりました。
↓シルバーストーン・サーキット図
http://www.formula1.com/race/circuitmap/778.html
9周目。背後のハミルトンを意識したネルシーニョは意を決して、2位のピッチオーネを攻め込みます。第1コーナー《コブス》の飛び込み。ネルシーニョはアウト側、つまりピッチオーネの左側にマシンを振ります。マゴッツ手前の左カーブ・イン側を抑えるため、短いストレート上でホイールトゥーホイールの競り合い。そこにもう1台、後ろにいるはずのハミルトンがピッチオーネの右にマシンを並べてきました。3台横一線で飛び込むマゴッツ入口。ハミルトンがマゴッツのインをきっちり抑え、次のベケッツへ最短のラインをキープします。鼻先を押さえられたピッチオーネは減速気味にマシンを左のラインへ、ネルシーニョに残されたラインは芝生の上でした。悠々とベケッツをクリアするハミルトン。その後方で芝生上を突っ切り黄色いアジップの看板を粉砕したネルシーニョがゆるゆるとコースへ復帰します。その脇を後続車が次々と通り過ぎて行きます…。
↓これが「2006年ベスト・オーバーテイク賞」だ!
http://www.youtube.com/watch?v=5b8D0g0SmB0

この後、ハミルトンは先頭を行くポルテイロにもすぐ追いつき、3周の間、激しくプレッシャーを与え続けた後、アビーカーブからファームストレート、そしてブリッジという実に窮屈な場所で巧みにラインをクロスさせながらプライオリーへ向かう短い直線上でパス。マクラーレンの地元イギリスで観る者の記憶に鮮烈な印象を焼き付けるレースをし、キッチリ勝利してみせたハミルトンは、この2連勝でネルシーニョに対して、ポイントでも、評判においても差をつけてしまいます。

◆第10戦トルコ
ここイスタンブールとモンツァの残り4レースでハミルトン87点。ネルシーニョ76点の11点差。しかし、ネルシーニョは前戦ハンガリーで前人未踏の完全試合(予選・フリー走行・レース1&2の全セッションでトップタイム&ファステストを記録/20点満点獲得)を遂げ完全に昇り調子。ポールポジションも当然ネルシーニョ、対するハミルトンは5番手と振るわず終いでした。
レース1のスタート順位は[1番ネルシーニョ[2番ロペス[3番パンターノ[4番プレマ[5番ハミルトン[6番キャロル。
いつも通りスタートで出遅れ気味のハミルトンは、6番手キャロルに先行されますがすぐ抜き返し、2番手から落ちてきたロペスもパス。1周目を4位で通過します。その1周後、同僚プレマを最終コーナー立ち上がりからスリップストリームを使いターン1でパス。その後、パンターノも抜き2位までポジションアップしますが、14周目のピットインで義務づけられているタイヤ交換(リア2本)でトラブルが発生し、7位で復帰します。ここでのタイムロスが最後まで響き、楽々と4本交換しファステストを連発するネルシーニにはついに届かず、17.879秒差という大差で2位に甘んじます。

◆「伝説のレースPart2」幕開け
翌日のレース2。リバースグリッドによりハミルトンはネルシーニョの前からスタート。何とかネルシーニョを押さえ込みたいハミルトン。しかし、スタートでまたも失敗。まんまとネルシーニョの先行を許してしまいます。しかもあろう事か3周目には縁石で挙動を乱し単独スピン。後続を無視して強引にコース復帰するもののポジションは16番手まで落ちていました。すぐさま前走車をパスし始めますが、この時点では誰もが「ハミルトンは確実にレースを失った」と思いました。しかし、実はこれがハミルトン伝説の序章だったのです。

◆ハミルトン・オーバーテイクショー
5周目の1コーナー飛び込みでモンファルデーニをパスしたハミルトンは、7周目にはペレラと吉本大樹をまとめてパス、10位へポジションアップします。
そして、10周目にはロペスと同僚プレマを最終コーナーで一気にパス。11周目にはヘルナンデス。13周目にはラピエール。そして、14周目にはファステストを叩き出しながらディ・グラッシをあっさりオーバーテイク。みるみるうちに5位までポジションを挽回してきました。そして、15周目。グロックに前を塞がれた4位のネルシーニョのすぐ背後まで辿り着きます。

◆イスタンブール攻略法
ここイスタンブールでハミルトンが取った攻略法は2パターンありました。
一つはホームストレートの直線でスリップストリームを使い、ターン1の飛び込みでイン側を獲る方法。それともうひとつが第2・第3セクターをフルに使って追い込む方法。
↓イスタンブールパーク・サーキット図
http://www.formula1.com/race/circuitmap/781.html
ターン8の多角形コーナーから追い上げ、ターン9-10で詰め、下りの緩やかなターン11を全開で抜け最高速計測地点を誰よりも速く抜け、直前に迫るターン12に誰よりも遅いブレーキングでインを獲る必殺オーバーテイクです。
16周目。ハミルトンは攻略法2で鮮やかにネルシーニョをパスします。
そして、18周目。ネルシーニョが散々手ずった『グロック防衛ライン突破作戦』を敢行します。

◆グロック攻防戦
ハミルトンは、まず攻略法1のセオリーで攻めます。グロックとピットウォールの間、マシン1台分しかない壁際をギリギリで走り抜けターン1のインを刺します。しかし、巧者グロックはターン2までラインを譲らず、ホイールトゥーホイール状態のまま、続くターン3-4-5のS字区間を粘り続け、ついにハミルトンに競勝ちます。グロックに阻まれたハミルトンは、一端ネルシーニョにまでパスされてしまいます。しかし、ハミルトンはむ暇も与えず、返す刀で前車2台まとめて攻略法2を仕掛けます。すわ!シルバーストーンの再現か!と思わせる3車横並び状態で最終コーナーへ飛び込みます。ネルシーニョはここでもまた競り負けてしまい5位転落。ハミルトンとグロックの一騎打ちは20周目へと雪崩れ込みます。
決着は攻略2と攻略法1の合わせ技でした。攻略法2に則った攻めでターン12から仕掛けたハミトンは、すかさずターン13-14で縁石に乗り上げながらも巧みなクロスラインを駆使し、スピードを殺さないまま最終コーナーを立ち上がり、グロックの左サイドへマシンをすべり込ませます。そのままフルスロットル状態で前をこじ開けターン1を制します。みごと難関《グロック攻略戦》も「ミッション・コンプリート(作戦完了)」されたのです。

◆止まらないハミルトン特急
ハミルトンは、ファステストを叩き出しながら最終周には2位キャロルまで攻略法2で仕留め、2位強奪。観衆はトップのツーバールには目もくれず、3秒後ろからゴールを駆け抜けた若き英雄に喝采を送ります。この1戦で、勝利以上に素晴らしいレースを見せつけたハミルトンは、GP2王座に相応しいのは自分である事を(誰の目にも明らかな形で)証明してみせました。最終戦イタリアであっけなくハミルトンの手に転がり込む以前にチャンピオンタイトルはすでに彼の手中にあったと言えました。…というよりそれ以外の結果は考えられない、そんな強烈な印象を残したのです。
↓「オーバーテイクショー」の醍醐味、とくとご覧あれ。
http://www.youtube.com/watch?v=ZJP-X-Vtk0U

◆下駄履きの才能?
個人的にマクラーレンの全面バックアップを受けている事や彼の所属するGP2チーム、ARTグランプリがフェラーリ監督ジャン・トッドの息子、ニコラス・トッドが代表権を持ち、別名「GP2のフェラーリ」と呼ばれる事などからルイス・ハミルトンの「真の実力」を疑問視する向きもあるようです。
でも、個人的な感想から言わせてもらえば、下駄履きだろうがロンドンブーツだろうが、こんな《燃える》レースをF1で見せてくれるなら誰だって大歓迎です。

↓BBCニュース・2006.9.15
http://www.youtube.com/watch?v=f80G6Pk_SVs
夕方6時のニュースで紹介されるルイス・ハミルトン。ラジコンカーを操作する幼児期の映像やカートで優勝している頃の映像もあります。その風貌からレース界のタイガー・ウッズと呼ばれる事などがアナウンスされています。

↓GP2・2006ダイジェスト
http://www.youtube.com/watch?v=WyOhgHklFKU
これを見て「ヘタクソ!」と思うか、血気盛んな思い切りの良さと思うか。まるでテレビゲームのような「いやいや、それはいくら何でもアカンやろ」とツッコミたくなるムチャなパッシングがソコココで見られます。今年、ここに中嶋一貴や平手晃平が飛び込んで行って、どこまで頭角が現せるかがもう一つの楽しみです。

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登録日:2007年 02月 19日 20:15:06

「お祭り」化し続けるF1シーンで一句

<07 F1>エクレストン会長 2009年からアブダビでのGP開催を発表 - UAE

【アブダビ/UAE 3日 AFP】FOA(Formula One Administration)のバーニー・エクレストン会長(Bernie Ecclestone)は、2009年よりアラブ首長国連邦(UAE)の首都アブダビでGPを開催する事を発表した。
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(c)AFP/STR

AFPBB News


F1も コンビニエントな 祭典に?

[解説]
UAEでも「F1開催」される事が決定。もうすぐ年間20戦に手が届きそうです。より多くの国でレースが見られるのは良い事です。日本人もそうやってF1を身近に感じてこれたのですから。しかし、単純にレース数が増える事によって1戦1戦の価値が薄まったりしないだろうかと危惧します。そして、「レースで勝つ」事の純粋さが商業的な意向によってゆがめられたり、軽んじられたりしないだろうかとも心配せずにはいられません…。

[雑感]
このオフシーズン、CS放送を見始めました。「F1レジェンズ」という番組を見るのが目当てです。今回は1983年と1984年の2年間に行われた過去のレースで録画テープが現存しているものから16戦選んで放送されました。特にこの期間には、ホンダとアイルトン・セナが登場するので是非とも見ておきたかったのです。
しかし、それ以外にもいろいろと面白い番組が放送されました。「GP2」では、期待の新星、ルイス・ハミルトンの鮮烈なオーバーテイクを。「マカオGP2006」では、若い日本人レーサーたちの台頭を。そして、年明けには、モナコで12月初旬に開かれたFIA主催の年間チャンピオン表彰式の模様を見る事ができました。

◆FIA表彰式2006
たった1時間足らずの番組ですが、FIAが主催するレースカテゴリーの年間ダイジェストをまとめた映像を派手なビートサウンドに乗せて紹介。その後、優勝者もしくは2位〜3位までの上位入賞者たちが表彰されます。F1ジャーナリストのピーター・ウィンザー氏とカタリーン・シャリオンインという綺麗なお姉さん(女優さん?)の司会進行で「カート世界選手権」「地域別ラリー選手権」「WTCC」「ジュニアWRC」「プロダクションWRC」「WRC」「F1」などが次々と紹介されていきます。

◆WTCCチャンプ
いわゆる普通車に準じた形のレースカーをサーキットで走らせるWTCC(ワールド・ツーリング・カー・チャンピオンシップの略称)の年間チャンピオンはBMW320Siを駆るアンディ・プリオール(英国)が勝ち取り、F1でもお馴染みのマリオ・タイセン博士もコンストラクターチャンプ受賞でステージに上がりました。2位には、同じBMWのヨルグ・ミュラー(ドイツ)、3位にはアルファ156を駆ったブラジルのアグスト・ファルフスが表彰されました。

◆F1チャンピオンシップ
ついにラストを飾ってF1が紹介されます。去年はアロンソの母国スペインにちなんで「フラメンコと闘牛」をイメージして制作されましたが、今年は「怪傑ゾロ」。

2005年FIAダイジェスト
http://www.youtube.com/watch?v=0No-1JMm_BM

2006年FIAダイジェスト
http://www.youtube.com/watch?v=TWoTNa_zEKw

2005年版よりもずっと洗練されて、歯切れも良く見飽きない出来です。
お気に入りは3分前後の例の「ラスカス・ゲート問題」にからめた様々な関係者たちの表情。それといろんな「オシリふりふり」場面をコミカルにつないだシーン。みんな好きね〜って感じで笑えます。5分前後には「ミハエル引退」が素晴らしい形にまとめ上げられいて、シューミーファンならずとも思わず目頭が熱くなります。

このビデオの後、3位のマッサと2位のミハエルが表彰されます。特にミハエルには客席からスタンディング・オベーションが沸き起こります。
そして、チャンピオンカーR26とアロンソ、ブリアトーレの2人がステージ上に登場。アロンソには喝采と歓声が起きますが、ブリアトーレにはシラーっとした空気とお義理の拍手だけが送られます。皆さん、実に正直。これもブリアトーレの人格によるものか、普段からの行いの賜物でしょうね。

◆シューマッハ・トリビュート
そして、今年の最大のトピックス「ミハエル引退」を記念してトリビュートビデオが上映されました。こちらも出色の出来です。

http://www.youtube.com/watch?v=3m_EE9OS7ho

ここで驚かされるのは、ミハエルの悪しき過去も堂々と盛り込まれている事。場の空気を悪くしないようになんて無駄な配慮をせず「ミハエル・シューマッハ」という偉大さと傲慢さが同居した人格をありのまま見せつける事で逆に「語り草」となるチャンピオンであったと見る人に印象づける事に成功していると思います。

このビデオのBGMに使われているのはChris Cornellの「You Know My Name」。007ジェームズ・ボンド最新作「カジノ・ロワイヤル」にも使われた歌ですが、「オレの名前分かってんだろ!」ってゴーマンな歌詞がいいですね。いかにもミハエルっぽくって。ただし、当の本人にはいささかお気に召さなかったのではでしょうか?ステージに上がったミハエル。表面上は笑顔を貼り付けてましたが、目は笑ってなかったような気が…。

この後、ミハエルには、マックス・モズレーとバーニー・エクレストンからゴールドメダルと「歯の浮くような」祝辞を送られてましたが、ビミョーな表情で拍手を送るゲルハルト・ベルガーが客席の印象を代表していたと思います。

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登録日:2007年 02月 13日 15:31:25

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プロフィール
斎藤モ吉
(男)
福岡の片田舎でデザイナー兼ライター営業中。F1にハマったきっかけは、仕事関係で見始めた1987年のドイツGP。プロストとピケの麗しい姿に感動。
好きなレーサーは、ジル・ヴィルヌーブとアイルトン・セナ。好きなF1マシンはフェラーリ312T4。好きなF1マンガは『赤いペガサス』。好きなF1映画は『グランプリ』。好きな言葉はジル・ヴィルヌーブの『来年がやってくるってどうして言えるんだい? 』
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