2007年 02月 13日

「お祭り」化し続けるF1シーンで一句

<07 F1>エクレストン会長 2009年からアブダビでのGP開催を発表 - UAE

【アブダビ/UAE 3日 AFP】FOA(Formula One Administration)のバーニー・エクレストン会長(Bernie Ecclestone)は、2009年よりアラブ首長国連邦(UAE)の首都アブダビでGPを開催する事を発表した。
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(c)AFP/STR

AFPBB News


F1も コンビニエントな 祭典に?

[解説]
UAEでも「F1開催」される事が決定。もうすぐ年間20戦に手が届きそうです。より多くの国でレースが見られるのは良い事です。日本人もそうやってF1を身近に感じてこれたのですから。しかし、単純にレース数が増える事によって1戦1戦の価値が薄まったりしないだろうかと危惧します。そして、「レースで勝つ」事の純粋さが商業的な意向によってゆがめられたり、軽んじられたりしないだろうかとも心配せずにはいられません…。

[雑感]
このオフシーズン、CS放送を見始めました。「F1レジェンズ」という番組を見るのが目当てです。今回は1983年と1984年の2年間に行われた過去のレースで録画テープが現存しているものから16戦選んで放送されました。特にこの期間には、ホンダとアイルトン・セナが登場するので是非とも見ておきたかったのです。
しかし、それ以外にもいろいろと面白い番組が放送されました。「GP2」では、期待の新星、ルイス・ハミルトンの鮮烈なオーバーテイクを。「マカオGP2006」では、若い日本人レーサーたちの台頭を。そして、年明けには、モナコで12月初旬に開かれたFIA主催の年間チャンピオン表彰式の模様を見る事ができました。

◆FIA表彰式2006
たった1時間足らずの番組ですが、FIAが主催するレースカテゴリーの年間ダイジェストをまとめた映像を派手なビートサウンドに乗せて紹介。その後、優勝者もしくは2位〜3位までの上位入賞者たちが表彰されます。F1ジャーナリストのピーター・ウィンザー氏とカタリーン・シャリオンインという綺麗なお姉さん(女優さん?)の司会進行で「カート世界選手権」「地域別ラリー選手権」「WTCC」「ジュニアWRC」「プロダクションWRC」「WRC」「F1」などが次々と紹介されていきます。

◆WTCCチャンプ
いわゆる普通車に準じた形のレースカーをサーキットで走らせるWTCC(ワールド・ツーリング・カー・チャンピオンシップの略称)の年間チャンピオンはBMW320Siを駆るアンディ・プリオール(英国)が勝ち取り、F1でもお馴染みのマリオ・タイセン博士もコンストラクターチャンプ受賞でステージに上がりました。2位には、同じBMWのヨルグ・ミュラー(ドイツ)、3位にはアルファ156を駆ったブラジルのアグスト・ファルフスが表彰されました。

◆F1チャンピオンシップ
ついにラストを飾ってF1が紹介されます。去年はアロンソの母国スペインにちなんで「フラメンコと闘牛」をイメージして制作されましたが、今年は「怪傑ゾロ」。

2005年FIAダイジェスト
http://www.youtube.com/watch?v=0No-1JMm_BM

2006年FIAダイジェスト
http://www.youtube.com/watch?v=TWoTNa_zEKw

2005年版よりもずっと洗練されて、歯切れも良く見飽きない出来です。
お気に入りは3分前後の例の「ラスカス・ゲート問題」にからめた様々な関係者たちの表情。それといろんな「オシリふりふり」場面をコミカルにつないだシーン。みんな好きね〜って感じで笑えます。5分前後には「ミハエル引退」が素晴らしい形にまとめ上げられいて、シューミーファンならずとも思わず目頭が熱くなります。

このビデオの後、3位のマッサと2位のミハエルが表彰されます。特にミハエルには客席からスタンディング・オベーションが沸き起こります。
そして、チャンピオンカーR26とアロンソ、ブリアトーレの2人がステージ上に登場。アロンソには喝采と歓声が起きますが、ブリアトーレにはシラーっとした空気とお義理の拍手だけが送られます。皆さん、実に正直。これもブリアトーレの人格によるものか、普段からの行いの賜物でしょうね。

◆シューマッハ・トリビュート
そして、今年の最大のトピックス「ミハエル引退」を記念してトリビュートビデオが上映されました。こちらも出色の出来です。

http://www.youtube.com/watch?v=3m_EE9OS7ho

ここで驚かされるのは、ミハエルの悪しき過去も堂々と盛り込まれている事。場の空気を悪くしないようになんて無駄な配慮をせず「ミハエル・シューマッハ」という偉大さと傲慢さが同居した人格をありのまま見せつける事で逆に「語り草」となるチャンピオンであったと見る人に印象づける事に成功していると思います。

このビデオのBGMに使われているのはChris Cornellの「You Know My Name」。007ジェームズ・ボンド最新作「カジノ・ロワイヤル」にも使われた歌ですが、「オレの名前分かってんだろ!」ってゴーマンな歌詞がいいですね。いかにもミハエルっぽくって。ただし、当の本人にはいささかお気に召さなかったのではでしょうか?ステージに上がったミハエル。表面上は笑顔を貼り付けてましたが、目は笑ってなかったような気が…。

この後、ミハエルには、マックス・モズレーとバーニー・エクレストンからゴールドメダルと「歯の浮くような」祝辞を送られてましたが、ビミョーな表情で拍手を送るゲルハルト・ベルガーが客席の印象を代表していたと思います。

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登録日:2007年 02月 13日 15:31:25

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プロフィール
斎藤モ吉
(男)
福岡の片田舎でデザイナー兼ライター営業中。F1にハマったきっかけは、仕事関係で見始めた1987年のドイツGP。プロストとピケの麗しい姿に感動。
好きなレーサーは、ジル・ヴィルヌーブとアイルトン・セナ。好きなF1マシンはフェラーリ312T4。好きなF1マンガは『赤いペガサス』。好きなF1映画は『グランプリ』。好きな言葉はジル・ヴィルヌーブの『来年がやってくるってどうして言えるんだい? 』
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