2007年 06月
「フェラーリ、暗黒時代の幕開け?」で一句
【6月24日 AFP】F1コンストラクター、フェラーリ(Ferrari)から妨害工作を行ったとして告発されている同チームの元テクニカル・マネージャー、ナイジェル・ステップニー(Nigel Stepney)氏の弁護士を務めるLuca Brezigar氏は、ステップニー氏の妨害工作を否定した。
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(c)AFP
この道は いつか来た道 泥の道
ああ〜あ。
こんな事やってる場合じゃないんんだけどなあ。フェラーリ。
ナイジェル・ステップニーほどの輝かしいキャリアを積んだ人間が
果たして、こんな中学生の嫌がらせみたいな事をやるでしょうか?
自分が望んだポストにつけなかった。
だからと言って、チームのマシンの燃料タンク内に
異物(エンジンの燃圧を阻害させる化学物質?)を入れる?
まず、(レース部門)部外者の彼に妨害工作ができるほどの
フェラーリのセキュリティーレベルって、どーなのよ?って話もあるが、
いかなる確証の元に「彼だ」と決めつけたのか?その経緯が知りたい。
何はともあれ、少なくともナイジェルにとって
ナンのトクもない行為だと思うのですが…。
このゴタゴタで「屁の突っ張り」程度でもトクがあるのはチームの方。
1) モナコ以降のチーム失速の原因をとりあえず「ヨソ」のせいにしておいて
メディア批難の矛先を回避させられる。
2) チーム人事で何かと扱いの難しいナイジェルを
上手くいけば自分から辞めるよう仕向ける事ができる。
3) そのナイジェルの経歴に「仮に」でもキズをつける事で
少しは再リクルート先の触手を鈍らせる事ができる。
いわゆる「スケープゴート」ってヤツですね。
メディアという狼たちに「ナイジェル」という山羊を与えてるうちに
フェラーリ本体は挽回策、もしくは別の言い訳作りに精を出すという手順。
伝統としてこういうゴタゴタが日常茶飯事にあった「フェラーリ」
「シューマッハ体制下」では、すっかり息を潜めていたのだけれど…
彼の引退とともにまた、アノ時代がやってくるんでしょうか?
アルボレートもベルガーもマンセルもプロストもアレジも
キャリアを棒に振った不毛な『暗黒時代』に…。
ライコネンとマッサのふたりが
かつての「ベルガー&アレジ」もしくは「アレジ&カペリ」に
ダブって見えなく…もない…って事もない…かも。
もしも、次のフランスでドカーンとマクラーレンを負かしたなら
「ふむふむ、やっぱり破壊工作があったのか(ポン)」と
みんなに相づちを打たせる事ができるかもしれません。
しかし、北米と大差ないリザルトだったとしたら…。
フェラーリ・ファンは、
またなが〜〜〜い「冬眠」の準備を始める必要があるかもしれません。
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登録日:2007年 06月 25日 11:48:16
アリの観察に似てる?
【6月11日 AFP】F1第6戦・カナダGP(Canada Grand Prix 2007)、決勝。
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(c)AFP
「F1レーシング」という雑誌で紹介されていたサイトです。
http://www.visionf1.com/
これが実に面白く、興味深いので紹介します。
過去3年(2005年 rd.12ドイツ〜2007年 rd.6カナダ)だけですが、
レースのラップチャートがリアルタイムのアニメーションで見られます。
さすがに先週末の「U.S.A.GP」はまだアップされていませんが、
「カナダGP」までは各周回毎の全マシンの動きがチェックできます。
たとえば、↓このカナダGPでは
http://www.visionf1.com/2007_R06_canada.html
ポールスタートのハミルトンの走り。
まず目を引くのがオープニングラップ。
オールドヘアピンからの加速によって一気に
2位ハイドフェルドとの差を開いていくのが一目瞭然です。
しかも3位のアロンソ以降のマシンがハイドフェルドのペースにつかまって
数珠繋ぎ状態になっていく様がよく分かります。
クビサがアッという間にいなくなる瞬間は、ちょっとイヤな感じがします。
できればリタイアしたマシンはコースサイドに止まってくれると
もっとリアルにレースの雰囲気が伝わるかな〜と思います。
[操作方法]
1)左上の「REPLAY」上にカーソルを置く
2)プルダウンメニューの「2005/2006/2007」から
見たい西暦年にカーソルを合わせる
3)プルダウンメニューの「ラウンドと開催GP名」が表示されるので
見たいGP名をクリック
4)目的のコース図が表示されたら
5)真ん中の楕円ボタンの「Play」をクリックする
6)コース上を円と名前で表示されたマシンがラップチャートに合わせて動く
7)楕円ボタンの下列で表示スピードを自由に(無制限)変えられます
8)動きを止めたい時は「Pause」をクリック
9)最初に戻したい時は「Reset」をクリック
10)1周ごとに先送りしたい時は「Skip」
左のポジションリストで順位やラップタイム、タイム差などが分かります。
この機能で面白いのはラップタイムが水色に変わる「パーソナルベスト」表示
ある周回に集中して全員がパーソナルベストになる時があります。
「ワンメイクタイヤってそういう事なのね〜」と実感できます。
その下にある「Display Driver Dots」のチェックをはずすと
コース上のアニメーションからそのドライバーを消す事が出来ます。
つまり見たいドライバーの動きだけを追う事もできるのです。
消したドライバーを半透明で表示する機能があればベターなのですが…
あと一番下の「HIDE LAPPED DRIVERS」をチェックすると
ラップ遅れにされたドライバーが次々と消えていきます(寂)
特にカナダGPでは、
67〜68周の○SATOの動きに注目すると
アノ感動が甦ります。
カテゴリー[ F1・全般 ], コメント[0], トラックバック[0]
登録日:2007年 06月 20日 18:06:59
「完璧新人ルイス・ハミルトンの北米シリーズ連続ポールトゥーウィン」で一句
【6月18日 AFP】F1第7戦・米国GP(United States Grand Prix 2007)、決勝。マクラーレン・メルセデス(McLaren-Mercedes)のルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)は、1時間31分09秒965をマークして2戦連続のポール・トゥ・ウィンでキャリア2勝目を飾った。(c)AFP
捕捉不能? シューミネーター以上? ハミルトン
[解説]
ただただ呆れかえるばかり。
新人ルイス・ハミルトンによる完璧な北米制覇劇。
シーズン序盤からチーム内でのポイント調整によって
さんざんチャンスの芽を摘まれ続けても「腐る」コトなく、
ジッと新人らしく「時」を待ち続けたハミルトン。
疑惑のモナコゲートを軽やかにスルー。
そして海を渡り、迎えた新大陸での2連戦。
すべての鎖から解き放たれたように
「真の実力」を万人に見せつけたハミルトン。
ポイントリーダーのプレッシャーを微塵も感じさせない落ち着きっぷり。
ありとあらゆる波瀾にみちたモントリオールでも
あくびが出るほど単調だったインディアナポリスでも
終始ペースを乱す事なく、連続ポールトゥーウィンを達成。
完全無欠の運転能力と沈着冷静な判断能力でレースを支配し、
ライバルもチームメイトさえ完膚無きまでに粉砕してしまう姿から
かつて「シューミネーター」と畏れられたミハエル・シューマッハ。
そんなミハエルのレース運びすら「人間らしく」思えるほどの
ルイス・ハミルトンの「パーフェクト・ゲーム」。
それは「驚異の新人」という言葉の範疇を越えています。
はたして、ハミルトンにはどんなアダ名がつけられるのでしょうか?
[雑感]
ハミルトンとアロンソの関係を
過去の「師弟関係」に当てはめようとしましたが断念しました。
なぜなら過去に似た「関係」が見当たらないからです。
プロストとラウダにも
プロストとセナの関係にも似ていない。
ムリヤリ当てはめるとしたら
「もしも」セナとミハエルが同じチームになっていたら…
チョットだけ似てたかも…と想像するばかり。
生まれて初めて体験したコースも規定時間内に習得し解析し
やすやすとポールトゥーウィンしてみせるハミルトンに
果たしてアロンソから「学ぶべき点」があるでしょうか?
◆メディアとの関係
地元イギリスメディアを完全に味方につけているのは当然として、
各国のメデイアもおおむね好印象なハミルトン。
その主な要因は記者会見で見せる「歴戦の勇者」並みな対応ぶり。
はたして往年のニキ・ラウダでもここまで落ち着いていたでしょうか?
過不足のない情報提供に「爽やかオーラ」のアピール。
それでも最大の敵アロンソをちゃっかり挑発する事は忘れない。
あどけなさの残る童顔、だけど中味はかなり「老獪」です。
◆レーススタイル
GP2時代に比べるとずっと地味になったハミルトンの走り。
おそらくハイテク装備のF1マシンの性能をフルに活かして
必要最小限度のインプットで最大のレスポンスを引き出せるためでしょう。
マシンやタイヤにムリをさせない走りのスタイルは、
かつて「教授」と呼ばれた頃のアラン・プロストを彷彿とさせます。
◆マシン開発能力
今年のMP4-22を実質開発したのは
ペドロ・デ・ラ・ロサと言われます。
しかし、開幕当初のフェラーリF2007との
小さかったアドバンテージをグッと広げ、
低速・テクニカルコースなモナコでも
高速・ストップ&ゴーのジル・ヴィルヌーブでも
高速・低速ハイブリッドなインディアナポリスでも
キッチリ速いオールマイティーなマシンに熟成させたのは、
現役ドライバー(特にアロンソ)による力が大きいはず。
しかし、その一番おいしい部分を味わっているのは
新人のルイス・ハミルトンのように見えます。
かつてウィリアムズでパトレーゼとデーモン・ヒルが開発した
FW14のおいしい部分を掠ったナイジェル・マンセルのように…。
◆ポイント獲得
これに関しては言わずもがな。
デビュー戦からこれまで一度もリタイアする事なく、
それどころか表彰台に唯一立ち続けているハミルトン。
おそらく英国ブックメーカーでは、
「ハミルトンが表彰台から転げ落ちる日はいつか?」
という賭けが成立している事でしょう。
「いつポイントを取り損なうか?」や「いつリタイアするか?」
「いつペナルティをもらうか?」でも賭けが行われているかも…。
完走すら難しいF1でこういう状況は過去にも例がありません。
「しぶとさ」は、すでにラウダやネルソン・ピケ以上でしょう。
◆ポールポジション
アイルトン・セナが誰よりもこだわった記録。
しかし、今年のレギュレーションでは
ポールポジションは、あくまで最終予選(Q3)でのトップ。
(つまり決勝スタートでの燃料搭載量を見越してのタイム計測1位)
セナがこだわった純粋な速さという点では
「ポールに価値がない」と言えるかもしれません。
もしも今年の予選が「週末最速=ポール」という条件なら
フェルナンド・アロンソ(7戦中4回)が圧倒的です。
「純粋な速さへのこだわり」では、ハミルトンはプロストみたいな
「ポールは取りたいけどまあ2列目以内でも十分」タイプかも。
ただし、以前のような「週末最速=ポール」に戻るか
GP2みたいにポールにポイントが加算されたなら、
ハミルトンも「ポール取り」を真剣に目指す可能性はありえます。
◆チーム掌握術
おそらくハミルトンに足りない部分があるとすればこの点。
ただし、この部分で過去秀でていたレーサーといえば
アイルトン・セナとミハエル・シューマッハぐらい。
セナは圧倒的な走りのカリスマ性で
ミハエルは徹底したコミュニケーション能力で
チームの人心をすべて自分へと集中させる事ができました。
その点アロンソは、まだまだ未熟。
昨年も「オレの足引っ張るヤツがチーム内にいる!」
なんて逆ギレ発言を平気でしたりして、
チームのやる気を削いだりするので手本にはならないかと…。
◆表彰台での笑顔
これはもう確実にミハエル・シューマッハを見習っています。
優勝した時だけでなく、2位でも3位でも笑顔を絶やさず
表彰台に立てた事を存分に喜んでみせる。
そして、他の入賞者たちの健闘をしっかりと讃える。
今回のインディアナポリスでもアロンソとマッサの肩を
まるでチャンピオン経験者のごとく叩く姿を見て、
すでにハミルトンの「王道」が引かれ始めているのを感じました。
F1という「ショー」の締めくくりをキチンと意識した姿。
バーニーさんはそういう部分までちゃ〜んと見てますから…。
◆チャンピオンの可能性
とにかく、いままでのチャンピオンの必要条件をすべて
デビュー早々から身につけているという点で比類なき
「完成され過ぎたチャンピオン候補生・ハミルトン」
この夏のヨーロッパ連戦でどうなるか分かりませんが、
下手をすればトルコ、遅くともイタリアかベルギーあたりで
私たちは「デビュー年チャンピオン」という
「歴史的瞬間」に立ち会っちゃう可能性があります。
それじゃ〜、ちょっとツマラナイんで、
アロンソ、マッサ、あと少しだけライコネン。
ここらでガツンと先輩レーサーとしての意地と走りを
若造に見せつけてやってほしいもんです。
カテゴリー[ マクラーレン ], コメント[0], トラックバック[0]
登録日:2007年 06月 19日 18:17:21
「アロンソのモナコ2連覇に水差すつもりはないけれど…疑惑のモナコ」で一句
【6月14日 AFP】前週11日のモントリオールで行われたF1第6戦・カナダGP(Canada Grand Prix 2007)で、新星ルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)が優勝したことをきっかけに、チームメイトの王者フェルナンド・アロンソ(Fernando Alonso)が不満を爆発させるなど問題を抱えていたマクラーレン・メルセデス(McLaren-Mercedes)は、内部不協和音を静めるために動いている。
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(c)AFP
チームオーダー? ロンより強行 モナコオーダー?
[解説]
シーズン序盤に「チームオーダー」?
マクラーレン(特にロン・デニス)が?
などと疑問視する向きもありましたが
過去に例(1998年開幕戦オーストラリア)がないわけではなく
アレに比べればずっと「スマート」に行われた
今回の「レース・コントロール」。でも、やっぱりバレバレ(笑)
そうまでしてアロンソを勝たせたかった…というより
ハミルトンを勝たせたくなかった真意とは何だったのでしょう?
そもそもアレは「チームオーダー」だったのでしょうか?
もっと強い「モナコオーダー」って可能性はないでしょうか?
※注意/今回の内容は、事実に基づかないフィクションです。
[雑感]
「大興奮のカナダ」も終わり、もうすぐインディアナポリス予選が…
って時にナンですが…
やっぱりどう見ても不自然だった
モナコでのマクラーレンの行動についてちょっとヒトコト。
ハミルトンの勝利を信じて疑わなかった
イギリスメディアあたりから抗議殺到。
喧々囂々にたまらずFIAも出てきて調査開始。
その結果は「そんな事、ありえないんじゃネーノ?(笑)」でした。
…過去の可能性の大小を鑑み状況的に見てどうあろうと「クロはクロ」。
「事が行われた」のは試合直後のデニスのコメントで明らか。
FIAの調査が「まず結果ありき」なのも過去の例に明らか。
別にその是非を問うつもりはまったくありません。
シロがクロになる事もクロがシロになる事も
F1では「よくある事」ですから。
◆試合直後のロン・デニスのコメント
「モータースポーツの事を考えれば、自由にレースさせたかったが、
スマートにならなければならない時があるという事さ」
【Smart】
1)(痛みなどが)ひどい、激しい(キズなどが)ヒリヒリ痛む
2)(人の行動などが)活発な、機敏な、てきぱきした、速い
3)気の利いた、賢い、利口な、才気のある
4)抜け目のない、ずるい、生意気な、如才のない
◆誰のための「オーダー」?
今回の件で一番分からないのは「オーダー」の意図。
「アロンソのモナコ2連覇を達成させるため?」
「アロンソを気分良くさせ今シーズンを頑張ってもらうため?」
「ハミルトンとアロンソのポイント差を広げさせないため?」
これがフラビオ・ブリアトーレなら「あるある」なお話。
でも、ロン・デニスにとってハミルトンは手塩にかけた「宝」。
「モナコ」で初優勝なんてこれ以上の勲章はないワケで。
あのセナが「モナコ」にこだわり続けたのも
デビュー年に「優勝」を取り上げられたトラウマのせい。
それでもロンはハミルトンを「勝たせるワケ」にはいかなかった。
その理由とは一体何なのでしょう?
まずは「モナコ」にまつわるエピソードをアレコレと…。
◆セナの「モナコ」トラウマ
天才アイルトン・セナがF1で初めて優勝に近づいたのが
デビューした年、1984年のモナコ。
豪雨の中、決行されたレースは
次々とマシン&ドライバーたちがリタイアしていく中、
1位プロストと2位セナの一騎打ちの様相を呈し始めます。
雨の苦手なプロストはどんどんペースが落ち、
一方のセナはぐんぐん差を縮めていきます。
あと数周もすればプロストに追いつき首位交替は必至…
そう思われた31周目。
競技長ジャッキー・イクスの越権的な「独断」で
赤旗&チェッカーが同時に降られ、突然のレース中止。
これによりプロストの優勝が確定します。
セナがモナコで優勝の美酒を味わうのはその3年後。
ホンダターボを得た87年まで待たなくてはなりませんでした。
◆セナの奇行
1987年、恒例のロイヤル・パーティーでの事。
セナは、F1新人の中嶋悟にこんな提案をします。
「ドレスコードを破ってパーティーに参加しよう」と。
セナと中嶋は、正装であるタキシードを着ずにラフなブレザー姿や
ジーンズスタイルで参加し、ひんしゅくを買います。
軽いいたずらのつもりが「世間知らず」のレッテルを貼られ、
イイ年して恥をかかされた中嶋にはイイ迷惑な話ですが、
セナにとってその行動は「モナコ」に対する
「ある種のアピール」ではなかったのでしょうか?
欧州人のエリオ・デ・アンジェリスやベルガーではなく、
アジア人の中嶋悟と行う事に意味がある「アピール」…。
◆ロイヤルボックスへ向けられたたシャンパン
1989年、モナコでの2勝目。
同僚プロストを破っての勝利に浮かれたセナは、
思わずシャンパンをロイヤルボックスへ向けてしまいます。
シャンパンの飛沫を浴びて逃げまどう大公ファミリー。
それを制しようと赤鬼のような物凄い形相でセナの前に立ちはだかる側近。
果たしてセナの行為は「偶発的」だったのでしょうか?
悪ビレない彼からは「意図的」な空気すら感じられるのですが…。
◆レーニエ大公への耳打ち
1994年、セナがいなくなって初めてのモナコGP。
優勝したミハエル・シューマッハへ優勝杯を渡すレーニエ大公。
その耳元へ側近の1人がこう耳打ちしたと言われます。
「やっとモナコにふさわしい優勝者が現れましたね(笑)」
レーニエ大公は、その側近を不謹慎とたしなめたられたそうです。
側近がセナを「モナコにふさわしくない」と言った意図とは
前記のようなセナの子供っぽい行動を差すのでしょうか?
それとも「別の意味」でしょうか?
◆渡されなかったキャップ
1998年の表彰式。
ロイヤルボックスの壇上へ上がる1〜3位入賞者たち。
その中でミカ・ハッキネンだけキャップをかぶっていませんでした。
ブリヂストンタイヤにとって初めての優勝。しかもワンツー。
タイヤメーカーにとってもこれ以上ない栄誉の舞台。
しかし、ブリヂストンの担当者がミカへ手渡そうとした
ロゴ入りキャップはまわりの側近によって阻まれてしまいます。
3位のアーバインはグッドイヤーのキャップをかぶっているのに…。
結局、記者会見の席でもロゴ入りキャップを渡せずじまい。
千載一遇の晴れの舞台をブリヂストンは飾る事ができませんでした。
◆差別という常識
モナコに限らず「欧米」では「差別」が当然のように存在します。
(全ての欧米人が差別意識を持っているという意味ではありません)
初めてエンジンサプライヤーとしてチャンピオンシップを手にしたホンダ。
しかし、彼らが手にしたトロフィーに「ホンダ」の名前はありませんでした。
多くの日系企業もそうした「当たり前な差別」を乗り越えて地位を築いています。
それらの多くは欧米人たちのプライドに基づく反感、
伝統や格式を守るための防衛意識、
あるいは民族的な「血」への嫌悪感かもしれません。
現代において貴族階級意識がまだ色濃く残るモナコで
特にその傾向が顕著に現れたとしてもなんら不思議はありません。
◆妄想アンダーグラウンド
華やかな場所には、必ず「影」となる世界が存在します。
小さなバチカンにさえ「アンダーグラウンド」が存在するのであれば
モナコにも当然「アンダーグラウンド」ぐらいあるはずです。
そこにはどんな「支配力」が存在するのでしょう?
「いきなり黒人がモナコで優勝するってどーよ?」
…例えば、そんな「動議」が上がり「採決」が行われます。
そこでの決定事項が「ある筋」から「ある人物」の耳に
「情報」として伝わったとしたら…どうなるのでしょう?
◆カナダ表彰台裏でのロン・デニス
私がこんな妄想を抱いたきっかけは、
カナダGPの表彰台裏の様子でした。
ロン・デニスの様子が明らかにヘンでした。
アロンソが琢磨にブチ抜かれて7位に終わった事がショック?
自分が育てた「秘蔵っ子」の初優勝ですよ。
もっと心から喜んであげても良さそうなものなのに…。
なぜかロンの表情には「申し訳なさ」がアリアリと見えたのです。
ロンが申し訳なく思わなければならない理由とは…。
モナコGP終了直後のコメントに
その理由が隠されている気がします。
「スマートにならなければならない時がある」
ロン・デニスの言う「スマートになる」の意味は
「利口になる」?「ズル賢くなる」?
それとも「痛みを伴う」でしょうか?
※注意/繰り返しますが、あくまで妄想ですので。
不幸にも真に受けて他人から「バカじゃね?」と言われても
一切関知しません。悪しからず。
カテゴリー[ マクラーレン ], コメント[0], トラックバック[0]
登録日:2007年 06月 16日 22:47:57
「佐藤琢磨、電光石火の走りカナダで復活」で一句
【6月11日 AFP】F1第6戦・カナダGP(Canada Grand Prix 2007)、決勝。
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(c)AFP/Getty Images
ハミルトン 霞ませる走り タクマジック
[解説]
ルイス・ハミルトンついに優勝!!
待ちに待った感があったのに、いざ実現するとあっけないもんです。
アレだけ荒れまくったレースでただ1人。
慌てず騒がす沈着なレース運びで無傷のポールトゥーウィン。
全盛期のミハエルを思わせる「アンタッチャブル」状態。
まあ、見所満載でお腹一杯なカナダGPでしたが、
本当のメインディッシュが最後の最後に登場。
ナンと終盤、スーパーアグリの佐藤琢磨が最高の走りを魅せてくれたのです。
久々のタクマジック。目も覚めるようなオーバーテイク!
しかも相手はトヨタのラルフ。そして、マクラーレン&王者アロンソ!?
前戦モナコでの鬱憤を一気に晴らす大活躍で望外の3ポイントまでゲット!
もう、おいしいトコ総取り。スーパーアグリ万々歳。
さぞ亜久里オーナーも笑いが止まらない事でしょう。
残された課題は、アンソニーの入賞ぐらい…ですか?
[雑感]
将来、F1史を振り返る際、2007年カナダGPが開催された6月10日は、
「若き天才ルイス・ハミルトンが初優勝を記録した日」として語られるでしょう。
しかし、1979年フランスGPがルノーターボ初優勝としてより
ジルvsアルヌーの激戦の日と記憶されるように
私たち日本人はおそらくこの日を
「琢磨がアロンソをブチ抜いた日」と永く記憶に止める事でしょう。
そんな「F1版:日本人が忘れちゃいけないあの日」をあれこれピックアップ。
◆1974年4月7日
デイリーエクスプレス・インターナショナルカップ(非選手権)
「日本人が初めてF1でレースをした日」
1973年の富士GCチャンピオン、高原敬武(22歳)が
ワークスマーチ741でレンタル参戦しました。
シルバーストーンを舞台に11台のF5000マシンも混走する全26台中、
予選14位>決勝11位というリザルトもしっかり残しています。
(「F1全史」からの受け売り情報)
彼は2年後の富士にも参戦し、3人の日本人(高原・星野・長谷見昌弘)中
最高の「9位」完走を果たします。
タイヤの摩耗をきちんと見越した走りを地道に続けた結果でした。
◆1976年10月24日 F1イン・ジャパン
F1初上陸。豪雨の決勝。ラウダのたった2周リタイア。
そしてジェームズ・ハントチャンピオン決定。
いろいろあるでしょうが、何と言ってもこの日は
「星野一義が並み居るF1レーサーたちをブチ抜いた日」
として記憶されるべき日。
「おい、お前ら。オレが後ろについたら抜かれたい方の手を上げろよ。
安全に抜いてやっからよ(笑)」(by ジョディー・シェクター)
生意気盛りな26歳の若造の一言にカチンときた29歳の星野は、
古いティレル007で最新6輪ティレルに乗るシェクターに
コース上で目にモノ見せてやります。
予選21番スタートの星野はスタートで
ガードレール際を突き抜け、一気に7位までポジションアップ。
その後もドゥパイエ、レガッツォーニ、ブランビッラ、
そして件のシェクターまで抜き去りついに3位を走ります。
この時の星野の激烈な走りに当時日本の走り屋たちはシビレまくったそうです。
(ニッポン最速男伝説!)
しかし、その後、天候回復で乾いてきた路面に交換タイヤが底をつき、
泣く泣くリタイアとなってしまいます。
◆1987年4月12日 ブラジルGP
言わずと知れた「中嶋悟デビューの日」
現代F1ならとうに引退してもおかしくない当時34歳の中嶋悟が
初めてフルエントリードライバーとして、
F1のスターティンググリッドについた日。
「本当にF1レーサーになったんだなあと思ったら涙が出てきた」と
当時の心境を語る中嶋の気持ちに多くの日本人ファンたちが思いを重ねました。
その姿はまるで
「負け戦をカクゴの上で敵陣に切り込んでいく老(←失礼)兵士」そのもの。
そんな日本人好みな悲壮感が、ふがいないレース内容でリタイアしても
「次こそは…」と多くの日本人ファンたちは希望を託し続けたのです。
◆1989年11月5日 オーストラリアGP
「初めて日本人が表彰台をリアルに感じた日」
ホンダエンジンを失い、ティレル移籍も決まった中嶋のロータスラン。
豪雨のアデレード。
上位陣が次々脱落していく中、「レイニー・ナカジマ」が本領を発揮。
前を行く3位パトレーゼ(ウィリアムズ)のすぐ背後まで近づきます。
日本中のテレビの前で「ガンバレ!あと1人。抜けー中嶋ァ!!」と
叫んだ人が何人(いや。何千…ん万?)いた事でしょう。
水しぶきがインダクションに入り、
エンジンがミスファイアしかけたために中嶋は3位取りを断念します。
◆1990年10月21日 日本GP
「日本人が初めて表彰台に立った日」
現スーパーアグリ代表鈴木亜久里が
実質的なデビュー年に母国で表彰台を獲得します。
セナ・プロスト対決のあまりにも想定外な結末に呆然とする鈴鹿の大観衆。
彼らを救ったのは、ポディウム上から振りまかれた亜久里スマイルと
苦労人ロベルト・モレノの感動の涙でした。
「ああ、先に行かれちゃったな。でも、来年はオレの方が行けると思う」
6位中嶋のコメントに涙と期待で胸を熱くしたファンも少なくなかったはずです。
◆1994年7月31日 ドイツGP
「日本人が表彰台どころか本当に優勝できるかも…
と一瞬(0.3秒ぐらい)思えた日」
この年のティレルヤマハ&片山右京には「可能性の燦めき」がありました。
予選5位の片山右京はスタートでデーモン、ミハエルをごぼう抜き。
いきなり3位へポジションアップします。
アレジのスローダウンもあり、後方のマルチクラッシュを尻目に
「2位/右京」の姿が一瞬映ります。
すぐにミハエルに抜き返されますが、
ホッケンハイムの森を単独3位でひた走る姿が5周ほど続きます。
「まあ、少なくとも表彰台は固いか…」
ちょっとガッカリしつつもまだ甘い夢を見ていた6周目。
突然、アイルトン・セナカーブでスピンしている右京の姿が飛び込んできます。
そのままピットイン、そしてリタイア。原因はスロットルトラブルでした。
2週後のハンガロリンクでも右京は5位を獲得しますが、
こちらの夢はオープニング早々の2コーナーまで。
スタートで出遅れた右京はジョーダン勢に挟まれたまま
巻き添え接触でリタイアします。
◆2004年6月20日 アメリカGP
ご存じ「日本人が実力で表彰台に上がった日」
この年の佐藤琢磨は、予選から2〜3位を取り、
決勝でもミハエルをモノともしない攻撃的な走りで可能性を感じさせました。
ただ同僚バトンのソツのない走り&確実に結果を残すスタイルと比べると
ついつい「粗雑」と捉えられがち。
ここ2年ほどの琢磨への評価は「もう終わったレーサー」
が大半だったように思われます。
それでも彼のファイティングスピリッツ溢れる走りを
忘れられないファンは世界中にいます。
今年のカナダの走りは、まさにそんなファンたちへの「プレゼント」でした。
とりあえず、日本人ドライバーに特化してのピックアップ。
ですから「ホンダ」や「ブリヂストン」などの
企業的「忘れられない日」は外しています。
しかし、「メイド・イン・ジャパン」チーム、
スーパーアグリの躍進はどこまで行っちゃうんでしょうか?
なーんて考えているうちにもう目の前の週末は、
琢磨思い出の「インディアナポリス」。
「オイオイ、またまた新しい「タクマジック」見れちゃう?」
なーんて事ワクワク期待しながら、愉しい眠れない夜を過ごしましょう。
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登録日:2007年 06月 14日 11:01:31
- プロフィール
- 斎藤モ吉
- (男)
- 福岡の片田舎でデザイナー兼ライター営業中。F1にハマったきっかけは、仕事関係で見始めた1987年のドイツGP。プロストとピケの麗しい姿に感動。
好きなレーサーは、ジル・ヴィルヌーブとアイルトン・セナ。好きなF1マシンはフェラーリ312T4。好きなF1マンガは『赤いペガサス』。好きなF1映画は『グランプリ』。好きな言葉はジル・ヴィルヌーブの『来年がやってくるってどうして言えるんだい? 』
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