2007年 06月 16日
「アロンソのモナコ2連覇に水差すつもりはないけれど…疑惑のモナコ」で一句
【6月14日 AFP】前週11日のモントリオールで行われたF1第6戦・カナダGP(Canada Grand Prix 2007)で、新星ルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)が優勝したことをきっかけに、チームメイトの王者フェルナンド・アロンソ(Fernando Alonso)が不満を爆発させるなど問題を抱えていたマクラーレン・メルセデス(McLaren-Mercedes)は、内部不協和音を静めるために動いている。
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(c)AFP
チームオーダー? ロンより強行 モナコオーダー?
[解説]
シーズン序盤に「チームオーダー」?
マクラーレン(特にロン・デニス)が?
などと疑問視する向きもありましたが
過去に例(1998年開幕戦オーストラリア)がないわけではなく
アレに比べればずっと「スマート」に行われた
今回の「レース・コントロール」。でも、やっぱりバレバレ(笑)
そうまでしてアロンソを勝たせたかった…というより
ハミルトンを勝たせたくなかった真意とは何だったのでしょう?
そもそもアレは「チームオーダー」だったのでしょうか?
もっと強い「モナコオーダー」って可能性はないでしょうか?
※注意/今回の内容は、事実に基づかないフィクションです。
[雑感]
「大興奮のカナダ」も終わり、もうすぐインディアナポリス予選が…
って時にナンですが…
やっぱりどう見ても不自然だった
モナコでのマクラーレンの行動についてちょっとヒトコト。
ハミルトンの勝利を信じて疑わなかった
イギリスメディアあたりから抗議殺到。
喧々囂々にたまらずFIAも出てきて調査開始。
その結果は「そんな事、ありえないんじゃネーノ?(笑)」でした。
…過去の可能性の大小を鑑み状況的に見てどうあろうと「クロはクロ」。
「事が行われた」のは試合直後のデニスのコメントで明らか。
FIAの調査が「まず結果ありき」なのも過去の例に明らか。
別にその是非を問うつもりはまったくありません。
シロがクロになる事もクロがシロになる事も
F1では「よくある事」ですから。
◆試合直後のロン・デニスのコメント
「モータースポーツの事を考えれば、自由にレースさせたかったが、
スマートにならなければならない時があるという事さ」
【Smart】
1)(痛みなどが)ひどい、激しい(キズなどが)ヒリヒリ痛む
2)(人の行動などが)活発な、機敏な、てきぱきした、速い
3)気の利いた、賢い、利口な、才気のある
4)抜け目のない、ずるい、生意気な、如才のない
◆誰のための「オーダー」?
今回の件で一番分からないのは「オーダー」の意図。
「アロンソのモナコ2連覇を達成させるため?」
「アロンソを気分良くさせ今シーズンを頑張ってもらうため?」
「ハミルトンとアロンソのポイント差を広げさせないため?」
これがフラビオ・ブリアトーレなら「あるある」なお話。
でも、ロン・デニスにとってハミルトンは手塩にかけた「宝」。
「モナコ」で初優勝なんてこれ以上の勲章はないワケで。
あのセナが「モナコ」にこだわり続けたのも
デビュー年に「優勝」を取り上げられたトラウマのせい。
それでもロンはハミルトンを「勝たせるワケ」にはいかなかった。
その理由とは一体何なのでしょう?
まずは「モナコ」にまつわるエピソードをアレコレと…。
◆セナの「モナコ」トラウマ
天才アイルトン・セナがF1で初めて優勝に近づいたのが
デビューした年、1984年のモナコ。
豪雨の中、決行されたレースは
次々とマシン&ドライバーたちがリタイアしていく中、
1位プロストと2位セナの一騎打ちの様相を呈し始めます。
雨の苦手なプロストはどんどんペースが落ち、
一方のセナはぐんぐん差を縮めていきます。
あと数周もすればプロストに追いつき首位交替は必至…
そう思われた31周目。
競技長ジャッキー・イクスの越権的な「独断」で
赤旗&チェッカーが同時に降られ、突然のレース中止。
これによりプロストの優勝が確定します。
セナがモナコで優勝の美酒を味わうのはその3年後。
ホンダターボを得た87年まで待たなくてはなりませんでした。
◆セナの奇行
1987年、恒例のロイヤル・パーティーでの事。
セナは、F1新人の中嶋悟にこんな提案をします。
「ドレスコードを破ってパーティーに参加しよう」と。
セナと中嶋は、正装であるタキシードを着ずにラフなブレザー姿や
ジーンズスタイルで参加し、ひんしゅくを買います。
軽いいたずらのつもりが「世間知らず」のレッテルを貼られ、
イイ年して恥をかかされた中嶋にはイイ迷惑な話ですが、
セナにとってその行動は「モナコ」に対する
「ある種のアピール」ではなかったのでしょうか?
欧州人のエリオ・デ・アンジェリスやベルガーではなく、
アジア人の中嶋悟と行う事に意味がある「アピール」…。
◆ロイヤルボックスへ向けられたたシャンパン
1989年、モナコでの2勝目。
同僚プロストを破っての勝利に浮かれたセナは、
思わずシャンパンをロイヤルボックスへ向けてしまいます。
シャンパンの飛沫を浴びて逃げまどう大公ファミリー。
それを制しようと赤鬼のような物凄い形相でセナの前に立ちはだかる側近。
果たしてセナの行為は「偶発的」だったのでしょうか?
悪ビレない彼からは「意図的」な空気すら感じられるのですが…。
◆レーニエ大公への耳打ち
1994年、セナがいなくなって初めてのモナコGP。
優勝したミハエル・シューマッハへ優勝杯を渡すレーニエ大公。
その耳元へ側近の1人がこう耳打ちしたと言われます。
「やっとモナコにふさわしい優勝者が現れましたね(笑)」
レーニエ大公は、その側近を不謹慎とたしなめたられたそうです。
側近がセナを「モナコにふさわしくない」と言った意図とは
前記のようなセナの子供っぽい行動を差すのでしょうか?
それとも「別の意味」でしょうか?
◆渡されなかったキャップ
1998年の表彰式。
ロイヤルボックスの壇上へ上がる1〜3位入賞者たち。
その中でミカ・ハッキネンだけキャップをかぶっていませんでした。
ブリヂストンタイヤにとって初めての優勝。しかもワンツー。
タイヤメーカーにとってもこれ以上ない栄誉の舞台。
しかし、ブリヂストンの担当者がミカへ手渡そうとした
ロゴ入りキャップはまわりの側近によって阻まれてしまいます。
3位のアーバインはグッドイヤーのキャップをかぶっているのに…。
結局、記者会見の席でもロゴ入りキャップを渡せずじまい。
千載一遇の晴れの舞台をブリヂストンは飾る事ができませんでした。
◆差別という常識
モナコに限らず「欧米」では「差別」が当然のように存在します。
(全ての欧米人が差別意識を持っているという意味ではありません)
初めてエンジンサプライヤーとしてチャンピオンシップを手にしたホンダ。
しかし、彼らが手にしたトロフィーに「ホンダ」の名前はありませんでした。
多くの日系企業もそうした「当たり前な差別」を乗り越えて地位を築いています。
それらの多くは欧米人たちのプライドに基づく反感、
伝統や格式を守るための防衛意識、
あるいは民族的な「血」への嫌悪感かもしれません。
現代において貴族階級意識がまだ色濃く残るモナコで
特にその傾向が顕著に現れたとしてもなんら不思議はありません。
◆妄想アンダーグラウンド
華やかな場所には、必ず「影」となる世界が存在します。
小さなバチカンにさえ「アンダーグラウンド」が存在するのであれば
モナコにも当然「アンダーグラウンド」ぐらいあるはずです。
そこにはどんな「支配力」が存在するのでしょう?
「いきなり黒人がモナコで優勝するってどーよ?」
…例えば、そんな「動議」が上がり「採決」が行われます。
そこでの決定事項が「ある筋」から「ある人物」の耳に
「情報」として伝わったとしたら…どうなるのでしょう?
◆カナダ表彰台裏でのロン・デニス
私がこんな妄想を抱いたきっかけは、
カナダGPの表彰台裏の様子でした。
ロン・デニスの様子が明らかにヘンでした。
アロンソが琢磨にブチ抜かれて7位に終わった事がショック?
自分が育てた「秘蔵っ子」の初優勝ですよ。
もっと心から喜んであげても良さそうなものなのに…。
なぜかロンの表情には「申し訳なさ」がアリアリと見えたのです。
ロンが申し訳なく思わなければならない理由とは…。
モナコGP終了直後のコメントに
その理由が隠されている気がします。
「スマートにならなければならない時がある」
ロン・デニスの言う「スマートになる」の意味は
「利口になる」?「ズル賢くなる」?
それとも「痛みを伴う」でしょうか?
※注意/繰り返しますが、あくまで妄想ですので。
不幸にも真に受けて他人から「バカじゃね?」と言われても
一切関知しません。悪しからず。
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登録日:2007年 06月 16日 22:47:57
- プロフィール
- 斎藤モ吉
- (男)
- 福岡の片田舎でデザイナー兼ライター営業中。F1にハマったきっかけは、仕事関係で見始めた1987年のドイツGP。プロストとピケの麗しい姿に感動。
好きなレーサーは、ジル・ヴィルヌーブとアイルトン・セナ。好きなF1マシンはフェラーリ312T4。好きなF1マンガは『赤いペガサス』。好きなF1映画は『グランプリ』。好きな言葉はジル・ヴィルヌーブの『来年がやってくるってどうして言えるんだい? 』
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