2007年 10月 20日
「父親と全然違うタイプの一貴の走り」で一句
【10月10日 AFP】F1世界選手権2007年シーズン最終戦のブラジルGP(Brazilian Grand Prix 2007)で初のF1参戦を果たす中嶋一貴(Kazuki Nakajima)は、同GPに全力を尽くすと意気込みを語った。
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(c)AFP
父・悟 息子の走りも 自虐ネタ
なんともはや、こんなに早く「その日」が訪れようとは…。
中嶋一貴がウィリアムズからついにデビュー。
F1で、どんな走りを見せてくれるか?実に楽しみです。
そんな一貴の走りっぷりを垣間見られるのが「GP2」なんだけど…
CSでつい最近あった放送はハンガリー戦。
ハンガロリンクと言えば、思い出します。
ハミルトンとアロンソが予選中のピットストップでモメましたね。
わがままアロンソとマクラーレン。完全決裂してしまった今となっては…
思わず遠い目になってしまいそなぐらい“昔話”に思えます。
この後のイスタンブール、モンツァ、スパ戦はまだ未放送。
一貴がポールポジションを獲った最終戦バレンシアもとっくに終わり、
GP2チャンピオンはティモ・グロックに決定したというのに…。
ちょっとタイムラグあり過ぎじゃないでしょうか?
CSフジさん、とっとと早く放送してください。
このハンガリ一戦には、父・中嶋悟も現地入り。
その時の様子が、日本GP前の特番で放送されてました。
一貴は、このハンガロリンクでの2位が年間ベストリザルト。
そんな一戦をちょっと振り返ってみましょう。
「GP2」の予備知識を知りたい人は↓まずコチラをどうぞ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/GP2
◆レース1
同僚のラピエールに予選で0.06秒差で勝ち、8番手スタートの一貴。
新人ブエミのエンストで仕切り直されたスタート2回目。
走り出し順調でそのままピット制限解除となる2周目直後にピットイン。
義務づけられたタイヤ交換を早めに済ませます。
早めのピットインで一端後方まで下がり、そこからクリアラップを重ね、
上位陣がピットインした頃にはトップ位置まで上がるという作戦。
この作戦がドンピシャで決まります。
トップを行くキャロルと一貴の差は、
ピットインで逆転できるほど縮まります。
ところが!「一貴優勝」が見えてきた12周目。
ホームストレート前で3台が絡む大クラッシュ。
セーフティーカー入り。全コース上での追い抜き禁止。
それでも普通に走っていれば、トップに立てていたはずでした…。
ところが一貴の前を行くインド人レーサーのチャンドックは、
何を勘違いしたのか異常なまでゆったりとスロー走行。
これが一貴に災いし、むざむざキャロルにアタマを抑えられる形に。
その後、タイヤのグリップ低下でキャロルに届かず2位フィニッシュ。
それでも難敵ツーバールを押さえ込んで勝ち取った価値ある2位でした。
◆レース2
リバースグリッド(レース1の1位から8位までが順位を逆転させる)により
レース1で2位だった一貴は、7番グリッドからのスタートになります。
しかし、スタートダッシュで、後ろのアダム・キャロルにパスされます。
さらに2周目。前のツーバールに気を取られ過ぎたのか?
ターン13で一瞬のスキをつかれ、グロック、パンターノ2台にもパス。
順位を10番手にまで落としてしまいます。
7周目のターン1。前を押さえられたパンターノを果敢に攻める一貴。
サイドバイサイドの競り合いのままガルシアをパスして9位にアップ。
12周目のターン1。パンターノをアウト側から攻めようとしますが、
コーナー出口でエスケープゾーンへと押し出されてしまいます。
13周目のターン1。今度はインから攻める一貴。
仕返しとばかりにパンターノを接触しながらアウトへ押し出します。
これでパンターノを攻め落とし8位にアップ。
15周目ç。首位から転落してきたザウグを得意なアウトから仕掛けます。
しかし、無情にも扉を閉められ右フロントホイールが接触。
16周目のターン1。今度はクロスラインで攻めようとします。
コーナーの入口ではアウト側から、立ち上がりではイン側から。
しかし、しぶといザウグはスキを見せません。
焦った一貴は、ターン3手前でイン側の芝生に乗り上げながら特攻。
しかし、これはさすがにやり過ぎでした。
止まれずにザウグと激しくぶつかった一貴は、順位を9位まで落としてしまいます。
ザウグは、ピットまで戻るもののリタイア。
当然、一貴の走行が「危険行為」として審議の対象となります。
明らかにハンドリングがおかしくなった一貴。
18周目には因縁のパンターノにもあっさりパスされ10位に。
20周目にはピットスルーペナルティーで最下位まで転落してしまいます。
21周目。ピットイン。右フロント、タイロッド破損を発見しリタイア。
一貴の後ろからスタートしたアダム・キャロルは、
クレバーな走りを展開し、2位表彰台を獲得しています。
◆父のひとこと
実は、前述の中嶋悟特番の中でこんなシーンが紹介されています。
どこかのモーターホームで息子・一貴の走りをテレビ観戦する父・悟。
2位が決定した瞬間に「よっしゃ!」と喜ぶ父。
表彰台下でも嬉しそうな顔で息子の姿を見上げている。
その後、パドック裏で待ちかまえていた父。やって来た息子にかけた言葉は
「もう一歩だったね」だった。そして、こう続ける。
「まあ、“もう一歩”ってのは、中嶋家の家系みたいなもんだな」と。
それを聞いた一貴、ややムッとした感じで
「家系じゃしょうがないよね。俺のせいじゃないし…」と言い返す。
なんだかなあ(笑)父・悟も正直「よく頑張った」って言ってやればいいのに。
おそらく「家系うんぬん」は、彼一流の自虐発言なんだろうけど。
息子・一貴は、父親のそんな態度にやや反感アリなのかも。
「俺は、《納豆走法》なんて言われたくない!」とかね。
レース2で見せた一貴の異様な「ツッコミ加減」。
きっとアレは、父の《ひとこと》に対する反発なんじゃないの?…って気がした。
まあ、少なくとも一貴の走りならテレビの前で
「ほら早く抜けよ〜ナカジマ〜」なんてジリジリする事はなさそうです。
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登録日:2007年 10月 20日 03:09:22
- プロフィール
- 斎藤モ吉
- (男)
- 福岡の片田舎でデザイナー兼ライター営業中。F1にハマったきっかけは、仕事関係で見始めた1987年のドイツGP。プロストとピケの麗しい姿に感動。
好きなレーサーは、ジル・ヴィルヌーブとアイルトン・セナ。好きなF1マシンはフェラーリ312T4。好きなF1マンガは『赤いペガサス』。好きなF1映画は『グランプリ』。好きな言葉はジル・ヴィルヌーブの『来年がやってくるってどうして言えるんだい? 』
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