「ウィリアムズが一貴を気に入った?」で一句

<07 F1>バレンシアテスト・2日目、ブルツ トップタイムをマーク - スペイン

【バレンシア/スペイン 20日 AFP】F1、バレンシアテスト・2日目。ウィリアムズ(Williams)のアレキサンダー・ブルツ(Alexander Wurz)は、新車「FW29」で85周を走行し、トップとなるベストラップ1分11秒614をマークした。(c)AFP/JOSE JORDAN

AFPBB News


飼い殺し だけは止めてネ フランクさん

[解説]
トヨタの木下TMG副社長の話(「F1GPニュース」より)によれば、中嶋一貴クンかなりウィリアムズに気に入られているらしいです。
「彼は素晴らしい。このままちゃんと育てたいから、今年トヨタから下手にスポット参戦とかさせるなよ」とクギを刺されたというお話。開幕戦までにその旨の申し合わせ事項を正式に書面にして交わすと言うから、単なるリップサービスではないようです。
中嶋選手のロングランテストを重ねてもラップタイムにブレがなく、タフで正確無比なドライビングスタイルがテストチームから絶賛されているとか。速く、しかもマシンを壊さない冷静さ。後はもっと他人を押しのけるぐらいの「性格の悪さがあれば完璧」とおっしゃるフランクさん。
でも彼に流れてるのは『中嶋悟』の血だから…そのヘンはどうでしょう?

[雑感]
しかし、中嶋一貴、平手晃平、小林可夢偉とも、なかなかいい感じで育ってきています。それもすべてトヨタのおかげ。若手ドライバー育成プログラムTDPの撒いたタネがここにきて一気に花開いた感があります。そこでトヨタも今年あたりはぜひひと花咲かせてほしいところですが…そのヘンはどうでしょう?

◆2年越しの実現
ウィリアムズがトヨタにラブコールを送ってきたのは2年前。BMWとの関係に亀裂が生じ始めた頃です。勝てないシーズンを重ねていながら、今季も安定したスポンサーを複数年確保できているのもたぶん「トヨタ」ブランドのおかげです。だから、ウィリアムズはこのトヨタとの協力関係は大切にしたいはずです。

◆難しいシーズン
しかし、今年のウィリアムズとトヨタに勝ち目はあるのでしょうか?
その目安となる合同テストが年明けからこちら「バレンシア」「ヘレス」「バルセロナ」「バーレーン」で開かれました。しかし、その結果は《フェラーリの独走-そしてマクラーレンとルノー-その後ろにBMW》という感じで残りのチームはドングリの背比べ状態というのが一般的な観測。
トヨタもバレンシアでは絶好調を思わせたものの後半は尻すぼみ状態。特にラルフの不調ぶりは深刻。すでに来季へのチーム移籍の方に気が行ってるのかも…。

◆最終調整終了?
先週8-9日の2日間、トヨタはヘレスでプライベートテストを敢行します。
ここでヤーノ・トゥルーリが1日目に112周をこなして1'19''710のタイムを記録します。これは1ヶ月前のヘレス合同テストでフェリペ・マッサ(フェラーリ)が記録したトップタイム1'19''746を上回るもの。しかし、ラルフのタイムは83周で1'20''389止まり。これは前回2月の合同テストタイムで彼自身の記録をコンマ2秒上回ったに過ぎませんでした。↓
http://www.autosport.com/news/report.php/id/57111

2日目には、ラルフが60周を走り1'19''519と前日のトゥルーリのタイムを上回りますが、トゥルーリはなんと123周をこなし、1'18''589というスーパーベストラップを叩き出します。これは12月にマクラーレンのルイス・ハミルトンがMP4/21と2007年版ブリジストンタイヤで出したコースレコード1'18''689を(木下さんの談によれば《軽く》走って)上回っています。↓
http://www.autosport.com/news/report.php/id/57143

トゥルーリもマシンの仕上がりに満足しているとの事。この結果を受けて、トヨタ陣営には安心ムードが漂っていますが…はたしてメルボルンではどんな結果が待ち受けているのでしょう?
それより気になるのはラルフ。来季のチーム移籍(噂では《赤ウシ》主力チームとか…)もチラホラ。ウィリアムズでの最後のシーズンを思わせる雰囲気を感じます。それがトヨタチームの足を引っ張らなければ良いのですが…。

◆タイヤ・ワンメイクの影響
各チームともにかなり苦心しているのが2007年度版ブリジストンタイヤ。
フロントタイヤに比べてリアタイヤのトラクションが弱く、しかもタレやすい性格のために曲がりにくいアンダーステア傾向が強く出るとの事。そこはブリジストンに関しては最も関わりの深かったフェラーリ&マッサが一番早くその性質に適応し、それがシーズン・オフテストでの好結果につながっているようです。
アンダー傾向のタイヤと上手くつきあえるマシン&ドライバーだけが今シーズンを生き残れるようです。

◆エンジン&タイヤ制限で変わる金曜・土曜
去年までのワンエンジン2レース使用がやや緩和され、金曜日のプラクティス(フリー走行)1-2では新しいエンジンが自由に使えます。土曜日のP3からは去年同様に2レース使用エンジンに戻りますが、タイヤ本数から使用コース、走行距離数など何かとテスト制限が厳しいためにテストメニューがこなせないチームにとって金曜日は貴重なテストデーに充てる事が出来ます。どうせ金曜日に使える4セット(本命タイヤ2セット&オプションタイヤ2セット)は当日のみ使い切り。たとえ未使用でもブリジストンに返還しないといけないので、金曜日はタイヤとエンジンが擦り切れるまで走ろうとするチームが増えそうです。
土曜日は午前中に10セット(本命・オプション各5セットずつ)が配られ、プラクティス3が終了後に本命・オプション各1セットを返還。残った8セットで土曜日午後の予選&日曜日の決勝を戦う事になります。
しかも、決勝中に必ず本命・オプション両方のセットを使わないといけない規定があるためにレース中のタイヤ交換の組み合わせにチームは頭を悩ます事でしょう。
(ただし、昔セナがよくやっていたソフト&ハードタイヤを左右組み合わせる使い方はできません。交換するタイヤは全て同じスペックで揃えないといけません)

◆とにかくコースを走れ!
何故こんな面倒くさいレギュレーションを導入したかといえば、走り惜しみを防止するためです。金曜・土曜のフリー走行に活気を取り戻し、もっとサーキットに来るお客を増やしたいからでしょう。これはこれでなかなかいいアイデアだと思います。ただし、サードドライバーたちが活躍する金曜日の熱い走り(特に中嶋一貴とネルシーニョ)がテレビでも見られたらいいのですが…。

◆テーマソングが変わる!
すぽるとでも紹介されていましたが、今年からまたオープニングテーマソングが変わります。長親しまれた「トゥルース」に取って代わるのは、英国の人気ロックグループ、クィーンのブライアン・メイによるFLASH's Theme 2007 High-octane MIX」(邦題:フラッシュ〜伝説のヒーロー〜ハイオク・ミックス)だそうです。「フラッシュ!アアア〜〜」ってヤツですね。どうでしょうか?格好良くなるんでしょうか?これも週末のお楽しみです。
(今回の内容はほとんどフジ721「F1GPニュース」開幕直前スペシャルから頂きました)http://www.fujitvcs.jp/index.html

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登録日:2007年 03月 13日 03:31:29

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プロフィール
斎藤モ吉
(男)
福岡の片田舎でデザイナー兼ライター営業中。F1にハマったきっかけは、仕事関係で見始めた1987年のドイツGP。プロストとピケの麗しい姿に感動。
好きなレーサーは、ジル・ヴィルヌーブとアイルトン・セナ。好きなF1マシンはフェラーリ312T4。好きなF1マンガは『赤いペガサス』。好きなF1映画は『グランプリ』。好きな言葉はジル・ヴィルヌーブの『来年がやってくるってどうして言えるんだい? 』
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