「バーレーンで泣いた人たち」で一句

<07 F1・第3戦 バーレーンGP>決勝、佐藤琢磨 エンジントラブルでリタイアに終わる - バーレーン

【マナーマ/バーレーン 15日 AFP】F1・2007年シーズン第3戦・バーレーンGP(Bahrain Grand Prix 2007)、決勝。17番グリッドからスタートしスーパーアグリ(Super Aguri)の佐藤琢磨(Takuma Sato)は、34周を走行しエンジントラブルのためリタイアに終わった。(c)AFP/DAMIEN MEYER

AFPBB News


蜃気楼 浮かんで消えた 笑みと月

[解説]
オープニングラップでしょうか?下位グループの激闘の様を伝えるイイ写真です。
3つの予選セッションでも脱落していく組の差はほぼ1秒以内という熾烈な争い。
まさにこのショットが象徴するように、各チーム団子状態。
近年稀に見る実力伯仲のシーズンなのです。
だからこそ、わずかなツキとチャンスを手にした者が勝者として
歓喜の笑みを我がモノとできるのです。
そして、敗者は砂を噛むような思いでサーキットを後にします。
この写真の中でフィニッシュまで生き残ったのは2人。
しかも彼らも限りなく敗者に近く、歓喜にはほど遠いゴールでした。

[雑感]
2強と呼ばれるフェラーリとマクラーレンの実力は接近しています。
彼らになんとかついて行けている唯一のチームがBMW。
レースで歓喜を味わえているのはこの3チームぐらい。
残りの8チームは、毎レース互いにしのぎを削りながら
なんとかおこぼれの1〜2ポイントを得ようとアクセクするばかり。
開幕前には明るく見えたはずのシーズンへの夢がどんどん現実味を帯びて、
小さくなり逆に課題が重くのしかかってきています。
特に「ホンダ」「ルノー」「ウィリアムズ」の3チームは、
「心底ガッカリ」するようなレースが続いています。

◆輝きの消えたバトン
去年のハンガリーで見せたバトンの輝きは何処へ。
新人ハミルトンの活躍で母国メディアからも「過去の人」扱い。
今シーズンはスタート失敗が目立ちます。バーレーンでも抜かれたクルサードにひっかかりスピン。
同僚バリチェロともにノーポイントですが、レースリザルトがあまりに悪いです。

◆やる気が見えないラルフ
どうなんでしょう?トヨタの環境に飽きてきたのか?
それとも「F1」自体に飽きてきているのでしょうか?レースしていて楽しそうに見えません。
同僚トゥルーリの活躍ばかりに周りの目が集中して、彼の存在すら忘れ去られそうなカンジです。

◆やる気カラ回り気味コバライネン
本来、新人ドライバーなんてのは大抵彼みたいなモンなんです。
ハミルトンが異常に完成され過ぎているだけ…なんですけどね。
つい比べてしまい、荒削りというよりトッ散らかった印象を受けてしまうコバライネン。
マシンとの相性もあったでしょうが、ここに来てやっと落ち着きを取り戻しつつあります。
しかし、バーレーンでは1回目のピットイン後に「ブルツ&ロズベルグ」のウィリアムズコンビに前を塞がれてしまったのが身の不運だった?

◆焦りが裏目ロズベルグ
なんだかコースアウトばかりの印象が強かったロズベルグ。同僚に突っ込みすぎてあわや同士討ちになりかけるは、コースアウトするは、おかげでクルサードにまんまとパスされるはと実に散々なレースでした。その後もコバライネンと接触してコースオフしたり、トゥルーリに突っ込みかけてオーバーランしたりとドタバタ続き。おそらくハミルトンの活躍を意識して、なんとか良いトコロを見せたいという焦りがあったのかも…しかし、それが裏目となり怖いフランクさんとパトリックさんの通信簿に減点が増えてしまいました。

◆ホンダ不調のあおり?スーパーアグリ
ここ最近見たことがないほど派手に白煙を巻き上げてエンジンがブローアップした佐藤琢磨のSA07。
そして、残りわずか6周で同僚アンソニー・デビッドソンも同じ症状でリタイア。
2レース目というならまだしも1レース目で…。ホンダ本店が絶不調だからカスタマーエンジン方面まで手が回らず、あおりを食っちゃったんでしょうか?アンソニーの調子が上り調子なのが救い?反対に琢磨の調子がいまひとつなのが気になるところ。

◆トンネルの出口が見えないホンダ
実は金曜プラクティス中にすでにエンジンを一基ブローさせていたバトン&ホンダ。
スーパーアグリを襲ったトラブルの予兆は出ていたのです。
あれこれモディファイは続けられているようですが、予選でQ2が精一杯という状況に変化なし。
決勝レースもポイント獲得の可能性は微塵も感じられません。
中本TDは「不振の原因究明は60%」と語っていますが、言い換えるなら半分近く「どこが悪いんだか分かんない」って意味ですよね…。ツライなあ〜。

あまりのマシンの出来の悪さにうんざりしたドライバーから「プロらしくない」なんて言うホンダ批判が上がってるらしいのですが…昔から誰もが「絶対不可能」という領域にムチャを承知で挑戦する「プロらしくない」デタラメさあってこそのホンダなんじゃないの?って私なんかは思うんですが。
誰かがやった後の安全圏をただサル真似して入賞狙いなんて、それこそ「ホンダ」じゃないと思います。だからガンバレ!ホンダ。

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登録日:2007年 04月 30日 23:33:45

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プロフィール
斎藤モ吉
(男)
福岡の片田舎でデザイナー兼ライター営業中。F1にハマったきっかけは、仕事関係で見始めた1987年のドイツGP。プロストとピケの麗しい姿に感動。
好きなレーサーは、ジル・ヴィルヌーブとアイルトン・セナ。好きなF1マシンはフェラーリ312T4。好きなF1マンガは『赤いペガサス』。好きなF1映画は『グランプリ』。好きな言葉はジル・ヴィルヌーブの『来年がやってくるってどうして言えるんだい? 』
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