プレミア誤審!リバプール、チェルシーに勝ち点を奪われる!

スタイルズ主審 誤審をリバプールに謝罪

【8月21日 AFP】サッカー、07-08イングランド・プレミアリーグ・第3節のリバプール(Liverpool)とチェルシー(Chelsea)の試合で主審を務めたロブ・スタイルズ(Rob Styles)氏は20日、チェルシーにPKを与えたのは誤審だったと認めリバプールに謝罪した。
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(c)AFP

AFPBB News


リバプール(Liverpool)対チェルシー(Chelsea)で存在しないPKを与えてしまったスタイルズ(Styles)主審はミスを認め、謝罪しました。

Sky Sportsの記事:謝罪コメント

1-0でホームのリバプールがリードしていた状況で、リバプールのスティーブ・フィナン(Steve Finnan)はチェルシーのフロラン・マルダ(Florent Malouda)に触れてもいないのに、笛が吹かれてしまいました。このPKが62分に決まって、試合は1-1のまま終了。優勝を狙うチームにとっては直接対決は重要ですし、特にプレミアでは各クラブのチーム力の差が著しいため、致命的なことになってしまいかねません。

フットボールファンにとって、もっともすっきりしない出来事の1つは誤審ではないでしょうか。敗北よりも悲しいこともあります。ましてや、ひいきチームが誤審で敗れてしまってはもっと悔しくて仕方がないことでしょう。

ダービーマッチなどのいわゆるライバルチーム同士の対戦では、ライバルが最高に悔しい思いをするような勝ち方が最高だと言う考えはよく聞きます。逆転勝ち、ロスタイムの決勝点、PKやオウンゴールによる決勝点、そして誤審。

インテンショナルファウル、ダイビング行為や時間稼ぎなどいわゆるマリーシアとして紹介される要素もフットボールに欠かせないと考えられている一つですが、嫌う人も多いのではないでしょうか。特にスポーツとしてのフェアプレーを意識するイングランド、それに北欧やドイツなどはラテン系に比べて、スポーツマンシップ的な考えから、激しく糾弾されることが多いように感じます。

どこまで汚いプレーを許せるかは、人それぞれだと思いますが、日本ではどちらかといえば正々堂々的な考えが大半だと感じます。

一般的にビッグクラブに有利な笛が吹かれると小さなクラブから批判の声がよくあがります。ビッグクラブに不利な笛を吹いた場合、しかも試合を左右する決定的な判定だった場合、メディアでより大きく取り上げられ、痛烈に批判されます。支持層の数からいっても、ビッグクラブに逆らってはより多くの人間に恨まれることになるでしょう。

ただ、それだけ有利なはずのビッグクラブのファンでも納得のいかない審判がらみの出来事はたくさんあります。自分が長年応援しているバルサを例にあげると、何シーズンか前のチャンピオンズのチェルシー戦は最悪でしたし、昨季のカンプノウでのレアル・マドリー(Real Madrid)戦もひどかったです。

決勝トーナメント1回戦のチェルシー戦でスタンフォード・ブリッジに乗り込んだバルサは、ジョン・テリー(John Terry)にヘディングを決められ敗れました(ファーストレグ2-1、セカンドレグ2-4)。GKのビクトル・バルデス(Víctor Valdes)はシュートに飛びつけませんでした。当然です。チェルシーのリカルド・カルバーリョ(Ricardo Calvalho)に羽交い絞めにされていたのですから。

2004-05チャンピオンズ決勝トーナメント1回戦セカンドレグ、チェルシーvsバルセロナ
残念ながら、わかりやすい映像は見当たりませんでした。バルデスの後ろの背後霊みたいなのがカルバーリョです(苦笑)。ただ、試合自体は最高クラスの楽しいものでしたし、ロナウジーニョのゴールは歴史に残る名ゴールでした。

昨季のカンプノウの決戦はバルサが土壇場にメッシ(Messi)がハットトリックを達成し、3-3の引き分けに終わっていますが、のちにマドリーの選手が優勝のポイントだったと振り返るほどの重要な試合でした。この試合は誰がどう観てもバルサが圧倒していました。前半にオレゲール(Oleguer)が退場させられるまでは・・・。オレゲールは2枚の警告で退場させられましたが、その1枚目はグティ(Guti)のお芝居によるものでした。そして、両チームは最後に同勝ち点で並んだものの、直接対決の成績がよかったマドリーが最終節で優勝・・・。

2006-07リーガ、バルサvsマドリー(マドリー2点目がPK)

バルサでこれですから、小さなクラブのファンなら、もっと心的被害を受けているはずです。

それでも誤審がなくなることなんてありえません。ミスのない人間なんていません。それに選手が巧妙にお芝居をするのですから、だまされても無理のないことです。世界一のレフェリーとして名高かったスキンヘッドのイタリア人ピエルルイジ・コッリーナ(Pierluigi Collina)さえ、最悪なミスをしています。前述のチェルシー戦の主審はこの人でしたから・・・。著書が日本語訳で出るなど日本でも人気がありますが、バルサファンの人気はあまりないでしょう。

バルサがチャンピオンズでカンプノウでマドリー(当時は銀河系軍団)に敗れたときもコッリーナ主審でした。仕事の内容や結果はまともなものに思えましたが(悔しいですが)、試合の数日前にマドリッドでラウールやジダンらとアディダスのCM撮影に参加していたと問題になっていたので、釈然としませんでした。

個人的には審判のレベルアップとピッチ上の俳優さんたちになんらかの対策を施すべきだと考えています。でも、判断が難しいのもたしかです。ビデオの導入を望む声もありますが、自分としてはあいまいな部分も魅力の1つだし、なによりフットボールの試合の魅力的な流れが断ち切られてしまいます。(追記:今季のSPLでダイビングにのみビデオが実施とか)

そもそも厳密にルールを適用するのはフットボールの主審の仕事ではないはずです。日本では主審のジャッジと誤用されることがあるように、誤解が生じているように感じます。主審は英語でreferee。手持ちのオクスフォードによると、

referee: the official person in sports such as football who controls the match and prevents players from breaking the rules.

(訳)フットボールといったスポーツで試合をコントロールし、選手がルールを破らないようにする人

とあります。有罪か無罪かを判断(judge)するのではなく、試合をコントロールするのが仕事なのです。自分も試合をうまくコントロールし、つぶさない主審がいいレフェリーだと思います。

それにしてもプレミアの誤審問題は心配です。もともとフットボール文化としてダイビングを許さない環境だったところに、海外の選手がどんどん進出し、ロッベン(Robben)やクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)が、コロコロ倒れているわけですから・・・。

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登録日:2007年 08月 21日 23:07:53

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