新生マグパイズ、今年は期待できるか

新生ニューカッスル・ユナイテッド(Newcastle United)はここまでの4試合で2勝2分の勝ち点8といまだ無敗です。勝ち点10で並ぶトップ4(リバプール、アーセナル、エバートン、チェルシー)に迫っています。

名伯楽サー・ボビー・ロブソン(Sir Bobby Robson)時代はわくわくするような攻撃的フットボールで2002-03シーズンこそ3位に食い込む活躍をみせていましたが、その後は毎年順位表の下のほうでくすぶったまま、期待を裏切ってきました。

ちなみにプレミアシップ最高位はケビン・キーガン(Kevin Keegan)時代、1995-96シーズンの2位です。

もっと最近のファンにとっては映画『GOAL!』(第1部)で主人公サンティアゴが入団するクラブとして有名かもしれません。映画の中ではニューカッスルの街にフットボールクラブはただ1つなんて説明されていたかと思います。

実際にニューカッスル・ユナイテッド以外にはプロリーグ(5番目のカテゴリ以下がノンリーグ)に所属しているクラブはないようで、街中の人気を集めているそうです。イングランド北部にある屈指の名門でライバルは同じタインアンドウィア(Tyne and Wear)州にあるサンダーランド(Sunderland)です。

今年のマグパイズ(The Magpies:カササギ)は期待できるかもしれません。

ニューカッスルは今年オーナーが変わっています。前チェアマンのフレディー・シェパード(Freddie Shepherd)サー・ジョン・ホール(Sir John Hall)から、企業家のマイク・アシュリー(Mike Ashley)が1億3400万ポンドで買収したのです。昨今はやっている外国人オーナーではなく、イングランド人。Sunday Times Rich Listによると資産額19億ポンド、英国で25番目の金持ちだそうです。ちなみにチェルシーのロマン・アブラモビッチ(Roman Abramovich / Рома́н Абрамо́вич)は108億ポンドで2位。

昨季終了間際、長年率いたボルトンを電撃辞任したサム・アラダイス(Sam Allardyce)はドイツワールドカップ終了後のイングランド代表候補に挙がったほどの人物でチームづくりに定評があります。

まず、ビッグサム(Big Sam)は契約の満了した選手を次々に放出。タイタス・ブランブル(Titus Bramble)とアントワーヌ・シビエルスキ(Antoine Sibierski)はウィガン(Wigan)、クレイグ・ムーア(Craig Moore)はクイーンズランド(Queensland)へ移籍。ローンの終了したオグチ・オニェウ(Oguchi Onyewu)はスタンダール・リエージュ(Standard de Liège)に復帰しました。オリビエ・ベルナール(Olivier Bernard)とパベル・スルニチェク(Pavel Srníček)はまだ次のクラブが見つかっていません。MFシビエルスキとGKスルニチェク以外は全員DFです。

ほかにもビッグ・サムはアラン・オブライエン(Alan O’Brien)をスコットランドのハイバーニアン(Hibernian)、スコット・パーカー(Scott Parker)とキーロン・ダイアー(Kieron Dyer)をウエストハム(West Ham))に売却。アルベール・ルケ(Albert Luque)はアヤックス(Ajax)にいっています。

そういえば、ダイアーは移籍10日後のカーリングカップ(Carling Cup)のブリストル・ローバーズ(Bristol Rovers)戦で重傷。むかしのガリシアダービーのマヌエル・パブロ(Manuel Pabro)のようにタックルを受けて右足がくの字に曲がってしまったとかで全治7、8ヶ月。気の毒です。

新戦力をみてみると、シティから問題児のMFジョーイ・バートン(Joey Barton)、ユナイテッドからFWアラン・スミス(Alan Smith)の2人のイングランド代表選手を獲得。

フリートランスファーではボロからマーク・ビドゥカ(Mark Viduka)、チェルシーからジェレミ(Geremi)、リヨンからカサパ(Caçapa)を補強。

とくに中盤がないと揶揄されるビッグサムのロングボール戦術ではビドゥカが大きな役割を果たしそう。ジェレミはキャプテンに任命されています。

メンバーを大量に放出したDFではPSGからダビド・ロゼフナル(David Rozehnal)、ビジャレアル(Villarreal)からホセ・エンリケ(José Enrique)、移籍期限日にはボルトンのアブドゥライ・ファイ(Abdoulaye Faye)、マルセイユ(Marceille)のハビブ・バイ(Habib Beye)とセネガル代表DFをセットで加え、DFの頭数をそろえました。

これに加えて、マイクル・オーウェン(Michael Owen)、ダミアン・ダフ(Damien Duff)、オバフェミ・マーティンズ(Obafemi Martins)、シェイ・ギブン(Shay Given)らがいるので、なかなか強いチームになりそうです。

トゥーンアーミー(Toon Army:ニューカッスルサポーター)のインターネットの書き込みなんかをみてみても、ほとんどが満足しているとか、悪くないね、みたいで今年こそ・・・といった感じでしょうか。

ただ、ダフは復帰が11月だし、たとえ結果を残してもボルトンのようなロングボール戦術だと個人的にわくわくできなそうなので複雑な気分だったりします。

まあ、『GOAL!』を観て、思い入れのわいたサンティアゴが次回作でレアル・マドリー(Real Madrid)にいくというほうが、バルサファンの自分としてはもっと複雑な気分なんですが・・・。『GOAL!2』の日本での上映があっというまに終わってしまったのも舞台が悪かったんじゃないかとうがった見方をしてしまいます。

カテゴリー[ イングランド ], コメント[2], トラックバック[0]
登録日:2007年 09月 03日 21:33:16

コメント

プレミアリーグ移行後のニューカッスルの最高順位は2位だったと思うんですが・・・

通りすがり @ 2007年 09月 05日 22:27:09

ご指摘ありがとうございます。
間違えていた箇所を書き改めました。

1993-94、2002-03の3位と勘違いしていましたが、1995-96に2位がありました。

Sho @ 2007年 09月 07日 18:23:20

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Sho
H.N.クレマ・カタラナでたまにバルサ系サイトに出没。バルサファンで、好きな選手はロナルト・クーマン。ほかにひいきの選手はドラガン・ストイコビッチ、シュテフィ・グラフ(テニス)、パウ・ガソル(バスケ)、ガブリなど。
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