スパーズ、真価が問われるノースロンドンダービー

15日のプレミアシップの注目試合にはなんといってもノースロンドンダービー(North London Derby)でしょう。ノースロンドンを本拠地にするトッテナム(Tottenham)とアーセナル(Arsenal)の対戦はともにイングランドを代表する名門クラブ同士だけに盛り上がる一戦です。

基本的に隣町や同じ町のチームとは激しいライバル関係にあるもの。ロンドンには多くのクラブがあるため、ウェストロンドンダービー(West London Derby)ではフラム(Fulham)、チェルシー(Chelsea)、QPR(Queens Park Rangers)、イーストロンドンダービー(East London Derby)ではウェストハム(West Ham)とミルウォール(Millwall)がいわゆるローカルライバルの関係にあります。

90年代からプレミアシップの覇権を争っていたアーセナルに比べるとトッテナムは影が薄いかもしれません。バルサファンの自分からみれば、リネカー(Gary Lineker)を売ったクラブというイメージが一番強いです。実際、リネカー在籍時にFAカップ(1991)で優勝してからは99年のリーグカップぐらいしかタイトルを獲得していませんし、最後のリーグ優勝は50年近くも前です。

しかも、ノースロンドンダービーでは、スパーズ(Spurs=トッテナム)8年間も勝ってないそうなので、第2集団を抜けきれないのもそのせいかもしれませんね。

ベンゲル以前は1-0が代名詞だったライバルの守備的なスタイルをからかっていたスパーズサポーターですが、アーセナルには攻撃的なスタイルのお株を奪われてタイトルを獲得されてしまったり、スパーズの守備の要キャンベル(Sol Campbell)を引き抜かれたり・・・。キャンベル引き抜きはフィーゴに裏切られた翌年だったのでスパーズには同情したものです。

さらにはチャンピオンズリーグの出場権のかかった2005-06シーズンのプレミア最終戦ウェストハム戦直前にレギュラー7人を含む10数人が食中毒にかかり、延期の申し出も却下され敗戦。しかもアーセナルに出場権をかっさわれて、毒を盛られたなんてささやかれるほど気の毒な目にあわされています。

個人的にはアンリ(Tierry Henry)が抜け、プレミアの4強からガナーズ(Gunners=アーセナル)は外れたと考えていましたが、4試合で3勝1分の2位と頑張っています。

今年の春にはFAの副チェアマンも務めたデイン(David Dein)副会長が理事会のほかのメンバーと対立してガナーズを去っています。さらに同氏との親交が扱ったベンゲル監督の契約が残り1年のまま更新されておらず、今後のクラブ経営が不透明だったため、おそらく今夏の補強戦略にも影響したはずだということで優勝は難しいと考えていました。

実際、セスク・ファブレガス(Cesc Fabregas)、ファンペルシ(Robin Van Persie)以外にビッグネームが不在。青田買いした若手は多いのですが、ほかのクラブの派手な補強に比べると名前が地味過ぎます。

ディナモ・ザグレブ(Dinamo Zagreb)から1000万ポンドで購入したクロアチア代表のブラジル人ストライカー、エドゥアルド・ダシウバ(Eduardo da Silva)もおもしろそうではありますけれど。

それでも今月6日にはベンゲルと2011年までの契約延長が決まったため、ようやく落ち着きを取り戻したとは思っています。自分はベンゲルとアーセナルの契約延長は外資によるチーム強化を考えているデインの復帰と結びつくのではないかと考えていたので、今後どうなるのかが気になるところです。

さて、肝心のダービーのほうに注目してみるとホワイトハートレイン(White Hart Lane)に乗り込むアーセナルは守備陣に欠場者が多く、苦戦が予想されています。夏にオゼール(Auxerre)から加わった昨季のフランスリーグ1歳優秀DFサーニャ(Bacary Sagna)は故障から回復しましたが、主将のガラ(William Gallas)は足の付け根、エブエ(Emamanuel Eboué)は足首の故障、センデロス(Philippe Senderos)は出場停止と3人のディフェンダーが欠場。さらに守護神レーマン(Jens Lehmann)が肘を痛めて出られません。

スパーズのほうでは、センターバックで主将のキング(Ledley King)が離脱中ですが、中盤右サイドには俊足ウインガーのアーロン・レノン(Aaron Lennon)が復帰と好材料。エースのベルバトフ(Dimitar Berbatov)のチャンスも増えそうです。ゴールマウスを守るロビンソン(Poul Robinson)もイングランド代表でクリーンシート(clean sheet=無失点試合)を続け、調子がいいのも強み。ベント(Darren Bent)が故障から回復しましたが、ベルバトフのパートナーはキーン(Robbie Keane)が務めることになりそうです。

予想スタメン
Tottenham
Robinson - Chimbonda, Kaboul, Dawson, Lee Young-Pyo - Lennon, Jenas, Zokora, Bale - Keane, Berbatov

Arsenal
Almunia - Sagna, Touré, Gilberto Silva, Flamini - Hleb, Cesc, Rosicky - van Persie - Adebayor, da Silva

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登録日:2007年 09月 15日 17:41:14

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Sho
H.N.クレマ・カタラナでたまにバルサ系サイトに出没。バルサファンで、好きな選手はロナルト・クーマン。ほかにひいきの選手はドラガン・ストイコビッチ、シュテフィ・グラフ(テニス)、パウ・ガソル(バスケ)、ガブリなど。
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