もてあそばれるベルギー

オンライン競売サイトに「ベルギー王国」が出品

【9月18日 AFP】インターネット競売大手イーベイ(eBay)の中古品売買サイトに「ベルギー王国」が出品される珍事があった。
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(c)AFP

AFPBB News


ベルギー王国がインターネット競売会社イーベイ(eBay)でオークションにかけられていたそうです。ちなみに最終入札価格は1000万ユーロ。ベルギーはこれまでに何度もネタ商品として掲載されているとか・・・。

今回の広告では首都ブリュッセル(Brussels)、北部のフランドル地域、南部のワロン地域に分割して売りに出されていたそうで、ベルギーの対立構造を皮肉っています。

このブログでもなんどか触れましたが、ベルギーには言語境界線というものがあり、北のフランドルはオランダ語(フラマン語)、南のワロンはフランス語(ワロン語)が話される地域になっています。フラマン語はオランダ語とほぼ同じ言語でそのまま通じますし、ワロン語の場合も同じです。

言葉は人のアイデンティーにかかわるので、ベルギーの言語対立はかなりナイーブな問題です。両親の母語が違う場合、子どもにまず何語を話させるかということになるそうです。欧州の中心にあり、国内に複数の言語(一部ドイツ語もある)がある環境からか、学校ではオランダ語、フランス語、ドイツ語、英語を勉強するそうです(個人的にはすごくうらやましい・・・)。

言語対立による事件も起こっています。たとえば1425年に創立された現存最古のカトリック系大学ルーバン・カトリック大学はフランドルのルーベン(オランダ語:Leuven、フランス語:Louvain)にありましたが、大学での研究はフランス語が中心でした。このことにフランドルの住民が反発した結果、1968年には大学を分割。30km離れたワロン地方にルーバンラヌーブ(Louvain-la-Neuve)にフランス語教員や学生が引っ越しています。

2006年12月には、ベルギーのフランス語公共放送局RTBFが、「フランドルがベルギーからの独立を宣言した」と架空のニュースを流し、大騒ぎになりました。その後、問題提起を理由として発表しています。ふざけてネットオークションなんかにかけられるのもこんなことしたからじゃ・・・と思ってしまいます。

スポーツの世界でもフランドルとワロンの対立が取り上げられることがあります。プロテニスのフランドル人のキム・クライステルス(Kim Clijsters)とワロン人のジュスティン・エナン=アデン(Justine Enin-Hardenne)のときもそうでした。

キムが引退してしまってもうみられないのは残念ですが、ジュスティンは調子がいいので楽しみです。シュテフィ・グラフ(Steffi Graff)のファンだったので片手のバックハンドが格好よくみえてしかたありません。ずっと注目している選手です。

フットボールの代表チームはふだんどうしてるんでしょうね。どちらも通じるはずですけど気になります。フットボールや人口比の勢力を考えるとオランダ語のほうが有力のような気もしますが、インタビューを聞くかぎり選手や監督は自分の母語を話しているようですね。

自分としてはフットボールの記事でよく出てくる、地名などの固有名詞がオランダ語とフランス語で違うのがややこしく困ります。オランダ語のニュースなら頑張ればわかりますが、フランス語は苦手なのでスタンダール・リエージュ(Standard Liège)のようなフランス語圏のチームの情報がどうしてもうとくなってしまいます。

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登録日:2007年 09月 19日 00:29:59

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Sho
H.N.クレマ・カタラナでたまにバルサ系サイトに出没。バルサファンで、好きな選手はロナルト・クーマン。ほかにひいきの選手はドラガン・ストイコビッチ、シュテフィ・グラフ(テニス)、パウ・ガソル(バスケ)、ガブリなど。
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