レンジャーズ、リヨンでまさかの大勝

レンジャーズ アウェーでリヨンに快勝し2連勝を飾る

【10月3日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ2007-08(UEFA Champions League 2007-08)・グループリーグE・第2節、オリンピック・リヨン(Olympique Lyon)vsグラスゴー・レンジャーズ(Glasgow Rangers)。試合はレンジャーズが3-0で勝利を収め、グループリーグ2連勝を飾った。(c)AFP

AFPBB News


2日のチャンピオンズリーグ、バルサと同じグループEのもう1試合、リヨン(Olypique Lyonnais)対レンジャーズ(Rangers)の対戦は0-3でレンジャーズが勝利しています。

バルサについでグループステージの勝ち上がりが予想されていたリヨンはカンプノウ(Camp Nou)だけでなく、本拠地スタッド・ジェルラン(Stade Gerland)でまで0-3の敗戦を喫してしまいました。

主力の負傷があるとはいえ、リヨンは現在フランスリーグ6連覇中の王者であり、今季も国内で首位につけているチームがまさかの大敗です。

レンジャーズはスコットランド名門ですが、近年はずっと同じグラスゴーの宿敵セルティック(Celtic)の後塵を拝してきていましたし、欧州でも目立った活躍はしていません。しかも、レンジャーズはチャンピオンズリーグで9試合未勝利だったそうです。

レンジャーズは前半、ビーズリー(DaMarcus Beasley)のコーナーからマッカロク(Lee McCulloch)のヘディングで先制。

後半にはハットン(Alan Hutton)のクロスをクザン(Daniel Cousin)がコントロールして強烈なシュートを叩き込むと、さらにクザンの浮きだまのパスからビーズリーが3点目。レンジャーズはシュート4本で3得点と効率よく戦い、守りきりました。

この日のリヨンゴブ(Sidney Govou)、ベンゼマ(Karim Benzema)、バロシュ(Milan Baroš)の3トップの後方にジュニーニョ(Juninho)、ボドメル(Mathieu Bodmer)を並べる攻撃的な布陣を敷きましたが、立ち上がりの攻勢をしのがれてからは失点を許し、苦しい展開になります。ジュニーニョ主将のFKやミドル、アンデルソン(Anderson)のヘディングと立て続けにゴールの枠に嫌われるなど25本ものシュート(さらにブロックされたのが12本)はいずれもゴールに結びつかず。これでリヨンのチャンピオンズでの無得点試合も4と伸びてしまいました。

逆にレンジャーズはひさびさに好調です。覇権奪回を狙うスコティッシュプレミアリーグ(Scottish Premier League)でも8試合を終えて首位セルティックと同勝ち点の19。チャンピオンズでも初戦のシュトゥットガルト戦でも2-1で勝利しており、バルサと同じ勝ち点6でグループ2位につけています。

チャンピオンズのコメントはどうせuefa.com(欧州フットボール連盟)の日本語版に翻訳が載るからと思って触れませんでしたが、どうも大会のこの段階では載らないようなので会見などのコメント簡単に紹介します。

「今夜起こったことを説明するのは難しいがこれもフットボールだ。戦術的観点から選手を責めるわけにはいかない。まあ、ペナルティエリアでもっと競り合いに勝てていればよかったがね。当然、勝ち抜けるのは難しくなってしまった。これまでとは違う結果を出していかなければいけないし、ホームで失った勝ち点を取り戻す必要がある。次のシュトゥットガルトでの試合からだ」

「今は次のリーグアンのボルドー(Girondins Bordeaux)戦のことを考えなければいけない」
(Alain Perrin / リヨン監督)


「今夜はすばらしい結果を出すことができたが、ハードに戦わなければならなかった。アウェイでどれだけ戦えるか自分たちに問いかけていたが、まさかリヨンに勝てるとは想像もしなかったよ。予想はしていなかったけれどハードに戦ったよ。この結果はここ数年で最高のものに入るし、だれもこんなシナリオは想像しなかっただろうね」
(Walter Smith / レンジャーズ監督)


「レンジャーズにとって偉業だよ。すべてが完璧にうまくいった。リヨンを抑え、苦しめ、自分たちのチャンスでゴールを決めた。僕らはよくやったし、運も味方についた。3本のシュートが得点に結びついた。リヨンはたくさんシュートをうって、枠に3度も当たったんだからね」
(Daniel Cousin / レンジャーズ所属ガボン代表FW)


「これは確実に僕のキャリアでも最高の夜に入るよ。数週間前もスコットランド代表でパリで勝っているんだ。運よくどっちも最高の夜になったね。僕らにとっては最高の結果だよ。6ポイント中6ポイントとったんだ。次はバルセロナとの重要な2試合が待っている」
(Lee McCulloch / レンジャーズ所属スコットランド代表FW)


「これ以上のパフォーマンスも結果も得られないからね。リヨンのようなすばらしいチームとの対戦が難しいことはわかっていたけれど、僕らのゲームプランはうまくいったし、リヨンを叩くことができた。この結果はまぐれなんかじゃないよ。自分たちは勝利に値したし、3つのすばらしいゴールも決めたんだ」
(Barry Ferguson / レンジャーズ主将・スコットランド代表MF)


「ひどい夜だ。僕らはなにも得られなかった。先制点が痛かったよ。それまで試合をコントロールしていたからね。レンジャーズは攻め上がるたびに得点した。ハーフタイムから持ち直したのに2点目を決められてしまったのは堪えたね。勝ち抜くには残り12ポイントを獲得できるようにやっていかないとね」
(Mathieu Bodmer / リヨン所属MF)


「データ上ではリヨンがここから勝ち上がるのは難しい。特別ななにかが求められるような厳しい状況だ。フットボールとはときに不公平なものだ。今夜のレンジャーズがうちよりよかったわけではない。われわれにはかすかな望みが残されているし、実現できるように全力をつくすだけだ」
(Jean-Michel Aulas / リヨン会長)


リヨンのファンサイトなどものぞいてみるとペランへの不信感や解任を要求する声も目立ちました。

そのなかにあったのが次のシナリオ。

この計算によるとバルサがリヨン戦以外に全勝し、リヨンがバルサと引き分ければ2位通過できることになります。

試合後にジャーズ(Gers:レンジャーズ)のビーズリーもいっていましたが、バルサの強さを考えると2位通過に必要な勝ち点は9か10くらいになるでしょうね。バルサファンとして贅沢をいわせてもらえば全勝してほしいですが、スタッドジェルランでの引き分けでしかも1位通過なら大歓迎でございます。

リヨン勝ち上がりのシナリオ
Barcelone 16
Lyon 10
Glasgow 6 ou 9(6か9)
Stutgart 0 ou 3(0か3)


グループステージの次の試合ではリヨンはシュトゥットガルトと、レンジャーズはバルサとの連戦(ホーム&アウェイ)を控えています。

参考サイト
Olympique Lyonnais(フランス語/英語)
英語ニュースの更新はそれなりに早いですが、もちろんフランス語のほうが細かく、記事も多いです。

Rangers FC(英語)

UEFA(英語/日本語ほか)
チャンピオンズのレビューなどの日本語訳は残念ながら少なめ。現時点では試合数が多すぎるので量的に苦しいのかもしれません。ただし英語版も完全にローカライズされるわけではないようで、リヨンのコメントなどはフランス語版のほうが充実。逆に英語版ではビーズリーのインタビューが無料で視聴できたりします。

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登録日:2007年 10月 04日 20:10:45

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