古き良きコロンビア

バルデラマ(Carlos Valderrama)のニュースで、90年代前半の強かったコロンビア代表を思い出しました。

アメリカ大会に向けた南米予選、ブエノスアイレスでアルゼンチンに5-0で勝利しただけあって、94年のワールドカップでは優勝候補にまで挙げられていたほど強く、あのペレ(Pelé)も推していたように記憶しています。

古き良き南米フットボールを思わせるのんびりとしたスタイルも魅力的でした。

このころのメンバーはすごかったのですが、一番印象に残っているのは人相の悪い選手が多かったことだったりします。

選手もバルデラマ(Carlos Valderrama)を筆頭にリンコン(Freddy Rincón)、アスプリージャ(Faustino Asprilla)、バレンシア(Adolfo Valencia)といったスターぞろい。ゴールマウスには90年でチームを敗退に導いたイギータ(René Higuita)ではなく、のちにボカ(Boca Juniors)で数々の栄冠を手にするオスカル・コルドバ(Óscar Córdoba)

個人的には当時控えだったと思いますが、のちにボカで活躍するセルナ(Mauricio Serna)バジャドリー(Real Valladolid)の長身MFロサーノ(John Harold Lozano)の名前に少し惹かれるものがあります

さらに率いるのはコロンビアが誇る名将マツラナ(Francisco Maturana)アトレティコ・ナシオナル(Atlético Nacional)をコパ・リベルタドーレス(Copa Libertadores)優勝に導き、1989年のインターコンチネンタルカップ(トヨタカップ)では来日してミラン(AC Milan)と対戦2001年にはコロンビア代表を初の南米王者に導いています。

ところが大会が始まるといきなりハジ(Gheorghe Hagi)のルーマニアに1-3で完敗。続くアメリカ戦ではエスコバル(Andrés Escobar)のオウンゴールなどで1-2と敗れ、たった2試合でグループステージ敗退が決定してしまいました。最終戦でスイスに勝利したものの、グループ最下位に終わっています。

大会でマツラナ監督や選手が脅迫電話を受けていたそうで、力を出し切れなかったのも仕方がないように思えます。

ちなみにオウンゴールをしてしまったエスコバルは、帰国後の7月2日、バルを出たところで12発の弾丸を浴びせられ死亡。当初はオウンゴールに怒って殺されたとニュースが流れていましたが、コロンビアの優勝に大金を賭けていた賭博シンジケートの仕業との見方もあるようです。

2006年にもコロンビア代表FWベセラ(Elson Becerra)が母国のディスコで口論の末、射殺される事件も。当時のベセラはUAEのアルジャジーラ(Al Jazira / الجزيرة)所属。2003年のコンフェデレーションズカップでは試合中に心臓発作で倒れたカメルーン代表のフォエ(Marc-Vivien Foé)を助けようとしたことでも知られています。

コロンビアは1998年のワールドカップにも出場したものの、1勝2敗でグループリーグ敗退。現在は3大会ぶりとなる2010年の出場を目指しています。

94年大会のメンバー
1 GK Óscar Córdoba / América Cali
2 DF Andrés Escobar / Atlético Nacional
3 DF Alexis Mendoza / Atlético Junior
4 DF Luis Fernando Herrera / Atlético Nacional
5 MF Hermán Gaviria / Atlético Nacional
6 MF Gabriel Gómez / Atlético Nacional
7 FW Antony de Ávila / América Cali
8 MF Harold Lozano / América Cali
9 FW Iván Valenciano / Atlético Junior
10 MF Carlos Valderrama / Atlético Junior
11 FW Adolfo Valencia / Bayern Munich
12 GK Farid Mondragón / Argentinos Juniors
13 DF Néstor Ortiz / Once Caldas
14 MF Leonel Álvarez / América Cali
15 DF Luis Carlos Perea / Atlético Junior
16 FW Víctor Aristizábal / Atlético Nacional
17 MF Mauricio Serna / Atlético Nacional
18 DF Óscar Cortés / Millonarios
19 MF Freddy Rincón / Palmeiras
20 DF Wilson Pérez / América Cali
21 FW Faustino Asprilla / Parma
22 GK José María Pazo / Atlético Junior


コロンビア動画もろもろ
93年南米予選アルゼンチンに5-0で大勝
1点目(リンコン)2点目(アスプリージャ)3点目(リンコン)4点目(アスプリージャ)5点目(バレンシア)

イギータの必殺技エスコルピオ(Escorpión:サソリ)
実況も「こんなプレーは見たことがない」と絶賛・・・というより笑うしかない。

ワールドカップでも後悔しないイギータ
ちなみにこの得点が決勝点。試合後、「後悔はしていない」と語ったそうですが、チームメイトには恨まれなかったんでしょうかね。

リーベルからフリーキックを決めるイギータ

スーパーファミコンでも人気だったイギータ
※最後の“loco”はたぶん合成。スペイン語で“頭がおかしい”といった意味でもちろんイギータのニックネーム。ちなみにゲームは『スーパーフォーメーションサッカー2』で一時期はまっていました。

エスコバル、ウェンブリーでゴール
高く強くリーダーシップのある実力派センターバックで、攻撃力も魅力でした。

エスコバルのオウンゴール
悲しくなります。

フランス・モンペリエ時代のバルデラマらしいパス
バルデラマといえば、盛り上がった髪の毛とインサイドパス。

バルデラマプレー集

90年ワールドカップ・ドイツ戦、リンコンのゴール
ナポリやレアル・マドリーでもプレーしたことがあります。

アリスティサバル(Aristizabal)のゴラッソ

アスプリージャのゴラッソ
たしかニューカッスルにいたころ、バルサが欧州カップ戦でやられたような・・・。

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登録日:2007年 11月 08日 23:46:32

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プロフィール
Sho
H.N.クレマ・カタラナでたまにバルサ系サイトに出没。バルサファンで、好きな選手はロナルト・クーマン。ほかにひいきの選手はドラガン・ストイコビッチ、シュテフィ・グラフ(テニス)、パウ・ガソル(バスケ)、ガブリなど。
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