スペイン、44年ぶりの欧州制覇!

欧州選手権を制したスペイン代表がマドリードで凱旋パレード

【7月1日 AFP】サッカーの欧州選手権で44年ぶり2度目の優勝を果たしたスペイン代表は6月30日、首都マドリード(Madrid)で凱旋パレードを行い、歓喜する数十万人のファンに迎えられた。
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(c)AFP/Denholm Barnetson

AFPBB News


今回のユーロはスペインが決勝でドイツを1-0で破り、44年ぶりに通算2度目の欧州タイトルを獲得しました。メジャータイトルの獲得でも2度目

クラブレベルでは多くのメジャータイトルを手にしてきたスペインですが、代表レベルでのタイトルはほんとうにひさしぶり。ようやくスペイン代表の時代がやってきました。

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帰国した代表チームはマドリードで盛大なパレードを行い、赤と黄色を振り、熱狂する数十万人のファンに迎えられました。カンペーオネス(チャンピオンの複数形)は最後にコロン広場でファンとともに優勝を祝いました。

スペインはマドリードを中心とするカスティージャ以外にカタルーニャやバスク、ガリシアと独自の文化があり、1つの国としてまとまらないというのが定説でしたが、今回の代表チームはとても団結していました。

内戦やフランコ独裁政権時代の弾圧の歴史もあり、長く勝てない間に地域間の感情が壁になってしまったのかもしれません。この壁を打ち破ったのが今回の代表チームといいたいところですが、その役割は2年前に東京で世界選手権を制したバスケのスペイン代表も担っていたと思います。

それでも最も人気のあるフットボールチームの優勝の影響は大きいはず。フットボールでも呪縛から解き放たれたいま、ワールドカップ初優勝も現実のものになるかもしれません。

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決勝戦を振り返ってみるとスペインの完勝でした。ドイツは序盤こそスペインを押し込みましたが、15分ごろにイニエスタのシュートをレーマンがかろうじて阻止したあたりからスペインが息を吹き返し、20分すぎにフェルナンド・トーレスのヘッドがポストを叩いたあとはスペインペース。33分にはトーレスが先制点をあげ、完全に自分たちのペースに持ち込みました。

ドイツは相手に渡った主導権を握り返すことができず、レーブ監督が投入したクラニー、マリオ・ゴメスに反撃のチャンスどころかボールタッチの機会もほとんどなし最後の15分は後方からのビルドアップすらできず、前線にボールを運べない状態でした。

スペインの前線は、ダビ・ビージャの負傷トーレスの1トップにクアトロ・フゴーネス(4人の創造者=イニエスタ、シャビ、セスク、ダビ・シルバ)が起用されましたが、この布陣は予選後半で戦ってきたシステム。結果的にアトレティコやリバプールでもトーレスが得意としていた1トップでのカウンターに威力を発揮しました。スペインの決勝点はまさにフェルナンド・トーレスの真骨頂。スルーパスに反応したトーレスはラームをスピードで振り切り、飛び出したレーマンの身体の上にボールを軽く浮かせてゴールに流し込みました。

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スペインはPK戦に持ち込まれたイタリア戦以外はさほど苦戦することなく勝利を収めてきました。必ずしも起こることではありませんが、今回はベストチームが優勝したということでしょう。プレッシングをかけられても、確実に味方につなぐことができ、得意のパスワークでボールと相手を走らせていました。

これまでと違って、能力の高いストライカーがそろっていたのも強み。決勝こそ怪我で出られませんでしたが通算4得点で大会得点王となったダビ・ビージャ、ドイツ戦で優勝を決める決勝点をあげたフェルナンド・トーレス、リーガ得点王で途中出場から結果を残したダニ・グイサと他国がうらやむ陣容。もともとパスの出し手は豊富で、スペインのパスゲームの象徴ともいえるシャビ以外にもイニエスタ、セスク・ファブレガス、シャビ・アロンソがいて、フォワードには必ずチャンスが巡ってきました。

守備面ではプジョー、マルチェナがきっちり相手を抑え、シュートはキャプテンのカシージャスがストップ。特に中盤の底のマルコス・セナはボール奪取からの繋ぎ、機をみた攻撃参加とMVP級の活躍でした。中盤守備のスペシャリストとみられているセナですが、ビジャレアルでライトハーフを務めたときなどは強烈なミドル、精度の高いパスで攻撃面でも光るものをみせていました。

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大会前からドイツ代表の最大の弱点は1対1で局面を打開し、前にいける選手がいないことだといわれていました。ベティスでけっしてよくなかったウインガーのオドンコーを最終メンバー入りさせたのもまさにその理由によるもの。結局投入されなかったところをみると現状では切り札として使えなかったということ。決勝で1点を追う展開になったドイツですが、レーブ監督には打つ手がなかったといえそうです。

ドイツ、もう1つの誤算は最後のカードとして切られたマリオ・ゴメスが力を出し切れなかったことかもしれません。昨季、シュトゥットガルトをドイツ王者に導き、自身はドイツ最優秀選手を獲得。今季も不振のチームを引っ張り続けたゴメスですが、今大会は不発。大会序盤こそクローゼと2トップを組んでいましたが、前線で待つスタイルがかぶることもしばしば。バイエルンではトーニをフォローする働きをみせているクローゼですが、代表ではゴメスよりずっと格上ですし、来季はクラブでライバルになるかもしれないとあってはパートナーシップ確立は難しくなるのもしかたないかもしれません。

苦戦しながらも決勝まで進むところはドイツらしいといえばドイツらしいのですが、マリオ・ゴメスがブレイクせず、オドンコーが伸び悩んでいるとあっては、2年前のドイツワールドカップからの上積みはほとんどないようなもの。まだ若い選手が多いとはいっても、ユーロ決勝のスタメンもヒツルスパーガー以外はレーマン、メツェルダー、メアテザッカー、ラーム、アーネ・フリートリヒ、フリンクス、シュバインシュタイガー、バラック、ポドルスキ、クローゼと2年前と同じ顔ぶれでした。

ユーロ通算6度目の決勝でドイツは3度目の敗戦。優勝のあとは準優勝というドイツのユーロ決勝戦のジンクスはまだ続くようです。

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登録日:2008年 07月 01日 22:49:23

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H.N.クレマ・カタラナでたまにバルサ系サイトに出没。バルサファンで、好きな選手はロナルト・クーマン。ほかにひいきの選手はドラガン・ストイコビッチ、シュテフィ・グラフ(テニス)、パウ・ガソル(バスケ)、ガブリなど。
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