レッズ来季はフィンケ

浦和レッズフォルカー・フィンケ(Volker Finke, 60)を監督に迎えることで基本合意に達したと発表しました。

同じドイツ人のエンゲルスのあとを引き継ぐことになりましたが、フィンケはかつてフライブルクでセンセーションを起こした監督だけにフットボールの方向性はガラッとかわりそうです。

フィンケといえば、下部リーグが主戦場だった弱小フライブルクをドイツらしくないフットボールで、何度も1部に残留&昇格させた人物で、16シーズン連続で同じチームを指揮したのは、ブンデスリーガ(2部も含む)での最長記録になっています。

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すでに日本でもスポーツ新聞などが盛んに報じていますが、簡単にまとめると、異端児扱いされるほどドイツでは特異なフットボール哲学の持ち主で、現場監督としてだけではなく、イングランドのような補強や設備投資も含めたマネージャーとして仕事をしてきました。

2006-2007シーズン終了後に、会長との対立でフライブルクを勇退させられてからは、スイスのテレビ局で2008年ユーロなどで解説者を務めていました。スポーツや社会学の教師の経験もあり、フースバルレーラー(Fußballlehrer:サッカー教師)などとも呼ばれています。

戦術をみてみると、システムは4バックがメイン。

スタイルは、従来のドイツフットボールのようにサイドに運んで、クロスを叩き込む、もしくは空中戦のこぼれ球を蹴り込むダイナミックなものではなく、ブラジルのようにパスを丁寧に繋ぎ、人数をかけて崩していくといったもの。シュートの無駄うちを嫌うのも、ボールを保持しているかぎり、相手に攻撃されないという考えによるものだそうです。

守備においては、ハードワークを求め、前線からの徹底したマーク、プレッシングを徹底していました。

レッズがフィンケを呼んだということは、魅力的なフットボールをして勝つということ、さらに長期的な展望でクラブの方向性を定めたいということだと思います。

自分はレッズファンではありませんが、日本代表クラスを揃えるビッグクラブでありながら、選手の個人能力のみに頼りきった消極的なフットボールにはがっかりさせられていました。もはやレッズは万年最下位ではなく、つねに優勝を狙えるビッグクラブ日本のフットボール界をリードするプレーをしていくべきでしょう。そういう意味でも来季は期待しています。

なお、契約期間はクラブの公式サイトには載っていませんでしたが、バーデン州の新聞などによると2年間のようです。

GMには解説者でおなじみの元日本代表DF信藤氏が就任。GM的な仕事に口を挟んできたフィンケだけに、2人の職務の範囲がどうなるのも気になるところです。フィンケはフライブルクではユースシステムの整備までしていたのですが、ビッグクラブであるレッズでの下部組織にも手をつけるのか。契約期間を考えるとそこまではやらないのかもしれません。

また、コーチングスタッフも気になるところ。フィンケの右腕としてフライブルクで活躍したザルシュテット(Achim Sarstedt)コーチは現在ほかのクラブで仕事をしているので、日本には呼べない可能性が高いと現地メディアは報じていました。

今回の就任にはパートナー契約を結んでいるバイエルンの紹介のおかげだそうで、フィンケは新しい刺激を楽しみにしているようす。ただし、ドイツ南西部スイス国境付近のフライブルクでのライフスタイルにかなりの愛着を持っているようで、日本に馴染めるかも問題になりそうです。

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登録日:2008年 12月 09日 21:53:32

コメント

他サポですが、今年の迷走ぶりがすごかったので、来年が楽しみです

ヨースケ @ 2008年 12月 10日 11:02:13

ヨースケさん、コメントありがとうございます。

今年はまさに迷走でしたね。露出の高いチームですし、来年はもっといいプレーをして、Jリーグを盛り上げてほしいです。

Sho @ 2008年 12月 13日 13:32:38

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