「レギオン」。 「プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂」よりとっ散らかっているがB級としては楽しいかも

レギオン / Legion

LA(Angel City)に天使ミカエルが舞い降りて自ら翼を剥ぎ取り人間になりすます。神は人間を見捨て、その処理を天使たちに命令したが、ミカエルは神の命令に背く。彼は人間に残されたわずかな希望を託すためにモハベ砂漠のダイナーへと向かう。そこにいるウェイトレスのチャーリーが産むことになる子供こそ救世主なのだ。

ということでミカエルに早くダイナーについてほしいのに、映画はまずは怪しげな黒人を送り込んで不穏な空気を作り出す。そんな小細工はいらない。ダイナーにいる人々の背景説明にもそんなに時間をかける必要がない。予告で出てきた天井を這うババアを早く登場させるべきなのだ。そうこうしているうちにやっとミカエル登場。敵からの攻撃をここで持ちこたえガブリエルの来襲に備える。

ということでポール・ベターニ好きにしてみれば彼の魅力を堪能できる映画になっている。相変わらずの目つき、また翼を引きちぎるシーンでは「ダヴィンチコード」を思い出す。ストーリーはチラシにあるように「ターミネーター」風味の黙示録なのだがチャーリーが妊婦なので活躍ができない。それにダイナーにいる人数が多いように思う。経営者とその息子、コック、自動車が故障してここにいる親子三人。これにチャーリーと黒人とキャラクターが多すぎる。デニス・クエイドはリーダーになりそうだがとある事情でそうはならない。ダイナーという狭い空間で物語が進行するのはホラー映画的で、ガブリエルが送り込むのはゾンビもどきの悪魔憑きならぬ、天使憑き状態の人間たちだ。ここは少し面白い。

一番弱いのはガブリエルを演じる俳優、誰だよと突っ込みを入れたくなった。ヘタレな息子を演じるルーカス・ブラックは良かった。彼は密かにチャーリーに思いを寄せていて彼女を守ることになる。つまり彼らはヨゼフとマリアになるだ。舞台となる時期はテレビから「素晴らしき哉、人生! 」が流れる年末だ。

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登録日:2010年 06月 01日 23:50:25

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