「ブロンド少女は過激に美しく」。 「アイルトン・セナ」同様に物足りなさは残るが中々の味


ブロンド少女は過激に美しく/ Singularidades de uma Rapariga Loura / Eccentricities Of A Blonde-Haired Girl

撮影中に100歳を迎えたというマノエル・デ・オリヴェイラ監督作品。短編小説の映画化らしく(実際に上映時間も1時間ちょっと)、どこかふわふわと現実離れした内容で、一応主人公の青年マカリオ(リカルド・トレパ)が列車の隣に座った婦人にことの顛末を話すというスタイルがそれを助長する。

洋服屋の二階で働くマカリオ、向かいの建物にいる扇を持った少女ルイザ(カタリナ・ヴァレンシュタイン)を見つけ、彼女のことが気にかかり、やがて声をかける。この少女はどんな女性なのか、謎を孕みながら話は進行する。男はプロポーズし、それに女がどう対応するか、周りの人間たちを巻き込みながらラストの(一応)あっと驚く結末となる。といっても大きなオチというよりは小さな裏切りといった感じなのだが、小品らしくて良いと思う。ちょうど同時上映のゴダールの短編にも似た味があるようだ。

俳優ではやはりブロンド少女役のカタリナ・ヴァレンシュタインがポイント。微妙な存在感をうまく出している。監督の孫でもあるリカルド・トレパも鈍そうで似合っている。

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登録日:2010年 10月 20日 22:38:19

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