2007年 07月

すれ違いの「リトル・チルドレン」

<第44回ニューヨーク映画祭>映画『Little Children』プレミア上映会 - 米国

【ニューヨーク/米国 2日 AFP】第44回ニューヨーク映画祭(The 44th New York Film Festival)開幕の30日、映画『Little Children』のプレミア上映会が開催された。写真はプレミア上映会に姿をみせる主演のケイト・ウィンスレット(Kate Winslet)。(c)AFP Evan Agostini

AFPBB News


BGMはHolger Czukayの"Cool in the Pool"を
http://www.czukay.de/visuals/visuals.html の3

ここ最近、悲喜劇というか悲劇とも喜劇ともつかない映画が面白い。
本人にとって笑えない話は他人には喜劇の「イカとクジラ」、
音楽はオペラ、雰囲気はサスペンスなのに、主人公たちの行動は実に愚かな
「マッチポイント」、
内容はシリアスながら、随所で笑いが重要な位置を占める「ボルベール」。

「リトル・チルドレン」は「マッチポイント」に一番近いが
事前の予想よりストレートな笑いの場面は少ない。
ヒロインが浮気相手の妻の姿を密かに見に行って、「適わないわ」と嘆く場面と
ナレーションが彼女のプロポーションを(ヒロインと比較して)ほめる場面の二つが笑えた。
このナレーションというのが曲者でなかなか面白いのだがやや多用されすぎる。
その前に英語のナレーションが度々入ると
「あー、外国の作品を無理して見ているな」と感じて入り込みにくい。
吹替えで見たり、二度目ならまた違うのだろう。

登場人物は公園デビューをしても回りに馴染めないサラにケイト・ウィンスレット、
相変わらずのドスコイ体型がたまらない。
彼女の浮気相手の主夫トッドに「オペラ座の怪人」のパトリック・ウィルソン、
元性犯罪者は去勢すればいいという話に同意しているが
前作「ハードキャンディ」がそうした内容なだけに笑える。
プロム・キングと呼ばれても額が危ない。

トッドを養うドキュメンタリー映像作家キャシーがジェニファー・コネリー、
この映画では設定上からかかなり地味目に見せている。
それでも浮気に感付き母親を呼び寄せて監視させるなど
押しは強くないものの鋭さは見せている。
彼女が性生活でも主導権を握っていると言う描写があると良かった
(「デスパレートな妻たち」のリネット夫婦のように)。
ドキュメンタリーの話がもう少し伏線になっているのかと思ったらそうでもなかった。

元性犯罪者ロニーにはジャッキー・アール・ヘイリー、
悪くないがややくどいので「オール・ザ・キングスメン」の方が好み。
彼のデートの相手にジェーン・アダムス、ケイト・ウィンスレットとは
「エターナル・サンシャイン」で共演したこともある彼女を出演させたことで
本作と「ハピネス」が比較されるとのことだが、
本ブログ的には「歌追い人」のヒロインの妹エレノア。

ロニーの性犯罪の内容は具体的には示さないし、本編の中ではとりあえず性犯罪を起こさない。
さらにロニーを追う警官ラリーの心の傷についての説明はあるが映像にはされない。
そしてキャシーはトッドの浮気についてあえて深く追求しない。
この辺りをどう思うかで評価が分かれそうだ。

この映画の面白いところはすれ違いにあると思う。
サラと近所の主婦たちに始まり、夫婦間のすれ違いから起こる二人の浮気。
親子間のすれ違い。そして本物語一番の悲劇となっている
ロニーとラリーのすれ違い。二人は似たもの同士なのだ。
そしてその直前におとずれるメーン二人のすれ違い
「ふざけているのか?」と怒りたくなるような展開でありながらも
「あー、マジじゃなかったのね」と思わせるのが実はリアルだなと感じ、おかしくもある。

カテゴリー[ その他エンターテインメント ], コメント[0], トラックバック[0]
登録日:2007年 07月 29日 15:22:05

「トゥイーティー・ブティック」のオープニングレセプションにエミー・ロッサム登場

アレキサンダー・ワン、「トゥイーティー・ブティック」のオープニングレセプションに登場

【ビバリーヒルズ 27日 AFP】米国カリフォルニア(California)州ビバリーヒルズ(Beverly Hills)に25日、トゥイーティー・ブティック(Tweety Boutique)がオープンした。
≫続きを読む…
(c)AFP/Getty Images

AFPBB News


「悪いネコたんめ」でお馴染みのトゥイーティー、黄色にあわせて出席者の服の色は
薄めか黒となっております。エミーは黒です。

カテゴリー[ ERイベント ], コメント[0], トラックバック[0]
登録日:2007年 07月 27日 21:39:59

次は誰が出演?「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」

ハリー・ポッター最新作、ヨーロッパ・プレミアで豪華な顔ぶれ

【7月4日 AFP】『ハリー・ポッター(Harry Potter)』シリーズ最新作『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団(Harry Potter and the Order of the Phoenix)』のヨーロッパ・プレミアのために3日、主演の英国人俳優ダニエル・ラドクリフ(Daniel Radcliffe)を始め出演者、著名人らがロンドンのレスター・スクウェア(Leicester Square)に到着した。(c)AFP

AFPBB News


「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」
熱心な原作ファン、メーンの3人のファン以外にとっては中堅以上の英国人俳優出演が
なんと言っても楽しみなこのシリーズ。
前作では実体化したヴォルデモートのレイフ・ファインズ以外はやや地味だったが
今作ではアカデミー賞候補になったことのある二人の女優、イメルダ・スタウントンと
ヘレナ・ボナム=カーターが参加。スタウントンはおばちゃん風味のコメディ演技、
ボナム=カーターはティム・バートンの世界にいる魔女つまりは彼女のパブリック・イメージ通り。
さらに前作ではほとんど出番がなかったシリウス・ブラック役のゲイリー・オールドマンや
エマ・トンプソンもちょっとカムバックとなかなか豪華。

一番おいしかったのはイメルダ・スタウントン。嫌味な感じがともてもうまい。
ヘレナ・ボナム=カーターとゲイリー・オールドマンのいとこ役対決はあっさりしすぎ。

映画としてはラストバトルがハイライトなのだろうが
続編があることを知っているのでここで決着が付かないことも分かっているわけで
盛り上がりそうで盛り上がらないのは仕方ない。
それだけに残念なのはエピローグに当る部分、
前作もそうだったのだが、ラストバトル後の余韻が弱くきれいに終わっていない。
次作につなげるためにもいい余韻を残すべきだろう。

さて2作目にキャスティングされたらしいヒュー・グラントの出番はあるのか?
(結局出たのはケネス・ブラナー。トンプソンは元嫁、ボナム=カーターは元カノ)

カテゴリー[ その他エンターテインメント ], コメント[0], トラックバック[0]
登録日:2007年 07月 22日 13:14:17

「ダイ・ハード4.0」美女リレー

映画『ダイ・ハード4.0』ニューヨークでプレミア上映会開催

【6月24日 AFP】20世紀FOX(Twentieth Century Fox)配給の映画『ダイ・ハード4.0(Die Hard 4.0)』のプレミア上映会が22日、ラジオ・シティ・ミュージック・ホール(Radio City Music Hall)で開催され、関係者を始め多くの著名人が来場した。(c)AFP/Getty Images

AFPBB News


「ダイ・ハード4.0/Live Free or Die Hard」

ハゲ(ブルース・ウィリス)でもオタク(ジャスティン・ロング、ケヴィン・スミス)
でもなく、当然美女(マギーQ、メアリー・エリザベス・ウィンステッド)目当てで見る。
マギーQとメアリー・エリザベス・ウィンステッドの出番はほぼ入れ替わり。
マギーQが演じるコンピューターにも強い女ファイターという設定はいかにも映画的。
アクションとしてはエレベーターのシーンよりもその前がよかった。
メアリー・エリザベス・ウィンステッドはあれだとかなりきつめな印象に
もう少しかわいい面を見せてくれても良かった。

久しぶりのシリーズと言っても去年の「16ブロック」のように
ブルース・ウィリスはジョン・マクレーン的なキャラクターを何度も演じてきたので
久しぶりでもあまり気にならない。
始めの頃は年を感じさせたが後はいつものダイ・ハードの世界なのだから。
サイバー・テロという題材は同じFOXの「24」っぽい。
テロリストの目的という点では「24」の方が上、
それからマクレーン以外の政府側の人間がばか過ぎるのは大きなマイナス。
あとはエンディングを「24」のようにひねってなくていい。

劇中でかかるCCRことCreedence Clearwater Revivalの" Fortunate Son"は
(よくない意味で)ブッシュ現大統領を指すらしい。「幸運なる二世ジョージ・ブッシュの真実」
という本の原題もこれだ。大統領の演説を切り貼りして犯行声明を作っていたが
ここでも一番ばかにされているのは彼だ。

アクションは後半に行けば行くほどインフレ化して大げさになるのは
ある程度予想通り。これはこれで仕方ない。
まあサイバー・テロを題材にしたドラマを見て思うのは
システムを作るときに性善説に立つか性悪説に立つかでかなり違うだろうなということ。

さて、今回のオチは行きに暴走自転車とあわや正面衝突しそうになったことと
家に着いたら障害でネットに繋がらなかったこと。気分はダイ・ハード。

カテゴリー[ その他映画 ], コメント[0], トラックバック[0]
登録日:2007年 07月 08日 00:01:14

「ボルベール〈帰郷〉」

アルモドバル監督の最新作「Volver」の会見に豪華キャストが登場 - スペイン

【マドリード/スペイン 13日 AFP】スペイン人映画監督、ペドロ・アルモドバル(Pedro Almodovar)の新作、「Volver」の記者会見が13日に行われ、キャストやスタッフが参加した。写真は同会見に出席した出演女優のペネロペ・クルス(Penelope Cruz)。(c)AFP/PHILIPPE DESMAZES

AFPBB News


「ボルベール〈帰郷〉/Volver」
ペドロ・アルモドバル監督の新作はなんとも話が面白い。
殺人や病気などのシリアスな題材が出てくるのに味付けはコメディ
(とくに匂いに関するエピソードが笑える)。
そして家族との再会が大きな柱となり、最後は慰めと赦し。

そんな中で描かれる5人の女性たち。
中でもペネロペ・クルス演じる主人公ライムンダとその姉の組み合わせが良かった。
この二人にライムンダの娘、叔母の隣人などが絡む。そのバランスが絶妙だ。
二人ともにそれぞれの事情を抱えながらも、目の前の仕事をこなしてゆく強さも秀逸。

物語はラストに向かいライムンダと母の再会へと向かう。
再会が最後になるのは片方が片方を避けていたからで
観客はそれに関する秘密を知ることによって最後に彼女がとる行動の理由を理解する。
それは確かに重いものであるが、ある種の業であるとわかる。

惜しいのはライムンダが歌う場面、ペネロペの画で見るとやや違和感がある。

カテゴリー[ その他映画 ], コメント[0], トラックバック[0]
登録日:2007年 07月 04日 21:50:53

カレンダー
< 2007年 07月 >
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31



プロフィール
JK
エミー・ファン!ブログ
最近のトラックバック
お気に入りリンク
検索