2007年 12月 09日

ある愛の風景/Brothers

ある愛の風景/Brothers
日本では「アフター・ウェディング」と逆になったスサンネ・ビア監督作品。すでにジム・シェリダン監督、トビー・マグワイアとジェイク・ギレンホールが兄弟役でのリメイクが決定済み。前評判では「ある愛」のほうが上という評が多かった気がするが、個人的には逆となった。「アフター」は夫ヨルゲンの、「ある愛」の妻サラが感じた物語として見ると面白い。

一番大きな違和感は夫ミカエルが軍人でアフガニスタンに行くと言う設定で、
これで政治的だとか反戦だと言うのには無理がある。幸せの生活の中に
いきなり不幸を持ち込むのはこの監督のスタイルだろうが、前半に軍人ミカエルの
描写をあまりしないで、いきなり彼がアフガニスタンで窮地に追い込まれても
安易に感じられてしまう。もちろん彼が戦場で起こした悲劇は弟ヤニックが
銀行強盗を犯して出所してくることと対比になっているのだが、警察や警備員では
だめなのかと考えたときに、軍人である必然性がいま少し感じられない。
結局はどこかで戦争を描きたいと言う思いと人物設定がかみ合っていないのだ。

人物描写はもちろんリアル、兄が死んだと思ったヤニックとサラ(さらには娘たち)の
関係の微妙さ加減や、心に傷を抱えたミカエルのイライラぶりはよく出来ている。
最後には妻サラの器の大きさに収まったように感じられた。子供たちがかわいく
撮れているのは「アフター・ウェディング」と同様。ちなみにリメイク版の奥さんは
ナタリー・ポートマンが予定されている。個人的にはオリジナルの役者と似ている
ミシェル・ウィリアムズがいいと思うし、ナタリーだとやや若い気もするのだが、
そこをクリアする演技を見せてくれたら彼女の代表作になるかもしれない。

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登録日:2007年 12月 09日 23:23:14

顔が似ている役者を使って困る「ソウ4」

なんだかんだ言って4年連続で見る「ソウ」シリーズ。「3」はグロくて辛かったので
どうかと思ったが、この「4」は「2」を思わす内容で悪くない。「3」でゲームの仕掛け人
ジグソウが死に、「4」の冒頭で彼の検死解剖が最初に出てきてそのグロさに引いたが、
グロさはそこが頂点。ジグソウがいかにしてジグソウになるかのprequel編を交えながら、
誰が新しいジグソウかの謎を提供するスタイルは「2」と同じ。それが誰なのかはこれまでの
シリーズを見てジグソウのルールを知っていればそんなに意外な人ではない。
さらに終盤には「3」とのリンクが出てくるが、これも「2」を見ていれば納得できる
仕掛けになっている。ということでミステリー的には楽しめたが、すでに制作が
発表されている「5」はもっと斬新なアイディアが必要だろう。

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登録日:2007年 12月 09日 21:21:25

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